本当に懐かしい姿

2022.07.13

今から16年前に制作したリビングボード。茅ケ崎のEさんのところに作らせて頂いた家具です。

シナ合板とブラックウォールナットを使ったシンプルな形で、Eさんにはこの家具を制作したのはテライ君って話していましたが、カワグチ君でしたね。そうか、カワグチ君がその頃にはもう居たんだっけな。今ではテライ君は島根で、カワグチ君は福岡でそれぞれ家具作りを頑張っています。

Eさんその時のことをまるで昨日のことのように話してくれて、私のほうが「ははあ、そうでしたか。すっかり頭から抜けちゃって・・。」なんて苦笑い。こうして16年前に出会った人とお話をしているとまるでお客様というよりも懐かしい友達のようで。

そんな感覚が変わらないお人柄のままでよかったと言って頂ける要因なのでしょうか(笑)うれしいことです。

しかし、16年使い続けたとは思えないくらいにきれいに使っていてくださって、当時ホワイトのオイルで着色した白さは抜けてしまっていますが、シナ合板の生地の色のような透明感がまだ残っていて、ウォールナットはすっかり色が抜けて赤みが増して、それはとてもよい感じなのでした。

そして、今度の新居にこの家具を持っていくのだということで、ひとまず取り外して工房で預かることに。新居となるマンションの内覧会が間もなく開かれるなので、そのタイミングで現地を確認させて頂いて、どの部分をどう使って新しい家に馴染ませられるかを考えていく予定です。

どんなかたちに生まれ変わるだろうかね。