バレンタインディ

2021.02.14

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久しぶりにお休み。
バレンタインディの今日は、家の手入れです。

まずは、コンシールドドアクローザーの手直し。
ドアクローザーと言うと従来のものは建具の右上や左上にポッコリついているものですが、このコンシールドドアクローザーというものはクローザーの機能を建具と鴨居に内蔵できるのでとてもすっきりした納まりにできるのが特長。
ただ埋め込む分、固定ビスが鴨居にしっかり効かせられないこともあって、ちょっとがたつきが出てきたので、長いビスをしっかり効かせるために鴨居の材の上に応急処置として角材を乗せてそこにビス止めしていたのですがその材の納まりが良くないので、もう少しきれいな長さの材に交換。
これできれいにしっかり止め直すことができました。

続いて、玄関扉のレバーハンドルの鍵のラッチがストライクのボックスにぶつかってしまうようになってしまいまして。
よく見ると、扉がほんの少し傾いでいます。
木の家は動くのです。木の扉も動くし、木の家具も動く。
素材の良さを生かすということは、その素材のメリットもデメリットも受け入れなければいけないわけで、いくら知恵を絞ってデメリットを抑えようとしても素材はそうそうたやすく従ってくれなくて、そういう営みが時間を経て現れることがその良さであって、いつまでも同じ表情というのは有りえないことですから、こうして手を加えながら使いやすくしていくのです。
で、使っているのはHORIの黄銅磨き仕上げのシンプルなものですから、ねじを回すと扉の傾きを調整できるわけではないので、一度扉を外して、枠の蝶番が取り付けられている位置を掘り込みます。
掘り込めば建具は枠のほうに寄るので、鍵のラッチは上に引き寄せられます。
こうすることで、またラッチがぶつかることなく、鍵が閉められるようになりました。

もうすぐでここでの暮らしが2年になります。
だいぶ素材の動きは落ちついてきたでしょうか。
家も暮らしも作るものだと実感しながら過ごしております。