先週取り付けたKさんのキッチンや家具たち

2015.12.14

201512140122015121401320151214014写真を載せ忘れてしまっていたKさんの家具たち。icaaさんから頂いたお仕事で、シンクのあるアイランドキッチンと壁付けのコンロ側のキッチンとダイニングの収納がつながる長い長いカウンター、そして、お部屋の隅にこじっまりとした心地良い空間に作った大きな本棚と小上がりにあったところにすっきりとした白いマットな化粧板を使った本棚兼デスク。なかなかボリュームのあるお仕事で、製作も大変でしたが、搬入も大変で危うく2階から滑りそうになったり、取付でも少し大変な作業が出てきたりとしましたが、無事に設置完了。
たしか今日お引越しだ。
おめでとうございます、Kさん。

クレミルに来て下さってありがとうございました。

2015.12.14

20151214001201512140052015121400420151214002201512140032015121400620151214008最終日の13日(日)は工房開放の日でした。大人向けには本格的な作業をしてもらって、ちびっ子向けには積み木の家作り。まずは家具工房ってどんな感じなのか、普段皆さんは見たことないと思いますので、その様子を見て頂いて、実際にお皿を作ってものができあがる楽しさを体験してもらえたら、という思いで、初めて行った工房開放。とても皆さん楽しそうで、私たちもみんながとても充実した一日でした。

好きな柄の木を選んでもらってそれをお皿にしたり、カッティングボードにしたり。
またご自分で塗装したテーブルの下地処理をするためにヤスリ掛けを行なうひと、小さな腰掛を壁の角度に合わせて四角形からご角形に変形させるひと。
自作で下駄箱を作るのに、下駄箱を作る人やその扉の引戸の溝を作る人(これが一番大変でした(笑)Oさん!)。
積み木の家は、男の子の手に掛かると飛行船に早変わり。器用にツリーハウスを作る子もいたり。
懐かしいお顔の皆さんもいらして下さったり。

作業の後も何となくみんなでみんなが居る時間を楽しんで、おしゃべりしたり、作品を見せ合ったり、ゆっくりと両手でカップを持ってお茶を飲んだり。
こういうのがいいんです。こういう時間が良いのです。疲れたけれどね。(笑)

そして、その参加してくださった方も表具のご趣味がある人や、革細工のお仕事をされている人、彫金や洋裁の趣味がある人、プロのカメラマンさん、現役の大工さん、布雑貨の作家さんなど、クリエイティブな皆さんが楽しそうに作業してくださいました。
うれしいです。
当日手伝ったコバヤシ君もノガミ君も(カナイ君は予定があって参加できず残念)「仕事以上に疲れました。(笑)」って言っていたけれど顔はにこやかで晴れ晴れしていたのが私もアキコもうれしかった。
カナイ君、コバヤシ君、ノガミ君はいつも一生懸命家具を作ってくれますが、必ずしもいろいろなお客様の声を聞くチャンスがあるわけではなく、あっても家具の取付の時だけだったりします。
こういうオフな機会に、私たちを好きでいてくれる皆さんがどんな方々なのかお話しすることができてとても良い機会が生まれたと思います。
反対にお客様には私以外のスタッフのみんなと話ができる良い機会が生まれたと思っております。
実際にこれから家具を作るYさんには、製作を担当するコバヤシ君を紹介することができたり、とても良い日でした。

来年はもう少し趣旨を変えてやってみよう、と今から何やら思いめぐらせているのですが、どうなるかな。
来年もお楽しみに。
今年もきちんと暮れていきます。

いろんな椅子でめしあがれ

2015.12.12

2015121200320151212001今までお客様に作った椅子たちの1脚ずつはこのショールームに置かれています。ここに来て下さったみなさんに座り比べしてもらえたらと思いまして。
そして、どの椅子も個性豊かな形で、その椅子ごとにお客様と私たちの面白いドラマやエピソードがあったりするのです。
本日のカフェでは、もちろんお気に入りの椅子を選んでその椅子に座って食べて頂けます。
お邪魔でなければ私たちがボソボソっとそのエピソードもお話ししますので、お声掛け下さいね。

お待ちしております。

嵐の後の晴れ

2015.12.11

今朝の天気はすごかったですね。
小学校が登校できず自宅待機になるのでは?とそわそわしました。皆さんもそうだったのではないでしょうか?
通勤中も雨風が強くて、車の運転も怖いくらいでした。
そんな胸騒ぎの時間が噓のように、その後一気に晴れてきて、
日の光に照らされて作業するみんながいつも以上に(笑)かっこよく見えました。

COCOROさんの布雑貨

2015.12.07

海老名を中心にマーケット等に出店している布雑貨のCOCOROさん。
定番のお花ゴムやガーゼマスク、フェルトで作ったスイーツの作品は、うちの娘も大ファンで、「これとこれは売れないといいな~。」ともう目をつけていますよ。
ふだん使いのものが可愛かったらいいなという工夫にあふれているものばかりです。
「こどもがおこづかいでも買えるように」と材料費も足りてないのでは?というくらいリーズナブルな価格になっています。この時期のプチギフトにもお勧めです。ぜひ見に来てください。
写真はスタイとハート型のなべつかみ。昨年も完売しましたので、気になる方はお早めに。

ハルチイCafé

2015.12.06

地元の方々でさえ「ここが家具屋さんだなんて知らなかった」と言われてしまうような立地条件なので(笑)、毎年イベントに向けて様々な宣伝をしますが、「誰かの目に留まってくれていたらいいな」くらいの気持ちでいるので、実際に足を運んでくださる方々にお会いしてお話ができると本当にうれしいのです。ご来店ありがとうございました。
ワークショップやカフェは週末だけですが、展示会は平日もやっていますので、ぜひ2階のショールームまで遊びに来てください。
お待ちしています。

焼きたてのパンが届いた!

2015.12.06

20151206002うさぎパンさん、シュシュさんのパンを朝早く受け取ってきました。お昼にきちんとおなかがいっぱいになるようにサンドイッチなどボリュームがしっかりしたパンたちがたくさんおります。

クレミル2015初日

2015.12.05

20151205002201512050032015120500420151205005クレミル始まりました。初日の今日は手作り照明教室とちょっとだけ工房開放。さてどんな風になりますでしょうか・・。
朝8時にうさぎパンさんから良い匂いのするパンをお預かりして、そのあとシュシュさんからボリュームたっぷりのパンをお預かりするのと一緒に朝食も購入。さて、準備、準備と言うところで、Oさんがいらっしゃって、間もなくSさんもいらっしゃって照明作り教室の始まり。しばらくすると、お皿作りの皆さんも集まりまして、おぉ、これはだんだんと慌ただしいぞ。
照明作りは、なかなか手の込んだ作りになっているのでお二人とも何かと苦労しながらも、慣れてきたのかだんだんときれいなマユ型ができあがっていきます。
「楽しい!」そうおっしゃってくださいました。
合間を見て、板に思い描いた形を実現するために1階の作業場に。大きな機械作業は私が行ない、皆さんには、ベルトサンダーを使ったヤスリ掛けやボール盤を使った穴開け、ノミを使った穴開け、そして一番大変な仕上げ磨きなどを体験してもらいました。
こちらでも、「楽しい、楽しい!」って。「自分の描いた線で、そのまま形になるなんてっ楽しい!」って。
そう、物作りのは楽しいのです。そして、大変なのです。
無心になって磨いて[うわぁ、つるつる。」って思ったり、思った以上に削れてしまって、「歪んじゃった・・。」って思ったり。それでも自分で自分の使う照明やお皿を作っている。これって楽しい。
楽しさと、そして自分で物を作ることの大変さを知ってもらえたらうれしいなあ。
加工が終わって、みんなが2階に戻って、私も片付けしてから2階に上がると、みんなの笑い声。さっきまで初めて会った人たちが大きな声で笑っている。
これは楽しいね。
お昼も、鎌倉のマザーズカフェさんのランチがとても好評で、ここがまるでレストランになったようで、2階に上がるとカレーのスパイスの香りがふんわり漂っていたのでした。
そのランチを頂いている皆さんもいれば、うさぎパンさんやシュシュさんのパンを頂いて、気持ちをゆったりさせている皆さんもいて、これは楽しいね。
こういうことがしたかったのだなあとあらためて思います。
楽しい暮らしがあって、その先に必要になる道具(家具)がある。
私たちには、その家具を作ることも大切だけれど、その前に暮らしかたを、楽しい暮らしかたを知ることもとても大切。皆さんと出会って、いつもそう感じています。
明日はマザーズさんのランチはお休みですが、美味しいパンをお出しして待っております。
11時と14時には私は打ち合わせをしていて、皆さんとお話しできないかもしれませんが、アキコもハルカもおりますので、(チィはやっぱり途中で退屈しちゃうので、バアバと家で遊ぶらしい)、ぜひ遊びにいらして下さいね。

キャンドルアーティストの吉本亜矢子さんのアロマワックスバー

2015.12.04

今回初出品してくださるのは、東京都練馬区でキャンドル教室をしている「Arun」の吉本亜矢子さん。
マーケットへの出店や、親子で参加できるキャンドル教室も開かれています。
興味がある方は是非。
https://www.facebook.com/Arun–1531528837079796/?pnref=lhc
現在、有楽町交通会館一階で「GINZA Xmas Market」に出店されています。お近くの方はぜひ足を運んでみてください。
今回は「クレミル」にはアロマワックスバーを出品してくださいました。お好きな場所に飾って香りと雰囲気を楽しんでみてはいかがでしょうか?いつもは木に塗り込んでいる蜜蝋もこんなにおしゃれになるものなんですね。

小さな展示会「クレミル2015」のお知らせ

2015.12.04

今年もまた年の暮れにこの工房の上にある小さなショールームで、小さな展示会を開催します。陶芸家の山本芳子さんの作品、飯高幸作さん、布クラフト作家のCOCOROさん、革作家のVATARUさん、木版画家の古知屋恵子さん、キャンドルクラフトの吉本亜矢子さんの各作家さんの作品を少しずつ置かせて頂きます。
そして、私たちの木のお皿やiPhone6や6sにも対応している木製スタンドを実際に試聴することもできます。
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12月5日(土)の初日は、ワークショップ「照明【ポタリ】の手作り教室」を開催します。(参加費:7,000円、昼食付き)
定員は最大で10名(10組)で、3時間ほど(もっと早く作る人もいらっしゃいます。)の時間を使って、オリジナルの照明を作ります。
ご自身でお気に入りの紙をご用意頂いてそれを貼ってオリジナルの照明を作られた方もいらっしゃいます。
お昼には、鎌倉のmother’s cafeさんオリジナルのランチを頂けます。
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12月6日(日)と12日(土)は、ショールームがちょっとしたカフェになります。
今年作ったあのちょっと変わった円卓や椅子たちに座って、お茶が頂けます。(有料)
また、キッチンに関する本も多数置いてあったり、小さなお子さんが遊べるおもちゃもありますので、ちょっと本を読みにきたり、ママ友達にでお茶を飲みにきたり、気軽にお立ち寄りください。
当日は、天然酵母を使ったオリジナルパンを作っているうさぎパンさんと寒川で人気のボリュームある美味しいパンを焼いてくださるシュシュさんのパンの販売も行ないます。
*おそれいりますが、5日(土)と13日(日)はカフェはワークショップ参加者の皆様で貸し切りになりますので、カフェのみの開催はございませんのでご了承下さい。
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 13日のワークショップは定員多数のため、締めきらせて頂きたいと思いますのでどうかご了承下さい。
代わりに、5日の手作り照明教室でも少しだけ工房開放をしようと思いますので、詳しくはメールにてお申し込みください。

12月13日(日)の最終日は、ワークショップ「工房開放日-お皿と自由工作-」を開催します。
「木の加工してみたいけど、手作業だと難しいけれど、機械を使えるところがないし、そういった場所もない・・。」と、自分でやってみたいけどできないままでいることはありませんか?
当日はご自身で用意した材料を持って来て頂ければ、機械加工のお手伝い、作業場の提供を致します。(参加費:無料)
もちろん、難しい加工は私たちがお手伝い致します。皆さんぜひフリーハンドイマイで「ものづくり」を楽しみませんか。
また、同時開催として、お皿を作る教室も開く予定です。(参加費:1,000円)
家具製作の過程で余ってしまった端材がありまして、それをうすく削ってきれいに磨くだけで、とても良い表情のお皿になるのです。
いろんな広葉樹が余っておりますので、手ぶらでお越し頂いてお皿作りに参加するだけでも楽しんで頂けると思います。
お昼には、うさぎパンさんとシュシュさんのパンの販売も行ないますので、途中お昼を挟んでの作業ももちろん大丈夫です。
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ワークショップのお申し込みは、info@freehandimai.comまで以下の内容をお書き添えの上メール送信してください。

件名に「ワークショップ参加希望」とお書きください。

○希望日:5日(土)の手作り照明教室 / 13日(日)の工房開放
○お名前とフリガナ
○参加人数
○メールアドレス
○ご連絡が取りやすい電話番号
○ご住所
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それでは、皆様お待ちしております。kremil2015001

PDF版のポスターはこちら
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節アリナラ材を使ったアイランドキッチン

2015.12.03

201512030022015120300320151203004昨日と今日で設置が終わったMさんのアイランドキッチン。まだ階段がついていない現場で、これは幸いと屋外からではなく、吹抜けを使って荷揚げを行なえたので、とてもヘビーなコーリアンのカウンターも無事に2階に辿り着いたし、キッチンのキャビネットたちも無事に辿り着いた。そしてこの位置に集まって、みんなで一つのキッチンになりました。
あとは食器洗浄機のパネルなどをつけたら完了。そして、Mさんにオイル塗装の方法をお伝えするのですが、このままの印象でもとても良い感じ。ワックスだけで仕上げる方法も良いかもしれませんね。

山本芳子さんの器

2015.12.03

今週末12月5日から始まる創作展「クレミル」に出品してくださる方々を紹介していきたいと思います。
器を出品してくださる山本芳子さんは金沢生まれ。金沢美術工芸大学で工芸デザインを学び、卒業後、金沢で作家活動をスタートしました。その後、神奈川に移転し、現在は金沢と神奈川を拠点に、作陶を続けていらっしゃいます。
手作りマーケットで出会ったご縁で、今回も「クレミル」にたくさん出品してくださいました。
中でも、お父様が持ってらしたという文様の印材を使った器の表情が個人的に大好きで(笑)、他ではあまり目にすることできないものなのではないかと思うので、手に取ってご覧いただけるこの機会にみなさんに見に来ていただきたいなと思っています。

1年最後の月の始まり

2015.12.01

1年最後の月が始まりましたね。
今週末からは「クレミル」のイベントもあり、あっという間に年越しを迎えそうな勢いです。
体調を崩さないように気を引き締めていきたいと思います。
写真はこども達が楽しみに用意していたアドベントカレンダー。
「靴下のチョコはいってる~。」「おね~ちゃんのは星だ!」クリスマスまで、楽しみだね。
毎年大掃除の時に塗装し直しているケヤキのテーブル、今年もいつの間にか磨きがいのある雰囲気に仕上がりましたね(笑)。

ナラとステンレスの食器棚と物入れの小さな改装

2015.11.28

20151128008201511280092015112801020151128007続いて、Kさんのところから車で15分くらい走ったところに住むMさんのところへ。Mさんのところにも食器棚を作らせて頂いて、さらにキッチンの奥の物入れを使いやすく改装させて頂いたのですが、ちょうどその工事の日に私は打ち合わせが入ってしまっていて、取付に立ち会えなかったのです。それであらためてご挨拶に伺いました。
「イマイさんに撮って頂くのにきれいにしておきました!」と奥様。
「ありがとうございます。」
ということで、きれいなところをパチパチと取らせて頂いて、いつもどおりに収納の中も。収納の中を見るとやっぱりその人らしさが出ていてとても良いです。たくさん持っているスパイスのしまい方やお皿の並べ方やカゴが入っている様など。
ご主人とお二人であれこれきちんと悩んで作ったおかげで、とても丁寧に使ってくださっている様子が分かります。ありがとうございます。
写真を撮りながらMさんとお話ししていると、Mさんご夫婦でカメラにとてもお詳しいようでして、この際自分で疑問に思っていたことをいろいろとお聞きしました。
なるほどなぁ。
今使っているカメラは2台目の一眼レフカメラ。元々はずっとコンパクトカメラを取付の時に携帯していて写真を撮っていたのですが、「イマイさん、写真はきれいだけれど、家具が使っている様子が分かると良いのよね。」と昔あるおばさま(失礼しました。)にご意見を頂いたことがあったのです。
それからは、きちんとレンズが交換できるカメラを持って、使い始めたお客様を訪ね歩くようになったのです。そしてその時に最初に手に入れたカメラのほうが実は今使っているカメラよりも気に入っていて(ごめんね、何となく必要以上にリアルに写ってしまう気がして・・)、何か違うのかをMさんにお聞きしたのです。今日はあまり時間がなかったので、何となくのお話ししかお聞きすることができませんでしたが、次お会いする時にはもっといろいろと聞いてみよう。
こうして、いろいろな人とつながって、私たち自身もとても勉強になる毎日です。
ありがたいことです。

クルミのL型の食器棚を見るために

2015.11.28

20151128001201511280022015112800420151128005先日、取り付けたKさんのクルミの食器棚。使い始めた様子を見せて頂くためにご挨拶に伺ってきました。
Kさんには、以前に壁二面を使ったL型の本棚を作らせて頂きました。
それからも何度となくお会いしているのでもうすっかりお馴染です。
その時はKさんがまだ独身だったり、いろんな経緯があって私たちに家具を頼んでくださることになったりと、私もKさんのいろいろなことを知っていますし、Kさんも私たちのいろいろなことを知っています。
写真を撮らせて頂いた後にお茶をご馳走になっていましたら、おもしろくうれしいお話を聞いたのです。

それは何かというと、今回の食器棚を作るにあたって、一度お会いしてプランがほぼ決まったあとに、どうしても変更したい部分が出てきたのだそうです。
その時に、「せっかくこちらまで来てくださってプランを決めて頂いたのに変更するのは何だか申し訳ないなあ。」と新婚の奥様と頭をつき合わせて思い悩んだのだそうです。
「でも、結局変更をお願いしちゃいましたけれど(笑)」
そう。
結局、その変更についてはきちんと伝えてくださって、この食器棚の形に反映できたので「希望通りの形です!」とおっしゃって頂けたのですが、そう思ってくださったことに少し私はびっくりしたのでした。
もう何年もお付き合いしていて、お互いのことが分かっていても、「申し訳ないなあ。」と思っていてくださったことに。
私自身としては、家具が希望の形になるならまだ製作に取り掛かる前でしたらプランの変更は全然大丈夫です、という考えかたですので、その変更のお申し出を聞いた時は何とも思っていなかったのですが、実はその時にKさんご夫婦でそのように気にかけてくれていたとは思ってもいませんでした。
だから、驚いたあとにとてもうれしくなったのでした。

作る人も使う人も相手を気遣いながらひとつの形を作ってゆけるって、こんなにステキな考え方はなかなかないですもの!

懐かしい色で仕上げた食器棚

2015.11.26

2015112600520151126006201511260022015112600320151126004先日の取付に参加できず、ご挨拶できなかったので、あらためてOさんのところへお邪魔してきました。
使い始めての点検も兼ねてお伺いしましたが、食器棚は快適に使えているとのことでひと安心。
オイル塗装の普段のお手入れの方法をご説明した後にお茶を頂いていると、「アルダーっていう木はもろいのでしょうか。」と奥様。

詳しくお話を聞くと、ここに越されてからダイニングテーブルを購入されたのだそうですが、その脚が天板にねじこむタイプの脚でさらに形状が四方に転んでいる(末広がり足が斜めになっている)デザインのものだったそうで、組み立てたあとに脚に軽くぶつかったら、天板からもげてしまったのだそうです。
「きっとそれはアルダーの強度ではなく、構造上強度を出しにくい形だったのではないでしょうか。」と伝えさせて頂いたのです。
その後そのテーブルの費用をお知らせ頂くと、とてもリーズナブルな価格でした。私たちが作ったらその費用では作ることさえ難しく、テーブルの材料を全部用意できるかどうかの価格でした。
使う人からすると金額は安い方が良いのでしょうけれど、実際にしっかりした形を考えて、ずっと使っていくことができるものにするためには、そこに費やす時間や力が必要になってきます。そうなるとやはりその費用では作れなくなっちゃう。

私自身、家具以外のことになると、ふと気が付くとコスト重視で物を見てしまう時があったりして。そのものができるまでの過程や技術をきちんと見ないといけないってその都度反省するのです。
どうにかして、もっと物を作ることのすてきな面を伝えたいけれど、コストと言う部分で大きな壁ができてしまうことがあるのです。

その後、Oさんはテーブルの脚が壊れてしまった経緯を販売店さんにそう伝えましたら、新しいものに交換してくださったのだそうです。
でも、その新しいものもしばらく使うと、普通に使っていただけなのにやはり同じように足がグラグラに。
結局、また新しく交換しても同じことになってしまう可能性がある、ということでテーブルのお代を戻して頂くことになったのだそうです。
「なるほど、それはちょっと淋しいですね。」
「はい、壊れたテーブルはかわいそうですが、でも今度も脚がまっすぐなしっかりしたものを購入することにしました。良い勉強になりました。」とOさん。

手に入れやすい状態、と言うのはとても魅力的なことなのですが、ただただ安いと言うものにはやはり無理があるのではないかと思います。
だからと言って高い物ばかりで揃えれば良いというのではなく、きちんとした質の良いものが適正な価格で流通されるようになると、使う人もこの製品の適正な価格はこういうものだと分かって気分が良いし、作り手である私たちももちろん良い気分で仕事ができるのです。
でもね、それがなかなか難しい・・。

Oさん、興味深いお話を聞かせてくださいましてありがとうございました。
また、使っていて何かあればいつでも言ってくださいね。

ハルチィカフェで食べられるシュシュさんのパン

2015.11.26

20151126008まだどんなパンをオーダーしようか迷っているのですが、男の人でもおなかがいっぱいになるような具材たっぷりのパンを5日(土)、6日(日)、12日(土)、13日(日)のカフェ開店期間中に販売しようと思います。
こちらのボリュームあるパンを作ってくださるのは、寒川のシュシュさん。オーナー中橋さんが作るパンは、味がしっかりついていて、しっかりおなか一杯になるパンばかり。当日は人気の湘南バーガーを始め、美味しいパンをご用意する予定です。
楽しみにしていてくださいね。

タモとステンレスの少し懐かしい印象のキッチン

2015.11.24

201511240022015112400320151124004平成建設さんからのご依頼でこの夏に設置させて頂いたM様のところまで、ちょっとしたメンテナンスとご挨拶にお伺いしてきました。かなり濃い色でタモを塗装したキッチンでしたのでどんな具合に使ってくださっているのか見るのが楽しみでした。
もっと無骨な印象で考えていたキッチンはどこか懐かしく優しい表情になっていました。
なるほど、とても良い印象です。
「こんなに散らかっているところの写真で良いのですか。」と奥様。
良いのです、良いのです。この感じがその人それぞれの表情になっておりますので。

ワークショップについてのお知らせ

2015.11.24

展示会「クレミル」のお知らせをはじめて、多くの方にワークショップについて、問い合わせや申し込みをいただいてとてもうれしいです。
工房開放の12月13日は定員になりましたので、締め切らせていただきます。
「5日に工房開放はしないのですか?」という問い合わせがありました。数組でしたら対応できると思いますので、先着順になってしまうと思いますが、受け付けたいと思います。ぜひご検討くださいね。
写真は、端材でつくる「おうち」。さんかくやしかくの木のブロックを用意してありますので、お子さんと一緒に作って、クリスマスツリーの傍に飾ってもステキになりますよ。

手づくり照明の表情

2015.11.23

一昨年の照明教室に参加してくださったHさんの作った作品の一部分。
当日表面に貼る紙はこちらで普通の障子紙を用意しているのですが、Hさんはせっかく自分たちの部屋に点けるのだから、ということで、鎌倉にある紙屋さんまで足を延ばして、淡い水色の紙と桜の模様が切り抜かれた紙を用意されてご参加くださいました。
8カ所すべてに水色の紙を貼りつけて、その後、部分的に桜模様が抜かれた紙を上から重ねていく。
へぇ、これは面白い手法です。
貼り終えて、最後に霧吹きして、髪をピンっと張らせるために明かりをつけると、見事に桜が浮かび上がりました。
(写真では伝わりにくくてすみません・・。)

自分で照明を作ると、こういった楽しさもあります。
当日こういった仕上げにチャレンジしてみたい方は、お好きな紙をご用意くださいね。
紙を貼る箇所は全部で8カ所ありまして、1か所が幅10cm、長さ40cmくらい必要になります。
失敗することもありますので、8枚分ピッタリではなく、少し余分に用意して頂ければと思います。

また、「当日、子ども連れでも大丈夫ですか。」と言うご質問を頂いたのですが、ちびっ子向けの工作も用意しようと思っており、また遊べるようなおもちゃも用意してありますので、お子様連れでも大丈夫です。
ただ、木工機械がある場所で作業をする予定で考えておりますので、走り回ったりすると怪我したりするかもしれませんのでご注意くださいませ。

ウォールナットでお化粧

2015.11.23

以前にキッチンを作らせて頂いた「こころがスイスイおよぐ」Tさんから約1年ぶりにご依頼頂いたのはちょっとしたリメイクでした。
キッチンは、無垢材を使っていることもあって多少の反りは出ていたりしても調整するほどの動きはなくとても快調に使えているということで、さらには設計士さんにも大変好評を頂いているのだということで、とてもうれしいお話を聞かせて頂いていたのですが、大工さんが作ってくださった洗面台が思った以上に汚れなどがつきやすいということで、思いきって表面を交換することになったのです。
「どこかにブラックウォールナットを使ってみたかったのです。」とTさん。

今までは、白いEP塗装仕上げの扉と白い化粧板のパネルだったのですが、化粧板の表面を熱したり、溶剤を使ったりして剥がし、表面を平滑にし、そこにブラックウォールナットの薄板を接着。パネルの白い化粧板の表面は剥がせないので、化粧板にも効く接着剤を塗布して、多少現場の壁の傾斜に合わせてウォールナットの板をカットして、その上からを接着。そして、その場で塗装。
そして、元の白い扉は撤去っさせて頂き、あらかじめ採寸して作っておいたウォールナットの扉を吊り込んで完成。
作業工程を文章で記すと、家具を取り付けるよりも短い工程になるのですが、現場で行なう加工は思っている以上の時間が掛かります。土曜日の朝からカナイ君とコバヤシ君に現場に入ってもらって、作業が終わったのが17時過ぎ。
翌朝、私が扉を吊り込んで、調整して、お昼前に完了、ということで1日半ほど掛かったのでした。
もともと工場で洗面台を作って持って来れるような状況でしたら良いのですが、その現場によって、それは大工さんが作ったり、家具屋さんが作ったりと様々です。
大工さんは家具屋さんほどの精度を出すことが難しいという話をよく聞きますが、ここの大工さんも、新築の作業中にキッチン現調にお邪魔させて頂いた時はとても見事な屋根を作っておられたり素晴らしい技術を見せてもらったのですが、やはり1mm、2mmの細かい家具レベルになると多少難しい部分があるようで壁の傾きなどが少なからず出てしまっていたので、その調整に時間が掛かったのですが、どうにかきれいにお化粧し直すことができました。

「これほど表情が変わるんだね。」とうれしそうにTさん。

マザーズカフェさんで打ち合わせとランチ

2015.11.20

クレミルの最初のワークショップ、5日(土)の照明作り教室はランチ付きをお出しするのですが、そのお料理をとても良くお付き愛させて頂いているマザーズカフェさんにお願いするのです。
どんなお料理にしようかしら、とオーナーの臼田さんと相談させて頂き、とても魅力的で美味しそうなお昼ごはんになりそうです。
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ナスとミニトマトのカポナータとミニサラダとハーブの効いたミートパテと、そしてメインの鶏肉とキノコのクリーム煮クスクス添え。
美味しそう。

今日はマザーズカフェさんの定番のしっかりした味で私もおなかいっぱいのシーフードドリアと濃厚な味のカニクリームコロッケをアキコと二人で頂いてきました。
ごちそうさまでした。
5日が楽しみ!

13日の工房開放日のこと

2015.11.19

この日は、今まで自分で工作したくても、「場所や道具がなくって・・。」と言うご希望にお応えして、今までしてみたかったことをやってみようという日です。
使っていて傷んでしまったテーブルを塗り替えに来る方、お母さんに頼まれているちょっとした物を作りに来るお父さんなど、普段私たちが使っているこの家具製作の作業場を自由に使える日です。もちろん危険な機械もありますのでそういう作業は私たちが行ないます。
また、この機会に端材でみんなで何かを作ってみよう、ということも考えております。
思いついたのがお皿なのですが、お皿以外にも板や棒がいろいろとありますので、アイデア次第では、箸置きやカッティングボード、鍋敷き、トレイなども作れるかも。
作業時間は、10時からお昼を挟んで(お昼はお弁当持参でも、クレミル期間内で販売しているうさぎパンさんとシュシュさんのパンでランチを取って頂いてもOK!)15時くらいまで。
チビッ子のために、木のブロックをボンドで貼って作る木の家の工作キットもあります。

どんなワークショップになるか私たちも初めてです。

参加希望される方は、info@freehandimai.comまで以下の内容をお書き添えの上メール送信してくださいね。

件名に「ワークショップ参加希望」とお書きください。

○希望日:5日(土)の手作り照明教室 / 13日(日)の工房開放のどちらか(もちろん、両方でもOK)
○お名前とフリガナ
○参加人数
○メールアドレス
○ご連絡が取りやすい電話番号
○ご住所

*人数が少しずつ増えてきておりまして、私たちが対応できる人数(まだ決めておりませんが・・。)を越える場合は先着順で締め切ってしまいますので、どうかご了承下さい。

どうぞいらしてくださいませ。