マンションの物入れを使いやすくする

2018.05.21

2018052100220180521003先日に引き続き、昨日はカナイ君とコバヤシ君に茨城県の勝田までKさんの工事に向かってもらいました。
先日設置したのは食器棚とリビングの家具。今回工事するのは物入れです。もともと大きな白い扉がついていて、そこを開けると中に重たいパーティクルボードの可動棚が入っている形。思いからなかなか動かさず、奥行きもかなり深いので、多少使いにくさを感じていたKさん。これを機に使いやすい形に変えたのです。
下のほうが奥のものがとても出しにくいので、引き出しに変えて、リビングの物入れには分別のゴミ箱を収納できるようにして、またキッチンの物入れには、引き出しのほかに取り外せるトレイをアガチス材で作って、そのまま食卓に持っていけるような形にしたり。

以前にも同じような細工をしたことがありましたね。
いろいろなものを再発見
このMさんの時も食器棚と一緒に狭くて使いにくかった小さな収納を改装しました。

こういう細かいところが気持ちよく使えるようになると、もっともっとその場所が好きになるよね。

ナラのリビングボード

2018.05.20

20180520002Uさんのところへお邪魔してきました。
昨年の夏の終わりに作らせて頂いたリビングボードのメンテナンスです。
夏から冬を通るころには乾燥した空気と暖房が起こす乾燥のため、板が動くことがあるのです。Uさんのところでは板が少し縮んだことでコーキングが部分的に途切れてしまったのでそこで、再充填に伺ってきたのです。
この家具の取付の時には私はお邪魔できなかったので、施工後あらためてUさんにご挨拶させて頂き、使っている様子を写真に撮らせて頂きました。
そうそう、リビングボードの奥に写っている白い家具は7年前に作らせて頂いたキッチンの対面カウンターの下の収納です。
ずっと気持ちをつなげてくださっていること大変感謝しております。

やくそくしてたこと :家具屋の家づくり

2018.05.20

20180518002「ゆきどまりの庭」を探すことにしました。
23年前に約束したことを今度は福原さんが叶えてくれる時です。
自分を見つめなおすこと。
おっと、思いがけず自分が大切に思っていたものが、引き出しの片隅から出てくるようです。

食器棚まで辿り着きました

2018.05.17

kdn009-1000x576
Kさんから写真付きのメールが届きました。
「最近、息子の行動範囲が広がりまして、とうとうイマイさんで作っていただいた食器棚まで辿り着きました。
どうも息子のお気に入りらしく、私が台所に立っていると大抵こんな状態になっています。自分で引き出しを開けられるようになってしまったので、チャイルドロックを付けてしまったのが、なんとも悔しいですが。笑
特になにかお願いする連絡ではなく、すみません。ただ、食器棚もとても使いやすく、かつ息子が良いものに触れられることが嬉しくて、つい連絡してしまいました。」
お客様と話し合って考えた形を作らせていただいて、その家具が実際にみなさんの暮らしの中に馴染んでいく様子がわかるととてもうれしいです。
納めた時にはお腹の中にいたのにね、もうこんなに立派に立っちして。
うれしいご報告をありがとうございました。Kさんは先日の はじめ さんの離乳食教室にもご参加くださいました。ご自宅で整体院を営まれていて、その離乳食教室のレポートをとても上手にまとめられています。
記事はこちら → http://atashinchi0605.com/rinyusyoku/
「鍼灸指圧整体院 あたしんち http://atashinchi0605.com/」
ご参考になるのではないでしょうか?ぜひご覧ください。

ナラのダイニングテーブル

2018.05.15

201805150022018051500420180515003Sさんからご依頼頂いているナラのダイニングテーブルとYさんからご依頼頂いているクルミのダイニングテーブル。偶然にも2台ともとても印象が近いかたちになりました。
こういうのはうれしいです。

母の日のプレゼント

2018.05.13

土曜日の夜、おとうさんはPTAの集まりがありご飯は不要ということで、一緒の時には献立にできないものにしようということで、ピザを作ることに。材料を用意したら、あとは娘達だけで作ってくれました。
今日、母に会うので少し残しておいたものを食べてもらうと、「美味しい。こんなにおいしく作れるなんて、本当に料理が好きなのね。将来こういう道に進むのかしら。」と言いながら、娘たちが作ったものを美味しそうに食べる母の姿を見られたことが、なんだかありがたく、幸せを感じたのでした。

天井までの本棚

2018.05.13

先週末、3年程前にTVボードと本棚を作らせていただいたOさんのお宅に再び本棚を作らせて頂いたのです。
文章を書くお仕事をされているOさん、お持ちの本があっという間に増えてしまいました。
今回は、前回の2階ではなく、書斎となる3階に本棚を作ることになりました。
そう言えばOさんのところは搬入が難しいのだった・・。
屋外からの搬入が難しい立地で、階段からぐるぐる回しながら揚げなくてはいけない構造なので、本棚はおのずと細かく分割されます。
さらには、今回は3階ということで、天井には屋根の形が現れた傾斜天井。
この角度に合わせて作るのはなかなか大変なのです。
Oさんからロフトに上がるハシゴをお借りして、3点のポイントを採寸。あとはこれがきちんと一直線になるポイントなら傾斜はあっているはず。ですのでは会社に戻ってCAD頼み。
今でこそ、傾斜天井や曲線の家具は作りやすくなりましたが、私が入社当時はそれはもう手作りです。
傾斜している家具は原寸を描いて、それに合わせながら組み立てていくし、大きな曲線なんて、ハンドトリマーをベニヤに貼りつけて、長いコンパスを作って工房内をグルグル回るのです。
ちょっとでもコードが引っ掛かったりしたら、トリマーの刃がずれてカーブが曲がっちゃう。だから、電源コードを首に巻いて、コードが床に触れないようにやったりして、首しまっちゃうんじゃないのって、いつも思いながら粉だらけになりながら作業していましたね。
とお話している間に、きれいに傾斜が合いました。ひと安心です。
普段本をほとんど読めていない自分にとって本棚を持てるということは幸せです。
でもね、自分でも最近少しだけ目に通している本があります。庭が掲載されている本です。
なぜその本ばかり眺めているかはそのうちに分かりましょう。
Oさん、ありがとうございました。

クルミの家具

2018.05.09

20180509001昨晩からの強い雨が降り続くと心配された今朝でしたが、勝田駅に着くころには雨もほとんどおさまっていたのでした。長時間の運転でこわばった体を伸ばすと、ブルっと震えるくらい冷え込んでいます。そう家は先ほど道路わきに表示されていたデジタルの温度計は11度を示していたし、ラジオから流れる天気予報では3月下旬の寒さと言っていたね。
今日一緒に取付に来ているカイ君も少し体調を崩していると言っているし、毎年連休明けの冷え込みに体が騙されちゃうよね。
雨は小雨でも小さな粒が当たるくらいは残っているので、屋根のあるエントランスに家具と道具を下ろしたら、搬入開始。
今日のKさんのところでの作業はかなり大掛かりです。
食器棚とリビングの家具を作らせて頂き、さらにはお話の流れで今使っている物入を改装しましょう、ということに。物入れの作りを変えるということは当然現地での作業量が多くなるわけで、今日1日間では終わらない。
そこで、今日は食器棚とリビングの家具をメインに設置して、物入れの作業はできるところまで行ない、もう一日別に予定を組ませて頂くことにしたのです。
で、搬入を終えたら間を置かずにさっそく取付開始。食器棚とリビングの家具の製作を担当したコバヤシ君は込み入った形のリビングの家具の設置に専念してもらって、私は食器棚の設置。物入れ改装のパーツ作りを担当したカイ君は、両方の作業の補助にコンパクトに動いてもらうことに。
食器棚の設置は比較的シンプルでしたので、午前中で目途が立ち、リビングのほうも複雑な割には、コバヤシ君が黙々と淡々と進めてくれたおかげで、終わりが見え始めています。
終始Kさんが見守ってくださり、ご用意くださったお昼を挟んで、午後からは私はキッチンの物入の改装に取り掛かることに。
こういう改装ってできあがりはシンプルなのですが、作業は時間が掛かるのです。
今までついていた扉と棚板を外して、奥行きが深すぎて使いにくかったので、代わりに下段は引き出しに。スライドレールを物入れに直付けして、引き出しを取り付け、そのクルミの前板を調整しながら取り付け、上は今まで白かった扉をやはりクルミの扉に変えて、中についていた棚板の代わりにアガチスで作ったトレイを仕込んで。
こちらの作業が終わるころには、コバヤシ君のリビングの家具もすっかり終わっていて。
残り2か所の物入れの改装は次回。
少しずつ形が見えてきました。
Kさんの暮らしかたがどんな風に整っていくのか楽しみなのです。
帰りはすっかり雨も上がり、雲間からのぞく夕日が黄色くほんわりと光っておりました。
ふと高速道路から下を見下ろすと、田んぼにはもう稲が植わっているのでした。
季節は廻ります。私たちも形も、姿は違えどもめぐっているのです。

親子教室「手作りおやつと脳育おもちゃ作り講座」を開きます!

2018.05.09

先月、離乳食教室を開いてくださったはじめさん
前回の受講者さんや周りのご意見を反映してのレッスン内容を企画してくださいました。
「家具屋さんのショールームでの教室ってことは、何か宣伝されて、住所書いて、DMとか送られてくるようになるんじゃないかしら?」と不安に思う方もいらっしゃるかと思いますが、受付するうえでお名前だけは、はじめさんからお知らせしていただきますが、それ以外の情報はいただいておりません。この場所を打ち合わせ以外でも活用してもらって、もし、皆さんの生活に家具が必要になって時に「そういえば…」と思い出していただけたらな、くらいの考えでいますので、お気軽に足を運んでいただければと思います。
皆様のご参加お待ちしております!
【手作りおやつ&脳育おもちゃ作り講座】
*5/28(月)10時半〜12時半頃
フリーハンドイマイ2Fショールームにて開催
〈内容〉
*手作りおやつ 3種(お砂糖は使いません)
座学→デモンストレーションcooking
*脳育おもちゃ作り
レッスンの詳細はblogページをご参照ください。
お申し込みは、はじめさんのblogまたはLINEよりお願いいたします。
【告知】6月より5回1クールでベビトレヨガクラス始まります。募集5名です。お申し込みはお早めに!

歩み

2018.05.06

連休最後の日は次女の付き添い。
2年前から走ることを習い始めた彼女のはじめての記録会への参加。
はじめて行く競技場で、同い年とは思えないくらい、かっこよくて速い子がいっぱい。いいお勉強になりました。
「来年の記録会はどうする?」
「出る。」
一歩前へ進めたのかな。

Ⅰ型・壁付けキッチン

2018.05.05

00113oofuna-watanabe001-1000x576saitama-kubota001-1000x576
ショールームにいらしたお客様にお茶の準備をしていると、お話ししている様子が耳に入ることがあります。
「うちのキッチン、壁付けで…。」
まるで、あまり大きな声で言えないことのような、少し残念に思っていることを伝えるかのような印象を受ける時があります。
なぜなのでしょう?私は好きですよ、自分が育った台所の形です。
両親は今まで3度の引越しをしていますが、はじめの3軒は壁付けキッチンで、今はペニンシュラキッチンです。一緒に住んでいた時は壁付けキッチンだったので、その習慣が身についていて、母が台所仕事をしていて話している時は、お互いを見ていないと思って話を進めていて、ふと見上げると母がこちらを見ていて、「あ、こっち見て話してくれてたんだ。」なんて思ってしまうこともあるのですが…(笑)。
今までも壁付けキッチンを作らせていただきましたが、皆さまのそれぞれの暮らし方が現れた、どれも魅力的な形ですてきです。
Pinterest では、キッチンの型別に製作例をご紹介しておりますよ。
Pinterest → 注文家具屋フリーハンドイマイ → オーダーキッチン・木のキッチン・造作キッチン・キッチン収納 から、ぜひご覧ください。

ゴールデンウィークの営業時間のお知らせ

2018.05.05

2018042600220180426003201804260042018042600520180426006今週の土曜日から大型連休が始まりますね。私たちもカレンダー通りの4月28日(土)、29日(日)、30日(月)、3日(木)、4日(金)、5日(土)、6日(日)はお休みとなります。
事前にご予約頂いていた皆様の打ち合わせや納品の時間のみ工房を開ける形となりますのでご了承ください。

それまではみな手を動かし続けます。
良いかたちを作りたいと思います、そう今朝みんなと話し合っていたのでした。

手を動かし続ける

2018.05.04

_dsc0051
「別の日にお休みが欲しいので、ゴールデンウィークに作業してもよいでしょうか?」というカイ君と、
「お休みの間に自主制作をしたいのですが。」というカナイ君が工房で作業をしています。
私達の家具製作は1人1台担当制を取っているので、納期さえ守れるように調整してくれるのであれば、働き方は個々に任せています。(可能な限りです。)
本当はね、長期のお休みは、(お盆にも納品があったりするから)お正月とゴールデンウィークにしか取れないから、体を休めてほしいのだけど…。やっぱりみんな職人さんで、手を動かし続けるのですね。

家具作りではなくお料理の日

2018.05.03

_DSC0791_DSC0794_DSC0804_DSC0809
今日は、長女のダンスの発表会へ。何度も見ていますが、踊る彼女の姿が大好きです。
その後は、今BTSに夢中で韓国に興味がある長女のリクエストでホットク作り。本場のものを食べたことはないですが、おいしくできたのだと思います。そして、「スターウォーズ 最後のジェダイ」を観ながら、カツレツ作り。おいしくできました。そんな休日でした。お休みをありがとうございました。

五月三日

2018.05.03

雨は上がりました。
窓を開けるとにわかにカーテンを強い風が揺らします。
しばらくすると椅子を引くのが重くなるくらいの湿気を連れてやってきたのですが、おかげさまでもうあすこにはお日様が見えております。

OZONE CRAFT WEEK 2018 青空個展アートクラフトへの参加、無事に終わりました。

2018.04.29

今回は初めての場所での開催ということで選んだのですが、自分達の憧れの場所で行なわれるマーケットなら、きっと沢山の人に観てもらえて、私たちをより知ってもらえるどろうと思っていましたが、それはまた別のお話になるわけで…。
でも、やはりインテリアのことに興味のある人々が集まる場所です。今回もステキな出会いがありました。
私達に興味を持ってくださり、iPhone スタンドsofa をお買い上げくださった方、将来デザインの仕事に就きたいと進学の方向性を相談してくれた高2の女の子、「あ〜!フリーハンドイマイさん!自分が平塚の訓練校の出で、木工やってまして。今はひとりでやってるのですが。当時みんなフリーハンドイマイさんで働きたいって言ってましたからね〜。(笑!本当ですか⁉︎)」とご夫婦の方。お会い出来て、お話できてうれしかったです。ありがとうございました。
そして、「今日特に予定がなくて。そういえば、イマイさん来てるって書いてあったよねって。」と数年前に食器棚を作らせていただいたMさんご夫妻に久しぶりにお会いすることが出来ました。とてもうれしかったのです。
ということで、マーケットで得られるものは売上だけじゃない!と今回もとても励みになったので、攻めの姿勢でいこうと決めました。これからも新しい場所でのマーケットに挑もうと思います。
次回のマーケットを楽しみにしていてください。
写真は、コバヤシ君が製作中の曲木のパーツ。木は、丸まって欲しい。

OZONE CRAFT WEEK 2018 青空個展アートクラフトに出展します!

2018.04.27

_dsc0327_dsc0116sofa
雨が上がってきましたね。
今週末から始まるゴールデンウィーク。皆様、お出かけの計画を立てられたりしていることと思います。
私たちは久しぶりにマーケットに参加しますよ。
場所は、新宿OZONEさん。リビングデザインセンターOZONEは、家具や住宅設備などの展示や店舗が多く見られる場所で、春から新しい生活が始まって暮らしづくりをしている方や、これから新築やリフォームでお家づくりを考えられている方々は、足を運ぶ機会があるのではないでしょうか?
「オーダーキッチンを作ってる家具屋さんがマーケットに居るらしいよ、話聞いてみようか?」という感じで遊びに来ていただけたらうれしいです。
OZONE CRAFT WEEK 2018 青空個展アートクラフト
開催日・時間:2018年4月29日(日)10:30~17:00(屋内開催につき雨天決行)
場所:新宿パークタワー 3F~7F リビングデザインセンターOZONE
ゴージャスで有名なキッチンメーカーさんのお店も入っていますが、私たちは親しみやすい感じで居りますので(笑)、お気軽に声をかけてください。皆様にお会いできるのを楽しみにしております!

愛をこめて

2018.04.25

20180425002愛のある家具を作るって気持ちを大切にして、みんなと一生懸命に前に進むのです。
今日は先日設置、引き渡しが終わった埼玉のUさんのところに小さな作業をしてもらいにカナイ君とコバヤシ君で向かってもらいました。
いろいろな意見を頂くことができるのもとてもありがたいこと。
何というか、家具やキッチンを使う人から直接依頼をもらえることってよく考えるとすごいことだし、そんなあったこともない家具屋を受け入れてくれる工務店さんもとても素晴らしい。
その人の暮らしのなかの大きな決断の時に私たちが居られるってすごいことじゃない。
この前の日曜日にいらしてくださったKさんも、気が付くともう二人のお子さんがいらっしゃって、家具を使ってくれるだけではなく、私たちの仕事の相談にも乗ってくださったり、何というか、ものを作るというコミュニケーションでみんなとつながれるというそのことに驚き、喜ぶばかりです。
もちろん、大変な苦労もありますが、ただただ驚きとともに味わう喜びが大きいのです。
Uさんもね、大きなハウスビルダーさんに努める設計士さんで、家具屋さんはきっとご存知なはずだけれどもこうしてはるか南の小さな工房を訪ねてくださいました。
なかなかこういうすてきなところに立てている家具屋さんって居ないはずって思いを胸に抱きながら、家具作りを頑張るのです。

ホワイトオイルで仕上げたタモのテーブル

2018.04.22

この土日の見学会のタイミングに合わせて作らせて頂いた脚の丸いタモのダイニングテーブル。
加賀妻工務店さんからご依頼頂いたのです。
加賀妻さんの作る空気は気持ちよい。
お庭でご飯が食べたくなるように思えたら、それはすてきな空気が流れているということなのだろうな、と自分ではそう思っています。

タモの目隠し

2018.04.21

以前にキッチン対面カウンターの下に引き戸の収納を作らせて頂いて、合わせて食器棚もちょっと変わった引き戸のかたち(おばさま)を作らせて頂いたIさんから新たにご相談頂いていたのが、玄関の造作でした。
しっかりしたシューズインクローゼットを作ったのは良いけれど、靴が見えてしまうのがやっぱり気になって、ということで棚の手前に扉をつけさせて頂きました。
暮らしてみてから分かることっていつになってもいろいろあるのです。

ホワイト

2018.04.19

一昨日は、この白い家具を納品してきたのでした。
白といっても、化粧板そのままではなく、白く塗りくるんだ仕上げです。
今回のこのテレビボードは長さが4300mmを超える長さで、どのように製作するかが一つの課題でした。
「搬入は大丈夫です。」
ウッドアースさんからそうご連絡頂いていたのですが、トラックで運ぶ中で受けるストレス、2階に揚げるストレスを考えると、さらに使い続けるための耐久性をどうクリアしようか。
人工大理石で製作して、現地でシームレスジョイントを行なう、という方法もありましたが今回はいろいろ相談を重ねて塗装で仕上げることになりました。
その塗装ですが、もともと塗りつぶし塗装の際は、今までは下地にシナ合板を使うことが多かったのです。
でもある日に塗装屋さんに言われたのは、「化粧板を下地に使ってくださっても構いませんよ。むしろそちらのほうが下地がきちんと成形されているので、仕上がりが良いかもしれません。」ということでした。
なるほど、一理あります。
それからは、ポリエステル化粧板やメラミン化粧板を下地に使うことが多くなり、今回もこの天板の上にテレビや重い水槽が載るということで、硬質なメラミンを下地にして製作したのです。
メラミンを荒らして食いつきを良くし、それから塗装場に運び入れます。できあがりはとてもよい優しい感じです。お豆腐みたいな。
そのあとは工房で仕上げた後、雨が降りそうな雲行きとにらめっこしながら無事に先日荷揚げすることができたのでした。

仕上げの方法にはいろいろな形があります。
私たちは常にスペシャリストでありたいと望むのですが、こうして、いろいろな職人さんやお客様からも学ぶことが多いのです。
技術や知識の蓄積は一朝一夕ではいかないのです。
熱心にその事に仕えることによってそれは精錬されていくのです。

どうり

2018.04.18

2018041800120180418003その形がこうして実現されるのには、いろいろな理由があって、その形が現れるのです。
私たちの考える理由、使ってくださる方それぞれの考える理由。
赤色に黄色を混ぜれば茶色になって、そこに赤色を足すと橙色になるけれど、白色を足せば肌色になる。どの色を選ぶかは生まれたコミュニケーションで鮮やかに変わっていきます。
今日は、ディスポーザーを設置したということで、その形状に合わせて加工した引き出しを再設置してきました。
Mさんとのやり取りは、本当にいろいろな色に変わっていき、やっとたどり着いた形です。
その人の色(特にお母さま)を見つけるまでがなかなか大変だったなあ、とぐるりと室内を眺めてはそう思うのでした。
その色をすくってさまざまな形にできる手こそが自由な手なのです。

和の離乳食パクパクセミナー2回目中期~後期編 無事終了しました。

2018.04.18

_dsc0662_dsc0673_dsc0668_dsc0711_dsc0723_dsc0731
「赤ちゃん連れで雨の中は大変だろうな。」と昨夜から気になっていたのですが、ご予約いただいた皆様、無事に揃って、始まりました。
和の離乳食の基本となるお出汁をとるには少し時間が必要です。離乳食中期~後期から使用できる煮干し出汁の準備をしながら、座学から始まります。月齢に合わせて、赤ちゃんは今どういう状態なのか、そのひと手間が必要な理由を学びます。はじめさんのクラスでは、実際に生活の中に取り入れていくための工夫の仕方も実体験を交えながら教えてくださいます。
講義が進み、馴染みのない場所で、最初はお母さんにおとなしく抱っこされていた赤ちゃんたちも、お母さんが真剣にメモを取っていても、みんな思い思い自由に動き出します。この時期は、ハイハイできて、たっちできて、つかまり歩きができる頃です。かわいいですね。娘たちにもこんな時期があったのだなと、愛おしくなりました。
そして、キッチンを囲んで、実践しながらの講習です。「こういう場合はどうすればいいのですか?」「この道具は使いやすいですね。どこのですか?」など、実践があると意見交換が活発になって、いい雰囲気です。
お出汁のいい香りと、お母さんたちがおいしいものを作っていることは赤ちゃんもちゃんとわかっていて自然と手が伸びます。
赤ちゃんはちゃんと見ているのですね。おうちでお母さんに作ってもらってね。
はじめさんは「おうちに帰って、離乳食でわからないことがあったらいつでも連絡してください。」とアフターフォローもしっかりされているので、子育てママにはその言葉だけでも心強いですよね。
もう赤ちゃんを産み育てる予定のない私ですが、離乳食教室は「食のはじまり」を再認識できる機会となりました。
個人的には、この先いつか必要になる介護食にも生かせるのではないかと思いました。
セミナーにご参加してくださった皆様ありがとうございました。撮影・掲載にも快く応じてくださって感謝しております。
はじめさん、ありがとうございました。次回の開催も検討してくださっているそうなので、決まり次第お知らせしていきたいと思います。
楽しみにしていてくださいね。

荷作り

2018.04.17

くもりの日の搬入はどうしようかあれこれ悩みます。昨晩、頬にポツポツッと触った雨粒でしたが、今日は空がウンウンうなっているだけでまだどうにか天気は持ちそう。
夏はこのあたりではどこよりも暑く、冬も同じくどこよりも寒い海老名や寒川は、お天気予報の表示よりも少し気持ちを早めに切り替えておく必要があるのです。
特に今日みたいにトラックから飛び出ちゃう家具を運ぶときはね、当然屋内から荷揚げするのは難しくてバルコニーからの荷揚げになりますので、泥だらけにならないように、雨でぬれた材を室内に持ち込まないように、そもそも家具自体濡れないようにってよけいにいろいろ心配なわけです。