Yさんのナラ板目の食器棚

2026.02.01

昨年の10月に食器棚を納品したYさんのところにご挨拶にお伺いしてきました。

Yさんのところに作らせてもらったのは、ナラの板目の食器棚。

家具の素材を決める時に皆さんとよくお話するのは、「家具のカラーをすべてそろえる必要はないと思います。」ということです。

もちろん、揃っているほうがまとまりは生まれます。しかし、そこにはいろいろな木の表情があっても良いですし、かえって豊かな空間になるのではないかと思っています。

実際に工房の上のショールームの樹種はそれこそバラバラですが、その色どりは私が好きなのです。
自宅にもマツ、シナ、タモ、クリ、スギとパッと思い浮かべるだけでもこれだけの樹種が入り組んでいますが、その感じは心地よい。ただ、ここに表情の強いアフリカの木材などが入ってくると、なかなか馴染ませることが難しくなったりしますが、それも私の思いにすぎません。

個人的には、自分で心地良いと思える選択ができればそれが最善なのでしょう。(まとまらなくてすみません。)

Yさんにはお気に入りのモモナチュラルさんの円卓があって、それと馴染むような形にしたいというお話になりました。その円卓の仕上げはクリアオイルで仕上げるよりも少し色の濃いオイルを使った仕上げでしたので、そこで食器棚もその色に近づけられるように、ナラ材を使って少し茶色が入ったオイルで仕上げたのでした。

こうして、着色することでナラの導管に色が入った深みのある印象に仕上げることができまして、テーブルを見つめて食器棚を見上げる時にその色のまとまりを感じることができる空間にすることができました。

Yさんありがとうございました。