グレイジュメラミンのキッチン

2025.12.25

夏がやってくる前に歩いた道を再びアキコと辿ってここにやってきました。

本日がいよいよ引き渡しだったのです。

この鎌倉山の現場は近くに駐車場がないので、大きな公園のコインパーキングに停めさせてもらって、そこから20分、鎌倉山を縦断して辿り着くのです。あの頃、緑青々として進もうとする道々には蜘蛛や青虫が垂れ下がって行く手を遮るくらい賑やかでしたが、クリスマスの今日は空も白く肌寒い陽気でしたので、森は静かに私たちの足音を聞いていました。

そう、現場に行くのに森の中を向けていくなんてなんてすてきなのでしょう。

メリークリスマス。

施主であるJさんもたいへん気に入ってくださって、キッチンのお手入れの説明はほどなく終了して、そこからは組み込んだ海外製の機器をどうやって扱うのかみんなで頭をひねりながら、使い方を学ぶ時間でした。

「うん、大丈夫ね。」と流ちょうな日本語でうれしそうに微笑んでくださったJさんの笑顔に見守られながら、無事に終了。

こうして、いろいろ実験的な要素も多かったグレイジュのメラミンキッチンは無事にJさんのお手元に渡されたのでした。

「イマイさん、メリークリスマス。そしてよいお年を。」

Jさんご夫婦と設計を担当されたコスモさん(野副さんは残念ながら予定があって会えなかったのでした)に見守られながらホクホクと帰ってきました。