
コーリアンとチェリーのセパレートキッチン
2026.08.10

AZALEA & COSMOの高橋さんからご依頼頂いていたチェリーのセパレートキッチンを設置した洗足のお客様のお引渡日でした。
高橋さんとは、野副晋平建築計画事務所の野副さんのお仕事を通じて知り合うことができて、その野副さんとは「おしゃべり」の制作例でおなじみの横浜Fさんを通じて知り合ったのです。
こうして静かに少しずつ糸がつながり延びていく様子。とてもうれしく思っております。
このキッチンを設置してから半年ほどが経過しておりましたので、一番の心配は表面に用いたブラックチェリーの無垢の動き。家は人が住み始めれば風が通りますので、扉や引き出しも開け閉めされて、木の動きも穏やかになるのですが、建築期間中は必ずしもそういう動作がないので、どんな不具合が出るかしら、と心配はありました。
「少し前から空調を回すようにしたらだいぶ戻ってきましたよ。」と監督のオザワさん。やはりそれまでは扉などは大きく動いてしまっていたようです。今日見る限りはほぼ大きな動きは出ておりませんでしたので大丈夫そうですが、この陽気ですからしばらく様子を見ながら使って頂いて、この冬を超えて来年の梅雨が明けても大丈夫そうなら落ち着くかな。
我が家の建具も梅雨時はいまだに少しこすれ合うことがありますから、無垢材を用いるというのはそういう存在と一緒に暮らしていくということだと思うのです。
お施主様にもとても喜んで頂けてひと安心。
しかし、キッチン機器についてはどんどん新しい機能が増えていくので、使い方を説明するのは大変苦労します。今回も高橋さんやオザワさんにもお手伝い頂きながら、どうにか完了。もっと勉強しなくてはいけませんね。
そのあとは、少し北上して麻布のほうまで。
先日、ルーシー・リー展を特集する番組を見ていたら、その形に鈴木麻起子さんの器を思い出しました。
そしていろいろと調べていたら、ちょうど今、麻布台ヒルズというところで展示されているということでアキコと見に寄ってきたのでした。
いつだったかな、と古いブログを調べてみても詳しい日は書いていなかったのですが、おそらく15年ほど前に、アキコと二人でたしかアトリエで開かれていた展示会にお邪魔させて頂いて、緊張しながら少しお話をさせて頂いてうすく美しい器を2つほど手に取らせてもらったのでした。たしかあの時もルーシー・リー展が開催されていた時期が近かったのだったっけ。
いつか使いたいと思っていた大きめのお皿とアキコは鈴木さんのこの形が好きというカップを手にすることができたのでした。
静かに少しずつ糸がつながり延びていく様子は私たちの中でもこうして感じられるのですよ。
