
フクハラさん、こんにちは。
2026.05.17
部屋のなかが緑色になってくる季節になりました。
どうやら5月16日のさわやかな朝を迎えた今日はこのあたりでは30度近くまで気温が上がるらしい。
もともとゴールデンウィーク中に会いましょうとしていた約束が延期になって、ようやく本日フクハラさんとキョウコさんが久しぶりに我が家にやってきてくれることになったのです。
よいお天気、よいきもち。
「暑いね、今日は。」と公園を抜けてきた二人が涼やかにやってきました。
フクハラさんがここに来るのも何年振りだろう。少なくとも4年以上は経つかな、キョウコさんとはもっと6年近いのではないでしょうか。
あなたが設計した家はこういうふうになりました。
「おぉ、庭が良い感じになってきたじゃない。」
「何かきちんと手を入れているの?」
「ほど良く日の当たらない土地だからか、苔がきれいに自然と育ってくれているだけで。」
と、二人に褒められてうれしそうなアキコ。
そういうふうに時間を感じさせない二人との再会は始まりました。
しばらく前から腰の痛みが取れなくなって、先日からハルチィの小学校のお父さんつながりで整骨院をされているタダさんにお世話になっているのだけれど、「イマイさん、水を飲みなさい。そしてお酒はだめ。ついこの前にあった豊昇龍も三苫くんのケガも水分が不足が原因のひとつで、筋肉には水分が必要なのだよ。潤っていないと繊維がこすれて故障するのだから。代わりに炭酸水を飲みなさい。」と言われてしまって、それからしばらくはお酒をとめていたのです。
毎晩お酒が飲めないなんて・・と診察の夜、とても沈んだ気分でコップに注いだ炭酸水を飲んでみると、なんだ、意外と騙せるではないか。何だかビールを飲んだようなさわやかさを感じた私の気持ちはなんとも安上がりなのでした。
でもね、週末くらいはお酒を飲みたいよね、と思って今日を迎えたのでした。
女子はさわやかにお茶で乾杯していたので、もっぱら男二人で、やれ運動不足だ、子供は大きくなったなあ、と、おじさん話をしながらビールやらワインやらウイスキーやらジンをやっていたら、いつの間にかいつものようにフクハラさんはソファで居眠り。
自分で設計した家で寝られるなんて、何とも幸せではないか。
と、思ったのもつかの間、私も不意に眠気がやってきてしまって気を利かせた女子2人がしばらくしたら、「そろそろね。」と日がまだ明るいうちにお開きに。
健全だ。
しかし、悪酔いしてしまったのか、つい先日までならこのくらいの量でこんな醜態をさらすなんて思ってもいなかったのだけれど、二人が帰ってから寝転がったらもう動けなかった。
瞼の向こうは明るかったからまだきっと日は落ちていないと思っていたのだけれど、何となく尿意を感じて、ふと、うす目を開けるとチアキが隣に座ってマンダロリアンを見ているらしい様子だけは分かった。
我が家はスターウォーズ熱が高まってしまっていよいよディズニープラスに申し込んでしまったのだ。
22年前、はるか彼方の銀河系でハルカが生まれた年に禁煙を実現していなかったらこういう贅沢はできなかったはずだ。
はっはっはっ。
私もキャシアンが見たいんだよなあ、とか将軍が見たいだよなあ、なんて思いながらもなかなか長い時間に家にいる習慣が未だに見につかなくてまだ見られていないのだ。
いいなあ、チィちゃん。
なんて、娘の隣でぼんやり考えていたら、時々苦い汁がこみあげてきて、うう、尿意だけではなく、なんだか気分が悪くなってきたぞ。途端に呼吸が荒くなる。
はぁはぁ。
うーん、とうなりながら「冷たいお水をください。」とアキコにせがむ。
トイレに行かなくてはいけないのに、水を飲まないと気持ちが悪いのだ。
はぁはぁ。
どちらが先だ・・もどすかもらすか・・。
なんて、情けない動けないまま夜は更けていく。
「私、先にお風呂入っちゃうね。」と見切ってアキコも離れていく。うう、すまないね。
でも、まだ動けない。もどすかもらすか・・。
アキコが風呂から上がってくるころ、23時くらいだったかな。ようやく夜風を入れるために少し開いた窓のそばまでなめくじのように体を引きずりながら頭を起こすことができた。いやはや6時間近く経っていたのか・・。
「おっ、起きたのかい。」とアキコが声を掛けてくれるけれども、何にも言葉が出ない・・。
はぁはぁ。
どちらが先だ・・もどすかもらすか・・。
いい加減に自分でも情けなさにあきれて、いい加減にしないと、とエイッ起き上がってトイレに座り込むと無事に用を済ませることができたのだった。
やった、もどさずもらさずに済んだぞ。
と、グルグル回る頭で一人勝ち誇って、ふたたびソファに倒れ込む。
あとはチアキが居なくなり、アキコも「先に寝ますね。」と居なくなり、夜中にハルカがバイトから戻ってきたらしく、「大丈夫?」と声を掛けられて、しばらくして「お父さん先寝るね。」と彼女も居なくなって、しばらくしてようやく動悸が静まって平穏が戻ってきたのでした。
お酒の飲みすぎには気をつけましょう。
