mugitoさんへ

2026.08.13

先日キッチンを作らせて頂いたIさんは茅ケ崎でmugitoという朝ごはんカフェを営んでいらっしゃる。

この夏季休暇中のどこかで食べに行こうよ、とアキコと話をしておりましたら、パン好きのハルも一緒に行きたい!ということで3人で賑やかに。(小麦粉が苦手なチィは留守番することに)

Iさんとの会話には気負いがない。

キッチンをあれこれ決めていく時にはあれほど行きつ戻りつ行きつ戻りつしていたので、自分としてはIさんとのかかわりはけっこうナーバスに思えていたのですが(笑)こうして新しい暮らしが始まると、なんて隔たりのないお二人なのだろうとあらためて思うのでした。

「ちょっといま満席になっちゃいまして、少しお待ちいただけますか。」と奥様一人で切り盛りする店内のドアが開いて、そう伝えてくれました。その言葉のあとからふんわりとパンと香ばしいベーコンの香りが漂ってきます。

「もちろんです。」

茅ヶ崎の朝は優しい。もうすぐ雨降りだと樋山さんと晴山さんが言っていたけれど、少し涼やかで清々しい青空広がる朝はその陽ざしも穏やかで、お客様同士もまわりを気遣う優しさがそこかしこにあって、心地よく、そしてあまり待つことなく店内に。ありがとうございます。

手際よくお料理をしていくさまをカウンター越しに眺めながら、一人では大変だろうなあ、と思っていたらご主人登場。

「あれっ、イマイさん。おはようございます!うれしいなあ。」

「イマイさんにここから見られちゃうのはちょっと緊張しますね。」と言いつつも二人で手際よく仕事を進めていくさまは見ていて気持ちよい。

「お店はご近所の方が多いのですか。」

「そうですね、最近はおかげさまで離れた場所から訪ねてくださる方々も増えてきて、やはり朝早くから食べられる場所が少ないようなので、近くの道の駅で朝を迎えた人がいらしてくださったり、地元の皆さんも朝食目指していらしてくださってありがたいことです。」

「たしかに朝早くから開いているお店って、意外と少ないですものね。」

そんなお話をしている間に運ばれてきた朝食は、甘いカボチャに分厚いベーコンにしっかりした卵に甘みを抑えたあんこ、苦みのないブルーチーズ、鮮やかな野菜、そして香ばしいパンにと、どれもみずみずしい味で大変美味しかったのでした。(写真がなくて、アキコが動画をインスタグラムに掲載していたかな。)

「お二人はケンカとかしないのですか。」と手際よくにこやかに仕事を進める二人を見ていてふとそんなことが頭をよぎりました。

「おっ、急にそんなことを言われるとドキッとしますね。」とご主人。

「イマイさんのところではないのですか。」

「うーん、うちはケンカにならないというか、二人して黙り込んじゃうのです。」とアキコ。

「そうなんですね、うちはけっこう言い合うんですよ。きちんとその日のうちにはっきりしたいから、うやむやにならないように言い合うんです(笑)」と奥様。

なるほど、その思いがキッチンのプラン作りで強く出ていたのかもしれない。あの時の行きつ戻りつはきっと自分のなかで答えがはっきりするまでの時間だったのですね(笑)大変でしたが私にとってもとても良い勉強になりましたから、ありがたい時間でした。

そして、今日はごちそうさまでした。

次はブランチを楽しみにしてきますね。