
ようこそ、表丹沢の盟主へ
2026.10.12






塔ノ岳は表丹沢の盟主と呼ばれている塔ノ岳の特長が登頂までの「バカ尾根」と呼ばれるそのルート。
単調な階段が続くと言われていた通りの道が続く様子と、久しぶりに迎えた陽射しに恵まれたこの日の人出で、道中常に渋滞するほどの賑わいで単調さがさらに輪をかけているように思えたのでした。
延々と続くと聞いて、きっと鍋割山の最後の急登よりもきついのだろうなあ、と覚悟していたのだろうと考えていたのですが、いざ登ってみるとたいへんな辛さはなく、何だか人の波に乗って登頂できたなあ、という物足りなさを感じていたことと、元々、なるべく違うルードで周回しようと企んでいたので、道半ばで見かけた「戸沢」という標識を見てワクワクしてしまったのでした。
「遭難や事故の多い道です。安易に通行されませんように・・。」
おお、怖いなあ。私たちのような新米が通ってよいのかしら、と思うとともに、この渋滞の中ただ下るのも物足りなさを感じてしまって、アキコに「ここが分岐だよ。さあ、行ってみようよ、カモン。」と促して、あまり乗り気ではないだろう彼女を天神尾根に巻き込んだのでした。
入ってすぐに、これは・・通ってよいのだろうか・・、というくらい倒木や土で埋まって道が見分けられないような下り道。かろうじてピンクのテープが巻かれた場所がルートと分かるくらいで、道と呼べるのはそのテープと、時折あらわれる杭で固定された1段1段がかなり高い丸太の階段のように見えるものだけ。
帰宅してからどういうルートだったのかと調べると。標高1100メートルから600メートルまで一気に下るルートなのだそうで、一気に500メートルとなるとランドマークタワー以上の高さを一気に下りたことになるのでしょうか・・。
さきほどまでの喧騒はここには皆無で、人のすれ違いもほんのわずかで、これは帰れるのかな・・、なんて不安になったかというとそんなことはなくて、急斜面過ぎて、聞こえる沢の音が下のほうにうっすら見えるくらいで、あそこまで下りれば無事に帰れるのだ、と自分に言い聞かせて足を踏み外さないように気を付けて、緊張感で足がこわばってきた頃に無事に沢がぶつかる戸沢の出合に到着。
よかった。
そこから少し下ったところにある作治小屋で一息つくために炭酸ジュースを頂くと、「あそこのテーブルに座っていくと良いよ。山を見ながらひと休みできるから。」と2脚の椅子を勧められて、ようやく一つ深呼吸できたのでした。
そこからは、林道をひたすら下って無事に戸川公園に到着。
今回も素敵な山歩きができました。
よし、次は畦ヶ丸を目指すのです。
