体育の日

2015.10.12

週に1回18kmくらいの距離を走り続けて、3年ほどが経ちました。自分としては、運動不足の解消という気持ちから始めて、いつの間にか頭を空っぽにできる心地よさに気づいて仕事でいっぱいになって時々行き詰まってしまうような頭をまっさらにしたい(もちろん仕事は楽しんでいますよ)、という気持ちで続けてきたのですが、だんだんと気持ちに余裕が出てきて、いつかフルマラソンを走ってみたいって気持ちが出てきたのです。
そこでお天気が良くなる今日早速行ってまりました。
自宅のある海老名から、ちょうど茅ヶ崎の海までが21kmちょっと。往復すれば、ちょうど良い距離です。
で、海に着いたまでは気持ちが良かったのですが、途中に会社に立ち寄って少し休んだりと、ペースを崩さないように走ってきたつもりですが、40kmくらいのところでどうにも腿からつま先までカチコチになって、イタタタ。これは筋肉痛がつらい。どうにかだましだまし走ってみましたが、もう気力がなくなってしまい・・。ということで情けなく断念・・。後はのんびり歩いて帰宅。
次回は叶えてやる、とぎこちない歩き方でトボトボ帰ってきたのでした。
でもね、ここから茅ヶ崎って言ったら、いつもなら「すぐそこ」くらい気持ちなのです。それが、朝早く出て、帰宅したのがお昼を回った頃。
仕事で午前中に所沢とか水戸まで出かけてお昼過ぎには戻ってきたこともある。もちろん、車で高速道路を使ってですが。
でも、自分の脚を使うと、こんなにも大変なんだ・・。
人が出せる力ってやはり限られていると思うのですが、私たちの周りには自転車や車や、家具で言えば大きなノコギリや穴を開ける機械など、人間の力以上の力を与えてくれるものが囲んでくれている。
それは驚くほど便利で、それがなかった時にはこれほどのことができることが信じられないはずなのに、いつの間にかそれらを使うことに慣れてしまって、便利な道具があることが当たり前になってしまって、「やっとモーターのコイルが温まってきたところだぜ。」なんていつの間にか便利な力が自分の力のように思えてきてしまうのですが、実は人が出せる力なんて茅ヶ崎からヘロヘロになって帰ってくることができるくらいなのかもしれない。
便利なものを使って自分が偉くなったように思えても、一番大事なのは、自分がきちんと毎日を生きていて、きちんとご飯を作って、食べて、毎日のびのびとした気持ちを持って過ごし、また明日を迎えることができる。それだけなのだと、ヘロヘロになりながら思ったのでした。
さあ、今日は次女チアキの誕生日だ。夕方からはどうしようかな。