オノ・デザインさん、こんにちは

2026.01.27

年明けからいろいろ慌ただしくさせて頂いておりまして、気がついたらもう2月が目の前です。

昨年から引き続いて、お世話になった設計事務所さんや工務店さんのところにアキコと二人で半ば押し掛ける日々の再会でございます。

まずは今月の中頃に緑と日差しが優しい空間を作ってくださるという印象があるオノ・デザインさんにご挨拶に伺わせて頂きました。

オノさんの作る空間には、静かな欧州のどこかのおうちに招かれたような(欧州のおうちに行ったことはありませんが)「静かな午後」のOさんのキッチンと、何というか暮らしに必要な彩りあるものがそこかしこに集められた巣のようなHさんのキッチンと、今まで2台のキッチンを納めさせて頂きました。

どちらも優しい印象のキッチンで、どこかファンタジックでノスタルジックな印象がとてもすてきなのです。

この日はありがたくお二人ともいらっしゃってにこやかに迎えてくださいました。お忙しいなかありがとうございます。

そうそう、オノさんのアトリエの庭がとても美しかったのを思い出しました。それぞれの窓から色形豊かな緑が少しずつきちんと見えるのです。ホッとするのですよ。

オノさんとのお話のなかで印象的だったのが、建築基準法が昨年から変わったことで、住むことについての快適さは向上したのかもしれないけれど、暮らすことへの快適さがどこか薄れてしまう部分が出てくるような印象があります、という言葉が強く残っています。

「そう、この木製サッシもこのアトリエを作った当時に大工さんと一緒に作ったほぼ手作りのサッシです。」

「そうなのですね、とても印象が優しいですよね。」

「私も当時そういう思いで作ったのです。でも今だと、これがなかなか実現できない状況になりつつあるように感じます。手作りのものだと数値化した性能が出しにくいということでして。」

と、少しもどかしくお話されるオノさん。

何を快適とするかはその人それぞれなのだと思いますが、気持ちが優しく居られる場所は数値では測りにくいものだと思いますし、それを実現するためにオノさんのようなすてきな建築士さんが居てくれて。

私たちもそういうニュアンスをきちんと汲み取れる仕事をこれからも続けていかないといけないと、とても貴重な話を聞かせて頂きながらそう思ったのでした。