クルミの家具

2018.05.09

20180509001昨晩からの強い雨が降り続くと心配された今朝でしたが、勝田駅に着くころには雨もほとんどおさまっていたのでした。長時間の運転でこわばった体を伸ばすと、ブルっと震えるくらい冷え込んでいます。そう家は先ほど道路わきに表示されていたデジタルの温度計は11度を示していたし、ラジオから流れる天気予報では3月下旬の寒さと言っていたね。
今日一緒に取付に来ているカイ君も少し体調を崩していると言っているし、毎年連休明けの冷え込みに体が騙されちゃうよね。
雨は小雨でも小さな粒が当たるくらいは残っているので、屋根のあるエントランスに家具と道具を下ろしたら、搬入開始。
今日のKさんのところでの作業はかなり大掛かりです。
食器棚とリビングの家具を作らせて頂き、さらにはお話の流れで今使っている物入を改装しましょう、ということに。物入れの作りを変えるということは当然現地での作業量が多くなるわけで、今日1日間では終わらない。
そこで、今日は食器棚とリビングの家具をメインに設置して、物入れの作業はできるところまで行ない、もう一日別に予定を組ませて頂くことにしたのです。
で、搬入を終えたら間を置かずにさっそく取付開始。食器棚とリビングの家具の製作を担当したコバヤシ君は込み入った形のリビングの家具の設置に専念してもらって、私は食器棚の設置。物入れ改装のパーツ作りを担当したカイ君は、両方の作業の補助にコンパクトに動いてもらうことに。
食器棚の設置は比較的シンプルでしたので、午前中で目途が立ち、リビングのほうも複雑な割には、コバヤシ君が黙々と淡々と進めてくれたおかげで、終わりが見え始めています。
終始Kさんが見守ってくださり、ご用意くださったお昼を挟んで、午後からは私はキッチンの物入の改装に取り掛かることに。
こういう改装ってできあがりはシンプルなのですが、作業は時間が掛かるのです。
今までついていた扉と棚板を外して、奥行きが深すぎて使いにくかったので、代わりに下段は引き出しに。スライドレールを物入れに直付けして、引き出しを取り付け、そのクルミの前板を調整しながら取り付け、上は今まで白かった扉をやはりクルミの扉に変えて、中についていた棚板の代わりにアガチスで作ったトレイを仕込んで。
こちらの作業が終わるころには、コバヤシ君のリビングの家具もすっかり終わっていて。
残り2か所の物入れの改装は次回。
少しずつ形が見えてきました。
Kさんの暮らしかたがどんな風に整っていくのか楽しみなのです。
帰りはすっかり雨も上がり、雲間からのぞく夕日が黄色くほんわりと光っておりました。
ふと高速道路から下を見下ろすと、田んぼにはもう稲が植わっているのでした。
季節は廻ります。私たちも形も、姿は違えどもめぐっているのです。