現場へ

2023.01.14

Tさんのキッチンと家具の現場調査に行くダイスケさんに東静岡まで同行させていただきました。

T さんご夫婦は昨年の6月に我が家の暮らしている様子を見に来てくださったお客様で、民藝にもとても詳しくていらして、私よりもはるかに年上のお二人なのでしたがとても思いが近く感じさせてくださるお客様なのでした。

その後、平成建設さんの静岡支店で行なわれた家具やキッチンのお打ち合わせの時にも同行させていただいておりましたので、今回の現場調査にもダイスケさんと一緒に伺わせていただいたのでした。

現場調査というと、トラックで通れる道順を確認したり、足場はいつ外れるか、搬入経路、最終図面から変わったことはないか、そのようなことを現場監督さんと確認するのかなと思いながら、一緒にお話を聞かせていただきました。

今回は何度も一緒にお仕事をさせていただいている平成建設さんでいつもの納まりを分かってくださっているのですべてゼロの状態から確認しなければならないような細かさはなかったそうですが、

キッチンにおいては、使うタイルによってその厚みがキッチンや機器に干渉しないように逃げをみてレンジフードを付ける方法とその設置のタイミングを確認したり、

洗面所においては、片側の壁に「方立て」があるの、壁と方立のチリの出を確認しておかないと引き出しを引き出した時に方立てに当たってしまうからチリよりも少し大きめに逃げを見る時にどのくらいのサイズにすることが適当か、またこの場合は「インロウ」加工が使えないので、別の施工方法を検討したりなどなど。

私にはまだまださっぱりなのですが、お家が完成してから取り付けるわけではなくて、大工さんたちの作業の途中で取付作業に入らせていただくわけですから、現場の進み具合に合わせて家具の作り方・納まりが変わるのだなと、あらためて勉強になったのでした。

キッチンと家具の取り付け予定は3月、お家に完成は5月ということで、いよいよこの仕事が始まるのですね。

Tさん、楽しみですね。