木のキッチン 水に濡れても大丈夫?

2021.02.13

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我が家のキッチンです。ペニンシュラ型の無垢シナ材オイル塗装のもので使い始めて1年9か月目の洗い物を終えた後の水切りかご周りの様子です。(うちは収納スペースの確保を優先してつけませんでしたので、食洗機があるお宅よりも洗い物の回数は多いと思います。)水が周りにかかっていますね。ダイスケさんが「もう少し気をつければこんなにはかからないよ、ひどいね。」と言っていますが(笑)、普通に洗い物をした場合の見本ですからよいのです。
「木のキッチンって、水回りで大丈夫なのですか?木が黒くなって腐ってきたりしないのですか?」って必ず聞かれます。
そうですね、水に濡らしたままの状態が長く続いていたらそうなると思います。
濡れフキンがずっと木に触れたままだったり、手拭きタオルが木に触れたままだったり、水切りかごが気付かないうちに木の側板に触れたままだったりと、水分が通気されない状態でいると木が黒くなっていってしまいますので、洗い物の後は蛇口周りの水はねを拭き取るのと一緒に水切りかご周りの水ハネも拭いています。
また、時々、木のキッチンを使い始めたお客様から、「黒い染みができてしまったのですが。直りますか?」と問い合わせをいただくことがあります。いつの間についていたという方がほとんどなので断定はできないのですが、水だけではなく、洗剤の泡や何か水以外の成分が含まれたものが跳ねて付いてままの状態が続いてしまったのだと思います。その場合にはその直し方をお伝えしたり、直しに伺ったりして対応させていただいております。黒い染みを直す方法はこちらをご参照ください。
木のキッチンをきれいに使っていく方法として、キッチンを使い終わったらまわりの水分や汚れをきれいに拭き取るということを気をつけていってください。これはどの素材のキッチンでも同じだとは思いますが。そして、木のキッチンが気になるけど心配という方はまず木のお皿(キッチンを作る場合と同じオイル塗装かウレタン塗装のものが望ましいですが)などを使ってみて木の使用感を体験してみるとよいと思います。または、ショールームや我が家のキッチンの経年変化を随時伝えていきますので、ご参考にしていただけたらと思います。