自宅にて

2020.02.19

このところ週末がバタバタとしておりましたので、本日お休みを頂いております。
チアキの授業参観があるんだよね。
できれば3学期の授業参観は見に行けるようにしたいって、ハルカが小学生の時からいつも思っていて、叶わない時もあったけれど、今日はどうにか見に行けそうです。
午前中に皆さんに送らないといけないスケッチや文章を整理していたらあっという間にお昼になってしまって、子ども会の会議に出ていたアキコも、やっと受験が終わってのんびりした表情のハルカも帰ってきて3人でお昼ごはんを食べて、先ほど5年生の発表を見て帰ってきました。
各クラス趣向を凝らした発表で、ハルカの時とはまた違ったおもしろさがあって、何より子供たちが楽しそうなのが良いね。
しばらくすると、チアキも戻ってきて。
「いないととても静かでさみしくなるけれど、帰ってくるとうるさいくらいにあまりに賑やかね。」
とアキコ。
そうね、子供はそういうもんだよね。

キャビネット

2020.02.18

結婚当初にダイスケさんが作ってくれたキャビネット。19年ものです。
さがみ野のアパート時代は上にトースターと炊飯器を載せて中にはコーヒーやお茶セットを入れてキッチンで使い、
海老名のマンション時代には上にオーブンレンジを載せて中身は変わらずコーヒーやお茶セットを入れてキッチンで使い、
今のお家ではパソコンやカメラを入れてリビングで使っています。
脚を丸くしてナラ材を着色したオイルで塗装して、扉にはアトリエヨシダさんに作ってもらったステンドグラスが入っています。
上には革を敷いていましたが、家電の熱や蒸気でシミがひどくなっていたので新しく張り替えました。
取っ手も黒い金具でしたが、真鍮のものに変えました。
もうヴィンテージ家具って呼べるのかなと調べてみると、製造から33年~99年経過したものが「ヴィンテージ」製造から100年以上経過したものが「アンティーク」と呼べるのだそうです。まだまだでした。
当時は個性が強い家具だなと思っていましたが、だんだん慣れてよい雰囲気になっていました。
これからもヴィンテージ家具と呼べるようになるまで一緒に暮らしてゆくのです。

主任

2020.02.17

昨年末に主任だったカナイ君が退職して、次は誰が主任になったのかというと、ノガミ君です。
スタッフみんなまじめでしっかりしているのはもちろんなのですが、ノガミ君のいいなと思う点は反対意見をちゃんと伝えてくれること。
うちみたいな家族経営の会社は他の会社よりも反対意見が言いづらい状況があるのではないかなと思っています。
でもノガミ君はちゃんと反対意見と根拠を伝えてくれるので、自分たちがどうしてそうしたいのかの考えがより明確になっている気がしています。
あんまり毎回言われると私達のこと嫌いなのでは?とも思えちゃうけど(笑)、これからも期待しているよ。

ダイニングテーブル

2020.02.16

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今回のイベントに参加するにあたりまして、「会場を部屋のように使ってくださいね。」とうれしい申し出を頂いたので、ダイニングテーブルとダイニングチェアを持ち込ませていただきました。
1台はいつも打合せで使っているクルミの四角いダイニングテーブル。もう1台アイアンの脚が特長的なナラの円卓。
キッチンとお話と同じくらいによいお話を頂いているのが、このテーブルたち。
「もう家は新しくしてしまったけれど、テーブルは家族が増えるから、新しくしたくて。」
「子供たちが独立して夫婦2人で使えるコンパクトな円卓を探していて。」
そういうお話をちらほら頂く機会がありました。
こうして、実物を見て頂けるのはとても良い機会です。
チェアも座って比べてみてくださいね。
軽くて、背もたれがちょうどよいって皆さんからよいお話をいただきましたので。
明日からは会場を留守にしますが、また週末お会いしましょう。

お留守番のカップケーキとお疲れ様のブラウニー

2020.02.15

ハル「チイもひとりでできるだろうし、言われたくないだろうからと思って我慢してたんだけど、おかあさんみたいに言っちゃったよ。全部先に用意しておかないとダメじゃんって。」
 「今年はひとりでつくる。」とバレンタインデーの友チョコをつくる宣言をしていたチイ。
平日は習い事で忙しいから、週末につくりたい、でもイベントで私はいないからサポートできないよと話していたのです。
ヴァレンタインデー当日が高校受験日だったハル。お姉ちゃんはお菓子作りを我慢しているのだからとこそこそやり取りしていたはずなのにばれていました。そんな姉のサポートのおかげでおいしくできたカップケーキ。お友達にも好評だったようでよかった。
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今週は月曜日に私立校受験、水曜日に合格発表、金曜日に公立校受験がありました。
無事に終わるまではヴァレンタインデーどころではなかったのですが、頑張ったハルにブラウニーを焼きました。
Ziplocコンテナに入れて全然かわいげないですが、market-o大好きな彼女には喜んでもらえました。
来週まだ面接があるけど、とりあえずよかったよかった。

Sさんのタモのオーダー家具たち

2020.02.14

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Sさんにちょっと頼まれごとがありましたので、南浦和まで出掛けておりました。
Sさんは家具を依頼してくださったクライアントさんではあるのですが、お会いするにはなかなか緊張するのでした。
「家具やインテリアが好きなの。」というだけあって、なかなか鋭い意見を言われて、時には痛いところも衝かれたりしながらも、的確なアドバイスをくださるので、クライアントというよりは阿蘇バイザーのような気持ちで訪ねるのでした。
「イマイさんのブログは私にとって新聞のようなものだから。」というくらい見ることが日課になっていることはとてもうれしく励みになります。
だから、良いも悪いもズバッと言ってもらえるし、私たちが成長できたのもSさんのようなパートナーのようなクライアントさんがたくさん居てくれたから。
「なんだろう、うまく伝えられないけれど、このちょうど良い感じはイマイさんにしか出せないのよ。それはとてもすてきなことなの。」

そう言ってくださる言葉を信じて今日も前に進むのです。
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お土産にとヴァレンタインデーのプレゼントをいただきました。ありがとうございました。

節アリオークのペニンシュラキッチン

2020.02.14

ここ最近、への字型のKさん、真四角のFさんと、古いマンションのリノベーションしてどんと部屋の中央にキッチンを据えたい、っていう皆さんが増えています。
やはり気持ちの良い場所が部屋の見晴らしの良い場所にあるって心地よいです。
今日わたしは浦和のSさんのところにご挨拶に出かけていたのですが、気持ちが良いです、というお話をずーっとしておりました。
家具やキッチンで毎日の気持ちの持ちようって大きく変わるんです。
そういう暮らしを描く手伝いができることは素晴らしいこと。

今日のMさんも古いマンション。懐かしい団地を思い出すような。目の前にショッピングセンターがあって、エレベーターではなく、グルグル回る階段で上まで登って。
私が昔住んでいた豚舎と川とショッピングセンターが目の前にある横浜のはずれの団地を思い出す懐かしい懐かしい建物。
玄関ドアをふいに手を放しちゃうと鉄扉がバァーンって大きな音がしてしまっちゃうタイプのすてきなマンション。
そこに節ありオークのキッチンを作らせて頂きました。
最初奥様が私たちのところにいらしてくださった時には、とても私たちのことを良く思っていてくださって、「緊張してきちんと思いが伝えられなくて・・。」ととてもうれしい言葉を頂いたのを思い出します。
そんなに私は立派では者ではなく、ぶつぶつ言いながらもがいて良い形を探している45歳のおじさんです。
良い形になりました。

暮らすその姿を拝見させて頂けるのを楽しみにしております。

四角いアイランドタイプのオーダーキッチン

2020.02.13

日暮里。
このあたりに来ると祖母の家に遊びに行った夏を思い出すのですが、Fさんのご新居もそういう趣のある古いマンション。三ノ輪の駅からここに向かう途中は線路沿いに小さな町工場が並ぶすてきな街路がありました。
そこかしこでいろんな温度で息づいている町。
そのFさんのアイランドキッチンは1400ミリの真四角。
なかなか珍しいサイズ感で作りましたが、タモとステンレスバイブレーションの組み合わせはとてもモダンな感じで仕上がっております。
こういう思い切った形ですからどのように暮らしていくのかがとても興味深いのであります。
次はオイル塗装ですね。
その時にまたキッチンへの思いを聞かせてください。

フリーハンドイマイ新聞

2020.02.13

1月に地元の中学1年生が職場訪問インタビューに来てくれた時のことをまとめた新聞とお手紙が届きました。
みんな上手にまとめてくれていてうれしいですね。
「家具は、木を切って加工して終わりかと思っていたのですが、一つ一つお客さんのことを思いながら作っているなんてすてきだなと思いました。」
「夢はすぐに叶うと思っていましたが、成長するにつれて大変さ・忙しさ・責任を感じてきてはいました。今回の職場訪問で夢を見直すことができて、ためになったと思います。」
「僕が大人になって家具を買う時にはフリーハンドイマイ様にお願いしたいと思いました。」
温かいすてきな言葉をありがとう。
そういってもらえて私達もうれしいし、励みになります。
こちらこそ来てくれてありがとうございました。
仕事を見つけて働き方を考えることは一生続けていく事だから、色々な職場を見てお話を聞く機会は貴重な事だよ、と娘たちにも話しています。

オーダーキッチンの価格

2020.02.11

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見にいらしてくださる皆さんに聞かれること。

【キッチンはいくらくらいするの?】
キッチンが、水栓器具とIHヒーターを別として、制作費と塗装費で1,142,000円となりました。表面材はホワイトオーク無垢材で、ワークトップはオリーブグリーンという名前の厚み25ミリの御影石です。
バックカウンターが、カウンターと表面材にホワイトオーク無垢材を使って、589,000円となりました。
もし、キッチンを考える時は参考にして頂ければ幸いです。

【バックカウンターの両横の白いフレームは何?】
最初にこのイベントのレイアウトの提案を頂いた時に、部屋のように見せられたら良いよね、という意見を頂いて、急きょ冷蔵庫置き場と壁を作りました。
なんとなく、部屋のスケール感を感じて頂けるとうれしいのですが、ちびっ子はここが楽しいようで、グルグル走り回るのです。

それと、会場には今までお客様とプランを考える時に書いたスケッチ集も置いてあります。
もしよろしければご覧になってくださいね。

マンションの住まいを手放す:家具屋の家づくり

2020.02.11

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以前家具を作らせていただいて今回の湘南T-SITEのイベントを見に来てくださったお客様から、「イマイさんもお家づくりで色々あったんですね。ブログで拝見しまして。」と声をかけていただきました。もう納め終わったらその家具屋のページを見なくなるのではないかと思っていたので、そう言っていただけてとてもうれしかったです。
お話を続けますね。

17年過ごしたマンション。
結婚して暮らし始めてハルもチイも生まれて、温かいご近所さんに恵まれて今まで育った場所です。「売る」というと寂しい気がしますが、次の人にまた活用してもらえるならうれしいなという気持ちと、家のプランが固まるたびに大事な資金源だからなるべく高値で売れて欲しいなという欲が出てきていました。(笑)
このマンション、入居した時には田んぼの中にポツンと一棟だけ建っていただけだったのに、いつのまにか新しいマンションに囲まれる場所になっていました。
マンションを売るタイミングは築15年未満の大規模修繕の前が一番高値で売れるという定説があるようで、やはりその年の前後にはママ友達のお家がマンションを出て家を建てたりしていたのでした。
でも私たちは、そのタイミングでは、「引っ越す、家を建てる。」なんて気持ちは全く起きなかったので仕方ないですね。

そのようなわけで15年が過ぎて17年が経つ頃急に思い立ったように家を作りたいという気持ちがむくむくとわいてきてしまいましたので、購入しようと考えていた土地を管理されていた不動産屋さんに、土地の購入と合わせて売却についても相談させて頂いたのでした。
不動産会社によって持っている情報が異なるのではないかとも思いましたが、今はルールか変わり、ある期間を超えると情報が開示され金額に大きな差が出ないようになっているようでしたし、今までとても親身に相談に乗ってくださった関係もありましたので、そのまま担当のSさんに売却の相談もさせて頂くことにしたのでした。

こうして順調に進めば、土地を購入したのが春、その間に家を建てて2月末で引っ越し、次の春には新しい場所から新学期!という計画だったのですね、当初は。
でも予定通りにはいきませんでした。今まで私たちにキッチンや家具を新しいお家に作らせていただいたお客様のいろいろ苦労されたお話は伺っていたのですが、やはり私たちも同じでした。
先日の記事にも書きましたが、土地の売買手続きは2018年6月でした。
それ以前の3月頃からマンションの販売についての告知を始めてもらっていました。ただ、何せお引き渡しは翌年の2月。中古のマンションを探している方はリノベーション目的の方が多いので、引き渡せるのが2月からでは、買い手がつくのは難しいかもしれないが早めに動いていきましょうということでした。
我が家の物件の売りは、「72戸の小規模マンション・二基のエレベーター・小学校中学校が徒歩10分圏内・築17年で大規模修繕済み・100%の立体駐車場完備、3LDK81㎡」だそうです。
3月の春休み、5月のGWにチラシを出してくださったりしましたが閲覧件数はあったようですが反応はありませんでした。
そのうちに内見のお申し込みがありました。
うれしいですね。どんな人が来るのだろとワクワクしながら掃除をしました。
当日、赤ちゃんを連れた若いご夫婦がいらっしゃいました。
家の中を見ていただきながらお話をしていると、ご実家がこの近くのようで、今は離れた場所で暮らしているが、こどもが生まれたので自分が育った地域で育てていきたいと考えたのだそうです。
小学校も中学校も我が家の娘たちと同じ出身だそうで、
「今でも海老名のなかではこの辺りはおとなしい感じというか目立たない雰囲気でしょうか?」
「そうですよ。ららぽーとができて車の交通量は増えましたが、まだまだのどかでいいですよ。」とお話ししました。
「そうですか。」とほっとされた様子でした。
そう思う人がいてまた同じ地域でこどもを育てていきたいなんてここはいい場所なのだな。また、そう感じる人に我が家を見にきてもらえるなんて、うれしいなと感じました。その方は結局成約にはなりませんでした。
次の内見は、不動産業者の方でした。面白かったのが、
私「ダイニングテーブルを置いていたので椅子の下の床がちょっと傷ついてますけど。」
業者さん「いいですね。家族の歴史が刻まれてるのですね。」
私「和室の壁は子供が小さい頃落書きしちゃって落ちなくてしみついてますけど。」
業者さん「いい思い出じゃないですか。」
何を言っても一切マイナスな言葉では返してこない。お仕事なのでしょうけど素晴らしい。
その方が、マンションを購入した時よりも190万円下がった金額で買い取ってくださることになりました。
新しい家の完成予定が来年の2月なので、まだ半年以上の時間があるのにあっさりと決めてしまったように思えますが、目の前で建設中のマンションの階数がどんどん高くなりそうなので、そういう姿が見えてくるとさらにここを希望される方が少なくなるのではないかなあと思えてしまって。
17年あの場所で暮らせて190万円マイナスになるだけなら、よい買い物だったのかなと思います。購入した時は売るときのことなんてかけらも考えなかったのですが。
そして、年が明け2月末にマンションを出ました。
なぜか米びつだけをキッチンの流しの下に置きっぱなしにしてしまったので翌日取りに行くと、もう業者さんが入って作業をしていました。
「ああ、もう自分たちの家ではないんだ。」
昨晩、ここを出る時に、家の中に物がないとなんて音が響くのだろう、あれほど詰まっていた気持ちももうここに亡くなってしまうのだなあ、米びつを眺めながら急に切なくなってしまったのでした。

その後も、娘たちの学校も近いので近くを通る度につい目が行ってしまうのですが、それは娘たちも同じらしく、
「ベランダに洗濯物干してあったよ!」
「夜灯りついてた!」
と報告してくれたりして。
もう別の方が住まわれているので当たり前の暮らしの様子なのですが(笑)。住んでいる方ごめんなさいね、気分良くないですよね。もうさすがに今は何も言わなくなりましたのでご心配なく。
そして、この後2か月半の実家からの区域外通学生活という未知の生活が始まったのでした。

ブラックウォールナットの食器棚

2020.02.10

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ブラックウォールナットを使ったセパレートタイプの食器棚を納品してまいりました。
本当はテレビボードも一緒に設置させて頂く予定だったのですが、こんなこともあるのか・・、というような完成直前での金物の不良が見つかり、納品できませんでした。
Tさん、お時間取らせてしまいまして申し訳ございません。

ですので、まずは食器棚だけを納品させて頂きました。
細いフレームで組まれたガラスの引き戸、ナラのカトラリーケース、内部の引き出しの色と小口の仕上げ、などいろいろな形を採り込んだ多彩な食器棚になりました。
表情もとても良く、ここから少しずつ明るさが出てくるブラックウォールナットは使い込んだ姿もきっととても良い表情になるはずです。
そういう時間や空間は質のようなものが家具に染みこんで初めて、家具がその人の道具のように馴染んでいって。
そういう家具から始まる毎日を暮らしていく喜びを提供できたら幸いなことです。

今日もありがとうございました。

2020.02.09

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湘南T-SITEでの料理道具市の2日目でした。
インターネットにおいてはなるべくいろいろな方に分かってもらえるようにいろいろな角度から表現してきたつもりでしたが、それだけでは決して届かない思いがありますので、それを皆さんに見てもらえたらと思って臨んだ今回のこの市。
懐かしい皆さんが「見ましたよ!」って駆けつけてくれるのはとてもうれしく(皆さんのお顔と名前はきちんと思い出せましたよ!)、そして私たちを知らなかった方々、そもそもオーダーキッチンがあるなんて、こんなステキな世界があるなんて、と言って下さったおばさまもいらっしゃいました。そういうお声を聴きたかったのです。
ありがとうございます。

さて、平日は工房に戻りますので次回この場に立つのは明後日の11日。
留守の間もご自由にご覧いただきたいのですが、キッチンとバックカウンターの細かい内容について見知って頂けるように、8枚のカードを作りました。
どこにあるか引き出しを開け閉めしたりして、探してみてくださいね。

今日も夜中のT-SITE

2020.02.07

キッチンの設置の残作業のために冷蔵庫よりも冷たい風の吹く中、再び辻堂までやってまいりました。やっと冬が来たように思えますね。
季節は寒くはありますが、温かなイベントになりますように。
明日から開催です。
明日と明後日は私もアキコも居る予定です。
お時間ございましたらぜひ遊びにいらしてください。

SさんのダイニングセットとTVボードを制作して:スタッフ カイ君の日記

2020.02.06

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丸脚に丸い天板が乗ったテーブルや、お部屋のコーナーに収まる三角形のTVボードとなると、普段は四角い箱型の家具を作ることの多い作り手側から見ると少し身構えてしまうフォルムではあります。
木工機械の性質から言っても、直角に切ったり加工することは比較的容易でも、丸や三角となるとそれ専用の治具を作ったりする必要があるので、大変な部分が多かったりします。
今回も、テーブルの丸脚は鉋削りによる手作業を必要とし、四角い脚のものと比べると手間がかかっています。
四角い脚をまずは多角形に機械で加工し、そこからひとつずつの角を滑らかにしながら真円に近づくように削っていくわけです。
当然、微妙ながら4本の脚の径は違いますし、その足につながる幕板の加工も足それぞれに合わせて微調整しながら組んでいくのです。
やはり四角い形よりも手に汗を握ります。
今回は、テーブルの印象に合わせて、椅子も脚部に丸みを持たせています。背もたれの3層の積層の加工と接合部の面を合わせるところだけでも十分難しい加工なのですが、今回脚に丸みを持たせて、かつ足を細く見せるような寸法で仕上げているのですが、そうすると側座枠が薄すぎて強度不足になってしまいそうということで、見える部分だけ座枠を細くして、強度が必要なところは厚みを持たせる工夫をしたり、椅子1脚にしてもなかなか手の込んだ細工をして仕上げています。
テレビボードにしても、変形していて、なおかつ天地側板の木口がラウンドしたデザイン。なかなか逃げのない形で、慎重にすり合わせながら製作を進めたのでした。
そういう緊張感の中で作り上げた家具ですが、製作時に身構えていた気持ちとは裏腹に、できあがった姿はとても親しみやすい印象を持つ家具となりました。
納品時、お客様のお宅に上がらせてもらい、リビングの中でチェア・テーブル・TVボードがひとつに揃った様子は、前からそこにあったかのように馴染んでいると感じましたし、お客様にも大変喜んで頂くことができてとてもうれしかったです。_dsc3522_dsc3494_dsc3515

椅子に細工

2020.02.05

昨年、テーブルや椅子、テレビボードを納品させて頂いたSさんから頼まれていたのは椅子の加工でした。
「座るにも浅いし、、コートを掛けるにも部屋の隅にピタッと置けなくて。いつでもいいので、この椅子を使いやすくしてもらえないかしら。」と預かってきた椅子とコート掛けが一体になったもの。
ナラ材のしっかりどっしりしたものなので、せっかくなら玄関で腰掛として使えるようにと、座面と脚部はそのままに、コートハンガー部分をカットして、背もたれをつけたのでした。

湘南料理道具市の準備

2020.02.04

いよいよ今週末の8日の土曜日から「第四回湘南料理道具市」が始まります。
キッチンとバックカウンターを市のランドマークのように置かせてくださるということで、ご参加される皆さんのレイアウトの前にひと足先にキッチンの設置に入らせて頂きました。
夜のT-SITEです。
担当のSさんとTさん以外人はほとんど残っていないようで、このとても静かな本屋の雰囲気、良いものです。
どこかに泊まれる本屋ってあったよね。
いいなあ、そういうの。

なかなか大掛かりな設置でしたので、昨晩だけでは終わらず、微調整を行なうために後日伺わせて頂き完了の予定です。
開催初日の8日(土)と9日(日)は私もアキコも会場に居る予定です。私たちのキッチンや家具、そしてT-SITEさんがセレクトした調理道具たちに興味がありましたら、ぜひいらしてくださいね。

写真は、ホワイトオークとオリーブグリーンという水磨きの御影石を使ったキッチンと、ホワイトオークのバックカウンター、そしてダイニングの雰囲気をつかんで頂くためにいつも打ち合わせで使っているクルミのテーブルたちです。アイアンの円卓も置かせて頂いております。

クルミの変形オーダーキッチン

2020.01.31

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今までたくさんのオーダーキッチンを手掛けてまいりましたが、への字のキッチンは初めてでした。
変形する家具って納まりが読めない部分があって、なかなか怖いのです。
年末にカイ君と二人でラワンベニヤを持ち込んで原寸を取って確認したのですが、それでもうまく納まるのかどうか不安な部分はありましたが、きれいに納まって良かったです。
マンションの一室にこの形がある姿ってどういうふうに見えるのでしょう。
もうすぐお引渡しですので楽しみです。

小田原のIさんのところへ

2020.01.30

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今日は小田原のIさんのところにアキコと二人でちょっとメンテナンスに出かけておりました。
昨年作らせて頂いた加賀妻工務店さんからお話を頂いたIさんです。
棚板を数枚追加で作ってほしいというお話とともに「引き戸が擦れるんです。」と言われていて、その点検に伺ってきました。
音の原因でなかなか探りにくくて、特に引き戸の場合で、フラッシュ構造の戸を作ると、軽くて良いのですが、太鼓状に中の空気で音が大きくなっちゃって、戸の下のタイヤが動いているだけなのにゴロゴロと雨降り前の空のような音がする時があるんです。
何が原因か分かるかなあ、とちょっと心配なままお伺いしましたら、ちょうど中から岩本監督がニッコリ姿を現しました。
岩本さんにしても、吉村さんにしても加賀妻さんの監督さんとお話すると気持がゆったりして落ち着いてくるのがうれしい。
「いやちょうど今日、塗装屋さんもちょっと点検に来る予定だったので、私も立ち寄らせて頂いたのですよ。」
そんなにこやかなまなざしに見守られながら、「お邪魔します。」とさっそく上がらせて頂いて、原因を探ると、ガラスの框にちょっとした擦り傷が入っていて、戸を開け閉めした時のあるポイントで、こすれる音がする。
ははあー、これはきっとネジだね。
框組した無垢材がわずかに動いてネジと擦れていたようです。
今回ハーフェレというドイツの老舗メーカーのソフトクローズする引き戸金物を使ったのですが、その金物の仕様書には戸と戸の隙間は7ミリ取ることって書かれていたんです。
7ミリかあ。7ミリも隙間取っちゃったら、横から見た時に不格好だよね・・。
そんなわけで、金具をわずかにオフセットさせたりして、隙間を極力少なくして、(3~4ミリくらいだったかな。)イレギュラーな納め方をしていたのです。
わずか数ミリのお話ですが、見た目は大きく違うのですよ。
おかげさまでスゥっとした形で納まったわけですが、反りがこういうふうに影響してくるとは・・。
よい勉強です。
さっそくネジの頭が飛び出ないようなものに変更して、擦り傷は研磨してオイルを塗って、点検完了。
気持ちよく動くようになりました。
監督が優しく見守ってくれていたおかげです。

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帰りにそのIさんのお店(とてもすてきなケーキ屋さんで、注文したケーキを包んでくれる間、お茶と一口サイズのケーキが出てくるなんて。)に立ち寄らせて頂いて、みんなにお土産を買って帰ってまいりました。
ありがとうございました。
美味しく頂きます。

【バックシュトゥーベ イマヤ】
https://www.imaya-cake.com/

クスクス、ゲラゲラ

2020.01.29

これは少し前の様子。
ハルはインフルエンザでもその日のうちに薬が効いて、翌日からはゲラゲラ笑っていて。
もう早く学校戻っちゃえばよいのに。
でも、ムードメーカーのハルとクールビューティーなチィのコンビが家にいてくれるおかげでいつも暮らしが明るくなるよ。

本当はこの輪のなかにアイもいれてあげたいのだけれど、相変わらず二人とも猫の毛アレルギーが治らないので、アイはやっぱり工房守をしています。
何かどこかでこうしてみんなを感じながら居られることが暮らしているということなんだろうね。

今日はみんな定時上がり。以前にステンレスカウンターの制作をお願いしている高橋さんと夜に話をしていた時に、「水曜日はさあ、みんなに残業させないようにしているからもう静かなんだよね。」って聞いてから、うちもそうすることに。家具作ることって、楽しいことも大変なこともあるけれど、こういうメリハリがあると気分がスッキリするものね。

で、今日は定時で帰ってきたけれど、ムードメーカーは塾に行ってしまって、クールビューティが物静かにお母さんと洗濯物を畳んでいた。
「ただいま。」
「お父さん、帰ってきたよ。ご飯食べる前に、よし、やりましょう。」とアキコ。
ぼさぼさに伸びちゃった私の髪の毛を切るにはちょうど良い時間でした。
高校卒業してから結婚するまでは美容学校に通っていた母に昔の工房の2階で髪の毛を切ってもらっていたんだよね。
結婚してからは、それがアキコの仕事。
洗面所に掃除しやすいようにレザー張りの椅子を持ってきて、母が学生時代に使っていたハサミと掃除機とほうきを用意して。
昔はなかったけれど、いまはスモックのようなものを着せられて、少しうとうとしながら髪を切ってもらうのです。
もう18年間繰り返してきた仕事。
ああ、さっぱりしました、ありがとう。

工務店さん探し:家具屋の家づくり

2020.01.27

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土地の売買手続きは2018年6月でした。
その間に新居の設計プランがほぼ決まり工務店さん選びの段階に入りました。
仕事柄、一緒にお仕事をさせて頂く機会があり、お仕事ぶりや家具を取り付けた時に時々現場を拝見させていただいていたので、「この方々に家を建ててもらえたらうれしいな。」という工務店さんは最初から候補が決まっていました。もちろん予算もあるので、家のプランを考えながらその中で大幅に予算からかけ離れてしまうことがないように正式な御見積を頂く前からコストバランスについてお話しできたことも決めてのひとつでした。
しかし・・。
その工務店の担当者さんには土地の下見にも来てもらったりと当初は親身に相談に載ってもらって、それを元に銀行のローンの契約を組んで手続きを進めていたのですが、8月の期日前日に1通のお断りのメール連絡が来ました・・。
おぉ、ショックです。(見積もりをいただいてからの2ヶ月間は何だったんだろうといまだに不思議でならないのですが、、。)
聞くと、福原さんの納まりはとてもストイックな部分があって、工期が読みづらい部分があること、そしてそのご要望に応えらえるだけの技術に自信がないのだそうです。
たしかに私たちのキッチンでさえも導入が難しいと言われてしまう工務店さんも中にはいらっしゃるけれど、今回考えていたこちらならその点は安心でしたが、福原さんの形がやっぱり難しいのですね。
とても魅力的な仕上げをしている会社さんだっただけに残念。そして、そういう断り方をされてしまったことにもっと残念・・、うーん。
しかたないです。よい勉強になりました。

でも、マンションは翌年の2月末までには出なくてはいけない、今から工務店を探していたら間に合わない。さあ困ってしまった。どうしよう・・。
ちょうどその時にお客様の家具制作で連絡をとっていた加賀妻工務店の社長の高橋さんにダメもとにダイスケさんがお話ししてみたのです、「こんなことがあったのですよ。困ってしまいまして。」と。
加賀妻さんっていうと自社設計で自社施工ということなので、本当はずっと前からすてきだなって思っていたけれど、やっぱりだめって言われちゃうかもって思って声を掛けづらかったのでした。
でも、高橋さん、「そうですか、そういうことでしたらうちでやりましょう。でも、工期は今から始まると間に合いませんけどそれでも良ければ。」と引き受けてくださったのです。
もう工期が2月末までには間に合わないことはこれからどこを探したとしても同じはずだし、「現場がいつもきれいで気持ちがいい職人さんばかりのところ。」という話をダイスケさんから聞いていたので、これはある意味いい機会なのかもしれないと思えました。
福原さんにも伝えたところ、「自宅の近くで加賀妻さんの現場を見たことがあって、いいなと思ってたところだから、かえって良かったのではないかな!」と快諾してくれました。最初の計画よりもちょっと予算を多く見なくてはいけない部分がありましたが可能な範囲でしたし、憧れの加賀妻さんなので、その為なら働き続けてローンを返していこうと思えるのでした(笑)。
私達の工務店さん探しはこんなにドラマチックだったのでした。

私達のお家づくりのお話が誰かのお役に立つことがあればと思い書こうと思っています。
前回のブログからずいぶん時間が経ってしまっていました。(ちなみに前回は2019年11月7日の続きになります…。)
日記「自由な手たち」で「家具屋の家づくり」を検索していただけると家づくりに関する記事が出てきますので、興味がある方は読んでみてくださいね。

手を止めるところ

2020.01.25

みなさんからよく聞かれるのですが、キッチンの壁に使ったタイルは、平田タイルさんのHabileの「BL」というカラーです。
真鍮が酸化して緑青を吹いたような色あいを見て、アキコが気に入ったのだそうです。(タイルはすべて彼女のカラーなのです。)
緑の黄土色の入り具合、バラつき具合は、取り寄せてみないと分からず、実際彼女はもう少し青み掛かっているとうれしかったなあ、なんて言っていましたが、全ては一期一会。

そのタイルを見ていて思ったのです。

このところ具合が悪くて仕事を休ませてもらっていた時に朝の連続テレビ小説をふと見ていたのです。
戸田さん演じる主人公が大きめの花瓶のようなものを手びねりで作り上げていくシーンがあったのですが、どこまでゆけば完成なのだろうか・・とじっと見ていたら、彼女の息子が入ってきて、作家さんの顔が急にお母さんの顔に変わってその日の作業はおしまい、となったのですが、形を作ったら削り出してそぎ落として、自分のイメージを表していく焼き物の世界って、「はいっ、そこで完成でいいよ。」って空から声が聞こえてくるわけでもないし、なにをもって終わりにするのかなあ、とそのシーンを見ていて考えておりました。

家具製作に於いてはその限りがはっきりしていて、(もしかしたら追及していると限りはないのかもしれませんが。)ここまで仕上げれば見目麗しく、触り心地良く、使い心地良くなる、という到達点があります。
個人差はあるかもしれませんが、それを私たちはスタッフみんなで共有して私たちの家具作りの仕上げとしているのですが、私がこの仕事に初めてかかわった中学3年生の夏休みは、そのポイントが全く分かりませんでした。
父は自分の仕事を知ってほしかったのか、家にこもっている私を外に連れ出したかったのか、1週間だけ父の仕事場でアルバイトをしました。
その時はまだこの工房はなく父の勤め先のある川崎まで朝から一緒にくっついていったのですが、当然15歳の少年にできることなどほとんどなく、ひたすら磨く仕事を与えられたのでした。
その時は、木でできた祭壇(だと思うのですが、教会の形をしている少し大きな(幅60センチくらい、高さ60センチくらいだったかな。)もので、屋根は板葺きのようなデザインになっていて、正面の飾りも糸鋸できれいにくり貫かれていて、今考えると結構手の込んだ形でした。)が何台もあって、それをひたすら磨いたのでした。
たしか180番のヤスリで角を磨いたような気がするのですが(すみません、30年前の出来事なのでうろ覚えで)、
少し磨いては「このくらいでいいの?」「いや、もう少し、ここはこのくらい。」
少し磨いては「このくらいでいいの?」「いや、もう少し、ここはこのくらい。」
の繰り返しで、まったく楽しくなかったわけです。
きっと戸田さん演じる主人公の思いの行きつくところとは違うのだと思うのですが、花瓶を見つめるまなざしを見ていて、ふとあのアルバイトの時に祭壇を見つめながらどこに終わりがあるのかと気持ちが行き詰った頃をなんとなしに思い出したのでした。

小豆を炊く

2020.01.25

DSC_4959DSC_4965先日ダイスケさんも書いていましたが、ここ2週間は家族で誰かしら具合が悪い人が居て、落ち着かない日々でした。
お休みをいただいた今日、チアキと久しぶりに「何か作りたいね。」という話になり、「あんこが食べたい。」ということで小豆を炊くことになりました。
お豆の様子を見ながら家事をして過ごす時間が穏やかで贅沢な時間に感じました。
健康第一ですね。
うまく炊けて美味しいおやつになりました。