何が良いことなのだろう

2016.04.07

今日は、板橋のスタジオコンボさんのところにお邪魔してきました。
代表の茂呂さんとは、同じ名前ということもあって(笑)、良いお付き合いをさせて頂いております。

久しぶりに茂呂さんにお会いした経緯というのが、だいぶ前に家具を作らせて頂いたYさんから久しぶりにご連絡を頂きリフォームのお話が出ていまして、Yさんが今まで約束していた業者さんとのやり取りの中で頼りない部分が出てきてそのまま頼んで良いかどうか不安になってしまったのだそうです。
「念のためもう1社さんにも相談しているのですが、いろんな意見を聞いていると素人の私にはだんだんと何が一番良い方法なのか分からなくなっちゃって・・。」

このご新居となるお部屋で一番状態が悪いのが床でして、現在の状態がフローリングが方方で浮き上がってしまっているのです。フローリングの下は、コンクリートでその上にフローリングを敷いているのですが、ここが1階ということもあって湿気が多いためか、いろいろなところが波打っているのです。
でも、リフォーム業者さんは、「上からきちんとフローリングを張るので大丈夫です。」というお話なのだそうです。
温水床暖房が入っているのですが、その部分に張るフローリングもパカパカしていて、はたして大丈夫なのでしょうか・・、とYさん。
確かに詳しく聞かせて頂くとちょっと心もとない気もしました。

それなら、きちんと分かりやすく仕事をしてくれる人にあらためて頼むのも良い方法です、ということで、Yさんの現場から程近い茂呂さんのことが思い浮かんだのでした。
茂呂さんとは、十条のYさん埼玉のFさんの時にその仕事を見ていて頼もしかったですし、私達の家具の納まりも分かってくれているので仕事がしやすいですし。
「でも、設計事務所さんてどこかハードルが高く感じていて・・。」

なるほど。そういう思いはあると思います。
私たちの作る家具でも同じような意見を頂くことがありますので。
「でも、まずは話しを聞いてみないと分からないでしょうから、その上で判断されることが一番だと思います。」

そうお伝えしたのでした。
それから、Yさんと茂呂さんとで一度電話でいろいろとお話をされたようで、やはり茂呂さんもその床を心配していたところでした。

そして今日、あらためて茂呂さんとお話ししていたのですが、お客様は2軒目に相談された業者さんにも依頼することになったのだそうです。
そう言えばあの時、「設計士さんのお話も聞いてみたいですが、今まで相談に乗ってくださった業者さんにも今までお付き合いいただいたこともあって、お断りするのが悪いかなという想いもあります。」って言っていたっけ。
人とのつながりはとても大切ですが、自分の住むところを作ってもらうのに安心して任せられることは大切なことです。
茂呂さんのお話を聞くと、過去のお仕事で温水床暖房が敷かれたリビングのリフォームも以前にされたことがあって、その時には、通水管を痛めないような床材の選定と施工を東京ガスさん自身に頼んだのだそうです。
そのくらい慎重に行う必要がある部分だから、業者さんが「きちんと張れますよ、大丈夫ですよ。」という簡単なお返事がどこまで大丈夫なのだろうかと、茂呂さんも心配していたのだそうです。
でも私たちは、どちらの業者さんにもお会いしたことがなくて、お客様から聞いた内容でしか分からないので、どの人が良い、悪いとは判断できないのですが、ともかく良い仕事をしてくれるといいなあと話していたのです。
そんなわけで今回は茂呂さんとは一緒に仕事ができず少し残念ですが、こうして久しぶりにお会いできただけでもうれしいのでした。

そして帰りには、以前に作らせて頂いたテレビボードの点検。あれから4年が経ちましたが、とてもきれいに使って下さっています。
あの時若々しかったタモの色合いもだいぶ良い色になってきて、どこか誇らしげ。

次にまたすてきな仕事を一緒にできる時が来るのが楽しみです。

それから茂呂さん、新しいウェブサイト作り頑張って下さい。新しい施工例が見られるのを楽しみにしております。
(その点は私も頑張らないといけません・・。)