2024.08.10
ノガミ君が工夫を凝らしながら組み上げていったこの形。しばらく前から設置工事に入らせて頂いていて、先日ようやく完了。
うさぎパンさんや加賀妻工務店さんのご縁があってこうしてできあがったシーザーストーンを天板に使って、キャビネットはグレーにペイントされたキッチン。写真で見るとグレーの質感は分かりづらいのですが、マットで落ち着いた表情に仕上がっていて、化粧板でできあがるかっちりした感じとはまた違ってふんわりと柔らかさのあるグレーになっています。
思い返すと、T-SITEでキッチンを展示していた時に見に来てくださったことがきっかけかと思うともう4年も前のお話だ。こうしていよいよ実現できました。
ここからどのような広がりが生まれていくのか楽しみなのです。
2024.08.07
昨夕にMさんの食器棚を納品してきました。
最近みんなそれぞれの仕事が慌ただしいため、最初はタケイシさんと二人で納品に行こうと考えていたのですが、うーん、やはり重い・・。
ブラックウォールナットという樹種の重量もそこそこ重いこともあるのですが、最近の使いやすくなった引き出しのスライドレール自体が重いのです。その引き出しが9杯もあるとかなりの重量。夕方というと車も人も帰り道でにぎわいやすくなるかもしれないので、なるべくスマートに進めたいと思いまして、アキコも一緒に行くことに。
もともと、Mさんが工房に見学にいらしてくださった時にご相談を伺ったのは彼女でしたので、アキコも二つ返事で来てくれることに。
最近では仕事の関わり方として、男性、女性のへだたりなく取り組めるようにという考えが広くありますが、やはり力仕事が多くなるこの仕事では男性の力に頼りがちですが、タケイシさんも私たちに負けないようにと力がついてきたり、持ち方を工夫したりとむしろ私のほうが頼りなく思えてくるくらい。腕立てが苦手なアキコもオートロックの多いマンションでは複雑になりがちな搬入をサポートしてくれて、おかげさまでスムーズに作業を終えることができました。
これからも、こうしてみんなが適した形で適した場所で心地よく働くことができるように努めていきたいものです。
さて、今回作らせて頂いたのは、ブラックウォールナットを使った食器棚です。引き出しの取っ手は端部に丸みを持たせたでっぱりのあるデザインで、右端に扉ががあるため、左右端部は出っ張らないようなデザインで作らせて頂きました。
Mさんの強いご要望で、この食器棚のどこかに特長を持たせたいのです、ということで、扉に格子のデザインを取り入れることに。
また今回は、動かせるようにしたいということで、家具の下にフェルトを貼っておくだけの形で納品しています。さすがに運び出すには人手が必要ですが、少し動かすくらいなら、押すだけで滑らせることができるようにしています。
こうして無事に納品でき、Mさんご夫妻にも喜んで頂けました。
そして、帰り道でMさんからご連絡が。
「イマイ様、本日は暑い中、ありがとうございました。
さっそく大皿を入れてみたら並べて収納することができ、感激しています!!
理想の・・・というより、理想越えの食器棚です!
オーダーメイドの家具なんて初めてでしたが、細かやにアドバイスも下さり相談しやすく、安心してお願いすることができました。
結婚してから10回以上の転勤で、その都度備え付けの家具で間に合わせてきましたが、思い切って注文して良かったです。
一生大切に使わせて頂きます。」
と、納品して間もなくうれしいお便りが届きました。
ありがとうございます、Mさん。お近くですから何かあればいつでもお声掛けくださいませ。
2024.08.06
Iさんお二人の笑顔のように明るいキッチンに生まれ変わったリノベーションの様子を掲載しました。
「風まろやかに」 葉山 I様
お時間ございましたらご覧いただけますとうれしく思います。
2024.08.06
来週はお盆休みですね。私達は8月11日(日)から8月18日(日)の間、工房・ショールーム共にお休みをいただきます。
ただ、今家作りを計画され始めていて、この連休中に考えを深めたいと思われるお客様もいらっしゃると思います。
そのためにオーダーでできるキッチンや家具のことを詳しく見聞きしておきたいと思われる皆様には、1日1組限定とはなってしまいますが、ショールームをご覧頂けるように準備いたしますので、気軽にご予約のご連絡をいただければと思います。
打ち合わせは1人で行っておりまして、予約なしだと大変バタバタしてしまいますため、ご協力をよろしくお願い致します。
(ご予約時以外ショールームのエアコンは入れていませんので、とても暑くサウナ状態ですぐご覧いただける状態ではございません‥。)
毎年必ず「近くまで来ているので、空いていたらショールームの見学をしたいのですが。」と当日のご連絡をいただきます。
大変ありがたいことなのですが、先にご予約のお客様を案内していたり、他の予定を入れていたりしますので、日時を改めていただくことになっております。
お打ち合わせ中ですと電話にも出られない場合もございます。申し訳ございません。メールでの事前(2日以上前に)予約のご協力を、よろしくお願いいたします。
家具やキッチンについてのご相談・お問い合わせ・カタログ請求、木製雑貨のご注文についてのメール・お電話等の返信に関しましても、すべて8月19日(月)から順次対応させていただきますので、ご了承ください。
キッチンカタログ請求・木製雑貨ご注文分の発送につきましては、8月9日(金)の午前中までにご連絡いただいた分に関しては休業前に発送の手配をさせていただきます。
それでは皆様どうぞよろしくお願いいたします。
2024.08.03
Iさんのところにネコ階段を納品しました。
ネコ階段と言えば、猫と建築社さんの出番なのでしょうと思いましたら、Iさん、以前にご相談されていたのだとのこと。何となく、そ知らぬ顔のままはしっくりしないので、中村さんに確認してみると、「そうなんですよー、でも建築に関わる大きな改装ではなかったので、その時のお話はなくなってしまったのです。イマイさん、よろしくお願いしますね。」と快活にお返事くださいました。ありがとうございます。頂いたご要望をもとに何度か形を手直ししてプランは完成。
kotiさん壁を一部造作してもらって、クロスを夜のとばりのような印象にして、そこに私たちの家具を据えました。パイプスペースが関わる部分も点検できるように置くだけの形になっています。そして、Iさんが用意した月や星や雲を壁に取り付けて完成。
「ここまでいろいろと考えてみましたが、当の本人が気に入ってくれなかったら、困っちゃうのですけれどね。」とIさん。
気に入ってくれると良いのだけれど、そればかりは猫の気まぐれですものね。気に入ってもらえるように願っております(笑)
2024.08.01
夏休みと言えばお祭りがありますね。コロナ禍でしばらく開催できずにいた自治会のお祭りなども今年は再開されているところが多いのではないでしょうか。
会社がある倉見も4年ぶりに納涼盆踊り大会(8月3日)が開催されるというお知らせをいただきました。
私たちは協賛させていただいてりまして、お祭りの抽選会の景品も提供させていただいております。
今回はクルミ材2つ、タモ材1つのペントレイ計3つにしました。
当たった人に喜んでいただけることを願っております。
2024.07.30
昨年の11月にキッチンと背面収納を設置したSさんのところにお邪魔してきました。
Sさんとは塗装でお世話になっているオオガキさんからのご紹介で、今回こうしてキッチンを作らせて頂いたのでした。
ご主人が生まれ育った家をリノベーションして、このダイニングキッチンがモダンな印象に変わったのでした。
「ずっとここで育ったからさあ、もう日本家屋じゃなくていいよ。」なんていうご主人でしたが、この家を建てるにあたっては、京都の様式が取り入れられた造りだったり、栃木から材を運んで寝かせていたことをとてもうれしそうにお話をされるので、やっぱりここが好きなのですね。
奥様はこういう空間が大好きなので、今回生まれ変わったこの暮らしをたいへん喜んでいらっしゃって、キッチンも、奥様のアイデアをあちらこちらに取り入れた形で完成しましたので、とても満足して使ってくださっていたのでした。
Sさん、ありがとうございました。
2024.07.27
最近は稲村ケ崎駅の西側で1件、東側で1件のキッチンの制作を並行して進めています。どちらも納まりがかなり複雑なキッチンでして、特に西側の葉山工務店さんが手掛けるキッチンは連休明けから今まで何度現場に通ったことか。
連休明けくらいはまだ海岸線は穏やかでしたが、こう暑くなってくるとやはりみなさん海に入りたいところですから、車での移動はたいへん混雑するのです。ですので、なるべく夏の鎌倉へは車以外で向かうのですが、インバウンドの影響なのでしょうか。江ノ電も常にぎゅうぎゅうな様子ですので、自転車で移動をするのです。
久しぶり(10年ぶりくらい)に境川サイクリングロードから海岸線に出たのですが、なんだか疲れるのはやはり年を取ったからか。最近そんなことばかり思うのです。
葉山さんの現場は下準備が整っていたのですが、内部足場を組んでしまうということで、搬入に問題中の確認。どうにか荷揚げできそうです。ここにモールテックスと漆喰とウレタン塗装が混在するキッチンが来るのですが、なかなか収まりが複雑です。担当するワタナベ君も頭を悩ませながら進めているところで、来週いよいよ取付です。
そのあとには東側のFさんの現場に。こちらは久保田工務店さんが施工されていて、こちらは建物自体がかなり複雑で、絵本に出てきそうな様相でどんな仕上がりになるのか楽しみなのですが、キッチンはまた独特でして、天然石のコの字型キッチン。ノガミ君が頭を悩ませながらもきれいに進めてくれていて、そして先日ようやく石が届いて、想像していたよりも軽かったので、少し安心しているのですが、さあ、無事に納まるのか少し緊張しております。こちらは8月の終わり頃に持ってくる予定。
忙しい夏です。
2024.07.26
スカイツリーが良く見えるSさんの現地確認に出かけておりました。
このあたりは墨田区の三角州のようになっているあたりで、現地確認の時はなるべく電車で向かうのですが、最近の暑さで特に現場は冷房などもなく、職人さんがみんなウォンウォンと空調服で膨らんでいるくらいですので、毛穴の数が赤ちゃんと同じ私はあっという間に服が汗に染まってしまうのです。
そんな状態で電車で工房に戻ると、今まで体調崩すことが多かったので、車で伺わせて頂きました。
以前父がお付き合いしていた会社さんの仕事では新築マンションに家具を作ることが多く、このあたりはよく来ていたっけ。上野、本所、門前仲町。20年以上経っても懐かしい光景で気持ちが涼やかになります。
最近設置工事に向かう途中でタケイシさんと話をする機会が多く、彼女の子供時代の話をきかせてもらうのですが、このあたりで伸び伸びと育ったのだとか。
私がこの仕事を始めたのが19歳になったばかりの冬だったっけ。その頃に産声を上げたタケイシさんがこうして同じ場所で働いているのだと思うと、そうかそうかと思う。そりゃあ、年も取るはずだ。
2024.07.25
建築士のTさんからお声掛け頂いて、今度ご実家の部分改装をしたいのだとか。
メインはキッチンのリノベーションなので、いつものようにkotiの伊藤さんにお声掛けして、さらに詳しくお話を伺うと、内部壁がジョリパット仕上げでその表面もくすんできたので塗り替えたい、ということになりまして、ユウにも声を掛けたのでした。
ユウは私の弟で、奥さんと二人で外壁塗装屋を営んでおります。外仕事だからか色が浅黒く精悍な顔つきをしているので、ユウのほうがお兄さん?と言われてしまうところですが、最近は私も頭頂部が淋しくなってきましたので、だんだんと年相応の風貌になってきたからか間違われることは少なくなってきました。かわりに最近はユウのほうが紫外線で目の色が薄くなっているので、きらきらと若々しい表情なのです。
そんな二人と一緒にTさんの現地確認にご実家にお邪魔させて頂きました。
ラビリンスのような子どもにとってはワクワクするような間取りのお家で、Tさんはここで育って今のような感性を育んだのだなあと感心しながら見させて頂いて。
まずは、どこをどのようにするかの概要をみんなで打ち合わせて、秋から冬にかけてお話が進む予定です。楽しみです。
2024.07.25
もうやってみないと分からないね、と気持ちが降り切れてしまって当日を迎えたNさんのキッチン設置工事。
ステンレスのL型天板を1/50の平面図の上に1/50サイズに切った白いL型の紙を窓のところにクルクルとやると図面上では入るのです。
設計士のNさんもあとはもうやるしかないね、っていうのでやるしかないのでした。
施主のNさんもこのL型の天板をコロナ禍になる前から憧れていらっしゃったので、もうやるしかないのです。
というわけで、何かあってもサポートできるようにその日は5人で乗り込んだのでした。
現場は中山道から一本入った路地の奥に立つ一軒家。祖母の家を思い出します。ブロック塀が立っているので最初は足場を利用して入れようかと考えていたのですが、筋交いがあると天板が降り回せないことに気が付いて、足場がばらされたタイミングでの工事となりました。
2階の腰高の幅1件弱の窓から2200ミリ×2600ミリの天板を入れるには、水平にしないとくるくる回せないだろう、幸い3階があるので、下から持ち上げての水平は厳しいから3階からもロープで引き揚げて水平にしよう、なんて考えていたのですが、いざ3階に上がってみると電線が横切っていることに気が付いたのでした・・。現調の時は足場があって気が付かなかったなあ・・。
それでももうやるしかないわけで、下から持ち上げると私の身長でどうにか2階の手摺の上に届くかどうかという感じ。どうにかなるかな・・。
天板を入れるまで、キャビネットや道具やいろいろの搬入で、大汗かきながらみんなでやっておりましたら、ちょうど10時休憩中だった大工さんたちが見かねて「何か手伝えることがあれば言ってくださいね。」と。
ありがとうございます。お言葉に甘えます。
ということで、天板の搬入はノガミ君とヒロセ君が上から引き揚げるところに大工さんが2人入ってくださって、私とワタナベ君は下から持ち上げる感じで、タケイシさんはそのサポート。監督さんまでサポートしてくださって、心配をよそにエイヤッとあっという間に天板は引き上げられていったのでした。
よかったよかった。
そこからは、工房でくみ上げたとおりに現場で組んでいくのですが、やはりリノベーションとなると床や壁の歪みはすべて治るものではありませんので、その微調整などをノガミ君とヒロセ君の二人で2日間かけて作業をしてくれて無事に完了。
約5年前に設計士さんから最初の相談を頂いた時は、たしか家族4人で箱根彫刻の森美術館に遊びに来ていた時だったっけ。とても懐かしい。あれから、コロナで2年以上の時間が開いて、それでもこうして声を掛けて頂いて実現したこの形。無事に納まってひと安心なのでした。
2024.07.24
道路から家の門扉まで、旗竿地の竿地を、コンクリートから草目地の古窯レンガ敷きに変える工事をしたのが4月中旬で約3か月経ちました。
梅雨明け前から暑い日が続き、朝晩2回の水やりになり、雑草が生えたら草むしりをして様子を見ていました。
サフランさんにおすすめされたグランドカバーの西洋芝の種とダイカンドラの混合撒きにしていただき、ダイカンドラの姿が見られるのを楽しみにしていたのですが、先日やっと見つけることができました!「ハート型の葉」ということで、この子なはずです…。
水撒きや草むしりが面倒くさく感じることがありますが、芽が出てきたり花が咲いたり、植物たちのこういう反応がうれしいから続けられますよね。
ダイスケさんに伝えると、「あ~、それなんだ。いつも煉瓦の間に自転車のタイヤ挟まってる時踏んじゃってるんじゃないかな…。」
うーん、なかなか、芽が出てこなかった原因のひとつはそれもあるのでしょうか。そう聞くとかわいそうなのですが、グランドカバーということで受け入れてもらって、頑張ってもらえたらと思います。
春には小さな花が咲くそうなので、来年咲いてくれたらうれしいです。
2024.07.23
この7月後半は搬入が難しいと思われるお客様が2件ありまして、まずは梅雨が明けたことにひと安心。雨が一番の心配でしたので。
今日のTさんのところには食器棚とシステムキッチンの周りをパネルで囲うという作業がありました。
その中で食器棚の天板が2800ミリを超える長さでしたので、階段から入るかどうかがやってみないと分からないところで、屋外からとなる場合はバルコニーの壁が2メートル以上も立ち上がっているので、小さな窓からになるということで、今日までソワソワしていたのです。
そして、実際作業を始めてみると、どうにか階段から運び入れることができてひと安心。もう50ミリ延ばそうかというお話が当初出ておりましたが、そうしていたらきっと難しかったかなあ。
ここが越せればあとは順調に進みそうですので、設置作業のほうはワタナベ君、ヒロセ君、タケイシさんに任せて私は先に戻らせてもらうことに。
今回の取付は、こうして写真で見ると食器棚のほうが大きく見えてたいへんそうに思えるのですが、システムキッチンの周りを囲う作業のほうがパネルを1枚ずつ組み合わせて取り付けたネジなどが見えないように組んでいくので、仕上がりはシンプルに見えても複雑な作業になります。
17時過ぎに作業が終わってみんな無事に戻ってきました。
Tさんからも「日本家屋が好きなのものあり、キッチンパネルが屏風のように見えてとても美しく感じました。」と喜んで頂けてひと安心。また、しばらくしましたらご挨拶に伺わせて頂きます。
さあ、明後日は偶然にもTさんの住まいから車で10分ほどのところでリノベーションをされているNさんのキッチンの設置。
こちらの天板の荷揚げがもっと大変なので、ヒヤヒヤしております。
2024.07.21
日向薬師に出かけようという話を実行に移す日でした。
アキコが、最近スタイルを気にしてか時間を見つけてはウォーキングを始めているというチアキに声を掛けると「一緒に行くよ。」ということで、彼女の靴も用意して本日。(ハルは予定があって不参加だ。ほんとうは君も行くとよいぜ。)
七沢温泉近くのハイカー向けの駐車場から林道をゆるやかに登っていく。
そうだ、懐かしいな。30歳前半の頃は自転車で毎週のように車の通らない林道を見つけては走っていたっけ。
「チィの靴と一緒にね、鈴も用意したの。」という熊鈴が林間に跳ね返る音と沢の水音、そして老いた私たちの息づかいだけが聞こえる時間。
ははは、良いなあ。
さりげない日向山の山頂を超えて、下っていくと現れる日向薬師。彼女たちは以前にジイジとバアバと一緒にヒガンバナを見に来たことがあるそうだが、私は初めて。
茅葺屋根の大きな本堂に圧倒されて、また機運よく薬師如来様をはじめとした木像を拝観させて頂いてさらに圧倒される。
すごいところだなあと感慨に耽っていると、チアキが「足に何かいる。」とつぶやく。
極端に虫が苦手な彼女は自分で見ることができないので、アキコが見てみると、膨らんだヒルが2匹剥がれ落ちて、小さな血の点ができていた。チィは以前にもアキコと二人で七沢に来た時にヒルに入り込まれたことがあって、彼女は好かれるのかもね・・。
ヒルもトカゲも毛虫も尺取虫もカミキリムシもコクワガタも鳥たちもみんな元気でたくましい山だなあ。とりあえず水で洗って不調を感じないようなので、そこから下って亀石というとても美しい岩を眺めて帰り道。
周りには自分が両手を回しても届かないような木々も時々見えてくる。たくましいなあ、雄大だなあと思うのだけれど、私たちはそれを木目がきれいだとか、幅広い板が取れそうだ、などとすごく淋しい視点で見てしまっていることを、この木々の胴回りを見て、そこに群生するきれいな苔や虫たちの様子を見て、あらためて気が付き恐れおののく。ごめんなさい、もっと私たちはしっかり生きていかないといけない。そして、ありがとうございます。
普段なかなかこう言った時間が取れなくなりつつあるのだけれど、やはり時間は作らないといけないとあらためて感じたのでした。
2024.07.20
この家に暮らし始めて丸5年が経ちました。
引っ越してきた時に「この段にはこれを入れる。」と考えて収納していたスペースも、新しいものが増え、優先して使うものも変わり、子供たちも自分一人で調理をするようになりましたので、
ごちゃごちゃになっていたパントリー収納を整えることにしました。
ダイスケさんに時間を作ってもらい手伝ってもらいました。なぜ一人でやらなかったのかというと、
収納の物が多いこともありますが、扉を外してからでないと棚板を外せないからです。
棚板の位置変えるのに扉を外すのかと思うと、一気に面倒に感じませんか?(家具屋の妻なのにいけませんね。笑)アクションが少ない方がその行動を起こしやすいのは確かなことだなと感じました。
とりあえず中身を全部出すと、キッチンとダイニングテーブルの上ではスペースが足りないくらいの量でした。使っていた自分でもびっくりです。
「家族が使いたいときに手の届きやすい場所に。」を優先して収納を考えていきました。
地震がありますし、扉が付いていてもちょっと怖い思いがありましたので、ガラスの保存瓶たちは手の届く高さに置いていました。でも、ガラスの保存瓶は私しか使いませんし、レモンシロップなどの保存食を作るときにしか使いません。パントリーにしまうものの中で一番高さがあるものもガラスの保存瓶でしたので、その瓶たちを一番上にして、その棚板の高さが決まってから他の棚板の高さとその段にしまうものを決めていきました。
「かき氷器、まだあったんだ!」ということで、高さがある段の一番手前に持ってきました。
大みそかに黒豆を煮る用のお鍋と、年に数回使うかのレモン絞り器も一番上です。お菓子作りをするハルに「どこにある?」とLINEが来たことがありましたので、一目瞭然場所にしました。
その次の段は、チイの好きな梅干しストックと、お菓子のラッピンググッズ類とお弁当作りグッズです。奥にもう使わないかもしれない、運動会で使ってきた大人数用のお弁当箱が入っています。
これを機に捨てようと思っていましたが、ダイスケさんに「え、捨てちゃうの?」と言われたのには驚きましたが。そうだね、思い出は奥にしまっておきましょう。
その下は薄い段が続きます。この8㎝くらいの薄い段があると意外と使いやすく感じているのです。
奥は見えませんが手が入りますし、ケーキクーラー、ケーキの回転台、巻きす、クッキングシートなどが置いてあります。
さらに薄い段には、せいろ用のシリコンシート、ケーキなどを入れる紙の箱のストックなどが入っています。奥のものを取るときは、棚板を少し持ち上げれば取れます。そのくらいの頻度でしか使いませんので。
その下の段は、鉄鍋の鉄製のふた、オーブンのトレー、奥にはホットサンドメーカーなどが入っています。
一番見えやすい使いやすい高さは製菓用の道具置き場になりました。ハルが今日何か作りたいなと思った時に取り組みやすいようにです。いちいちLINEで答えるのが面倒なので。(笑)
その下は大きめのタッパー類と、ストームトルーパーのマグカップは見えるとかわいいので飾りです。
下3段です。一番上は小さいタッパーとお弁当箱類。奥は小さい土鍋とその鍋敷き4つが入っています。
その次の段は、缶詰ストックとお菓子ストック、製菓材料ストックです。
一番下の段は、お料理のストック、乾物のストック、奥にお醤油や油が入っています。
見る人によっては、「これ使いやすいのか?」と思わるかもしれませんが、このぐらいラフな収納の方が自分には合っている気がします。またきっと5年くらいで変わるでしょうし。
そして、今回の目的はもう一つありました。「見たいものを見ながら暮らしたい。」ということ。
使うとか、使わないとかでなくて、好きだから目に入ってほしいというのでしょうか。
キッチンのリノベーションをされたIさんのガラス戸の食器棚の中に大きな漆器がありました。
その様子がとてもすてきで、うちはお椀以外の漆器が目に入らないな、日々見ることができたらすてきだなと思ったのです。
パントリーの奥に和紙の箱に入ってしまわれていた、結婚する時に両親がプレゼントしてくれたお重を引き戸収納の所に持ってきました。お正月の時のお節料理の時にしか使っていませんが、いいのです。
ふとした時に目に入ってほしいのです。きれいだなと思いたいのです。
今年で50歳になり、残りの人生の方が少ないのかと思うと、どう過ごしていけばよいのだろうと考えるのですが、日々の目の前のことをこなすのでいっぱいであっという間にすぎていってしまいます。
今回パントリーを整理したことで、一つ何かできたという思いから、そんな気持ちが少し落ち着きました。
余談ですが、普段調理時のオイルガードに使っているものを、ガスコンロの上に敷けば、物を置くスペースとして使えたので便利でした。油で汚れている面を下にしてコンロ側にすれば、もし重いものをのせて、傷ついたりへこんだりしても気にならないと思います。
本当は、オーダーキッチンを作っている人のお家として、もっとぴっしり揃った収納の方が参考になるのかもしれませんが、こういう性格なものですみません…。
こういう暮らし方をしている人もいるのだなというくらいに、何かご参考になる部分があればうれしいです。
2024.07.18
こじんまりした寝室の隣の空間を居心地良い書斎に仕立て上げたIさんの記事と、
メープルが囲む淡い空間で軽快な印象の食器棚を作らせて頂いたKさんの記事を掲載しました。
お時間ございましたらご覧いただけますとうれしいです。
「大雑把な思いつきではないですよ」埼玉 I様
「メープルのある部屋」所沢 K様
2024.07.15
海の日の祝日がある三連休でしたね。
我が家はハルが今年二十歳になるので成人式の前撮りの日がありました。
10時からスタジオで着付けとヘアセットです。(メイクはハルが自分でしていきました。
顔にラインストーンまで付けて、映画「300」のペルシャ軍みたいでしたが意外とすてきなのでした。)
このご時世、色々検索すれば情報が手に入るのでセルフプロデュース能力が問われている気がして大変ですよね。こういうメイク、こういう髪型と、ハルは楽しんで決めて、布を買いに行ったり事前準備をしていましたが、私なら当日お任せで何もしなかったかもしれません。
(着物は事前に19歳になるまでの間にスタジオでレンタルの予約をしておきました。)
スタジオの美容師さんが素晴らしくて、当日ハルが見せた画像だけで同じようにアレンジができるのですから素晴らしいなと思いました。すてきに仕上げてくださりありがとうございました。
ヘアセット、着付けが終わったら撮影をして、その中から写真を選んでアルバムを注文して、その後17時までに戻ればよいということで、お出かけです。
七五三の時に成長を願ってお参りに行ったのですから、ちゃんと成人を迎えることができましたと報告に行かないと、ということで、寒川神社へご挨拶に行きました。
母にも声をかけて参加してもらいました。
蒸し暑い中の着物で過ごすのは大変だったと思いますが、成人式当日は式典があって、神社へ来る時間は取れないでしょうから、お参りして撮影することができてよい記念になりました。
神社の帰りには、今井の実家へ寄り、お父さんとも記念撮影をしました。
昔の七五三の写真を見直してみました。こんなに大きくなったのだなと、しみじみしてしまいます。
頼もしく成長してくれて君の姿を見ていると元気になります。ありがとう。
次の目標は社会人になるのでしょうか。
これからも元気に過ごしていきましょう。
2024.07.15
今回はダイニングテーブルを担当させていただきました。
図面は製作以前から拝見しておりまして、全ての作業において大変困難な仕事になるものだろうと思っておりました。
果たして攻略できるのか、という不安もありましたが前職では墨出しや勾配仕事は多くやってきた事もあり、挑戦してみたいという思いが強く今回担当させて頂く事になりました。
テーブル天板はサンゲツの12mmセラミックを使用し、3mmの目地を付け、メープルのパネルと接着した天板です。
サイズは39mm厚900mm×2400mm、重さは100kg程あろうかというかなり大きなダイニングテーブルになります。
その天板を支える脚部はメープル無垢材が少々複雑な関係性にある形状になっています。
その複雑になっている部分に関しては、墨出しや勾殳玄を使い、正確な寸法や角度を計算機で求める。という具合に進めていければと考えましたが、果たしてうまく書き切れるのか、現物合わせの仕事は避けたい、という不安な気持ちの中、一つずつ解読していきました。
わかっている条件はくの字型の脚の寸法です。その脚の芯のラインに妻手側の幕板が付き、その幕板の幅のセンターに長手の幕板が付く、と言った感じです。
今回の墨出しは平面、側面で寸法を出したり、立体的なものを平面的に書き出す様な作業になりました。材料の長さや伸びを調べ、平勾配や隅勾配を書き出しそこから材料を切る為の角度などを求める作業になります。
墨出し作業が終わると今度は実際に厚ベニヤなどでそれらの部材の試作をし、寸法や角度などに間違えがないか確認するのですが自分が書いた墨が合っているのか、とても緊張する作業になりました。
求めた寸法や角度等に間違えは無さそうでしたので、とりあえず一安心し、その後ようやくシーズニング期間を経たメープル材の製材に入ります。
四つ角のくの字型の脚は蟻加工で組んであります。荷重を真っ直ぐ地面に逃がせられる脚ではないので、接合部の強度が落ちない様、いつも以上に時間をかけ微調整を繰り返しました。
当たり前の事ですがキツいと入らず、ゆるいと寄らずガタガタしてしまいます。
ギリギリ入るところまで調整し、ボンドを塗り再び組もうとしますが、今度はボンドの水分で木が僅かに膨張し入らなくなってしまったりと
その微調整が中々難しい所でした。
接合部分はボンドを塗り、締め具で圧着させておくのですが、今回の様な形ですと通常通りの締め具の使い方ではしっかりと圧着させる事が困難な為、色々な治具を作る点も大変では有りましたが、良い勉強をさせて頂けたと思います。
脚部の接着作業が終わると残しておいた六角錐です。あらかじめ数パターンの作り方は考えていたのですが、選んだのはやはり1番確実な方法をとりました。六角柱を作り、下から300mm程まではバンドソーで粗取し、自動鉋盤で仕上げ、上の30mm程は横切りで平勾配と隅勾配の治具を使い切って行きました。
作業は順調に進んでいたのですが、あと2カットで完成、というところで気が緩んでいたのか、材料が鋸刃に触れてしまい深い傷を付けてしまいました。
失敗してしまった事を社長に報告をし、その日は夜も遅かったので翌日もう1度作らせてもらう事になりました。翌日は2度目という事もあり作業はもちろんスムーズに進んだのですが、またどこかでミスをしてしまうのではないかと不安に思いつつ無事完成させる事ができたのでした。
六角錐の束はこのダイニングテーブルの印象ですと最初に目に入ってくる事は中々ない部分で、目立ちにくい場所にありますが、他の部分に負けないくらいその存在感は大きく、このテーブルの中心的な存在にも感じられました。そして、おそらく多くの荷重を拾うであろう重要な役割もあります。
製作過程の一部をお話しさせて頂きましたが、終始非常に緊張感のある製作物となりましたが、その緊張感を上回るほどの楽しさを感じられた仕事になりました。
T様から依頼されたダイニングテーブルで得た経験は、今後大きく役に立っていくと思います。ありがとうございました。
2024.07.13
Tさんからセラミックカウンターを支給してもらって作る、という少し変わったかたちで取り組んだダイニングテーブル。
模型を見てとても気に入ってくださってTさんのために、このとても複雑な傾斜が絡み合った形を実現させてくれたのはヒロセ君。
今日の納品の時にもこの形にするための一工夫やひと苦労とTさんにうれしそうに説明しておりました。Tさんも目をキラキラさせながら「素晴らしいです。」と、おっしゃってくださって。奥様もキッチンに立つときれいに目に入ってくるクリスタルのようなカットをした天板の荷重を受ける材の表情をとても気に入ってくださってうれしそうに眺めていらっしゃいました。
どこにも見たことない形を生み出すパワーって強烈です。そして強い思いがこうして形になるとそれは美しいのです。
2024.07.12
Sさんのところにエアコンのルーバーを取り付けてきました。
6月26日に紹介したルーバーですね。
エアコンのメーカーさんから出している正規品でもよいのではないかと思えるのですが、壁を塗るのに使ったペンキで仕上げてほしいというSさんのご相談でしたので、アルダー材とシナ合板を併用して作り、預かったペンキで仕上げてみました。
このあとに以前作ったL型キッチンに食洗機が入るので、その正面パネルを加工して再びお邪魔させて頂く予定。
2024.07.08
先日、T さんのテーブルが完成し、スタッフみんなで家具チェックをしました。
図面と照らし合わせながら、「よく形にすることができましたね。」とノガミ君がしみじみと話すほど様々な加工が必要な形でした。ヒロセ君、日々意欲的に制作に取り組んでくれてありがとうございました。
みんなでしきりにテーブルの下を覗き込む理由は12枚目の写真をご覧いただけると分かると思います。
中心の八角錐の支柱を見た時には、ターゲットを見つけた時のような高まる気持ちがしました。テーブル下にも特別な空間を感じる形です。
セラミック天板の水面のような艶やかな光沢とハードメープルの
光が当たると現れる艶の様子も美しいです。
納品されてTさんのお宅に佇む姿を拝見する時が楽しみです。
2024.07.10
先日、築18年のマンションのキッチンをリノベーションさせていただいたYさんのお宅訪問へ伺わせていただいた時に、ステンレス天板のメンテナンス方法を伝えさせていただきました。
「はじめはきれいだったのに、あっという間に傷がついてしまって。」と皆様おっしゃいますが、
私はその様子を拝見できるのを楽しみにしているのです。
高橋製作所さんから納品されたステンレス天板の養生シールをべりべりはがして現れるバイブレーション仕上げやヘアライン仕上げの表情もとても美しくてすてきなのですが、ステンレス天板を選ばれる人は皆さま「キッチンはガシガシ使いたいので。」と言う方が多いので、傷がつくのを気にしていたら使いづらいですから仕方がないですよね。
写真は我が家のキッチンのステンレス天板なのですが、少し暗い三日月形の模様が付いているのがわかりますでしょうか。これは小さいすり鉢を片手で抑えながら使った時にできた傷なのです。
滑り止めにもなるし、傷防止にもなるので、すり鉢の下に何か布を敷いてからすればよかったのですが、ついついやってしまうのです…。
その跡が、Yさんのキッチンのステンレス天板にもありました。
Yさん「あ、ここになにかの跡がある。なんの跡だろう…。」
私「うちにも似た跡が付いているのですが、すり鉢使われたりしませんか?」
Yさん「そうです!使ってます。きっとそうだ。その場所で使ってますから。」
私「そうですか。ついやってしまいますよね。」と、ハハハハっと笑顔になった出来事でした。
(ちなみに、天板の角にある傷は、包丁をシャープナーで研いだ時に刃を当ててしまった傷です。笑)
私は、家具やキッチンが作れませんし、ダイスケさんが代表になってから経理・総務としてフリーハンドイマイで働いてはいますが、特別皆様に伝えられることがない、と思っていました。
キッチンや家具の知識は学べば手に入ります。家具やキッチンをお客様に勧めているのに「使ったことはないので実際はわからないのですが、こういう話を聞きますよ。」という風にしか伝えられないことがどこか無責任に感じて、違和感を感じていました。
5年前に自宅を建てて、自分たちで作ったキッチンを使ってみて実際どうなのか、こういう場合どうするのか、を日々感じて暮らしています。
お客様のお宅訪問に同行させてもらえる時は、工房で出来上がり過程を見ていたので、そのキッチンが活躍している姿を見られる喜びもあるのですが、「オーダーキッチンを日々使っている人」という共通点がある立場でお話しできることがうれしいです。
これからも日々気づいたところをお伝えしていけたらいいなと思っております。
2024.07.02
我が家の玄関に置いてあるコート掛けの白いフレーム。
コロナ禍に部屋までリュックや上着を持ち帰れないからと購入したもので、その後もそのままここで使っているのですが、リュック、カバン、ダイスケさんの自転車用のヘルメットをぶら下げるためにS字フックを使っています。
ここに置くなら、と白いフレームにしましたが、ステンレスと真鍮のS字フックを使っていると、フレームの天面が黒くなってくるのです。拭いても落ちないので汚れというより傷なのでしょう、磨いて塗り直せばきれいになるかもしれません。
先日、日用美さんへ行った時に、編まれたS字フックに出会いました。
なんてかわいい。「ホウキモロコシのフック 大」という名前で販売されていて、真鍮にホウキモロコシが編まれているものでした。
最初から全部これを使っていたら白いままだったかもと思えましたが、当時出会えなかったのですから仕方がないですよね。わざわざ竹でS字フックを編んだ人も同じ経験をして、必要があった編んだのでしょうか。
それぞれの素材は好きなので、その違いを楽しみながら使っていきたいと思います。
2024.06.29
ちょうど1年前にこのキッチンを設置して、お引渡から11か月が経ったこの時期までなかなかタイミングが合わなかったのですが、ようやくTさんにお会いすることができました。ブラックチェリーは日差しを受けてすでに深みのある色に変化していて、食器棚と共にとても良い表情になっておりました。
葉山の設計事務所テントラインさんの水口さんからお声掛け頂いて実現したこの形。この町に住もうと決めるまでにいろいろとマンションのショールームを回られたのだそうですが、自分好みのキッチンに出会うことができなかったのだそうです。ゆったりした時間の流れるこの土地に巡り合った時に近くでよい形を作っているところ、クライアントの気持ちをうまく汲み取ってくれるところ、ということで私たちにたどり着いてくださったとのことで、おお、それはとてもうれしいことです。ありがとうございます。
帰りに小道を抜けて、町役場の駐車場に戻った後にちょっと海を見てみようと、再び小道を抜けていくと西湘バイパスの向こうになだらかな水平線が眺められました。
Tさんがおっしゃっていました。「町のそこかしこで自分のペースで仕事をされている人たちが多くて、気持ちがゆったりした心地良い町です。」と。
うん、そういう空気が流れていました。