お見事!

2015.06.17

2015061700220150617003先日、完成した文字盤のない時計のようなものを持って、Nさんのところに。(良い印象に納まったのに写真忘れてしまった・・。)
「少し傾いちゃうと時間がすぐに分からなくなっちゃうのが難点かもしれませんね。」とお伝えすると、「良いの良いの。何となく、パッと見た時に夕食の支度の時間、とか、子供がお風呂に入る時間、とか、そういう区切りが何となく分かればいいのですから。」と、Nさん。
良い心持ちですね、ゆったりしていて。

そのあとは、あらためてキッチンを拝見させて頂きました。
「でもね、イマイさん。このキッチンは本当にどこにも無駄がなくてもうお見事です。」
「ははっつ、そう言われると照れますね。(笑)でも、普通はこういうふうに深い引き出しって皆さん使い方を戸惑ってしまって、どちらかと言うと浅くてしまうものに合わせてたくさん引き出しを作る人が多いくらいなのに。」
「私の場合はいいんです。以前の住まいのキッチンには浅い引き出しがあって、そこにラップとかをしまっていたのですが、ラップって長いでしょ。きちんとしまいきらないうちに引き出し閉めちゃうことがあったりして、そのたびにラップが挟まったりして。(笑)だから、こういうふうに深い引き出しに使った状態のままそのまましまえるような作業テーブルのように使う引き出しが一番ベストなんです。」
「なるほど。」
「それから、ここ!もうとても便利な場所があって。」と言って、食器洗浄機の前フタを倒して(ハーマンのフロントオープンタイプ)、反対の食器棚の引き出しを開けるNさん。開けると食洗機とフタと引き出しの距離はわずか4cmくらい。それ以上近づくと、どちらかが開いていると、もう片方を開ける時にぶつかっちゃうくらいの良いバランスでした。
「ほら、食洗機のフタを倒して引き出しを開けた時のこの距離。もうピッタリで、乾いた食器を持ち歩くことなくそのまますぐに引き出しにしまえちゃう。この食洗機と引き出しの位置が絶妙で、さすがイマイさんって思っちゃいましたよ!」
「おぉ、本当だ。自分でもビックリ。ピッタリですね。」
「えっ。」
「おやっ。」
「イマイさんがそこまで見越していたのだとばかり思っていました。(笑)」
「いやあ、キッチンと食器棚の相対する位置まで見ておりませんでした。(笑)いつもはキッチンの引き出しを開けたら、食器棚の引き出しとは当たってしまうものだとばかり考えていたもので。あと、シンクが4cmくらい幅が狭かったら、このバランスは実現しなかったかもしれませんね。はははっ。」
「はははっ。」

たのしい時間でした。
Nさん、また何かあったらいつでもご連絡下さいね。