猫階段参上

2026.05.24

曇天のなか北に2時間ほどヒロセ君の運転に揺られて久しぶりにやってきたIさんのところについた時は、途中で窓ガラスにちらちらとたどり着いていた雨粒はこちらのほうまで追いかけてくることなく、この季節にしては涼しげながらもさわやかな陽気でした。

「こんにちは。」とご挨拶させて頂くと、さっそく猫たちが顔を出す。

ご主人もお子さんもネコさんも家族みんなでお迎えしたいと言ってくださっていて、ほんとうにみんなでむかえてくださいました。そうだそうだ、ネコが居たんだ、ネコと一緒に暮らす家具を持ってきたんだった。開けっぱなしはいけない、危なく出て行ってしまう。

さっそく搬入を終えて、取付の段取りをしていると、前回の打合せでは白い子が終始そばに居てくれたけれど、今日はキジトラ(だったかな)の子も顔をのぞかせてくれた。おしりもポンとさせてくれた。

振り返ってみると、Iさんのところにキッチンを作らせてもらってからもう丸3年が経つのでした。キッチンは少しずつ焼け始めていて、ナラは明るさよりも赤茶色い深みが増してきていました。

「お昼ごはんはご用意させて頂きます。」とIさんからうれしいお便りを頂いておりましたので、ヒロセ君と二人、段取りよく進めて無事にお昼の時間に完了。

階段状のシェルフは壁に固定したのですが、テレビボード部分は配線などがやりやすいようにということもあっておくだけの形。お仏壇の照明もあらかじめ仕込んでおいたので、スムーズに終わったのでした。

こうしてできあがるととてもシンプルな形なのですが、もし照明が故障したら、そして、今回初めて取り組んだこの蛇腹扉がもし壊れたらどうやって取り外すか、なんていうことを想定して作っているので結構複雑な構造になっているのです。

ネコトイレを隠す扉の具合も良い感じで、奥様がお昼の準備をしているあいだ、ご主人とお子さんと二人で終始楽しそうに家具を触ってくれていてうれしい時間でした。

「次も何かお願いしたくなりますね。」と奥様。

「彼女はあまり何か欲しいと言うことがないのですが、欲しいというものが現れるとそれが想像以上に大きいんです。だからそういう思いに応えられるように頑張ろう。」とご主人。

うれしい言葉をありがとうございます。そしてお昼ご飯ごちそうさまでした。とても美味しく楽しい時間でした。

そうそう、蛇腹扉が結構重いですから指を挟まないようにお気を付けください。家具チェックの時うっかりアキコの指の上に落してしまったら、けっこう痛かったようで怒られてしまいましたから。