オーダー製作例

アメリカンチェリーのダイニング収納

優しい時間

design:Sさん/daisuke imai
planning:daisuke imai
producer:shouko tsuchie
painting:shouko tsuchie

アメリカンチェリーのダイニング収納
全体の印象。

2004/8 最初の問合せ
「初めてメールいたします。茨城県の水戸市のマンションに住んでおります。 ダイニングの壁面にすっきりしたボードを作りたいと、地元の家具屋さんめぐりをしてきましたが、・・・大まかな図面は書いているのですが、しばらくするとプランが変わっていきます。何しろ妻は空想家なものですから。(笑)」
というようなお問合せを頂いたのが2004/8月の暮れで、今は2005年のサクラが咲く頃です。もう、10ヶ月の月日が経ったのですね。
とにかく、私は「何しろ妻は空想家なものですから。(笑)」という文章にとてもとても惹かれてしまって、「なんて素敵で、なんて優しい言葉だろう」ってずっとどんな人かなって会えるのを楽しみにしていたのです。
2004/12 採寸
その後メールのやり取りでほぼ形を決めて、いよいよ伺うことになったのが12月。2004年の年末は比較的温かく、その日も陽気が良かったので私は妻と一緒にちょっとしたドライブ気分で打ち合わせに出掛けました。
Sさんも私たちが来てくれるのを楽しみにしていらして、最初に顔を合わせた時は思わず顔がほころんでしまいました。
奥さんはチェリー、それもかなり赤みの強いチェリーをイメージされていました。ちょっと前まではそういう色味の強い材料があったのですが、最近はなぜか肌色にちかい柔らかい色をしたものしかとれないのでチェリーに少し赤みをつけて塗装することにしました。
家具のプランはSさん曰く、
「思い起こせば2年前、ネット上で今井さんのHPを家内が見つけたのがきっかけでした。妻の構想2年、夫の協力半年の末の作品です。途中何回も設計が変わり、よくもまあ文句も言わずに最後までお付き合い頂いたと感謝しております。」
と言うほどSさんのアイデアが盛り込まれています。詳しくは下で紹介しますね。
2005/3 取付
家具が完成して取り付けに伺ったのが3月の初旬でその前日は今シーズン一番の大荒れになると言う天気予報でここでも雪が降り始めていました。
「これは、茨城だと積もってしまうかな。」って2,3日前から天気予報を見てはそわそわしていました。当日、どうにか雪はやんだのですがトラックでの雪道はあまり走りなれないのでちょっと心配なのです。
4時間ほど掛けて、お昼をちょっとすぎた頃に無事取り付けが終わったのですが、そこ頃を見計らってSさんがお昼ご飯を用意してくれていました(おまけにデザートまで)。まるで私たちが招かれたかのようです。
「今井さん、お昼を用意しますので、あとどれくらいの時間が掛かりそうですか。」
「あと、1時間少々だと思いますが、そんなに気を使って頂かなくてもいいのですよ。私たちはいつものペースで進めるので食事は大丈夫です。」
「でも、朝早くから足を運んでいただいているので、用意させてくださいね。」・・・
その後、Sさんよりお便りを頂きました。
「ありがとうございます。今井さんの仕事の速さと丁寧さと心遣いに接して、今井さんにお願いして本当によかった、と二人で話しております。
あのあと、ちょっとだけ子供たちと雪合戦をしてから4人で片付けをしました。
パソコン机としての使い勝手や椅子の座り心地も上々でした。四部屋ある吊戸棚(吊ってはいませんか?)は夫婦で分け合い、色々としまっては、「にんまり」している妻を見て夫が「にんまり」しております。やはり、仕上げに写真をとってしまいました。
これから中身は徐々に奥さんが整理してくれるでしょうけれども、子供たちが椅子に乗って遊ばないかが唯一の心配事です。
作品の出来栄えに感心し、細かいところまでの心遣いに感激しあっという間の一日でした。(今井さんたちには長い一日でしたでしょう)
「ここだけ高級マンションだ」と、みんなで喜んでおります。片付けも大分進んで、「使い勝手がいい」と妻も言っております。これからも本当に大切に使っていこうと思います。」
そうそう、取付作業中もSさんはカメラを持って「記念なので・・。」と言うことで私たちや家具の様子を写真に撮っていました。ちょっと恥ずかしかったですが・・。
私たちにとっても、Sさんにとってもその日は特別なイベントだったのです。

アメリカンチェリーのダイニング収納
ここはパソコンができるように椅子が組み込まれています。また、Sさんのアイデアで椅子の隣に小さな扉がついていて、椅子が無駄に大きくなってしまうとこの家具のすぐうしろに置かれるダイニングテーブルにぶつかってしまうので、椅子の幅を縮める為につけたものなのです。

アメリカンチェリーのダイニング収納
ここは、プリンタをしまっておく場所。普段はしまっておいて、プリントアウトする時だけ手前に引き出して使うようにしています。プリンタ置きの上はちょっとしたもの(用紙など)が置けるように可動棚が1枚入っています。

アメリカンチェリーのダイニング収納
ここはいろいろな電化製品をしまう場所。冬に使うヒーターと加湿器などをしまっておく場所です。Sさんは、普段これらの家電製品をキャスターのついたベースに載せてしまっているとのことで、この部分は家具の地板をつけないで段差が出ないようにしています。

アメリカンチェリーのダイニング収納
引き出しは下段がCDが立てて入れられる深さの150m/mを採ったものと、上の段は細かいものがしまえるように80m/mの深さの引き出しにしています。

アメリカンチェリーのダイニング収納
ここは本をしまう場所。このシンプルな戸棚がSさんの家具のデザインを決めているのです。なぜかと言いますと、この後ろの壁は、マンションの外壁となっていて下地がないので、普通の吊戸棚をつけることができないため、戸棚の真ん中に補強となるようなオープン棚を設けて、両端に家具のポイントになるような脚をつけています。

アメリカンチェリーのダイニング収納
当初は座面も生地張りする予定でしたが、なるべくコストを落とす為にSさんが持っているクッションを使うことにしました。

アメリカンチェリーのダイニング収納
扉や引き出しには出っ張りが出ないようにツマミやハンドルはやめて手掛けにしています。 引き出しの手掛けをこんなふうに拡大してみると、不思議な美しさがありますね。

アメリカンチェリーのダイニング収納
この戸棚には本などのちょっと重いものを主にしまいたいと言うことで、戸棚の扉には自身などの際に解放を防止する為の耐震ラッチをつけました。

アメリカンチェリーのダイニング収納
この脚が戸棚の両端についていて戸棚の重量を下に落とす役目をしています。形状は四角い脚で角だけ少し丸めた形にしてみました。

費用につきましては、お問い合わせくださいませ。
ちょっと関わりのありそうな家具たち

オーダー家具のある暮らし