
さきたま古墳公園へ
2026.06.29




伏木さんの台形日誌を読んでから、「いつか車中で夜更けに焼いたピーマンを食べたい」って思っていたのが、いつの間にか「車を運転している時に夜明けを迎えたい」という気持ちにすり替わっていて、「じゃあ、1ヶ月後の夜明け前にどこかに出掛けようよ。」とアキコと約束していたのでした。
でもお天気はしっかりと梅雨空でさっぱりお日様を望める思いが弱くなってしまったものだから、うーん、どうしようか‥、と気持ちがすっかり沈んでおりましたが、アキコが「古墳が見たい!今こそ前方後円墳が見たい。」と言い出したのでした。
彼女は埴輪が好きなものですから、すこし前に海老名の温故館で埴輪の展示が行なわれていた時に、「前にね、私、チィちゃんと散歩していた時に見たんだ、古墳。」とちょっと鼻息荒めに海老名の秋葉山古墳を見た時の様子を話してくれたのでした。
そして曇天の今日、いつか見たいなあという彼女のリクエストで「さきたま古墳公園」というところでたくさんの古墳が見られるということでいざ埼玉まで。
途中、吉見百穴まで5.5キロという看板をふと見かけて、「百穴っていうときっと山肌に穴がたくさん開いているところだ、言ってみたい。」と急に私がなんだか童心に帰ったワクワク感で寄り道。逗子のまんだら堂ヤグラ群というところに行ってみたいとかねてから思っていたのですよね。
で、到着してみると、おお、すごい。こちらはだいぶ時代が古く古墳時代のお墓なのだそう。岩肌と穴の迫力に圧倒されるのだけれども、どうやってここに穴を掘って、どうやって埋葬したのだろう、と昔の人の技のものすごさが何とも実感できなくていつも別の遠い星の話のように感じてしまうわけです。だから、アキコから古墳が見たいと言われてもいまいちよく分からずにここまでやってきた次第でした。
そのあと観音様をお詣りさせてもらって、古墳公園に到着。
もう駐車場から円墓と呼ばれる大きなお墓がぬぅっと見える様子に圧倒。こんなに大きなお墓が目の前にどんどん見えてくる様は何というか、人間の底力というのか執念というのか、技のすごさに圧倒されたのでした。そして、将軍塚古墳のようにいつしか緑に侵されていくといったらよいのか、自然と大地にまじりあっていく様子を見て霧雨にもかかわらず終始アキコの眼はキラキラしておりまして、私も負けじとキラキラさせてきたのでした。
その興奮冷めやらぬうちにその晩はYOUTUBEで古墳時代から飛鳥時代の話を肴に晩酌。夜明けの太陽を見ることはできませんでしたが、日本の暁の様子を感じることができたのでした。
