タモのL型キッチン

2026.03.09

加賀妻さんからご相談頂いていて現在制作中のIさんのキッチンはL型なのですが、なかなか特徴的な形になっています。

先日、おおよそ形がまとまってきたので家具チェック。

その特徴の一つとして色があります。

今回は、コストを考えてタモ材を使う形になったのですが、お話のなかでクルミの印象が好みということがIさん自身でも分かってきて、それでもクルミの突板はタモに比べるとちょっと金額が高いのです。

そこで、タモに色を入れて「少しでもクルミに近づけられたら・・」という思いで、イギリスのワトコオイルを使って、色を入れることにしたのです。でも、着色ってなかなかたいへんで、さらにオイルとなると含侵していく塗料なので、あまり細かな調色ができませんので、いつも着色になる際は「少し茶色を入れるくらいにしますね。」というようにぼんやりとしたニュアンスでお伝えするのです。

今回はそのワトコの「ミディアムウォールナット」という塗料を使って塗ることにしたのですが、ちょうど塗料がなくなるタイミングで、新し塗料を取り寄せたのでした。

このワトコ、少しクセがあって、同じ色を取り寄せても若干濃さが違ったりすることあるのです。そしていつもはおろしたての塗料は色が薄くなりがちでした。

ところが、今回は「けっこう濃く色がのったのですがどうでしょうか。」とノガミ君とヒロセ君が知らせに来てくれて、見てみると、うーん、けっこう濃いね。「じゃあすぐに拭き取る感じで仕上げようかな。」ということであまり色が定着しないうちに擦り込んで拭き取って仕上げたら、へぇー、これほど良い感じになるとはね。

と、一人で感心。

うん、よいよい。良い具合にクルミの色を思わせるとてもよい感じになりました。