2019.10.10


4年ほど前のことですね、Fさんのクルミの食器棚の納品をさせて頂いたのは。
こういう食器棚を作るのは初めてだったので、そのうち写真を撮りに来たいなって思っていたら4年も経ってしまいました。
今回お母様のテーブルのお話がいろいろ広がって、チェアとテレビボードも一緒にクリ材で作らせて頂くことになった時に、お母さまが使われていたまだとてもきれいなソファ(森のことばシリーズの表情豊かなソファです。)をFさんがもらい受けることになって、「それならぜひ私たちが運びますので写真を撮らせてくださいね。」ということでようやくFさんの食器棚の使っている様子を拝見することができました。
食器棚を置くスペースの上部が窓になってしまっていて、吊戸棚をつけたくても普通の形だと付けられない。思い切って窓を塞いでしまおうとも思ったそうですが、いろいろ工夫してね、最高と通気がうまくできるような吊戸棚を実現したのでした。
今日はとてもお天気が良かったので、良い具合に光が入り込んで、中に置かれたものたちがコロコロと浮かび上がって見えます。
「夜になると真っ暗になるからまた違った表情ですてきなんですよ。それと、この季節なら夕焼けの頃は赤い色が入り込んでまたきれいなの。」とうれしそうにFさん。
「それに全く不具合なく使えていてとてもうれしいんです。」と言って頂けて、こちらの気持ちもホクホクします。
扉がちょっとだけ傾いていたので、「じゃあ、きちんと使えているとのことですので調整だけしますね。」と調整したら、ネジの山が1本馬鹿になってしまっていてがたつきが出てしまっておりました。
あらあら、不具合アリですね。
急きょホームセンターに行きましたら、運よくスガツネの蝶番が販売されていて、無事に交換できてひと安心。
「それほど不便はないので、いつでもいいですよ。年明けだってよいくらい。」とFさん。
でも、いつでもってなるとなかなか都合がつかなかったりするので、そのまま年越しちゃったりしたらあまり良い気分ではありませんので、直せてひと安心。
次回作りたいと考えている家具の相談を戴いたので、かえって宿題として頑張ります。
所沢となると距離は遠いですが気持ちは近いですので、またお伺い致しますね。
2019.10.10




今日は気持ちの良い日でしたね。練馬のSさん(Fさんのお母さん)は到着すると心地良い笑顔で迎えてくださって、荷下ろしをしていると間もなくFさんも到着。母娘が揃うとやはりアキコとバアバのように声が大きい。向かいで行なわれている解体工事の音よりも頼もしいくらい元気な声が響き渡ります。
制作を担当したのはカイ君。喜んでもらうことができてカイ君も照れくさそうにうれしそう。
クリの表情はとても美しく、今はまだ明るい色をしておりますがまもなく色が濃くなって導管に深みがよく分かってくると思います。今回初めての納品tのなった新しいかたちのダイニングチェアは、ほどよく可愛らしく、そして美しいかたちになりました。座張りはフジタケさんにお願いして、丸みを帯びた柔らかな印象で整えてもらいました。
座の厚みも薄めに作ったのですが、底つき感がなく、疲れない座り心地で、背の丸みもいつもながら座る人を軽く包んでくれる感じになりました。
椅子で工夫した部分の写真を撮り忘れてしまったのが残念。この加工を施せたからこの美しいかたちにまとまったのに、次回展示室用に製作する時にはそのあたりを皆さんに見て頂けるようにしたいと思っております。
円卓は今回はどうしても丸脚にしたくてね。
そして椅子もバランスを合わせるための面取りは、テーブルとの相性がよく仕上がりました。
テレビボードは私の自邸のものと同じデザインで、部屋の隅に合わせて五角形で制作。木口の丸みと格子の連続した表情は相変わらず美しく仕上がりました。
この格天井と真壁の古い作りのままの空間にはよく合うだろうなと期待していた通りの印象でした。
Sさん、ありがとうございました。
お預かりした椅子は良いかたちになるように考えてみますので、しばらくお待ちくださいね。
さて、Fさんのところへ行きましょう。
2019.10.08
「ここは魅力的な階段になるのです。みどりがパッと目に入ってきてね。」と、お付き合いが始まって8年経つ設計士であるFさんから相談を戴いていて、やっとそのキッチンの取付に入ることができました。
ここは、Fさんの高校の時のご友人が住まう家になるのです。
板張りの外壁の向こうに青々とした背の高い木々が見えるおうちです。
最初はこの2階のキッチンのみのオーダーだったのですが、お話が進むうちにお母様住まわれる1階のキッチンも担当させて頂けることに。
今回は新築ではなくリノベーションなので、工期も短いため、大工さんの工事を見て採寸してから製作、となると間に合わないので、Fさんや大工さんと打ち合わせながら、現場よりも先行して制作に取り掛かるのです。
だから、取付がスムーズにいくかどうかはなかなか緊張するわけです。
いつものオーダー家具の依頼のように、設置場所をきちんと測れてから制作ということなら安心なのですが、見えていない場所を想定しながら作るって、みんなの呼吸が合っていないと本当に難しい。
どうにか無事に納めることができてひと安心。
今回はこの大きな仕事をワタナベ君が滞りなく進めてくれています。
頼もしいではありませんか。
2019.10.08
先日、ハルの中学最後の演奏会がありました。入学当初、本当はダンス部に入りたかった彼女。ダンス部はない学校、でも部活は入りたい、いくつか体験して選んだのは吹奏楽部でした。楽器を習ったことはない、楽譜も読めないハルが先生方といろいろ試して担当することになったのはホルンでした。優しく楽しい先輩達と同級生と後輩に恵まれて、3年では部長に選ばれて最後まで無事に活動することができました。楽しかったね。お母さんも楽しかったよ。
引退して朝練に行く必要がなくなった翌朝、「もうみんなとホルン吹けないのか。」とぽつりと言っていたハル。
そんなことはないよ。高校受験が終わったら、自分でまたその機会を作ればいいんだから。
2019.10.04
ようやく皆様にひと通りお見せできるような状態に落ち着いてきた自宅。
半年住んでみて、あちこち壁や床にも暮らしの跡ができたりして、夜中にふと見知らぬ音に目を覚ましたり、庭で少しお酒を飲んだりして、やっと自分の家に思えてきたこの頃、1日だけの内覧会を開きます。
福原さんが考えてくれて、加賀妻さんが建ててくれて、私たちの家具が入ったこの場所を皆さんにももしよかったら見てもらえるとうれしいです。
私たちの家具作りの在り方とか、福原さんの考える気持ち良い空間とか、加賀妻さんが見せてくれる素材のやさしさとか、見てもらえたらうれしいです。
もちろん、福原さんもいらっしゃいます。


イマイダイスケ 自宅のオープンハウス
日時:11月24日(日)10:00~17:00
場所:神奈川県海老名市
海老名の相模川にほど近い場所に建つ小さな2階建ての家です。旗竿地に建っているのでそれほど目立たないのですが、気持ちの良い家になりました。
現地から歩いて5分くらいのところには大きな公園がありますので、お散歩がてらいらして頂いても気持ち良いかと思います。
どのくらいの皆さんがいらしてくださるかはなんとも想像つかないのですが、私たちが皆さんとおしゃべりできるような時間をきちんと取りたいと思っておりますので、予約制にさせて頂きます。
そして、申し訳ございませんが現地には余分な駐車場がございません。
お車でいらして頂く皆様はお近くのコインパーキングか、公園の駐車場(日曜日は有料)をご利用いただければ幸いです。
もし、ご応募くださった方が多数の場合は時間の調整などをお願いすることがございます。
お申し込みは、以下のメールアドレスから、もしくはお電話(0467-75-8719)からお申し込みください。
info@freehandimai.com
お名前、ご住所、メールアドレス、お電話番号、参加人数、希望時間を書いてお送り頂ければ幸いです。折り返しこちらから、空き時間や詳細な住所などをお知らせ致します。
どうぞお気軽にお申し込みください。
皆様とお会いできるのを楽しみにしております。
2019.10.03
そろそろ秋も深まってくるということで、自宅の制作例を3つまとめてみました。
もしよろしければご覧になってください。
「私のアトリエ、まずはキッチン」
「私のアトリエ、まずはテレビボード」
「私のアトリエ、まずは洗面所」
そして、自宅の様子もひと段落してきましたので、福原さんが考えてくれて、加賀妻さんが建ててくれて、私たちの家具が入ったこの場所を皆さんにも見て頂きたく思っておりまして、オープンハウスを開くことにしました。
もちろん、福原さんもいらっしゃいますよ。
日時:11月24日(日)午前10時~17時まで
場所:神奈川県海老名市
海老名の相模川にほど近い場所に建つ小さな2階建ての家です。旗竿地に建っているのでそれほど目立たないのですが、気持ちの良い家になりました。
現地から歩いて5分くらいのところには大きな公園がありますので、お散歩がてらいらして頂いても気持ち良いかと思います。
どのくらいの皆さんがいらしてくださるかはなんとも想像つかないのですが、私たちが皆さんとおしゃべりできるような時間をきちんと取りたいと思っておりますので、予約制にさせて頂きます。
そして、申し訳ございませんが現地には余分な駐車場がございません。
お車でいらして頂く皆様はお近くのコインパーキングか、公園の駐車場(日曜日は有料)をご利用いただければ幸いです。
もし、ご応募くださった方が多数の場合は時間の調整などをお願いすることがございます。
お申し込みは、以下のメールアドレスからお申し込みください。
info@freehandimai.com
お名前、ご住所、メールアドレス、お電話番号、参加人数、希望時間を書いてお送り頂ければ幸いです。折り返しこちらから、空き時間や詳細な住所などをお知らせ致します。
どうぞお気軽にお申し込みください。
2019.10.03

先日、一回目の工事に入らせて頂いたIさんの残りの作業を終えてきました。
加賀妻さんの現場です。床の養生も取れて間もなくお引渡しになるのでしょうか。久しぶりに大きな壁面収納を作らせて頂きました。
正面にはテレビが入り、右にはギターが飾られるのです。
クライアントのIさんも業種は違いますが、すばらしい職人さん。次回お会いしてお話しできる機会があるといいな。
お引渡しが楽しみです。
2019.10.02
「なかなかね、吊戸棚だけをご依頼頂く機会って少ないんですよ。」とMさんとお話してきました。
「だいたい皆さんは上下セパレートになった食器棚をオーダーしてくださることが多いですので。」
「そうなんですね。でもうちは今まで使ってきた小さな戸棚があるからそれを下に置きたかったので。ただ、どうしても形の良い吊戸棚が見つからなくて、それでイマイさんを探し当てたんです。」
「なるほど。でも、大工さんがここまで作れるなら吊戸棚も作って頂けそうに思えますよね。」
「これね、大工さんじゃなくて設計士さんが作ったんですよ。」
そう見せてくださったキッチンカウンターや下駄箱は立派で家具屋さんといっても良いくらい。
「でもね、設計士さんは吊戸棚はよいものを見つけてきてくださいって、言われちゃったので、どうにかイマイさんを探したのですよ。」
うれしいめぐり逢いではありませんか。
2019.10.01
「お久しぶりです。」
全ての作業が完了してからまだご挨拶にお伺いできていなかったので、あらためてお邪魔させて頂きました。
ヒンメリ作家の丸本さんのご自宅です。
心地よく暮らしていて、作ることをとても大事にしている様子が伝わってくるキッチンで、引き出しから出てくる道具たちはとても興味深いものばかり。作ることが好きな人はどんな物作りも好きなのですね。
この家に来てからは小学校3年生のお嬢さんたちだけでご飯を作ることもあるようで、いいなあ、そういうの。
にわかに緑が入ってくる感じって言っていたそのままに緑と心地よい風が入り込んできます。
いいなあ、こういうの。
2019.09.29
今年のチアキの運動会が終わりました。
相変わらず、親父の会としての活動に参加していたので、チアキの競技以外はなかなか観覧する時間はありませんでしたが、とても良いお天気に恵まれて、子どもたちも健やかな様子でお互いの頑張りを健闘しあって心地よい高揚感に包まれた一日でした。
今年のPTA会長は、念願のOさん。
何が念願なのかというと、当時会長だったTさんの声掛けで始まったこの親父の会で、「イマイさん、せっかく運動会の片づけを手伝って下さったご縁ですので、この後懇親会をやろうと思うので、ぜひいらしてください。」と誰も知らないお父さんたちの集まりになぜか足を踏み入れてしまった(笑)ことが今のみんなのお付き合いのはじまりなのですが、その時からOさんが居たのですね。今まだその当時のメンバーで残られているのはOさんくらいでしょうか。(発起人のTさんはもうお子さんが中学生以上になったので、今は中学校で活躍してくださっています。)
その当時からいつかはこの立ち位置で活躍してくれるだろうというみんなの思いがあったのですが、他の活動で忙しかったこともあってなかなか引き受けてもらうことが難しかったのですが、一番下の息子さんが卒業されるこの年にようやくこの場に立ってくださいました。
それがみんなうれしくて、閉会式になり始めるとぞろぞろ関わりのあるお父さんたちがテントの下に集まってきたのでした。
みんなこれを聞くために今日頑張ってきたんだよって感じで。
Oさんも普通ならドキドキするところでしょうけれど、みんなに囲まれてうれしそうな様子で、その挨拶は後ろのうれしいヤジと一緒にとても温かなものに終わりました。
みんなニコニコしております。
周りからは、否定的な意見が多く出たりすることもあります。
無駄な活動が多い。負担が多い。子供のためという名がつくだけの労働じゃないか、とか。
ものの見方はいろいろです。
私のように自分で仕事をしていれば多少時間の都合もつくかもしれないけれど、会社に勤めている人でしたら、会社に理解が必要だったりする。
会社としては、「社会貢献頑張ってね。」という声を掛けてくれるかもしれないけれど、会社と切り離された活動に理解をしてもらうことが難しかったりすることも多いと思います。
それでもなんで続けられるのかな。
私の1年先輩の会長さんがこう言っていました。
「この活動は、子供のため、学校のため、地域のためなんて言っているとなかなかモチベーションが続かなかったりするから、まずは自分が楽しめないといけないよね。」って。
「それが難しいようなら自分が楽しくできるような場所に変えていかないと。」って。
その言葉通りにこうしてお父さんたちで時々集まる時間がとても温かく楽しく、そういう空気の中でこういう人たちがいるのなら自分も何か手伝ってみようかなって思えたのです。
自分がこういうことに関わるなんて以前は思ってもいなかったし、今はこういう活動がなかったら今の自分はないのではないかと思えるくらいだし、不思議なことです。
関わってみて、お父さんたちだけの集まりだったのが、町の中にはいろんな年配の人がいて子供たちをこっそり(笑)見守ってくれていることを知ったり、海老名の子供たちをこういうふうに育てたいって思っている熱い大人がたくさんいることを知ったりして、ああ、自分はこの町に生きているんだなあ、とこういう活動を通してあらためて思うのでした。
Oさんがにこやかに挨拶を終えて「いやあ、緊張したよ。」と言いながらテントに戻ってきた時に、みんな「よかったよ、よかったよ。」ってうれしそうに言っている様子を見て、あらためてよい集まりでよい町にいるのだなあと思えたのです。
2019.09.29
運動会の日は何か気持ちが高揚としてしまいますので、ちょっと落ち着いて鶏飯。
泉橋の夏のお酒も空いてしまったから次は秋のお酒を楽しみながらご飯を食べる季節です。
これで、体育祭と運動会と終って、次はハルカの総合文化祭。
子どもの行事をひとつづつ数えていくと、あっという間に時間が経ってしまうような感じ。
今から卒業式に何を話そうか、少しいそいそしながら考えております。
昨年は「モモ」でしたので、今年は「猫町」にしようかな・・。
2019.09.29
ハルとは違い、応援団とかには立候補しない感じのチイ。
大玉転がしでは大玉触ってないし、控えめな感じのチイ。
今年はリレーメンバーも補欠でしたが、徒競走では1等賞とれたね。よかったよかった。
(本人よりも親の方が気にしていますが。)
おとうさんは朝早くからパパボランティア活動を頑張りました。
お天気に恵まれて、いい運動会でした。
2019.09.28
冬にダイニングとリビングの家具を納品させて頂いたNさんからNさんらしいうれしいお便りを戴きました。
「イマイさん
ご無沙汰しています。元気ですか。
我が家も皆、元気です。
クスッと笑顔になる面白いことがあったので、メールしました。
年中組の息子と今年の夏は、「アゲハチョウ」を何匹も育てました(卵→幼虫(イモムシ)→サナギ→チョウ)。
庭の鉢でタネから育てている「レモン」に、蝶々がちいちゃな卵を産んでいるのを知って、「育ててみようか」ということで始めました。
一見グロテスクなのですが、卵からイモムシになり、大好物のレモンの葉をムシャムシャ食べる姿は知れば知るほど可愛いものです。そしてある時期が来ると、大人しいイモムシ達がかなりの速度で這い回り、サナギになる場所を探し、その本人(イモムシ)達が気に入った場所で時間をかけサナギになります。
人工的な場所でもサナギになるのですが、見ていると「致し方なくその場所を選んだ」雰囲気が伝わってきます。
やはり、自然な枝、葉など、自然の恵みの場所の方が、落ち着いてサナギになれるようなのです。
9月に入り、秋に息子ともう一回アゲハチョウを育ててみようかと、何匹もの卵からかえりたての小さなイモムシを探し、部屋で飼い始めました。
小さいイモムシは2,3mmなので、うちの中で行方不明にもなりました。
今朝、9月からの第1匹目がチョウになりました。「ありがと、頑張って卵産んでね、サヨナラ!」と息子も満足げ。
ふと、お気に入りのイマイさんのダイニング棚の扉の下を見ると…
なんと行方不明になっていたイモムシと思われるサナギが付いているのです。
開閉される扉で、丁度挟まれない「法面(のり面)」に「うまーく自らを固定して」チョウになる準備をしているのです。
行方不明になった場所から2メートル遠方。しかも人間の眼につかない、そして天敵も来そうにない物理的にも潰されない場所。
イモムシの能力、自然の力に、息子とびっくりしました。
そして何より、自然のイモムシが安全安心と判断した、フリーハンドイマイの無垢の棚。
我が家の人間以外に、自然に生きるチョウにも安心を与えているのですよね。
我が家の棚でチョウになる準備をしているサナギ、多分あと数日でチョウになると思います。
それまで安心して準備してくれたらな、と息子と見守っています。」
ほんとNさんらしいです。
2019.09.27
優しいかたちになってきましたね。
11月の終わりの冬が間もなくやってくるだろう頃にね、オープンハウスをしようと思っているのです。
もちろん福原さんもやってきて、あの家のキュートなところを話してくださいます。
このソファというか長椅子と、二階にタモで作るシンプルなキャビネットができる頃、11月の終わりですね。
2019.09.27
いろいろな豊かな技術をお持ちの奥様と実直で頼もしいご主人からご依頼頂いた白いタモの食器棚のお話と、
目力が強いご主人から、キッチンに続いてご相談頂いたとても不思議な魅力と形をしたお人形ケースを作らせて頂いたお話と、
まるでスペシャリストのようにてきぱきと私の意見を組み立てて食器棚のイメージを構築していくご主人とそばでそれをやさしく見守る奥様からご依頼頂いた食器棚の3つのお話を掲載しました。
よろしければ、ご覧になってくださいね。
それから無事にメールは回復しました。ひと安心。
2019.09.26
顔をも知らない皆さんからいろいろとご相談を頂けるというのは、今でこそ慣れ親しんだやり取りになっていますが、よく考えるとすごく不思議なことです。
「キッチンの相談をしたいのです。」そういうふうにいろいろなところからお便りを戴きます。
文章ってなかなか細かいところが伝わりにくかったり、かえって別の意味へと捉えられてしまうこともあったりするので、私はなるべく伝わりやすいようにと絵を描くことも増えてきました。
(メールの文章も相変わらず長いのですが。)
顔もまだ見ない、声もまだ聞かない、どんなふうに暮らしているのかはメールに書かれた手掛かりだけ。
でも、センテンスひとつひとつからなんとなくその人の顔が見えてくるように、線が増えていき、一つの家具の形が現れます。
こういうふうに暮らしてくれたら心地よいかな、こういうふうにこの家具は見えてくるだろう。
そんなことを夢想しながら、半ば年取ってしまった目に老眼鏡を掛けながらMONOのシャープペンシルが紙の上を走っていくのです。
(ハルカとチアキから昨年のクリスマスにSTAEDTLERのシャープペンシルをもらったのですが、手が大きいせいか、ちょっと細身なペンを握ると力んでしまって、線がお酒を飲んだようにグラグラしてしまうことがあるので、MONOとSTAEDTLERを適したところで使い分けながら描いているのです。)
できあがった絵は、次第にその人のかたちになっていくのですが、今はまだ私のもの。
そのようないろいろな形のストックは、もし工房に来てもらえたら無造作に置かれたスケッチブックの中にいつまでもあるのです。
2019.09.24


今回製作を担当させて頂いたのはNさんのラウンドテーブルです。
天板が円ということで、普通の四角のテーブル板よりも切り回しや木端・木口の仕上げに手間が掛かるのです。
なぜかというと、四角テーブルの天板の場合は、パネルソーという大型の鋸で直線にカットできるので、それでカットしてから木端・木口を鉋がけして、面取り加工をすれば終わるのに対して、ラウンドテーブルの場合は、何度かに分けてカットしていくのです。
まず、一度ジグソーという刃の厚い鋸を使って、四角い板を仕上げ寸法よりも数ミリ大きめに丸く切り出します。ここの加工はジグソーではなく帯鋸で加工する職人さんもいるようですが今回は直径が大きいこともありますので、ジグソーで切り出していきます。
そのあとに、直径1300mmにカットできるように作ったラワンベニヤの治具を天板に仮止めしてそれにならってルーターで丸く削っていくのです。
ちなみにルーターを運ぶ方向は時計と逆回転。そうしないと、刃の回転と同調して、腕ごと持っていかれて大怪我してしまうのです。
できあがる家具は穏やかに見えてもその加工はかなり大胆で危険と隣りあわせだったりしますので、常に緊張の毎日です。
それから、ルーターでカットした木口面には、まだルータービットの刃の跡が残っていますので、それをペーパーでひたすら平滑になるように磨いていきます。
直線ではないので、鉋はあてられないのです。
そのようなわけで、天板1枚作るのにも四角と丸だと大きく加工する手間が変わってくるのです。
さらには、今回はその脚部は五本脚。
なんで五本脚なのか、社長に聞いているとなるほどと思いましたが、脚と脚をつなぐ幕板を五角形にしていくために、ホゾ穴やホゾの先を角度をつけなければならないので、とてもシビアな加工になるのです。
さらには、組み立ての際にほぞをたたき込んでいく時も直角であればそのまま玄能で叩き入れることができるのですが、今回のように角度がついている場合は叩くだけでは力が逃げて入っていかないので、クランプを使って加減しながら組んでいくので、これがなかなか大変でした。
そのように苦労した甲斐があって、とてもしっかりとした使いやすいナラの円卓になりまして、Nさんにも大変喜んで頂けてうれしく思っています。
2019.09.22



夜はアキコがハルカが所属する吹奏楽部のお母さんたちの集まりがあるということで、留守にしてしまうので、また3人でご飯を作りましょう。
他の部活は夏で引退なのですが、吹奏楽部は秋の発表があるまで活動が続くのでハルはいつもはなかなか忙しいのです。
今日はカレーライスに、メンチカツを作りましょう。
カレーライスだけはね、どうしても母の味のカレーライスが一番好きで、今までいろいろと美味しいカレーライスを食べてきましたが、どこか違うのですね。うちのカレーは豚肉ごろごろのカレーでよく噛んで飲み込んだ後の口の中にじゃりじゃりしたスパイシーな感じが残るのです。
それがね、あぁ、食べたなあーって思わせてくれる。
それから、作ってみたかったメンチカツ。おいしいメンチカツというと高座渋谷の太田屋さんのメンチカツ。あの味にしてみようと頑張ってみましたが、難しいなあ。
ハルもチィもおいしいよって食べてくれたけれど、難しいなあ。
でも、自分で食べるものを自分で摘んで、自分で作って食べるって本当に素晴らしい。
2019.09.22
今日は久しぶりにハルカも中間テストが近いということで、部活も塾もお休みとのことで、みんなで久しぶりにゆっくり。
お昼ご飯を食べた後にはそろそろ秋になるから檸檬の果実を適当に摘んでおくらしいということで、多く生っているところを実を摘みました。
これがやりたかったのです。
自分で食べるものを自分で作るってすばらしい。
2019.09.21
今日は稲城のKさんのところに下駄箱の取付です。昨日に引き続き内田雄介さんが作る家です。
内田さんの考える空間はとても静かで心地よいです。
ひととなりなのでしょうね。
そのような心持ちの方にいろいろな形でお声掛け頂けることをとてもうれしく思っております。
先日もね、「内田さんの作った「木漏れ日の家」がとても好きなので。」っていうお客様がキッチンの打ち合わせにいらしてくださいました。
良いかたちになるように頑張ります。
そして来月には、内田さんの魅力が詰まった空間に作らせて頂く料理しながら緑がきちんと入り込んでくるL型のキッチンを調布のOさんの家に届ける予定です。
どの家も心地が良い。
2019.09.20





Sさんのところにご挨拶に伺ってきたのです。
無事に工事が完了して、新しい生活が始まっていました。
いいでしょう、この感じ。扉を開けると、引き出しを開けると、淡いグレーが現れるのです。その木口はタモを練り付けていてとっても良い印象。
「次男が生まれて間もなく、当時夫の仕事の都合で母子家庭状態となり、2歳差の育児はもうてんやわんやのお祭り並みで、また1日、また1日と繰り返しながら、楽しさと体力の限界の狭間で、細かい片付けには目を瞑り、あっちの部屋やこっちの部屋に押し込んでいたものの整理を入学とリフォームを機に少しずつ始めております。
イマイさんがどこかに書かれていましたが、自分たちのつくる家具が、その人の新たな生活の愉しみや気力に繋がることや、そのきっかけであればうれしいと。
いま、私はそれを実践しているというか、このタイミングでのご縁に感謝しながら、自然とその方向に導かれています。」
Sさんとは、この半年で家具を通じていろいろなお話ができたのです。
「私はこの仕事に入る前にデザインを教えてもらえる学校に通っていたのですが、デザインという言葉が嫌いでした。
学校ではいろんな知識や感性を与えてくれ、授業はとても豊かで楽しく、気の置けない友人もできた魅力的な日々でしたが、デザインってどこか独りよがりなものというイメージを自分の中でぬぐい切れなかったからなのだと思います。
そこに正解というものがなく不安定なところがあったからですね。
そういう気持ちのままこの仕事を続けていたのですが、(いけませんね。)ある時、たまたま見ていたテレビで別所哲也さんが言っていた言葉がしっくりきました。
別所さんは役者さんで短編映画の造詣が深い方くらいでしか知らなかったのですが、デザイン寄りの番組で、「デザインって整えることだと思うのです。」って言っていたのを聞いたのです。
ホゥ、と思えて、それからその言葉が自分の仕事の取り組み方にとてもしっくりくるって思えているのです。
家具を作る、考えるのではなく、家具を作ることで、その人の気持ちや暮らしが健やかに整っていく。それってとても気持ちの良いことだって思うのです。
昔はただ作るその家具の形が好きでしたが、今はどちらかというと、その家具がその場に入ることで、そこに住む方々の暮らし方や気持ちの在り様がどのように心地良くなっていくのかを知ることが楽しいなあと思えます。
ですので、納品後も時々お邪魔させて頂いたりして、今までのクライアントさんも家具屋っていうよりはイマイさん、と思ってくださっているところがうれしいところです。
私も長々と余談でした。(笑)」
とても心地よい空間になりましたね。
Sさん、ありがとうございました。
ノガミ君もとてもとてもうれしそうでしたよ。
2019.09.20

内田雄介さん設計の藤沢のSさんのご新居に背面収納を取り付けてきました。
この家具のモデルとなったのは、内田さんのご自宅「木漏れ日の家」の背面収納。今回は吊戸棚もナラ材で統一して、エアコンのカバー部分も内田さん、Sさんと悩みながら見え方と機能が合致したサイズで制作。
また、エアコンメンテナンス時には格子扉も、上部カバーも外せるような構造に。階段上から見える上部カバーは写真のような感じ。
美しい形にまとまりました。
後日、内覧会が開かれる予定だそうで、私もぜひ伺いたいなあと思っております。
内田さんには、今回いろいろとお声掛け頂いていて、明日も稲城のKさんのところに玄関収納の設置に伺います。
そして、調布のOさんのところには特長のあるL型のキッチンを作らせて頂きます。
良いかたちをお届けできるように頑張ります。
2019.09.19


初めてアイランド型の家具を製作を担当させて頂きました。
まず、タモの突板を使ったのですが、今回は木目にバラつきを出すランダム張りの突板を使っているのが特長です。
ランダムに張るのは、他のお客様の場合で木目をつなげないで作ることもあったりしましたが、今回のO様の場合は、木目はつながっている形にするけれど突板1枚ずつの柄は違うものにしたいという希望でした。
どういうことかというと、突板というのはうすい無垢材になるのですが、ふつうは幅20センチ~30センチくらいの1枚の突板を横に並べて貼るものなのですが、その幅ごとに違う柄(違うロット)のものを使うことで、整然とした印象を無くすのが今回の見せ方になります。
さらに木目のつながりをなくす形にするとよりバラついて動きのある表情になるのですが、そうなると自分たち作る側のセンスが問われるので、ちょっとホッとしています。(色や木目の違いがちょっと違うだけで全体の表情は大きく変わるので。)
そのランダム張りの木目を側面から背面側に掛けて木目が自然につながるように木取りした部分が苦労した点のひとつになります。
さらにその無垢目がつながるように見せるために側面と背面の角は斜めに加工しています。こうすることで、板の木口が出ないので、木目の縁が切れずにつながって見えるのですが、この斜めにする場合、角がとがってちょっとぶつけたりするとかけてしまうため、斜め部分に無垢材を練り付けるのですが、斜めになっているからその圧締が大変でした。
また、普通のこのボリュームの家具でしたら一つにまとめて作るのですが、社長から搬入がちょっと大変と聞いていたので、細かく分けて屋内階段から搬入できるようにしてあり、なおかつその現地でのジョイント部分が不格好に見えないように板の枚数を不自然に多くすることないように作っているため、その細工がひと苦労でした。
天板はステンレスのバイブレーションですが、小口はタモを見せるという形で作っています。これは通常下地の合板に先に小口のタモ材を練り付けて、最後に上から速乾ボンドというゴム系の接着剤で接着するのですが、この1.0mmくらいのステンレスだと重さでたわむので、接着する瞬間はたわんで変にくっつかないかといつも緊張します。
納品の時は、奥様に立ち会って頂いて施工させて頂いたのですが、後日「とても細かい気配りをしてくださって、実はダイニングペンダントの位置が間違っているのをスタッフさんが指摘してくださって、今のこの整った状態があるのです。ありがとうございました。」というお話をお聞きして、喜んで頂けたと安心しました。
2019.09.18


昨日と今日とで、ノガミ君、カイ君、ハラダ君とで南浦和のSさんのところに家具の取付に伺っておりました。Sさんとは今年の冬に初めてご相談を頂いてから、情熱的なメールのやり取りで(送って送られてで100通は越えました。)食器棚とリビングの収納を悩みながらこの形にたどり着きました。L型のタモ無垢の天板はこちらで作って工務店さんに付けて頂いて、家具が入るまで天板がグラグラしたまましばらく暮らして頂くことになってしまったのですが、本日を持ちましてようやく作業が完了いたしました。
家具の中にいつもと違うやさしさを入れてみようということで、タモとグレーの組み合わせで明るい家具に仕上がりました。引き出しもとても気持ち良い色になっているのですが、その写真はまた今度。
次はダイニングテーブルを検討されているということで、またお邪魔させて頂きますね。
暮らしが少しずつ整っていく様は見ていて心地良いのです。
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