にわ :家具屋の家づくり

2019.09.12

2019091200520190912006昨日のお昼過ぎに福原さんから紹介してもらった藤沢葛原の松光園さんがいらしてくださってお願いしていた庭木を植えていってくださいました。
紅葉(チアキの木)は玄関に。
紫陽花(ハルカの木)は庭に。
そして、檸檬はかどっこに。
紫陽花と檸檬には挟まれて千両。
あとは、結婚してからずっと一緒に居る鉢植えのみんなは玄関のまわりで。
はやく大きくなるとよいなあ。

かえりみち

2019.09.12

だんだん日が沈む時間が早くなってきましたね。

食器棚のオーダー「タモ柾目突板と真鍮ツマミを使ったキッチンの背面収納」

2019.09.12

201909120023階にある腰高窓からの荷揚げはなかなか大変だろうと覚悟していたのですが、どうにか階段から搬入ができた時はほっとして汗がふき出てきたものでした。
それさえうまくいくことが分かって、設置場所の確認(前回の打ち合わせ時は左官屋さんの仕上げがまだだったので、ここの寸法がうまくいくかどうか不安が残っていたのです。)ができたら、あとは工房で仮組みしたとおりに設置してゆければ順調に納まるはず。
制作を担当したカイ君とそのあたりを段取りしたら、電車で先に戻ってまいりました。
多摩川線でポロシャツが大きく濡れたままバックパックを背負っていたのはきっと私です。
会社に戻ってきたら、来週設置に行く浦和のSさんの家具にSさんの希望で焼印を押して、私と制作を担当したノガミ君のサインを入れてまもなく完成。
Mさんの家具はご覧の通りに柾目のしっかりした印象がとても美しい静かな背面収納になりましたよ。
扉のツマミには、かなぐやさんの「すな目つまみ ねじれ六角錐」を付けさせて頂きました。
さて、来週から方々に納品が始まります。
慌ただしい日々になりそうです。

デコもちとパン作りのワークショップの日でした

2019.09.10

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約8ヶ月ぶりのショールームでのワークショップでした。
今回は秋の運動会シーズンのお弁当にも使えるレシピということで、いつもお世話になっているおうちパンの藤沢さんがねじりマヨパンを、アイシングクッキー&フラワーケーキ教室を主宰されている煤賀さんがデコもちの作り方を教えてくださいました。
小麦粉をフリフリこねこね、おだんごをこねこね形を整えて、できあがったものは美味しくてかわいいものでした。
「うちの子、野菜嫌いで。お弁当に入れても意地でも食べてこないんです。枝豆入れてもダメなんですよ。だから彩にこれはいいなと思って。」「うちもそうですよ。」とお弁当や学校のお話に盛り上がりながらレッスンが進んでいきました。
そのレシピを必要としている理由は人それぞれで、そのタイミングとこのイベントが合ってよかったです。
わかりづらい場所にあるショールームに来ていただきまして、ありがとうございました。
やっぱり人が集まると楽しいですね。それだけでパワーをもらえる気がします。
藤沢さん、煤賀さん、ご参加いただいた皆様ありがとうございました。
うちも9月中に小中の運動会があるので、お弁当作り頑張ります!

レストランのようなご飯を食べよう

2019.09.09

top20190908004チィがたまにはレストランに行きたいなあ、というので、じゃあ今日はレストランのようなご飯を食べよう!ということで、お神輿が隣町に向かうのを見送った後は、アキコと手早く買い物をしてただいま!
(チィは、レストランのようなご飯ではなく、レストランに行きたかっただけなのかもしれませんが、いいよね!)
「わーい、うしのおにく、うしのおにく。」ということで、大事に頂きましょう。
台所使って良いよ、ということでご飯を作りましょう。
じゃがいもとかぼちゃとにんじんはホクホクするまでふかしておいたら、アキコが仕掛けてくれたご飯の土鍋に火を入れます。
土鍋がぷくぷく言い出したら火を弱くして、その間にアキコはレタスをざっくりちぎって洗ったらそのままサラダにするので水を切っておいて、玉ねぎは千切りにしてスープにしてくれます。
ご飯が炊ける頃には根菜たちもホクホクになったので、続いてハルカが目玉焼きを作ってくれたので、その横に添える根菜たちを軽く焼いたら、ハルカが味付けして、そこ頃チアキがご飯を混ぜて、食卓の準備をします。野菜を添えている間に、お塩と胡椒を擦り込んだおにくを軽く焼いて、焼きあがったらその汁とお醤油にワインとさらにお塩とコショウでソースにして、できあがり。
アキコはパンで、私たちはほんのりおこげ入りのごはん!
いただきます!

ひとり家具のことを考えている時間は楽しいものですが、その発想のみなもとになっているのはやっぱり家族がみんなで過ごせる時間の中にあると思うのです。
ここでみんなで過ごすひと時ごとが家族みんなの糧になっていて、何も特別なことをするわけでなくても、ご飯を作ったり、食べたり、ぼぅっと口を開けて庭を眺めたり、他愛もないことで笑いあったり、そういう時間が何よりも大事なのだと思うのです。
台風による大事はありませんでしたが、朝6時のこの町は、電車が不通になっていたりして、カナイ君やワタナベ君が出社できなかったりしている朝を迎えています。
いつも通っている川沿いの道から見える釣り堀は川に沈んでしまっていました。
あそこに毎日いた猫たちはどこに行ったろうか。
家の前でも大人一人ではどうにもできなさそうなほど大きなスチールの物置が倒れて道を半ば塞いでおりました。
そこかしこで植木が倒れていたりして、強い台風が通り過ぎて行ったことがうかがい知れました。
アイはいつものように元気でいてくれて、工房につくと飛び出てきて、ご飯を食べたらどこかに行っちゃった。
こうして、毎日が当たり前のように過ごせることが一番うれしいことです。

お神輿が休むところ

2019.09.08

今日は倉見神社の神幸祭。
夕方から強い台風がやってくる前の強い日差しが差す時間でした。
工房の前の広場が御神酒所になっているので、その時間が来るともう大賑わいで、車はもちろん通れないし、人の通りづらくなっちゃう。
午前中にショールームでOさん打ち合わせにいらしてくださる予定があって、「お神輿が来たらしばらくの間は動けなくなってしまいますので、どうしましょうか。」「わかりました。お神輿が来る前には帰れるようにしますので。」と半ば急がせてしまう形で打ち合わせすることになりまして。
打ち合わせが終了間際になってくると、道には担ぎ手さんたちが歩き出して、子供会でここから次の場所まで子供神輿を担いでいる予定のみんなもぞろぞろとやってきました。
おぉ、車が出られなくなっちゃうかな。
という心配もありましたが、無事Oさんも帰られて、私たちと工房は今年も神主さんのお祓いを受けることができました。
イベント「クレミル」に遊びに来てくれたことのあるお子さんとそのご家族の姿が見られて、こどもお神輿を担いでいたりする姿を見られるとうれしいですね。
お囃子や担ぎ手の皆様、自治会の皆様、お手伝いの方々朝早くからお疲れさまでした。
そして、ありがとうございました。

オーダーキッチン「クルミを使ったキッチンのご紹介」

2019.09.08

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先日、納品したOさんのキッチンはクルミの無垢材とコーリアンラバロックの組み合わせ。

先日お伺いしたOさんのキッチンもそうですが、ここ最近はクルミ材の表情がとても良いですね。、とご相談頂くことが増えてきました。
私たちの展示室である打ち合わせで使用しているテーブルもクルミ材で作っていますので、実際に使っている様子がよく分かって、その表情も良くて、好まれる方々が増えてきているのかもしれません。

今まで作らせて頂いたキッチンの製作例の中でも、クルミを使ったキッチンや食器棚などの家具たちがとても人気があるので、写真で見るだけでもそのやさしい表情が皆さんの気持ちのなかにその良さが伝わる樹種なのでしょう。

クルミってどんな木なの?
皆さんがよく耳にするブラックウォールナットという木は同じクルミ材ですが、こちらはもともと濃茶の木肌を持った材で無塗装の状態だとチョコレートアイスクリームのような色あいをしております。
それがオイルを塗ると、いつもよく見る黒に近い色に変わっていきます。
ただこの材は、紫外線の影響で年々色が抜けていき、4~5年もすると淡いクルミの色に近づいていく、そういう性質の樹種です。

そして、最近人気があるクルミ材は、もう少し色が淡くてこちらは使っていると少しずつ色が濃くなっていきます。
導管(木の水分・腰部鵜を通す道)が木の年輪に沿って並んでいる環孔材と違って、木の内部全体的に導管が通っている散孔材なので、同じくブラックチェリー、アルダー、カバ、のように木目が細く見えて、表面の凹凸も少ないため、とてもやさしい表情に見える樹種のひとつです。
その中でもクルミは時々黒いシミのような小さな節があったり、心材のオレンジっぽい部分と辺材の黄緑っぽい部分がとても自然な様子(というか、なんというか言葉にしづらい部分です。)が好まれていて、最近家具にする機会が増えてきました。

クルミの無垢材を多く使った制作例

クルミとセラミックストーンを使ったアイランドキッチン

Dさんのキッチンはデクトンというセラミックストーンのワークトップとクルミの無垢材(リビング側と側面)突板(キッチン側)を使っています。

ストーリテラー 町田Oさん

ナラ節アリ材と5mmのステンレスカウンターのセパレートキッチン

ステンレスバイブレーション仕上げの厚み5mmの板を使ったワークトップとクルミの無垢材で組み合わせたMさんのセパレートキッチン。足元の入り巾木部分にフレキシブルボードを使っています。

「もの」の後ろにある目に見えない温度

コーリアンラバロックの天板とクルミ無垢材ランダム張り仕上げのキッチン

クルミの無垢材の接ぎ合わせと目合わせをランダムにしてほしいという希望で、バラツキを出したOさんのセパレートキッチン。ワークトップはコーリアンのラバロック柄を使っています。

おとうさんなのです。

コーリアンとクルミを使ったセパレートキッチン

クルミを使い始めた頃のセパレートキッチン。ドイツ人であり、家具メーカーの代表を務める方でもあってとても勉強になるキッチンを作らせて頂きました。素材の選定や配りかた、天板の選定など、クルミとラバロックの組み合わせはこのGさんのキッチンから始まりました。

豊かな色

キッチンとして作る時は、ワークトップにはステンレスのほかに人工大理石を使う方も多く、コーリアンでいうと濃色の「ラバロック」や「コンクリート」と合わせることも多く、「美しいという印象」というよりは「少し癖があって使い込まれていく様子がよく分かる印象」に仕上がる様子が好まれているのかなと思えます。
ただ、クルミは無垢材と突板とで印象が変わることがあるのがちょっと難しいところ。
無垢材は、写真で見て頂いているように褐色と黄緑色っぽい色の材が多いのですが、突板になるともう少し赤みが強くてカバのように見えたり、ブラックウォールナットのように見えたりとバラつきが多いのですが、突板屋さんに注文すると少し赤みがあるクルミになることが多く、突板屋さんもいろんな単板(突板の基になるうすい無垢材)を持っていることは少ないので思っている色よりも少し違うこともあったりして。
でも、突板にしても無垢にしてもそういう色や木目との出会いは一期一会ですので、巡りあいと思って楽しんで頂けると私たちとしてもうれしく思います。

クルミの突板を多く使った制作例

格子扉のあるクルミを使ったダイニングのL型デスク収納

L型収納の天板はクルミの無垢材、扉や引き出しは突き板を使っています。そして、キッチンの対面カウンターも修正剤からくるみに化粧し直していて、全体の印象を整えています。

はじまりは半円形

クルミとアイアンを使ったキッチン背面収納と吊り戸棚

珍しい少し明るめで赤みの少ない突き板で作った食器棚。

ほほえむ、にぎわう、台所

クルミのI型キッチンとアイランドカウンター

心材と辺材の色の差が大きく独特の模様を描き出すくるみの月遺体を使ったキッチンとアイランドカウンター。

ラフラフ

アクリル扉のあるクルミのL型食器棚

こちらも赤みと白太の差がはっきりと出たくるみの突き板を使ったL型の食器棚。とても存在感のある印象にまとまりました。

少しずつふえていく

キッチンカウンターのオーダー「ナラ板目材を使ったキッチンカウンターとリビング壁面収納」

2019.09.07

top20190907002top20190907003加賀妻工務店さんからのお仕事で小田原のIさんのキッチンとリビングに大きな家具を納品してきました。
1台は、キッチンを囲むように作ったカウンターでキッチンのワークトップが少し隠れるような高さで収納になっていて、両横は跳ね上げ戸が備わっています。ここからキッチンが据えられてタイルが張られたら完成。
リビングのほうは、かなり大きな家具なのですが、そこに大きな引き戸がついて、なかにガラスの棚板などが入ったら完成。
全容が見えるとね、もっと美しいのですよ。
今回製作を担当したのはベテランのカナイ君です。
よい形になりました。

オーダーテーブル「クリのダイニングテーブルとチェア、テレビボードを作らせて頂いております。」

2019.09.05

先日の新しい形のクリの椅子とこのクリの円卓。あわせてテレビ台も一緒に作らせて頂いて、もう少ししたら納品ですね。
格天井で真壁作りの頼もしい柱が並ぶ少し懐かしい空間に置かれるのです。天井板である杉の突板が古くなって少しパリパリ剥がれているのでこちらも所々直して、心地よい空間になる予定です。

すずのね

2019.09.04

秋の風が展示室にも入るようになってきました。
今日は内田雄介さんの調布の現場に出かけておりました。L型のキッチンが入る予定です。
Oさんのお母さんが内田さんに言っておりました。「ここから緑を見ながらお料理ができるのですね。楽しみだわ。」

オーダーキッチン「クルミとコーリアンラバロックのシートを使ったセパレートキッチンとオーダーメイド吊戸棚」

2019.09.02

2019090200320190902004蕨のOさんが新しい家で暮らし始めて1か月ほど経ちましたので、ご挨拶にお伺いしてまいりました。
Oさんの家は、「うん、そうだよね。」って思えるオノ・デザイン建築設計事務所の小野さんと齋藤さん、そしてOさんのお人柄があふれた優しい場所になっていました。
今回は、コストのバランスもあって、壁側のコンロがビルトインされている収納部はまた別の家具屋さんが手がけてくださったのですが、コーリアンだけは揃えよう!ということで、どちらもラバロックという柄でまとめられまして、とても落ち着きのある印象になりました。
クルミとラバロックとグレーペイントの表情がとてもね、この場所をやさしく心地良い場所にしているのです。
これからすこし涼しくなる頃に合わせて植栽が入るそうです。そうすると、キッチンからふと視線を移すだけで心地良い色が目に入ってくるはず。
もっともっと気持ちの良い場所になりますね。
また1年くらい経った頃、どんなふうになっているのか見られたら良いな。
家は季節によって、暮らした年月によって、とても良い表情になっていくもの。
楽しみです。

吊戸棚のオーダー「タモ板目を赤茶色に塗装したキッチン吊戸棚」

2019.09.02

「良いキッチン吊戸棚が見つからなくて。」と、吊戸棚を探していたMさんはそう言いました。
新しい家にはペニンシュラタイプのキッチンが置かれるので、リビングから見えてくる良い印象の吊戸棚を探していた時に、「夢の種まき」の水戸のNさんの写真が目に留まったのだそうです。
「カウンターは工務店さんが作ってくださるので、吊戸棚をね、ずっと探していたのです。」ってMさん。
なるほど、なかなかキッチン背面の吊戸棚だけってお話は少なかったので、良い勉強になりました。
そして、今回製作を担当したのは新人のハラダ君。入社して数か月で、彼の仕事の丁寧な様子は少しずつ分かってきましたので、もう任せられるはずです。みんなに見守ってもらいながらとても良い形に仕上げてくれましたね。
木目の印象も今回Mさんから希望があった色の乗せかたも良い感じです。
鮮やかなブルーの壁によく合う形にまとまりました。

残暑

2019.09.01

20190901002畦地梅太郎さんの「山男」たちを見に町田の国際版画美術館まで出掛けていました。
まだ、静かな夏の午後。
もうすぐハルカが学校から戻ってくる。

葉山へ

2019.08.30

葉山の山の中腹に住んでいる30年以上付き合いのある友人にはいつもウェブサイトで分からなくなったら相談に載ってもらっていて、今日も4年ぶりかな、久しぶりに顔を合わせたのです。
お互いおじさんなのだろうけれど、顔見ると六年生の時と変わらなくて、呼び名もその頃のままで、きっとお互いどこかに行っちゃうまでこういう感じなのでしょうね。
その時に依頼してくれた折れ戸はだいぶきれいに使っていてくれて、村井さんが設計されたエアロハウスによく馴染んでいるって言ってくれた。
みんなこうしてどこかで緩くつながっていられるのはとてもありがたいね。

経験値

2019.08.29

201908026002ちょうど1週間前から先日まで、アキコがちょっと入院していたのです。
最初はハルとチィと「せっかくだから毎晩どこにご飯を食べに行こうか。」なんて話していたのですが、結局外でご飯を食べる機会はなかったのでした。
毎日お見舞い帰りに食材を買って、3人でキッチンに立ってあれやらこれやらと話しながら作る時間が自分たちにはちょうどよかったのでしょうか。

【1日目】
夜にはアキコが食事作りは大変だろうからと作っていってくれたカレー。その前に牛乳あいす作り。
おやすみなさい。

【2日目】
朝から学校の伐採活動があってそのお手伝いをしていたら、急きょ手術が早まると連絡があっったので慌ててチィと病院に行き、あとから部活が終わったハルも合流。無事終わってアキコの顔を見たあとはお買い物して、夜はチィが作った温泉卵の乗せた牛丼とジャガイモをざっくりしたつもりが結構細かくなってしまったポテトサラダとアオサのお味噌汁。
おやすみなさい。

【3日目】
今日も朝から学校の清掃活動があり、ハルも一緒に親子で参加したあと(チィは午前中だけお友達とお出掛け)、昼はチィは肉うどんで、私は余っていたポテトサラダとばぁばが買ってきていたローストビーフが残っていたのでそれでサンドイッチ。ハルはパンをほおばって、私の帰宅前に高校見学に出掛けてしまいました。
夕方からお見舞いに行きみんなで合流したあとはお買い物して、夜はハルが修学旅行先のおばあちゃんから習ったせんべい汁を作るというので、そのお汁とマグロのお刺身。私はおせんべいだともたれちゃうので、汁だけ頂き、あとは白いご飯(陶子さんの土鍋で炊くご飯は美味しいです。)
おやすみなさい。

【4日目】
日曜日は約束通りにチィと一緒にプールでくたくた。(いつも行くのは田代運動公園)ハルは模試があって、夕方から病室で合流。アキコの元気な様子を見て、ハルもチィもうれしい顔になった後はお買い物して、夜はポトフとコールスローっぽいものと焼いたトマトとバケット、パンがちょっと苦手なチィはおこげご飯が残っていたので焼きおにぎり。
おやすみなさい。

【5日目】
ハルは午前中から部活に行ってしまって(ハルは吹奏楽部なので三年生は秋まで活動するのです。)、私は朝、工房にTさんが打ち合わせに来てくれるので、チィだけお留守番。
お昼前にTさんと一緒に自宅に戻ってきて、自宅のキッチンの様子を見て頂いた後、お昼に買っておいたおいたパンを食べた後にお見舞い。今日は買い物無しであるもので食べましょう。
ハルが部活から戻ったら、先日のせんべい汁を作った時に残った鶏もも肉と赤ワインがあったのでソテーを作って、スパゲティをすこし茹でてハムときゅうりと玉ねぎとでサラダにして、大根と長ネギと人参を買いすぎてしまったので再びそれでスープと白いご飯。
おやすみなさい。

【6日目】
今日から二学期登校日の二人を置いて、早朝から工房に出かけて取り急ぎの用事を済ませたら、アキコが午後から退院の予定だったのが早まって10時にはもう出られるということで、急きょ迎えに行き、その後子供たちの引き取り訓練に昼頃小中学校に出掛けて、午後は教育委員会で会議がありましたのでそれに出席したら、無事完了。夜ご飯はアキコと一緒にハンバーグのパスタ。
また家族みんな揃いました。
おやすみなさい。

おままごとのような楽しい気持ちの5日間だったのでした。

ちょうどその時の会議は修学旅行の話題だったのですが、ここ数年、旅行先は観光よりも体験する学習に重きをおいて、民泊というスタイルが多くなっています。
保護者にはなかなか良い印象が少ないと思われている民泊ですが、子供たちにはおおむね楽しんで受け入れられているようです。
私たちの頃は、もっぱら観光して学習するスタイルだったものですから、クラスみんなで泊まれないことや宿泊先によってはグループ活動の差が大きく出てしまうことの批判もあるのですが、体験する子供たちにとっては、いろんな道のりがあって周りのみんなと協力して、一つの出来事を達成することができること、それだけで楽しさにつながっているのではないかと思っています。

実際、今年ハルの通う中学校で以前よりも大きく力を入れたことは、自分たちがただ与えられるのではなく、与える立場になる、ということを念頭に行なう事前学習でした。
泊めてもらうご家庭で食事やお風呂や日々のお仕事といった活動を経験させてもらうだけでなく、自分たちにどのようなことができるのかを見てもらおうという試みで、各グループいろいろなことを行なったのだそうです。
ハルのグループも台所を借りて朝食を作らせてもらったそうで、とても喜んでもらえたってうれしそうでした。
これはとても素敵だなと思いました。

どんなことでもそうですが、そこにたどり着く方法はいろんな道のりがあります。簡単に済ませるには自分の中だけで片づけてしまうことが一番簡単かもしれません。
でも、周りのみんなの力を借りて同じことを成し遂げるのか否かでは、最後に得られる経験値は大きく変わると思うのです。
どんな当たり前の体験でも、周りから見れば小さくて当たり前に思える経験でも、経験したことの大きさは、自分の中でそのことにどのように取り組んだかによって、どんなにも大きく感じられるのです。
与えられるだけではなく、与える側に立って、自分たちに何ができるのかという相手への気遣いが生まれた時、やさしいコミュニケーションが生まれるはず。

私も5日間の短い時間でしたが、ずっと子供たちと居て、家のことを思ったり、アキコのことを思ったりすることが、とても楽しい日々でした。
「お仕事も学校も家のことも大変ね。」と、まわりは言ってくれるのですが、私は特に大変とは思えなくて、たいへん楽しい日々だったのです。
でも、家事は大変。アキコのことをもっとサポートしなくてはいけませんね。

秋に向かって

2019.08.29

うちの工房では、スタッフみんなで都合を決めて休みを取っているのです。
今日ようやく無事にみんなが顔を揃えましたので、(アキコは明日からかな。)これから秋に向けての仕事に取り組んでいきます。
冬が始まるまではいろいろと忙しくなりそうですので、ひとつずつ丁寧に作ってゆきます。

おはよう

2019.08.29

20190828002しばらく降っていた雨が昨晩でようやく上がりました。
工房の裏の草花がもじゃもじゃすぎてたいへんです。
奥をのぞくとコガネムシがじっと身を潜めていますが、それはきっと隣でアイが長く伸びた草をむしゃむしゃやっているからでしょう。

見てもらえること

2019.08.27

20190827001昨日、つくばからキッチンを作らせて頂くTさんが工房を見てくださった後に、私の自宅までいらしてくださいました。
シナの無垢材がどんな表情なのか、工房にあるキッチンでは使っていないワイヤーシェルフの動きや調味料用の引き出しに使うスライドレールの動きを確認して頂いたり。
調味料用の引き出しって、キッチンパーツメーカーさんから出ているものを使うと動きも軽快なのですが、サイズがキッチンのスペースに対してちょっと小さかったりするのです。
きちんとたくさんものがしまえるようにするにはやはり引き出しを作ってしまったほうがピタッと納まるのですが、そのコンパクトな引き出しに合うソフトクローズするスライドレールがいまいち良いものが見つかっていないのです。
(具体的にはちょっと動きが硬いのですね。)
どうして、このスライドレールを使わないといけないのかは、実際に見て頂いて、そして触って頂いて動きを確かめてもらいます。
続いて、ワイヤーシェルフのレイアウトをどうするか。
しまいたいもののサイズを優先するか、掃除のしやすさも考慮するか、そういうことって実際に見てもらわないと分からないし、私自身も今まで皆さんから聞かせて頂いた話止まりでしかなかったので、いざこうして実際に使って見るとどう実感するのか、それをここで見ていただけたらと思っているのです。
メリットだけを伝えることはできても、使う人によってはデメリットに感じることを伝えるのってなかなか難しくて、でも物事にはどんなものでも良い面と悪い面はあって、それは使うその人にとってはメリットと感じられても、別の人にはデメリットと感じることもあったりします。
そういう良し悪しは、私たちだけで決めることが難しい場合があります。
そこで実物を見て頂いて、実際使って感じたことも伝えながら、そういういろいろなことをぐるぐると思い巡らせて頂いて、その人なりの答えを出してほしいのです。
自宅はそういうことができる場にしたいな、と思っているのです。
ちなみにTさんは調味料用のスライドレールはちょっと硬いと思うので、毎日使うことを考えるとその硬さよりもソフトクローズしない一般的なレールが良いというお話にまとまりました。

このところ、アキコが家を開ける期間がありまして、この5日間ハルカとチアキと3人で過ごす日々でしたが、彼女たちのサポートもあって、洗濯も食事作りも掃除もスムースに進められて、そしてアキコがいないことであらためて家族みんなでいることの楽しさや心地良さを感じることができたのでした。
そして、家事の大変さも。
写真はクックダインさんの山口さんのお勧めで使っているミートプレス。鶏肉がパリッと仕上がりました。
そして、本日無事にアキコが戻ってきまして、今日はお祝いに小さなハンバークがのったパスタ。
やっぱり、家具に限らず何かを作るって楽しいのです。

クリの印象

2019.08.27

20190827001新しい形の椅子を考えています。
どこか優しい感じの椅子にしたいと思っていて、全体的な丸みの感じや背の角度などをカイ君とあれこれ話しながら進めてきました。
これからFさんに座面を選んで頂く予定です。
へいこうして、テレビボードとダイニングテーブルの製作も進めております。
すこし涼しくなるころにお届けできそうです。

側溝掃除、除草作業

2019.08.24

昨日は枝葉の選定が主な作業で造園の熊野さんのお手伝いだったのですが、今日は本番です。
自治会の皆さん、お父さん、お母さん、先生、生徒たち、みんなが集まって、男性は校庭の側溝を開けて泥をかき出し、女性は伸び放題の草たちを刈り取って。
作業自体も大切ですが、こうして1年に一度でも近所の皆さん同士が顔を合わせてニコニコ笑いながら居られる時間があることがとても大事なのです。
あの計画停電で心細かった時、大雪で身動き取りづらくなった時、近所のみんなの力がどれだけ頼りになって温かかったか。
忘れないように、こうして1年に一度汗かきながら、ニコニコ笑うのです。

枝葉の選定

2019.08.23

今朝は年に一度の中学校の手入れ作業。
平日なのに、雨が降りはじめたのに、造園の熊野さんをはじめ、お父さんたちが集まってくださって、3年前に手を入れて伸びはじめた枝を落とす作業。
こういう力は励みになるんだよね。
自分たちにとっても、子供達にとっても。

なるほどなぁ。 :家具屋の家づくり

2019.08.22

我が家の食器棚。
今まで引き出ししかないデザインの時はなるべくすっきり見せたくて、天板と引き出しの前板の隙間を少なくするために最上段の引き出しの手掛けは上面につけないで、下面のみにしていたのですが、なかなか慣れるまで使いにくいことがいまさらながら分かったのでした。
住み始めて数か月でなんとなく慣れてきましたが、今までは上面の手掛けは指の力で開ける感じ、下面の手掛けは手のひら全体で開ける感じって思っていたのです。だから、キッチンに立つ女性にとっては、少ない力で開けやすい下面の手掛けを、と考えていたのですが、最近のスライドレールはソフトクローズレールも従来型のベアリングレールも軽く引き出せるように改良されてきているので、上面の手掛けでも軽い力で開けられるのでした。中に重たいものがしまわれていても軽く開け閉めできるのだってことにいまさら気が付いたりして。
そうなると、下面の手掛けに手を添えるのに、ちょっとかがむ動作が、なるほど気になるわけです。(胴長なので無駄に背が高いわけでして・・。)

今まで皆さんから使い勝手を聞きながら良いかたちを作ることを心掛けておりましたが、こういう動作って、自分で使ってみないとわからないものだなあとあらためて思ったわけです。
20190822002こちらは洗面台ですが、こちらもあえて上の隙間を少なくするために、引き出しの前板に合わせて、扉の手を掛ける部分を框の内側に掘り込んで加工したのですが、ここもいつもの上面の手掛けでもよかったかなあ、なんて少し思ってしまうわけです。

食器棚のオーダー「タモ板目の引き戸のある食器棚」

2019.08.18

Mさんのところに食器棚の設置に伺ってきました。
こうしてできあがった形を見るととてもシンプルな形に見えます。
でも、私たちの作る家具はこの形に成るまでの道のりはその人にとってただ一つの道なのです。
吊戸棚を作るなら、あなたはどんなふうに扉を開けたいですか。
開き扉なら開けた時に大きく使えますし、見た目もすっきりです。
引き戸も良いですね。開けっ放しでも邪魔になりませんから、ご飯の支度の時には仕事を終えるまでに開けたままにしておけます。でも、開き扉とは見た目の印象が大きく異なりますね。
「あっ、そう言われてみると食事の用意をしている時は開けておいたほうが私たちの使い方には良く合います。開いた扉だと頭ぶつけそうですし。」
Mさんご姉妹はそうおっしゃいました。
私たちの見知ったことと、使う皆さんの暮らし方をそれぞれ思い巡らせてたどり着く形です。