すてきな出会いたち

2015.10.31

今日はアキコと二人で食器棚を作らせて頂く予定の墨田区のNさんのところに採寸に伺ってきました。
久しぶりに二人で出掛けた理由は、Nさんが私とアキコの二人で参加していたヨコハマハンドメイドマルシェに来て下さって、そこで初めて知り合ったお客様であるから、ということと、そのあとにもう1か所一緒に行きたい場所があったからです。
Nさんの奥様には今日はお仕事があったようでお会いできなかったのですが、実際に設置場所を拝見させて頂いて、細かい部分まで見えてきましたので、ご主人とどうしよう、ああしようとある程度詳細を決めて、あとは奥様と一緒にさらに細かい部分を検討してお決め頂いて、それからいよいよ作らせて頂くことになりそうです。マルシェがあった5月に知り合って、家具の製作開始が来年の2月頃から。(私たちの都合で遅いスタートになってしまってすみません・・。)ようやく形が生まれそうです。
それまでしばらくお待ちくださいね。
そのあとは、御徒町へ移動です。
と言うところで、偶然に専門学校の同期だった友人と遭遇。この前の月初めの同窓会で会ったばかりでしたが、また会えるなんてうれしい偶然。午前中に学校の行事に参加していて、午後からはZUCCaさんの時計の企画などに関わっている仕事をしていてそのブースがこのDesignWeekの間に開かれているということで、そこまで応援に行くのだそうです。パワーがあるね、がんばれお母さん!
電車の中で、彼女にこれから私たちが訪ねていくお店について聞いたら、「私も行ったことある。素敵なお店よ。」と。
おぉ、楽しみ。と言うよりもちょっと緊張しております。

目指すお店は、御徒町にあるWOOD WORKさん。
実は、先日越谷のOさんのキッチンを作らせてもらった時にそのお仕事のお話しを持って来て下さった設計士のトミヤさんに連れていってもらったランチのお店がしまっていて、そこで併設しているアトリエで作陶をされている作家のイイタカさんをご紹介頂き、その時のイイタカさんの印象が大好きになってしまって、いつかその作品をうちのショールームでも使いたいって思っていて、そうしたらずっと気になっていたWOOD WORKさんで今日イイタカさんも一緒にイベントを開かれているということで、それでは!と思い、一人じゃ心細いので、アキコと一緒に出掛けてきたのでした。フゥ、ドキドキしてひと息で書いてしまった。

だって、同業の人のお店に行くのって、なかなか決心がつかないんです。ほかの家具屋さんが私たちのショールームに来て下さるのは、うれしいんです。だって同じ立ち位置に居る人に喜んでもらえるって素敵なことだから。
でも、中には、同じ仕事をしている人に見せるものはないって思っている人がいるかもしれない、ドキドキ。と思うわけです。だってある意味ライバルような位置ですものね。
で、お店の入り口が見えてきた時は、うれしさとドキドキが入り混じっていたのでございます。

でもそんな心配は全く要らなくて、イイタカさんと同じように、WOODWORKの皆さんはみんな同じ温かな心持ちの方々でした。
「同じ職業だって全然気にされないでください。むしろ私たちは見にきてうれしいくらいですよ!」とヒゲのフジモトさん。おぉ、ブログで拝見していたとおりの柔和な笑顔だ、うれしい。
イイタカさんもあの時1度お会いしただけなのにきちんと覚えていてくださって、おぉうれしい。
そして、あの時イイタカさんのアトリエの隣で食べたかったランチはお店が休みで食べることができなかったコウシャさんにもお会いできて、おぉ、うれしい。
すると、フジモトさんが、「良かったら、工房も見ていってくださいね。」とうれしいお誘い。
もともと、家具を手掛ける前は、大工さんが多く出入りしていたというお店の下にある工房。広い階段を下りてドアを開けると、おお、うちと同じくらいの広さの工房でした。でもね、きちんと掃除も行き届いていて、材料も集塵機もきれいにまとめられていてとても気持の良い作業場。
「お客様が工房まで見に来て下さることが多いので、やっぱりきれいにしておかないといけませんものね。」とスズキさんとナオイさん。おぉ、ブログで見たお二人だ、うれしい。
すると、ナオイさんがスズキさんにこそこそとささやく。
「えっ、フリーハンドイマイさんですか!わざわざ来てくれるなんて、すごいうれしい。」と二人ともそう微笑んでくださったのです。
私もアキコも、とてもうれしい!
この小さな私たちの工房ことは前から知っていてくださったようで、ウェブサイトもご覧くださっていたとのこと。うれしいなぁ。
すかさず、イイタカさんが、「僕のおかげだね!」と。
うんうん、みんなでうれしくうなずきます。
そのあとは、椅子やテーブルやキャビネットをいろいろ見させて頂いて、楽しいお話をいろいろ聞かせて頂き、ミヤウチさんの音楽の中で、コウシャさんの美味しいコーヒーを頂き、最後にイイタカさんの器を手に入れてとてもうれしい一日でした。
あのピコチェアには感動しました。やはり椅子は座らないと分からないね。
とても良い勉強になりました。

そして、このご縁をくれたトミヤさん、ありがとうございます。早く風邪直して下さいね。
そうして、二人でホクホクしながら帰ってきたのでした。