タムキュー

2020.10.14

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先日、山梨のOさんのキッチンの取付に行き、作業が終わった後にカメラに詳しいOさんに教えてもらったレンズ。
「アキコとも最近よく話しているのが、もっと近づいて写真を撮りたい時があるよねって。マクロレンズというのですか、あのレンズを使ってみたくて。」
「ああ、いいですね、マクロ。おもしろいですよ。タムキューなんか使いやすくて良いですよ。」
「タムキュー?」
「タムロンの90ミリの中望遠のマクロレンズです。ボケがとてもふんわりとして柔らかい写真が撮れるのです。それと、90ミリですから、普段使いできますし金額も決して高くないので、とても使いやすいと思いますよ。」
と教えて頂いて、さっそく使ってみたのでした。
写真にとても詳しいわけではないので、何がどう違うかはよく分からないのですが、純粋に楽しい。
自分の目で見えていないところまで存在感が分かるってすごいなあ。

蜜蝋が入っているブリキ缶がこんなに生き生きとしていて。
クリのダイニングチェアの張地は前後が丸張り、左右が角がきちんと出るようにマチを取った張り方。
かなぐやさんに特注で作ってもらったタオル掛けのくすんできた感じ。
フェザーのクッションがグニュってなってる感じ。

良いことも良くないことも、もっとリアルに暮らしの様子を伝えられたら楽しそうだなあ。

Nさんのキッチン:スタッフ カイ君の制作日記

2020.10.14

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今回のこのキッチンはステンレスカウンターとその奥につくニッチスペースが一体になった大きなカウンターになっています。
そして、それを木部がぐるりと取り囲むデザインになっています。
その木部ですが、バックパネルが無垢の幅接ぎ板でカウンターも無垢ですので、外面と内面ではどうしても調湿の差で木の動きが大きく出てしまいます。
以前に、その動きが読みくれなくて大きく家具に狂いが出てお客様にご迷惑をおかけしてしまったこともあるので、このあたりの作りは大変緊張します。
そのため、どのように組み立てると良いのか、その順序を何度も考えました。
最終的には、カウンターの天板(40ミリ厚の無垢材)と、その下の大きなバックパネル、そして側面にかぶさっている突板のサイドパネルを一度逆さまで合体させてから、またひっくり返してキッチンの構造部分にはめ込むというような少し大掛かりな方法に行き着きました。
巨大なパーツをお客様のお宅でひっくり返すときには緊張が走りましたが無事に予定通りに組み上げることができて良かったです。
工房と現場では同じ動作でも、少しのニュアンスの違いでうまく進まないこともあったりしますので。

また、もう一つ苦労した点は、大きくC面を取る(角を取る)デザインが随所に用いられている点があります。面取り加工自体は難しいものではないのですが、カウンターの天板とサイドパネルとが交わる部分があって、その接する部分は面を取ってしまっては変に隙間が開いてしますので、面をその場所で切り替え、再び露出する部分で面を細工し直して、と図面では読み取りづらい部分もあって大変作り甲斐のある形になりました。

また、食器棚の天板は奥行を広く取る方が使いやすい、というメリットを生かすために、勝手口のドアと干渉する部分だけを奥行を小さくして、あとは広く採るという変形したデザインになっています。
その変形に合わせて面取り加工も施していますので、とてもエッジのくっきりとした印象に仕上がりました。
そこに(ここも少し苦労しましたが)ダークブラウンの着色塗装(ウレタン塗装で着色する部分とオイル塗装で着色する部分とでの色合わせがなかなかシビアだったのです。)が合わさることでオリジナリティのある家具になりました。

ヤマザクラのキッチンバックボード

2020.10.13

本当は先週の10日に納品させて頂く予定だったUさんのサクラのバックボード。
あの日は台風が来るかもしれないし、来なくても雨風強いからということで、Uさんと相談して本日に延期させて頂いたのでした。
Uさんご主人は本日お仕事でお会いできず残念でしたが、やはり無理して土曜日にしなくてよかったな。
2階のキッチンまでうまく運べるように小分けにして作ったのですが、それでも奥行を大きく取った今回のこのサイズだと階段を回るのがギリギリで、あの雨風強い中で手間取っていたら、家具が汚れてしまったかもしれない。
家具は物でも、それを作るのはひと、使うのもひと。
みんなでいろいろ相談して作り、運び、納めるわけです。
届けているのはただのものではなく、使う人も作る人もその者に思いを込めて待ち、届けるわけです。
雨でも何でも濡れてもいいから届ける、というのではなく、その人やその家具があってそういう思いがあるわけですから、今日ここにこの家具が届けられたことはとても当たり前なことなのだと思うのです。
(うーん、分かりづらい文章・・。)

しかし、この奥行きにしてよかった。広い作業面ってとても使いやすいですからね。
Uさんのキッチンがかなり広かったので実現できたサイズですね。
とても使いやすいサイズになったと思います。奥様も「わーい。」と喜んでくださってキッチンが温かくなりました。
そして、サクラ。いつもよく使っているブラックチェリーとはまた違って、表面の手触りはブラックチェリーと同じくピシッとした感じですが色合いが柔らかい。どんなふうに色が変化していくのか楽しみです。
Uさん、ありがとうございました。

工房に戻ると

2020.10.12

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みんなでリズムよく作業を続けてくれています。
もう忙しいのでございます。
Nさんの背もたれの低いダイニングチェアももうすぐ組みあがるところです。
細かいデザインを揃えて、背もたれのデザインだけを変えた椅子はとても美しいのでした。

笛吹川アゲイン

2020.10.12

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先日、カイ君と四苦八苦しながら搬入したキッチンはすでに機器類のつなぎも終わっていて完成しておりました。
お引渡の日ですからね。
そのようなおめでたい日なのですが、あの時に採寸した背面収納の前板の制作が立て込んでいて、本日しよいよ取付となったのです。
コストを抑えるためにカウンターや収納本体、引き出し内箱は大工さん、建具屋さんが建築工事の中で作ってくださって、表面の前板と扉だけはキッチンと揃えるために私たちが作らせて頂くことになったのでした。
リビングで皆さんがお引渡のやり取りをされているなか、ドリルギリギリ、掃除機ガーガー、お騒がせしました。
でもこれで無事に完了です。
こうしてひと揃えになるとやはり気持ちが良いですね。
Oさんにも「最高です。」と言ってもらえてうれしかったなあ。
工務店さんにもとても良く段取りして頂けて、スムーズに工事をさせてもらえたので大変助かりました。
本日も無理言って作業をさせて頂くことができまして。
ありがとうございました。

カメラに詳しいOさんからうれしいお話も聞かせてもらえて、これからもっと私たちの家具の見せ方が増やせるかも。
ありがとうございます、Oさん。
またお引越しされて落ち着いた頃にお邪魔させて頂けたらうれしいです。

jardimさんにご挨拶

2020.10.11

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「jardimさんのポップアップストアが今日から始まるよ。」とアキコが声を掛けてくれて、2人で新宿まで。
ハルはテスト勉強があるし、チィはやっと修学旅行に行けることになって朝早くから出かけてしまったので、二人でお出掛けです。(若いころのように手はつなぎませんけどね。)
jardimさんお久しぶりです!
あいかわらずイシイさんの声を聴くと元気になりますし、そのクラフトマンシップに驚かされます。
私が好きなイシイさんの魅力は、女性らしい美しいジュエリーの仕上がりよりも丹念に施された細部の仕上げです。
この写真に写っている仕上がりは一目見るだけでは分からなくて(老眼だからか・・)、光が当たると石のまわりがつぶつぶ光って、その周囲のこんもりした三角のヘアラインの鈍さとは対照的によりつぶつぶと光るその様が美しいのです。
2色で構成された紫色の四角くカットされたサファイアはその周囲がやはりこちらはキラキラしています。
なんだろう、とよくよく見ると光に当たって細いストライプ状のきらめきが映り込んできます。
聞くと、細いタガネで縁の金にラインを施すのだそうで。
ここに至るまでのその感性と技術に圧倒されてしまうのです。
ご本人はあっけらかんとした様子なのですが、それもまた彼女の魅力なのでしょう。
jardimさん、すてきな仕事を見せて頂きました。
ありがとうございました。

jardim by Marina Ishii
website:https://jardim-jewelry.com/
instagram:https://www.instagram.com/jardim.by.marinaishii/

Sさんのステンレスバイブレーションとナラのセパレートキッチン

2020.10.09

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Sさんのところに真鍮のブラケットを使った棚板をつけて、これで全て作業は完了。
内田雄介さん設計のまた素敵な空間がひとつできあがりました。
マンションのリノベーションなのですが、こういうキッチンも作れるのだなあという良いお手本になりました。
(今さらながらこの大きさを見ると、どうにか搬入できてほっとしております。)
いよいよお引渡が明日だったかな。
私は予定があって立ち会えないのですが、またキッチンを使い始めて少し経った頃にSさんに様子を伺いに訪ねてみよう。
このところいろいろなキッチンを立て続けに制作し、納品させて頂いており、目まぐるしくうれしい毎日です。
これから年末にかけてたいへん慌ただしくなってくるので、体調だけは崩さないように気を引き締めてみんなで頑張ります。
そういえば、今日でひとつ年を取って46歳になったんだなあ・・。

台風

2020.10.09

「明日休み希望を出していたのですが、娘の運動会が延期になったので明日は出勤します。」とスタッフから朝報告がありました。
明日は取り付け予定も入っていて様子を見て日程を変更させてもらうことも考えてお客様に連絡させていただきました。地元の中学校は明日から修学旅行の予定、チイを含む小学生も日曜日出発の予定ですが、どうなるのでしょうか。台風の影響が心配ですね。
お庭を見ると第五幼虫が前蛹の姿に変わっていました。
「え~、台風来てるのに、このタイミングで!?」と思いましたが、きっと私の心配なんて及ばないはず、無事を信じて見守ろうと思います。

Kさんオイル塗装

2020.10.08

今日は、Kさんのキッチンの塗装指導です。
ご主人がちょっとだけ体調不良ということで奥様だけで作業開始。
今回、背面収納は私たちが塗装して、キッチンだけをチャレンジしてみる、という試みなのですが、それでも1人だとなかなか大変だと思うのですが。
「不安ですー。」
とおっしゃっていましたが、私が背面収納設置の残りの作業をしている間に黙々と進んでいく奥様の手際を見ると、心配ないかしら。
今日はあいにくの空模様で、お天気に左右されるオイル塗装の乾きは良くなさそうなので、数日乾かす必要がありそうですが、奥様の手さばきを見ているとうまく終わりそうです。
では、私は先に失礼しますので頑張ってくださいね。

かわいくて美味しい和菓子:倉見駅前 吉祥庵さん

2020.10.08

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セキセイインコ青と緑。かわいいですね。
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かわいいけど食べちゃいます。中はこし餡です。
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セキセイインコの緑だけが柚子餡だそうです。いい香りでとてもおいしかったです。

商店会繋がりでお世話になっているJR倉見駅近くの和菓子屋さん吉祥庵さん。ここの和菓子が大好きで、季節の生菓子も美味しくてすてきなので時々足を運んでいたのですが、ご主人がInstagramをされていることを知り、そこでふぐちゃんやインコちゃんの生菓子を載せたところ全国から注文殺到で今大忙しだということで、それは見逃せないと買いに行ってみました。
10時過ぎでしたのでまだインコちゃん全種類ありました。午前中で売り切れてしまう日もあるようです。
どうしてこのアイデアが浮かんだのかとご主人に色々お話を聞きたかったのですが、お忙しそうでしたので無理でした。味もおいしく、普段あまり上生菓子は食べる機会のないハルチイもそのキュートな見た目と味に大満足していました。
(ダイスケさんはオカメインコ、ハルは文鳥を食べました。すぐ食べちゃったので写真はありません。ハルは)インスタに載せてましたけど。)
地元のお店が忙しいと聞くとなんだかうれしいですね。
ただ、「今頃みんな何言ってるの。私はずっと前から知っていました。」なんてちょっとやきもちのような気持ちもあるのですが(笑)。
機会があったら是非足を運んでみてくださいね。どら焼きもカステラも羊羹もおいしいです。
最新の情報は吉祥庵のご主人のinstagram で確認してみてくださいね。

物への思い

2020.10.08

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スタッフみんなの作業台の様子です。使い込まれた道具が置いてある様子が好きです。でもそれはスタッフのみんながきれいに家具を作ることができるとわかっているから好きなのだと思います。
使い込まれている物のかっこよさに気づいたのは小学生の時でした。
2歳上の兄がいて、兄と一緒に絵画教室に通っていました。兄は絵や造形が上手でいつも褒められていたけど絵の具セットの中は散らかっていました。私は絵の具の蓋のウラ通りにいつもきれいに並べてました。兄の道具を使えば上手になるのかなと思って借りたりしていましたが効果はありませんでした。その兄の絵の具セットを見ているたびにきれいじゃないけどかっこいいなぁと思っていたのです。
お客様のNさんからメールをいただいたのです。「完成が楽しみで、実はちょこちょことInstagramを見ていました。
テーブルも椅子も、クルミの木肌の感じや色がとてもやさしい雰囲気で、完成がすごく楽しみです。また、テーブルを組み上げた後に倉庫でしばらく保管してからの微調整という工程、すごく丁寧な作業に、本当に嬉しく思います。あと一か月、とても楽しみに待っております。」と。うれしいお言葉をありがとうございます。担当しているスタッフにも伝えうれしそうにしていました。
お客様にとってオーダー家具に制作を依頼する機会は人生において何度もない機会だと思うのです。ですので制作している様子をなるべくお伝えできたらと思いSNSで工房の様子を発信しております。
全ての家具やキッチンの制作過程をお伝えするのは難しいのですが、出来る限りお伝えして、家具やキッチンを使い始める前のお話を知ってから使うのとそうでないのは違うのだなということにいつか繋がっていくことができたらすてきだなぁと思っています。

クルミのダイニングテーブル

2020.10.05

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Nさんのテーブルは幕板をラウンドさせたデザインが特長。
チェアのほうも2種類で2脚ずつ作っていて脚部のデザインを統一させているので、ボリュームが変わっても印象は整って見えるという感じで制作を進めております。
今月末頃には座面も張り上がる予定であります。
Nさん、今しばらくお待ちくださいませ。

ウェブサイト更新

2020.10.04

クルミとステンレスバイブレーションのセパレートキッチン
クルミとステンレスバイブレーションのカウンターの組み合わせで二列に配したFさんのキッチンの制作例を掲載しました。
なかなか時間がなくて今回はこの1つの記事のみですが、ご覧頂けたらうれしく思います。

会えていると思う

2020.10.03

そもそも今日は定休日なので、四街道から戻ると工房はひっそりしたままでした。
「ただいま。」
2階に上がる戸を開けると、アイが迎えてくれた。
今朝のアイのご飯を父に頼んでおいたのだけれど、どうやら外には出してもらえなかったらしいね。
いつものラフな格好じゃない私を見て、(なんだよ、おじさん。)って顔してみているけれど、「アイ。」って呼んだらいつもの私だと気が付いたらしい。
ひと通り裏庭で遊ぶようなので(土の上でゴロゴロしちゃっているよ。)彼を一人置いたまま、2階に上がり事務所の戸を開けて(彼はここから出入りする)一息ついた。

「東一番丁、ブラザー軒。硝子暖簾がキラキラ波うち、あたりいちめん氷を噛む音。」
「ぼく」は「おやじ」と「妹」に会えてうれしそうに氷を噛んでいるように聞こえたんだ。

自分には誰か会いたい人が居るかな。静かな工房を見ているとふと思った。
やっぱり猫たちかなあ。
私が父が始めたこの仕事を手伝い始めてから工房にはほぼ猫が居た。
古い工房の時なんて、いっときは13匹も出入りしていたよね。
みんなどっか行っちゃったし、今はあまり野良さんが良く思われなくなってきていることもあって、それほど多くは見かけないなあ。
時々来る強そうなブチと、アイとおんなじ真っ白なヒト、くらいしか見かけなくなっちゃった。
あと、時々フトシ(だろうか)も見かけるね。
でも、毎朝みんなに挨拶しているから、みんなには相変わらず会えていると思う。みんな元気でやっていると思う。
独りよがりだけれどそう思っています。

オイル塗装

2020.10.03

今朝は四街道のSさんの現場まで。今日はSさんご夫婦でキッチンや洗面台のオイル塗装を行なうので、その塗り方などについてご説明に行ってきました。
オイル塗装は基本的に誰でもできる塗装ですので、制作のコストダウンもかねてご自身で施工されるという方々も増えてきています。
自分で使う家具(道具)は自分たちで手入れをして使う、というのはとても良いこと。
それに楽しいんです。
ザラついている表面にヤスリを当てるだけで気持ち良いくらいにつるっとして、ぼんやりと均質な表情だったものがオイルが塗られると、見る見るうちに導管が浮き出てきて躍動感のある木の表情がうわっと現れる。
Sさんたちもまさに息をのんでいて、「うわっすごいきれい!」って驚いていました。
そう、楽しいんです。
作業自体はなかなかの労働ですので疲れるでしょうけれども、できあがったさまは今見ている形よりももっともっと美しくなります。
頑張ってくださいね。

塗装方法と一緒に引き出しや扉の取り外し方法、取付方法塗り方のコツと拭き取り方のコツなどもお伝えして、要領の良いSさんたちですからきっときれいに仕上げてくれるでしょう。
次に伺う機会が楽しみなのです。

アジアンタムとの18年

2020.10.03

先日結婚記念日だったのですが、このアジアンタムとももう18年一緒にいることに気づきました。
結婚当初はさがみ野の駅近くのアパートに暮らしていました。ダイスケさんは主任で、私は看護師の仕事をしていました。結婚して一緒に暮らせるようになったけど、一緒に過ごす時間は減っている気がすると思い始めた頃にひとりでお家にいる時間の寂しさを紛らわせるために観葉植物が欲しいなと思い探したのです。その時風にふわふわ揺れる葉がかわいいアジアンタムという植物があることを知り育ててみたいなと思いました。直径10㎝くらいの鉢に収まる小さい子だったのですが、今ではこんなに大きくなりました。アパートからマンションの6Fベランダに引っ越した時に一度葉がないいがぐりみたいな状態のまま1年以上続いた時があって、環境が変わりすぎてもう駄目なのかもしれないと思ったことがあったのですが、再び葉が出始めて元気になりました。引っ越した場所で植物が元気でいてくれると「大丈夫な環境なのだな。」と思えてとても安心できたことを覚えています。
今回のマンションから戸建てへ引っ越す際も何かあるかもと心配していたのですが、元気でいてくれています。
ほぼほったらかしなのですが、我が娘たちと同じくたくましいのだと思います。(笑)
「いつもありがとう。これからもよろしくね。」と思うのです。

Aさんの家具たち

2020.10.02

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灯りをともして」の時に家具を作らせて頂いてから10年が経ったAさんのところに再びお邪魔せて頂いたのは昨年の12月頃でしたね。
このコロナウイルスの広まりを懸念されて、工事をしばらくのあいだ停止しておりましたが、いよいよ進めましょう、という流れになりまして、先日の火曜日と本日との2日間で数台の家具たちを納めさせて頂きました。
そもそもの希望は、当時小さかったお子さんたちが大きくなることで、近々必要となると思われる子供部屋をきちんを使えるようにしたい、ということが今回の大きな改装のテーマでした。お子さんたちが使うための部屋は大きくひと間で取ってあったのですが、これを2部屋に分けたいということでした。ただ、リフォームするのではなく、いずれお子さんたちが大きくなってここを出る時が来た場合には、その家具たちは動かして、広い部屋として使えるようにしたいなあ、というのも大きなポイントでした。
そこで簡易的に固定できて、子供用のデスクと整理棚が間仕切りになっているような家具を作らせて頂いたのでした。
しかし、ただ家具を作るだけなら良いのですが、天井が傾斜していることもありまして、家具がそこにぴったり収まらないため、変形したパネルを立てたりと、簡易的と言ってもかなり複雑な形になったのです。
その家具と一緒に、無双窓のような建具、洗面台の下がオープンになっていたので、機能的な収納に、そしてリビングの顔となるようなテレビボードを作らせて頂きました。
まずは無事にすべての家具が納まりましてひと安心です。
あとは、当時作らせて頂いた椅子に少しがたつきが出てきたので、そのメンテナンスが終わればすべて完了。

タモの家具に会いに

2020.10.02

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Kさんのところは陽当たりが良いものですから、板が動く。
無垢材だから動くのはあたりまえでそれをどう無理なく動きを少なくできるかを考えるのですが、やはり難しいのです。
リビングのほうはだいぶ落ち着いて素直な印象になっておりましたが、キッチンカウンターのは扉の動きはそれほど大きくなかったですが、サイドパネルのほうがなかなか言葉通りのくせものでしたので、少し調整に伺ってきました。
最近は、遠方からのご相談を頂く機会も多くなってきました。
ご縁があって、少し遠くにお住いのお客様のところまで出掛けることもありますが、基本的には私たちが車で数時間で通える距離までのお付き合いが最良だと考えております。
(Kさんはここから車で10分の距離ですので、とても気軽に伺いやすいのでした。)
家具やキッチンは作ったらそのままではずっと使えるものもずっと使えなくなってしまいますので、どういうふうにお付き合いできるかが大切だと思うのです。
昨年末に納品したKさんのパネル、まだ様子を見ている感じですが、このまま落ち着いてくれると良いなあ。
実はご実家の家具も9年前に作らせて頂いた時も、家具を使い始めて早々に床暖房とペレットストーブから受ける乾燥で、突板でも大きく反りが出てしまったことがあります。
でも、春が過ぎて梅雨を迎えると板は戻り、次の冬にはそれほど大きく動いていなくて、徐々に落ち着いてきたのを思い出します。
思いが気軽に届く距離は良いです。

丘のまち

2020.10.01

横浜から東横線で上り方面に2、3駅いったあたりの町並みはなかなか好きです。
車で来ると街並みが入り組んでいて走りづらくて難儀するのですが、こうして電車で来て駅に降り立ちますと、丘の上、下に家々が立ち並ぶ様子がひじょうに愉快に感じられてよいのです。
その中をスマートフォン片手にとぼとぼと歩いていくと、不意に行き止まりに案内されたように思えて、一人うろたえていると、細い階段がどこからともなく表れるのです。
すてきなのですよ。
こういうところ。
今度はナラの白太を印象的に見せるキッチンを作らせて頂くのです。
施工は平成建設さん。

そして、懐かしくて。
以前にもこのすぐ近くで3件ほど家具を作らせて頂いたお客様がいらっしゃるのでね。
知らない町で感じるどこかよそ行きの遠い風も好きですが、いつか知っている土気のあるのような風の匂いは落ち着きます。

現場に着くと、監督のOさんが「イマイさん、懐かしいですねー!」と朗らかに迎えてくれました。

丸19年

2020.09.30

昨日は結婚記念日でした。気持ちは30歳位のままのつもりなのですが、あっという間に時間は過ぎていってしまうのですね。
日曜には久しぶりに家族で八景島シーパラダイスへお出かけしました。
「その日部活はない。」と言っていたハルも急に午前中だけ部活になり着替えを持ってきておいて終わり次第現地で合流するという形で。ハルもそんなことができる年頃になってきました。
家族で八景島に行くのは2回目で1回目は10年前でした。当初の予定ではもっと行くはずだったのですが。
周りの小さい子連れのご家族を観ていると、自分たちもこうだったのかなぁと懐かしく思いました。
多分もう娘たちはお友達と来るだろうから、ここに来るのは最後になるかなと思いながら楽しみました。小さな生き物たちの姿は癒されます。ずーっと見ていられますね。

昨晩は、普通の晩ごはんを普通に食べました。
私「今日結婚記念日なんだよ、明日から20年目。ハルとチイも仲良くしてくれているからのおかげもあると思うからありがとうね。これからもよろしくね。」と伝えると、
2人とも「うん。」とうなずき、
ハル「これからも仲良くね~。」と言ってくれました。
一緒に暮らしてはいるけどそれぞれで行動する時間が増えてきて「子供の成長の証」と思いつつ、ちょぴり寂しく感じる記念日なのでした。
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墨出し

2020.09.29

午前中は大森のAさんの現場に段取りの確認と荷揚げに行っておりました。自分の中では想定内のサイズだったのが、わずかに大きく階段から搬入できなかったりして、3階までロープで荷揚げしたりとなかなか時間がかかってしまいましたが、どうにか昼過ぎにはみんなにあとを任せることができて、続いて町田のKさんのところまでやってきました。

下地の床が張り終わったので、キッチンの配管の墨出しをしてほしいと監督さんに頼まれていたのです。
監督さんが来られないということで、現場につくと上階で作業しているような音がしたので「こんにちは。」と大工さんに挨拶すると、うーん、何だかおっかなそうな大工さん。
「墨出ししに来たのかよ、ちゃんと納まり確認してから出してってくれないと困るよ。」と、いきなりつっけんどんな感じでまくしたてられて、何だか気分悪いなあ、と思うわけです。
「ちゃんと分かるように書いていきますよ。」と伝えて作業に取り掛かろうとすると、
「だから、ここはさあ、ボードとタイルでこれだけ柱から開くんだよ。分かってる?」とか
「ここはさあ、仮止めなんだからこういうのでさあ、ガって突っ張ってから寸法出さないとずれちゃうんだよ。」とか
まともに聞いていると何だか気分悪いと思うのですが、よくよく話を聞いてみると、口は悪いけれど何だかきちんといろいろと伝えたい感じの大工さんのようで、「全部きちんと書いていくから大丈夫です。」と伝えると、「おう、ちゃんとやってよ。」とぼやきながら上階へと戻っていくのでした。
自分の作業場に知らない人間がのこのこやってきて、勝手に作業していくって言うのは、やはり大工さんとしては気持ちの良いものではありませんから、そういう気分の表れだったのかもしれません。

で、私たちのキッチンって、システムキッチンと違って、ところどころ床が見える部分があるのが特長です。例えば、シンク下はゴミ箱を置くのでオープンなっていたり、コンロ下にワイヤーシェルフを置くからやはり床が見えるようになっていたり。
キッチンとリビングダイニングで床の仕上げを切り替えるところもあったりして、なかなか大工さんも苦労する部分だったりします。そういう部分を監督さんに取りまとめてもらえたらありがたかったのですが、今回は大工さんと私しかいないので、それならキッチンがどんな形で床に置かれるかもきちんと床に描いて、それから配管位置を出していこう、と思い、長々と作業をさせて頂きました。

話が長くなりますが、いま思えば、墨出しなんて今では普通にできるようになりましたが、キッチンを始めた当初は本当に右も左も分からない状態でした。
「配管の位置はどこになりますか。」ってよく工務店さんに聞かれたのですが、「よく分からなくて、家具屋としてできる範囲の作業しかできないもので・・。」なんて言いながらどこか甘えていたのですが、だんだんとそれじゃあ困るよって言うことが多くなってきて、知り合いの設計士さんに納まりを聞いたり、お客様でシステムキッチンの設計に携わっている方がいらっしゃってその方に教わったり、(大変感謝しております。)現場で設備屋さんに怒られながら教わったりと、いろいろな人たちの助けがあって今の私たちがあるわけで、もう本当に感謝しかないわけです。

で、キッチンが立つ位置と配管の位置とケーブルの長さなどをひと通り床に描きだした頃に大工さんが下りてきて、墨出しの図を見て、「おっこれはすごいね。」と言ってくれて、帰りには「はい、ごくろうさまでした。またよろしくお願いしますね。」なんて優しい言葉を掛けてくれたりして、なんだよ、ツンデレかよ(笑)と何だかほっこりして帰ってきたのでした。

ナラ節アリ材を使ったペニンシュラキッチン

2020.09.26

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今日は山梨県でご新居を建てているOさんの現場までペニンシュラタイプのキッチンの設置に行ってまいりました。
このところみんな忙しいので、これだけ現場施工作業が続くと制作が追い付かなくなる、ということで、いつもは搬入と打ち合わせの段取りを行なって先に戻ってくることが多い私ですが、今日はカイ君と二人で作業を行なうことにしました。
甲斐の国にカイ君とやってきたわけですね・・、ははは。
今回は形がシンプルでしたので、二人で大丈夫だろうと安易に考えていたのですが、搬入がかなり大変だったのでした。
搬入中は雨はどうにか止んでくれていたのですが、今回がっちり固めるためにサイドパネルとバックパネルを工房で組み上げた状態で持ち込んだので、玄関からキッチンまでが入らない・・。
どうにか家のわきを通って反対面の掃き出し窓があるバルコニーまで担いだのですが、お隣さん(Oさんのご実家)の塀があったので、腕を上げた状態で、このナラ材を運ぶことがこれほど大変だとは・・。
ナラ材は広葉樹の中でもかなり重いほうですので、これが、タモとかクルミだったらどれほど楽だったろうと思いながら、涼しいのにシャツの色が変わるくらいになりながらどうにか搬入できたのでした。
工務店さんが今日のためにほかの業者さんの予定をずらしてくれていたので、作業自体はとてもスムーズに進みまして、午前中でほぼ完了。
どうにか開催されたお嬢さんの運動会から帰ったOさんたちもお昼に見に来てくださって、午後には機器類を設置して無事に完了。
完成後Oさんたちにあらためて見て頂いて、とても喜んで頂けて、ひと安心。
次回は、10月中旬のお引渡の頃にあらためてお伺いします。
大工さんと建具屋さんが作った背面のカウンターの下についている引き出しの前板だけ私たちで作らせて頂くことになったのです。
そこまで終わればすべて完成。
Oさん、もうしばらくお待ちくださいね。

クレミル2020についてのお知らせ

2020.09.26

ニュースを見ていると、様々なGoToキャンペーンが展開されて、コロナウィルスの感染拡大が納まっているかのような印象を受けるこの頃ですが、個人的には違和感を感じています。
今年のクレミルの開催をどうしようか春からずっと様子をみながら話し合っていたのですが、今年は開催しないことに決めました。小さなイベントですが、はじめは「創作展」として2013年からは「クレミル」と名前を変えて毎年開催してきたイベントです。本当に残念なのですが、もし何かあった時にその後の仕事に影響が出る方が会社にとってリスクがあり過ぎるということで、中止にさせていただきました。毎年参加してくださっている作家さん達には報告をさせていただきましたが、皆様温かいお返事をいただくことができて大変ありがたく思っております。
作家さんそれぞれで他のイベントに出展される情報は追ってお知らせさせていただきますのでご参照いただければと思います。
こんなお知らせになってしまい申し訳ございません。
次回開催時にマスクなしで皆様に笑顔でお会いできる時を楽しみにしております。
写真は2016年のクレミルのポスターに使ったチアキが描いた絵です。懐かしい。

栗のテーブルで栗仕事

2020.09.23

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ハルチイが通っていた幼稚園の近くに畑を持ったお宅があって無人販売コーナーに季節の野菜が売られています。
幼稚園からずっと体操教室に通い続けているので今でも週に一回園に通っているのですが、そこで栗が販売される季節になりました。
以前から売られていたと思うのですが、子供が小さい時には子育てに追われて栗を調理したいなんてかけらも思っていなかったので見過ごしていたのだと思います。
小柄なおばあちゃんが地面にしゃがんで栗の木の下の草むしりをしていていつも横を通るまで気付かずびっくりしてしまうのですが、そんな木で実った栗を食べたいなぁとも思いました。
以前は手伝ってくれた娘たちも、最近は「前やったことあるからいいや。」とさらっとスルーされてしまうので、一人で黙々とやりました。お手伝いはお手伝いでしかないのでしょうね。自発的にやることとは違いますから。途中でなぜかチイが筋取りだけ手伝ってくれましたが。こういう作業は楽しいですね。
一晩置いて食べてみたらおいしかったです。やはりいい栗なのでしょう。
敬老の日に母から手づくりぼたもちをもらったお返しに今度持っていこうと思います。