伊豆大島へ

2026.07.21

ある晩、お酒を飲みながら「伊豆大島に行きたいんだよね。でも舟じゃなくて飛行機で行きたいんだよね。調布に小さな飛行場があるんだって知らなかったよ。」なんて言いながら居眠りしてしまったら、「お父さん、早く決めないと仕事の予定が入っちゃうから、と女子3人でいつの間にか予約を取っていたらしく、私は念願の飛行機に乗ることができたのでした。

目標と目的をはき違えないように、なんて言葉をよく耳にしますが、今回の私の目的は調布から小さな飛行機に乗ることで、その飛行機に日程ける場所が伊豆諸島だったということで、はき違えているのかどうかは自分次第でございます。

それほど遠くに出掛けないので、飛行機なんて数えるほどしか乗ったことがないのですが、あの大きな機体がなぜあの小さく見えるエンジンだけ飛んでいられるのかいまだに信じられなくて、移動手段としてなるべく飛行機は避けてきた私ですが、なぜか調布から空を飛べるという言葉に、ずっとずっと強く惹かれておりまして、念願だったのでした。

先日出掛けた修学旅行で乗った飛行機でやはりちょっとおっかなびっくりな気持ちを持っていたチアキもどこか表情はこわばり、アキコとハルカのふたりはあっけらかんとぺちゃぺちゃおしゃべり。

定員19人乗りの期待は、大きな体の我が家にとってはかなり窮屈で、そのためか車輪の真上あたりに私たちは配置されて(体重で乗る場所が決まるようです)、おかげですてきなタイヤやプロペラを終始眺めながらの楽しい30分のフライトだったのでした。

伊豆大島と言うと20歳前後の頃だったかな、中学時代からの友人と二人でシュラフを背負って、熱海から出掛けたのが最初だったかな。港を降りてすぐマウンテンバイクを借りたら、山にも登らず海にも入らず、夜は海岸のそばでそのまま寝転がってひたすら自転車をこいだことをおぼろげに覚えているなあ。

その次が、父の友人がテレビ番組の現地取材クルーの一人だったようで、大島の自然を撮影ししてそれを番組で使用するためのとても小さなアトリエを持っていて、そこの家具を作ってほしいと言われて、出掛けたことがあったなあ。家具の部材はあらかじめ配送してもらって、最小限の道具を背負って出かけていき、夜にはお酒と美味しいお魚を頂いたのをおぼろげに覚えております。(すべて父任せだったので、どんな家具だったか忘れてしまった・・。)

ですので、今回は3度目の上陸。何となく訪れたことがあった島だし目的は飛行機に乗ることだったので、大島で何をするのかはぼんやりとしか考えていなかったのですが、素晴らしい2日間を過ごすことができました。

ほぼ人の居ない表砂漠を経由し干上がった池のふもとからごつごつした岩石が待ち構える三原山のホルニト(結局見つけられず)に向かっての登頂。

清々しさと淋しさがないまぜになった様子に感じたサンセットパームラインの風が抜ける様子。

アキコと二人でお酒で頭が半分でぼんやりしていて、ハルカはすでに眠り込んでしまっている時に、チアキに「行かないの?」とつい先ほどご飯の時に屋上に星を見に行くと約束していたのに、うーむ眠いどうしようとうつらうつらしながら辿り着いてはっと目が覚めることになった天の川(のはず)の様子。

すべて何もかもが大きくて、風が心地よく頭の中を抜けていく2日間でした。

ありがとうございました。