Koushaさんへ

2020.08.16

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夏休みの一日は埼玉の越谷まで。
県外ですが、なるべく短時間の滞在になるように気をつけながら外出させていただきました。
Koushaの飯高さんにタイルの相談に伺ってきたのです。
飯高さんの作る器の実直な感じがとても好きでして、こうしてアトリエで実際に手に取らせてもらったり、目に入る色を見ていると、いつも感じるもの作りの楽しさを実感できるのです。
飯高さんのキャラクターもとても魅力的ですからね、何度でもあってお話ししたくなってしまいます。
そして、以前から相談させて頂いていたタイル。
飯高さんの作る魅力が器以外でも伝わると良いなと思っておりまして、まずはこの先考えている私たちの展示室に作ろうと思っているもう1台のキッチンの壁に作ってもらいたいと思っているのです。
飯高さんも器以外で自分の形を表現したいと思っていたそうで、魅力的な形の表現ができると良いな、と今から楽しみにしているのです。
もう一つの楽しみにしていたKoushaさんのランチは売り切れてしまていましたが(残念!)、ドリンクとケーキをテイクアウトすることができました。
お昼の時間がずれてしまったので帰宅後の夕ご飯は鶏飯。早速飯高さんの器を使っての食卓です。
チイが「これでご飯食べたい。」と選んだ水色のお茶碗が鮮やかです。

生田緑地へ

2020.08.15

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夏休みのお出かけ。一日は生田緑地へ。
娘たちを連れて行ったことはあると思っていたのですが、前回足を運んだのは2009年。チイなんて1歳の頃、覚えてないはずです。
ハルは部活があったので、3人でお出かけしました。
園内は人が少なく、途中で出会った年配の方々から建物についてのお話を伺いながら、
「すてきだね。すばらしいね。今はこんな用い方はできないよ。」と見て回ることができました。
ここに住んでいいよと言われても、今の生活からは多くの時間を家事に費やさないと成り立たない暮らしになぜ憧れてしまうのでしょうか。生活の根本に気付かせてもらえるからなのではないかと感じています。
そして、前回子供たちが小さすぎて行けなかった岡本太郎美術館へ。
昔は少し作品を怖く感じていたのですが、ただ思っていることを表現したかっただけなんだと感じられる展示は何だかすべてが愛おしく思えて、とてもすてきでした。
次回は空気が冷たくなる頃にお出かけしようと思います。

いろいろな形へ

2020.08.12

ただ今夏季休暇期間中ですが、私たちは皆が取りやすいタイミングで休みを取ることにしているので、少人数で作業をする日々が続いています。
今月下旬になるとキッチンの設置工事がかなり立て込んできてだいぶ慌ただしくなる予定ですので、その追い込みで工房内はだんだんと狭くなりつつあります。

工房内は賑やかでありますが、町はこの暑さもあってか少し静かですね。
今日は隣町の茅ケ崎まで食器棚の打ち合わせに出ておりました。

Uさん、まずはこちらにいらして頂いて私たちの家具の様子を見てくださって、そこでいろいろとお話をさせて頂いたのです。
まだ漠然としたイメージしかなかった形がお話することで少しずつ形がまとまっていきます。
この時にお話しさせて頂いたことが、「食器は引き出しにしまうと使いやすいのですが、あまり積み重ねてしまうとかえって取り出しづらく感じることもあります。」ということでした。
4枚1セットになっているようなお皿だったら、4枚重ねる程度のしまい方にしておきたかったり、多く重なったお皿の一番下のお皿を使いたい時に、それを全部取り出して一番下だけ引き抜いて、という動作がストレスに感じることもあったりします。
だから、引き出しは食器をしまう引き出しは浅くして段数を増やした方が使いやすいのではないかと思うのです、というようなお話をさせて頂いたと思います。
そして、そのように考えた食器棚のプランを持参して本日お邪魔させて頂きました。
実際にお使いのキッチンを拝見させて頂くと・・。
意外と浅い引き出しだけだと納まらないものも多いのだなあとあらためて気づかされたのです。
深い引き出しをどのように使いたいか、普段使いのものはどの場所にどのようなものをしまうのか、家具を作りたいと思っている人も思いはあってもイメージしづらい部分があって、作る人は形を思い描けてもその人の暮らし方まで頭の中で思い描くことは難しかったりして、こうして目の前にある事柄で思いをきちんと共有できると、形のおのずと一つの方向へと定まっていきます。
ご主人が、「家具をこうしてあらためて考えることってなかったな。おもしろいね。」と奥様とお話していたのがマスク越しでもにこやかにされているのが分かった時、それはうれしいのです。

夏季休業期間のお知らせ

2020.08.12

もうすぐお盆休みなのですね。
夏休みに入った子達も居るようですが、私達の住む町は来週末からなのであまりピンと来ていませんでした。
お知らせが間近になってしまいすみません。
私達は8月9日(日)から8月16日(日)の間お休みをいただきます。
家具についてのご相談・お問い合わせ・カタログ請求、木製雑貨のご注文についてのメール・お電話等の返信に関しましても、すべて8月17日(月)から順次対応させていただきますので、ご了承ください。
「お盆休みの間に家具やキッチンについて相談したい。」とこれからご検討中の方は8月6日(木)までに連絡をいただければ休業期間中でも調整いたしますのでご連絡くださいね。
それでは皆様どうぞよろしくお願いいたします。

こどもたちの描いた絵

2020.08.12

チイの小学校は8月8日から2週間の夏休みが始まりました。
毎年恒例の房総旅行にはいけないし、必ず行っているお気に入りの野外プールも今年はOPENしていなかった。
「キャンプ行きたい。」「川か海に行きたい。」「プール行きたい。」のリクエストも、全部怖くて連れていく気になれない。
「友達の家は旅行とか行ってるみたいだよ。」と言われてもね、人それぞれの考え方があるから。
「我が家は今年の夏は自粛です。その代り、この状況が落ち着いた日には出かけようね。」と伝え我慢してもらっています。
(ハルは普通に部活で忙しくしています。それはそれで心配もあるのですが…。)
ほとんどの皆さんがきっと同じ状況だと思います。
ただ、予想外のことがありました。絵画の課題がないことです。
絵画教室に通っていることもあって、毎年子供たちがテーマに沿って何枚か描いて提出しているのです。
先生より、「今年は募集しないんですって。色んな所からたくさん送られてくるし、選考する時に人が集まらなくっちゃいけないからかしらね。」とお話がありました。
「絵まで自粛とは思わなかった。」と話すチイがなんだかかわいそうで、
私「描くだけ書いてみようよ。楽しいかもよ。」
チイ「ううん。出さないなら描かない。」
そりゃそうか。目的がないのに描けないし、その絵だけを見て評価された時にうれしくて参加しているのだものね、失礼しました。
残念だな。自分の子供に限らず、子供たちの描いた絵を見るのが大好きです。
ありえない大きさと構図とか、その時の感情のままに描いた印象が観ていてとても楽しい。
これから先また何かの機会にこどもたちの描いた絵が見られることを期待していようと思います。

タモ板目のダイニング収納

2020.08.08

ここから車で10分ちょっとの距離が今日の家具取付の場所。
こういうふうに近くの距離で仕事ができることってずっと憧れていて、うれしいことにいろいろな場所に住む皆さんからお声掛けを頂くので、なかなか貴重なdayなのです。
今回のお話をくださったのが海老名の榎田さん。
私が学校役員を務めていたつながりで知り合ったわけですが、ほぼ同世代で工務店を営んでいて、気が付くと我が家のお隣の家の修繕もしていたり、いろいろと海老名の町に明るかったりとまさに地元に根付いたつながりを持った人です。こういうつながりが持ちたくて始めた役員だったので、(ごめんね子供たち・・)うれしいのでございます。
そしてその現場も大工さんの印象や建具の納まりなどを見てもとても丁寧な家を作られていて。
この収納もこの家に馴染んでよい色になることを願うのです。

と、雰囲気良く書きましたが、なかなか搬入が大変でして、ある程度バルコニーからの荷揚げを覚悟していたのですが外からバルコニーにアクセスしづらい間取りで、部屋を横断させて頂いて、一間くらいの物干しスペースから乗り出すようにして、荷揚げできてどうにか無事荷揚げ終了。
ノガミ君とワタナベ君とヒロセ君はトラックで先に来ていて、私だけ用事があって、自宅から自転車できたもので、この杉久保の傾斜地を前傾して漕いできたものですから、短パンのちょうど真ん中だけ変な汗シミができてしまったりしてそのまま荷揚げで大汗かいたりしたものですから何となく内股気味で手拭いを変に腰の前でパタパタさせながら、お茶を買いに行って。
周りから見ると大きな怪しげな男に見られたかもしれませんね・・。
そのあとみんなと設置の打ち合わせをして、先に会社に戻り、午後から食器棚のご相談にいらしてくださる予定が1組ありましたので、展示室の換気やら準備をしていたらあっという間に良い時間で、良い打ち合わせもできた頃にみんなも戻ってきて、すっかり日が暮れた頃に植木に水をやっているとみんなもそろそろと上がってきまして、今日はもう終了です。

ようやくチアキの学校も夏休みになって、何となく気持ちがいつもの夏になってきたように思えますが、やはり町は少し静かですね。
きちんとした心構えで毎日を過ごしていきます。

今日はありがとうございました。

木のキッチン・家具 梅雨に気をつけること

2020.08.08

梅雨が長かったですよね。その間、洗面所の扉が閉じると擦ってしまうなとは思っていたのです。
擦るということは木が湿気を吸って膨らんでいるということはわかっていたのですが、木が湿気を吸っているということは、カビが生える可能性があるということをうっかり忘れてしまっていたのです。気づいた時には扉の内側に現れていました、カビ君たちが。
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現れてもちゃんとケアをしていけば大丈夫。
まず固く絞った雑巾でカビを拭き取ります。
その後除菌アルコールスプレーを吹きかけきれいな布で拭き取ります。
次に蜜蝋ワックスを塗り込みます。スキンケアと同じですね。
ただ気付いた時にはすぐケアしましょう。放っておくと根が深くなってシミのようになってしまう場合もあります。
人のお肌と一緒です。
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どういう状態になったらカビが生えるかは分かったので、これからは扉が擦り始めて雨が続いていたら湿ったタオルも乾きづらいだろうから使わない間は別のところに干しておくとか対策を考えようと思います。
擦っていた扉も梅雨明けと共に擦らなくなりました。かわいい。木って素直です。
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「え、無垢材の扉ってタオル掛けているところカビ生えるの?!そんなのイヤだ。」という方もいらっしゃると思います。
そういうご心配がある方はウレタン塗装をすればオイル塗装よりも塗膜が強いので、カビは映えづらいと思います。
どういう素材でも使っていて、何もお手入れしないで永遠に使い始めのきれいなままのものはないと思っています。
(すごいなとは思いますが、材料を聞いてもわからないものはなんだか居心地が悪いです。)
自分の暮らしにあっていて付き合っていけるものがよいな、信じられるなと思う今日この頃なのです。

新しいものを作る

2020.08.07

今日でCreemaさんでの木製雑貨のご注文は夏季休業に入らせていただきました。8/17から再開しますのでよろしくお願い致します。
そして、その時には新しい作品をご紹介できるように準備を進めています。
制作を担当しているのはヒロセ君。積極的に動いてくれて頼もしいのです。
お楽しみに!

Tさんのキッチン

2020.08.05

先日キッチンのリフォームが完了したTさんのところへお伺いしておりました。
日々の暮らしがさりげなく感じられるように時間が経っているように見えるTさんが住まい。
マンションの1階なのですが、リビングの大きな窓から見える緑、リビングのゆっくりと年が経た印象と天井とキッチンをタモでまとめた新鮮な空間の対比、というか混ざっていく感じがとても気持ち良い。
「もうね、私たち二人だから、使う食器も限られてきたりしてね。だからこの機会に使わないものは淋しいけれど手放しました。
それでも、キッチンの上にいろいろ並べちゃったりしてね。そうすると、娘が帰ってきたりしたときに、「こういうキッチンの場合は上に並べないのよ。」なんて言われたりしてね。それでも、すっきりして見えますし、作業スペースが以前よりも広くなったから、お料理の時がとても良いのです。」
とうれしそうに奥様がお話してくださいました。

ラバロックとホワイトオークの印象

2020.08.05

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Sさんのキッチンが仮り組みまで進みました。今月下旬にいよいよ納品です。ラバロックは自然な石の印象に見えるように仕上げてやさしい印象に。ホワイトオークはその名前ほどホワイトではないのですが、この木地の状態だとかなり白く映ります。
ここからオイルで仕上げていくのです。
今回はSさんご自身で塗装されるので、食器洗浄機やガスコンロが入って塗りにくくなってしまう部分はあらかじめこちらで塗装しておきます。その部分を見ると結構濃く色が入り、導管もはっきり見えますね。
仕上がりの印象はまだここではイメージしづらいかもしれませんが、落ち着いたキッチンになっていくはず。楽しみです。

親子で焼売づくり

2020.08.05

1ブログ
今日はお休みの日でした。夏休みに入って部活がお休みのハルと3人でIKEAへドライブ。(まだ夏休みじゃないチイは学校へ。)
リクエストのかわいい鏡を購入して、私とダイスケさんはキッチンやお部屋の収納のお勉強。
実はIKEAに来るのは約10年ぶり。(笑)キッチン周りの収納を考えられているお客様から時々お話を聞く機会はあったので、「知らないです~。」は良くないですものね。よい機会となりました。
そして夜は、おとうさんのリクエストの焼売づくり。たくさんおいしくできました。
そんな休日なのでした。

今日のスケッチ

2020.08.02

今日は打ち合わせに2組のお客様がいらしてくださいました。
ありがとうございました。
キッチンと、本棚と。
キッチンを検討されているNさんは、ちょうど来月からやはり同じくキッチンの制作に取り掛からせて頂くKさんと同じ設計事務所さん、工務店さん。
同じ風が流れてきたのかな。
午後にいらしてくださったHさんは本棚のような整理棚。
お話ししていくと、あっこれかなって思える言葉が見つかることがあります。
Hさんとのお話もそうでした。
その魔法の言葉が見つかると、糸玉がほぐれるようにイメージが言葉になってあふれます。
おかけで良い形が見つかりました。
形が実現できたらいいなあ。
楽しみです。

静岡へ

2020.08.01

今日はお休みをいただきました。
このところありがたいことに週末に打ち合わせなどの予定をいただくことが増え続いたので、平日の今日に振替です。
そして、時間がある時に少しお話を進めておきたいという平成建設のデザインアトリエさんにダイスケさんが打ち合わせをしに行くということで気をつけながら同行させていただきました。
デザインアトリエさんに4年ほど前に取付させていただいたクルミの柾目張りと4㎜の厚みのステンレスを使ったキッチンの様子も拝見させていただきました。納品時よりも濃くいい色に変化していました。納品したキッチンの様子が見られるとうれしいですね。ありがとうございました。
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その後は、せっかく静岡まで来たし近くだということで、お気に入りの場所「クレマチスの丘」へ。
神秘さや不思議さに目を見はる感性のことをセンス・オブ・ワンダーと言うそうで、「センス・オブ・ワンダー もうひとつの庭」というイベントが開催されていました。小さい生き物や草花に目を向けることで日常生活の見え方が変わる感覚が好きで、どんなに忙しくてもその時間は作っていきたいなと思っています。それをこうして表現していけるなんてとてもすてきなことだなと思いました。DSC_6562DSC_6565DSC_6579DSC_6573
美しいものたちの姿に心癒されました。すてきな時間をありがとうございました。

おにぎりコミュニケーション

2020.07.26

夜一緒に夕食を食べられてご飯が余った時はおとうさんがおにぎりを作ってくれる時があります。
これが朝ごはん派のチイとおとうさんの朝ごはんになります。
おとうさん「チイ~、おにぎりの中身、ツナ?おかか?こんぶ~?」
チイ「こんぶ~。」
というこのふたりだけのやりとりが微笑ましくて好きです。
一方、JKになったハルとおとうさんはよくホラー映画を見ています。
チイは怖いのは苦手で、私は途中で疲れちゃって見ていられないので。
このふたりだけのやりとりは眉をひそめて見守っていますが。(笑)
娘二人が年頃になってきて家族みんなでリビングで過ごす時間が減ってきていますが、こういうコミュニケーションがあればお仕事で家に不在なことが多いおとうさんでも大丈夫なのではないかなと思っています。
写真の時は本当に一口分しか残らなかったので、飯高さんのお猪口にのせてお顔をつけたおにぎりになりました。

タモのダイニングテーブルとテレビボードの納品

2020.07.24

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この前設置が終わったキッチンと隣に並ぶダイニングテーブルの納品。
テーブルはタモで作っています。
最近C面取りで仕上げるのが好きになってしまって、先日納品したGさんのテーブルや今度設置する七里ガ浜のNさんもそういう仕上げにしています。
東戸塚のSさんの家具もそうでしたね。
風がうたう
懐かしいけれど、カチっとした表情になるから良いです。
今日はみんなお休みでカイ君だけがお休みを振り替えて作業をしてくれています。そこで納品は久しぶりにアキコと。
子供たちが生まれるまでは二人でちょこちょこと来てましたね。

内田さんもいらっしゃって、納品を手伝ってくださいました。
すみません、いつもありがとうございます。
とても良い印象に納まりました。

そう、テレビボードも持ってきたのですが、これはずっと工房で展示してあったもの。
いつ頃作ったか忘れちゃったけれど、今は島根で頑張っているテライ君が作ったんじゃなかったかなあ。
今ではテレビも置かなくなってしまって少し寂しそうにしていたところ、Oさんが使ってくださるということになり、扉のないオープンな形だったので、そこに格子の扉をつけて、両端の引き出しにも格子の意匠で合わせて納品。
すてきな場所に置かせてもらうことができました。

感染防止対策について

2020.07.23

私たちが行なっているコロナウィルスの感染防止対策についてきちんとお伝えしていませんでした。
お互いに「やっているだろう。」「大丈夫だろう。」の憶測だけでは、不安に感じるお客様もいらっしゃるかもしれませんのでお知らせさせていただきます。
①ソーシャルディスタンスの確保
ショールームでの打ち合わせは1日2組まで、午前中1組午後1組と限定して調整して受け付けております。
それ以上の同時入店はお断りしております。来店前にご確認をお願い致します。
②従業員及び来客時の保健衛生対策の徹底
・スタッフ全員マスクをして従事しております。お客様のご来店時にもマスク着用のご協力をお願い致します。
・入口にアルコール消毒液を置いてあります。入店時に消毒のご協力をよろしくお願い致します。
・従業員には体調不良時の出社は控えてもらっています。お客様も来店の予約時に体調不良の場合には来店をご遠慮いただき打合せ日時を再調整させて頂ければと思います。
③共有物の衛生管理・換気の徹底
・展示物・打合せ使用サンプル等の消毒。
*今までお子様用のおもちゃは消毒して使用しておりましたが、心配なため、感染が終息する間まで片付けさせて頂くことにしました。お子様連れの場合には、お気に入りのおもちゃなど持参して頂ければと思います。
・窓を開けて常時換気をしております。雨天時・暑い時には、窓を閉めますが、エアコンをつけて、空気清浄機をつけて対応していきます。
・トイレは今まで通り使い捨てのペーパータオルを使用しております。
・打合せ中のお飲み物は共通の食器の使用を避けるため市販のペットボトルのお茶かコーヒーをお渡ししております。
万が一弊社内に感染が発生した場合には利用者の方々に情報提供をしていきます。
この先更なる対策が必要になる場合には順次対応していきたいと思います。
これからも皆様のご協力をよろしくお願い致します。

少し離れた町まで

2020.07.20

「他県への移動はなるべくお控えください。」と言われているなかですが、ありがたいことにお声を掛けてくださる皆さんがいらっしゃって、先日は長野県でキッチンのリノベーションを行なうということで、そして本日は山梨県で新築を建てるというお話を頂いて、静かにお伺いしてきたのでした。
とてもありがたいことです。
かえりみち、ふと思い出して猿橋を見てまいりました。
いつ見ても不思議な造形で見ているとワクワクしますね。平日のこの時期ということもあって、ひっそりとした様子で聞こえるのは下方の水の流れる様子だけ。
懐かしいなあ。
まだアキコと結婚する前だったかな、ここに来たのは。
まだ、ケータイもスマートフォンもなくって、文字電話で二人やり取りしてた頃だね。
文字電話知ってるかなあ、みんな知らないだろうなあ。
まわりで誰も持っていなかったもの。
懐かしいなあ。

タモのペニンシュラキッチンと食器カウンターと電話台

2020.07.18

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マンションのキッチンをリフォームさせて頂くことになりまして、今までついていたキッチンの上の吊戸棚を取り払い、大きな食器棚も取り払ってすっきりとした印象のキッチンにすることができました。
最近は大柄の材を使うことが多く、今回はとても良い表情の板を使うことができました。

「今までため込んでしまったものたちは残念だけれどもうそれほど使わないし。主人と二人だから使う食器も決まってきてしまうの。」とにこやかに奥様。
良く見せて頂くと、使い込んだキッチンの下に大きなシミが。
「だいぶ前から漏れていたようなのよ。」とどうやら水栓のシャワーホースから水がジワリと浸みだしていたようです。
さいわい1階でしたので水漏れで大ごとにはならなかったのですが、こういうことがやはりあるのだなあと勉強になります。
私たちが作らせて頂いたキッチンでも経過4年で水栓のシャワーホースの水が浸みだしたことが一度ありましたので。

今回、内装工事を担当してくださったのは、kotiの伊藤さん。いよいよ伊藤さん自身でリフォーム会社を立ち上げてくださったので、これからいろいろと相談に載って頂けそうでうれしいのです。
その一緒にさせてもらう最初のお仕事が今回のTさんのリフォーム。
伊藤さんとのきっかけも最初はお客様としてキッチンを作らせて頂いたことがきっかけですので、とても仕事がしやすくて助かります。
このあとも2件のお客様のリフォームのご相談をさせて頂いてます。
仕事がしやすい環境が在るということにたいへん感謝しております。
よいかたちを届けられるように頑張っていきます。

木のトレイを買いました。

2020.07.18

今までマンションで階段がない生活でしたので、トレイを使って運ぶ暮らしをしていませんでした。
引っ越してから家族でトレイが欲しいねという話になりました。
家具屋ですから、「おとうさんに時間がある時に作ってもらおうか。」と言うと、
チイ「木じゃないやつの方がいいな。」
おい、家具屋姫。(笑)
ということで雑貨屋さんに出掛けた時に色々探していたのです。
「これかわいい!」と見つけたのはリサ・ラーソンさんの絵が描かれたトレイ。
「ぶーネコにゃんにゃんの赤いのいいね。」ということで、この赤いトレイになりました。
我が家ではずっとこの猫の絵を「ぶーネコにゃんにゃん」と呼んでいたのですが「マイキー」という名前があったのですね。
今まで知りませんでした。

私「チイちゃん、このトレイ木製なんだよ。プラスチックみたいに見えるけど。」
チイ「え!ほんと?」
私「うすい木を重ねて圧着させてあるんだよ。白樺の樹だって。裏を見ると木目だし、ふちをよく見ると何層にもなっているでしょう。」
チイ「へ~、すごい!」

同じ木製でもうちでは絶対に作れない形なので使っていておとうさんも気になりませんね。
うちの技術で作るともっと厚みが出て重くなるから子供には使いづらいものになってしまうだろうし。
同じ材料でも技術で叶う形は違うのだなと改めて勉強になります。
大切に使っていこうと思います。

すみっこ

2020.07.16

庭の隅っこが良い感じにもじゃもじゃになってきたね。
シダとドクダミとあとは何だろう。
私もアキコの髪の毛も良い感じにもじゃもじゃになってきました。
湿気てるんだね。

KUMA鍛鉄工房さんへ

2020.07.15

横浜のKさんに、「ペニンシュラキッチンのガスコンロの奥にはオイルガードをつけたいのです。」とご相談を頂いておりました。
私たちのキッチンにはこのオイルガードというものをつけないことが多いのです。
ここにガラスの板が立ったり、アルミのレールが付いたりする印象が異質に感じてしまいまして。
でも、今回のKさんのオイルガードは鉄とガラスで瀟洒な印象に。
この形なら良い雰囲気にまとまりそうです。
そこで今回は、いつも独特の表情のハンドルを作って頂いているKUMAさんに制作をお願いすることにしたのです。
で、さっそくKUMAさんのアトリエに。
11年ぶりの来訪。うれしい。
あの時一緒に来たカワグチ君とスズキ君はとっくに独立しちゃって福岡と山梨で頑張っているので、今日はアキコとです。
KUMAさんあの時と変わらないいつもの穏やかな物腰で、いろいろと相談に乗ってくださいました。
「鉄が錆びていく様子はすてきなものなのです。」
「錆びると危なくなるのは肉厚の細いパイプだったりするのですが、こうして鉄の塊が錆びていくのに危ないことはあまりなくて、美しいですよ。」
私は経年劣化という言葉があまり好きではなくて、経年変化と呼んでいるのですが、錆って劣化だと思ってどこか遠くに感じていたのです。錆びてもろくなる、怪我をする、汚れるなどなど・・。
でも、今日、アトリエの前に立ってチャイムを鳴らす時にそのチャイムの上にあるKUMAさんの表札が見事に静かにきれいに錆びていたのです。
先ほどの言葉を聞いた時に、その表札が思い出されて妙にしっくりきて、今まで遠くに感じていたものが今すぐ触れたい距離になったのでした。もちろん、汚れるでしょうし、ざらつきは出てきます。
でも、静かに均一に茶色くなっていく様が美しく見えてしまったのです。
へぇ。
感覚って不思議です。

タモ板目の表情が良いアイランドキッチン

2020.07.12

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こういう大きな柄の突板を使うと、とても色や表情の豊かな仕上がりになりますね。
細かいメンテナンス作業をするために日暮里のFさんのところにお伺いしました。
このあたりは、どこか懐かしい町並みで、祖父母の住んでいた文京区あたりを思い起こさせるのです。
Fさんのご新居は築年数の古い小さなエレベーターのある集合住宅で、そこをFさんらしい古く良いものを取り入れて暮らしているすてきな空間でした。
そこに食洗機の調整に伺ったのですが、床にはいつくばって作業をしていると、どことなく祖父母の家のような香りが漂ってきました。
具体的に言うと、祖父母の家は大きなお仏壇があって毎日お線香を欠かしていなかったので、お線香に匂いと、祖父が吸う煙草のにおいと、祖母が漬けるぬか漬けの匂いがほどよく混ざり合って、特にあのお香の香りがするとふっと懐かしい、祖父母の家の丸いちゃぶ台が思い起こされるのです。
当然Fさんのうちには煙草もないし、お香も焚いていらっしゃらなかった。
なんだろう。
町の空気かな。この集合住宅のエントランスで準備をしている時もご年配の方々と若い方々が入り混じって和やかに往来を行きかっていました。
怪しまれないように、「こんにちは。」と通りがかる人にお声掛けすると、皆さん快く挨拶してくれて。
町の空気が和んでいるのですね。

くるみの部屋

2020.07.11

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Iさんから追加で頼まれていた扉の取付と、前回残念ながら取付できなかった洗面台の化粧板をつけにお邪魔してきました。
前回、クルミ材を使った食器棚を作らせて頂いて、それに合わせてリビングから見た印象も整えられたら良いなということで、クロスで仕上がっているキッチンの側面と背面にクルミの板を取り付けて、私たちの作るペニンシュラキッチンのような印象を作ったのでした。
食器棚は食器棚で細かい加工があったり扉に反り止めの金物をつけたりと、作るのは大変ではあるのですが、工房で加工ができるので、私たちのリズムで家具作りを行なうことができます。
今回のように壁にクルミを取り付けるような造作になると、現場ので作業量がとても多くなり、また、作業を始めてみないと読めない部分もあったりして、工房で作るのとは大きく違う緊張感があるのです。
特に今回はバックパネルとサイドパネルを留で納めるということ、キッチン側も少しクルミを張り込むので、その部分をどう仕上げるのか、私も事前に現地を見ながらあれこれイメージしていたし、制作を担当したノガミ君もあれこれイメージしながら現場で作業しやすいように製作を進めていってくれます。
それでもどうにも読めない部分はあったりするのですが、そういうことがあってもとてもきれいに納めることができました。
特に留め加工部はとてもきれいに納まりました。
昨日伺った時点でこの湿気の多さでも問題なく納まっていましたし、食器棚の扉が見た感じ大きく伸びたりもしていませんでした。
(多少伸びているのでしょうけれど、ヨコ目なので使い勝手に支障が出るような動きにはなっていなかったので良かったです。)
私の自宅の洗面台の扉は拝み部分もうこすり始めているし、トイレの戸も少し錠のストライク部分に擦り始めているのに、Iさんのところではそういうことが出ていないのが幸いでした。
でも、そのうち木の動きは出てくると思いますので、使いづらい部分などが出てきたらおっしゃってくださいね。
そして、もう1点がこうしてキッチンの周りに木製パネルを取り付けると、そのしまい方で気になってくるのが巾木です。
今回のIさんのところの巾木は白いものでしたので、クルミ材で囲われるとかえって目立ってしまう。
そこで巾木もクルミで覆うことにしたのですが、最近のシステムキッチンは一番下まで引き出しになっているフロアコンテナタイプが多いので、その被せた巾木の厚みでコンテナが開かなくなってしまう可能性があったのでした。私はそこまで想定できていなくて、現場でノガミ君たちがきれいに納めてくれたおかげで、コンテナがクルミの巾木にあたることなく使えるようにできたのでした。

そして、こうしてキッチンにパネルがついて、食器棚が設置されると、システムキッチンの吊戸棚の表情が気になってくる。
私もそこまではイメージできていなくて、その小さな吊戸棚の扉も今回クルミ材に交換したのでした。

そして、ちょっと大変だったのが、洗面台の造作。
前回、引き出しの前板をクルミ材に交換して、水ハネで汚れやすい鏡部分もクルミを貼りたい、と言われていたのですが、いざ付けようとしたら水栓器具にあたって入らなかったのでした。
ギリギリ入るかなあ、ともくろんでいたのですが、全然入らないようでした。
そこで、今日あらためて道具を持ち込んで、洗面台を一部解体して、洗面台の下に潜り込んで、水栓器具を外して、無事クルミ材を鏡部分に張ることができたのでした。

これで、Iさんの必要なものがひと通りに揃いましたね。
またいつでもお声掛けくださいね、Iさん。

真鍮のハンドルを磨く。

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今のお家に暮らし始めて1年2ヶ月が経ちました。ドアに使ったHORIさんの真鍮のハンドルがいい感じにくすんだ色になってきました。
先日見学に来てくださった設計士さんも「いい色になっていますね。」と言ってくださいましたが、
親世代の人には、「こんなにくすんじゃって。ピカールで磨かないと。」と言われてしまう真鍮、面白いですね。
コロナウィルスの感染防止対策でアルコールを吹き付けて拭き取っとたりしているので普通の経年変化よりくすんでしまっているのかもしれませんが、こんな色見になります。
経年変化が楽しめるということで選んだ真鍮でしたが、銅を含むため、ステンレスと比べると殺菌作用があるようです。
家のすべてのハンドルがくすんでしまうと、どういう具合にいい色に変わっているのかがわからなくなってしまったので、一か所トイレのドアのハンドルだけ磨いてみることにしました。
ピカールをつけてペーパーが真っ黒になりながら磨く作業は見た目にもわかりやすくて楽しいです。
ピカピカのハンドルも可愛いですね。
いつの日か緑青が出ているハンドルとピカピカのハンドルを一緒に見られる日が楽しみなのです。