ブラックウォールナットのカップボード

2022.09.24

窓の手前を覆うように作り付けたブラックウォールナットのカップボード。サッシ廻りの造作もうまくいきました。

この日はちょうど台風が通り過ぎる時間に設置工事に入る予定でしたので、前日あたりからやきもきしておりまして、Sさんにも「あまりにも荒天だったら・・。」と連絡を入れさせてもらったのですが、総お伝えしたものの、この先の予定がかなりタイトになっていたので、「やっぱり荒天でも・・。」なんてまとまりのない連絡をしてしまったり、本当にやきもきして天板もグルグル巻きにして、夜中に屋根に当たる雨粒の音の大きさにヒヤヒヤしながら当日を迎えたのですが、10時頃には雨が気にならない程度の振り方になっておりまして、あぁ、よかった、あぁ、良かったと胸を撫で下ろしたのでした。

今回の天板は中央部にガラスをはめ込むこともあって、組み上げて初めて強度が出る構造だったので、慌てて作業すると良くないし、天板をきれいに納めるには現地で切削しないといけないから、あまり室内でバタバタとできないし、これで雨に打たれちまったらたまらないねぇ・・、とたいへん気持ちが焦っていたのでございます。

しかしおかげさまで無事に設置を終えることができまして、Sさんからは、

「素晴らしい家具を作って頂き、心から感謝しております。色合いも気品があって最高です。また、設置作業にあたった三人の皆様も長時間にわたり真剣に作業していただき、厚く御礼を申し上げます。今日は一日かけて、食器を入れておりました。真ん中のガラス張りの棚は、狙い通り光に溢れていて、ガラスの食器が綺麗に見えて・・。」

と、とてもうれしい言葉を頂きまして、次回その様子を拝見させてくださいね。

楽しみにしております。