手摺と蹴込みなし階段:家具屋の自宅

2023.09.05

先日、自宅の見学に来てくださったIさんは3歳と5歳のお子様連れでした。

会社のショールームですとキッズスペースがあるのでそこでおもちゃ遊びをして待っていてもらうのですが、我が家は大学生と中学生の家なので、もうおもちゃがないのです。

「さて、何をして待ってようか。」と思っていると、お兄ちゃんが階段の下から見上げています。

やはり吹き抜けから見える2階はどうなっているのだろう、と気になるのでしょう。

「2階に行ってみようか。」「うん、いいの?」「いいよ。」

ということで階段を使って遊ぶことになたのですが、写真の通り、手すりも必要最低限のフレームのデザインですし、(福原さんがすてきな形を考えてくださいました。)蹴込みなし階段の間から2人の体が通ってしまいそうでしたので、落ちてしまわないかと心配でした。

でも、「ちゃんと手すりにつかまってね。」というとその通りにしてくれていましたし、

お子さんたちもやはり怖い気持ちもあったのでしょう。一段一段降りていました。

ただ、目を離さずに見れていたので声掛けもできましたが、家で家事をしながらは難しいと思うので、やはり、階段には転落防止ネットは必要だと思いました。

どんな遊びをしていたかというと、ハルからぬいぐるみを借りてきて、そのひとつを1階に置き、お兄ちゃんがキャップを2階から落として、ぬいぐるみにかぶさるかどうか、をずっとしていました。どの位置に置いて、どこから投げるかをやっていて、小さい子でもちゃんと考えているのだな、とおもしろかったです。

また、ニチベイのハニカムスクリーンをチェーンで使用しているのですが、小さい子が横を通るたびに体に引っかかてしまい、メーカーが推奨している通り、やはり危ないのだなと思いました。今はチェーンではなくコード式も出ているようなので、選択肢も増えていてよいなと思いました。

気づいたことがあったのですが、お兄ちゃんが階段を上ってくるたびに「顔赤くなってる?」と聞いてくるのです。「なってないよ。大丈夫だよ。」というと「まだか~。」と言って遊び続けていたのですが、暑い日が続いていて、熱中症対策として園でも先生がそうして子供たちの体調の確認しているのだろうなと思いました。自分が子育てをしている頃にはそういう声かけは聞いたことがなかったので、そういうご時世なのだなと知ることができました。

キッチンの説明はダイスケさんに任せきりになてしまったのですが、久しぶりに小さいお子さんたちと触れ合う時間ができて癒されました。Iさん、ありがとうございました。

マイズミさんの内覧会へ

2023.09.04

マイズミさんとは、6年前に大磯のKさんのキッチンを作らせて頂いた時にご挨拶させて頂いたことが最初のきっかけでした。

妹さんが設計するお姉さんの家というすてきなお話の中に私たちも関わらせて頂いたのでしたね。

それからは、少し変わった形の家具がある時はご主人のマイズミさんにお声掛け頂いて、ハドソン靴店さんの家具渋谷のオフィスの丸テーブルなど不思議な感性が生まれる家具を手伝わせて頂きました。

そして、このたび葉山に自邸を建てられたとお聞きしまして、日曜日に見学させてもらいました。

「葉山の住宅 sunny bitters」

https://maizumi.net/pg69.html

やはりおもしろい(と言ってよいのか)興味深い空間でした。

何というか家全体がジャングルジムのような感じで、そこかしこに風が抜けていくのですが、その道の途中でいくつか温もりのある陽だまりスポットがあって、そこが部屋になっている感じ。

そして、その空中回廊の連続の中、ちょうど部屋の中心にぽっかり緑色の空間があって、そこにバスタブがあるのは、なんというか、何というのでしょうか。頭をたたかれたようなハッとする衝撃というか、家で過ごす時間の持ち方がこんなにいろいろな形で表現されていることがとても興味深かったのでした。マイズミさんらしい笑い声が部屋中響きわたる気持ちの良い家なのだなあ。

Kさんにご挨拶

2023.09.01

これは技拓のMさんの親しみやすいお人柄なのかもしれないのですが、そこに住む人と家を作る人の距離がすごく近いと感じるのです。

「Kさんのところにタープの取付に行きますので、イマイさんもいらっしゃいますか。」とお声掛け頂いて、アキコと二人で出掛けてきたのです。Kさんがどのようにキッチンを使っていらっしゃるかをぜひ見てみたかったので。

特にL型のカウンターの下のオープンスペースとそこにつけた真鍮のバーがどのような役割を果たしているのかな、と。

とても気持ちよく吹き抜けていく海風のように気持ちよい使い方をされていて見ていてうれしくなりました。そして、技拓のMさんと施主であるKさんとのやり取りを見ていると、すぐそばで家を作って家を見守っているんだよっていう姿勢がよく分かって、私たちも家具を使ってくださる皆さんとの関係がこのようにいつまでの近いものでいたいなあと、そばでお話を聞いていてとても勉強になったのでした。

ありがとうございました。とても心地の良い時間でした。

帰り道、先ほど稲村ケ崎の駅を降りた時に「今日のランチ」のプレートを外に出して準備していたお店が気になっていました。あらためてプレートを見るとこれは美味しそう。

「いなキッチン」と書かれたお店でカレー屋さんなのかな。あとで調べてみると、いろんな作家さん(といったらいいのかな。)が日替わりでお料理を提供しているようで、今日はk a o k a m a k u r aさんのカレーが食べられるのでした。

https://www.instagram.com/kaokamakura/

オープンちょっと前でしたので、アキコとどうしようかとお店の前で思案していたら、「暑いですから、中でお待ちくださいね。あと5分ほどでご飯が炊けますから。」と案内して頂いて、涼みながらとても優しいけれどもしっかりした味のカレーを頂きました。帰りにそのとてもおいしかった塩麹とお醬油の麹をお土産に注文するとさっそく手際よく包んでくれたのですが、その間はお隣に座る常連さんらしき女性をお待たせすることになってしまっても、「いいんですよ。私はすぐ近所でいつも来ているのだから。」とにこやかに挨拶してくださって。

みんな、どこか距離が近くて、スッと手を差し伸べてくれる町の印象は、とても心地よい時間でした。なんだか何かが懐かしいのでした。

キッチンのタイル:家具屋の自宅

2023.08.29

自宅の見学にいらしていただく度に、「こうしておけばよかったなぁ。」という反省点があります。

前回、我が家の設計士さんの福原さんがお客さんを連れていらした際に、キッチンのタイルの掃除を忘れていたのです。途中で気づいて、「見るだけで、触らないかな、どうかな。」とドキドキしていたら、べたついていて、手を汚してしまうことになってしまい、申し訳ないことをしてしまったので、今回はちゃんとお掃除をしました。(笑)

ウタマロクリーナーを吹き付けて、拭き取るだけなので、すぐ終わることなのですが、頭に入れて置かないと、当日慌ててしまいますね。

光の具合で色味の見え方が変わるのがタイルの魅力だと思います。

油汚れが落ちて、光の反射が増し、より美しくに見えているのでよかったと思います。

このタイルは、平田タイル Hi-Ceramics Habile HAB-BL というものです。サイトを見てみると出てこないので、もしかしたらもう廃盤なのかもしれません。

タイルも焼き物ですから、器と同じで、ずっとあると思わないで、出会いを大切にしないといけないのかなと感じます。

雑誌でリサ・ラーソンさんのご自宅のキッチンを目にしてから、「私もこういうタイルのあるキッチンで過ごしているおばあちゃんになりたい。」という憧れをもち、キッチンを作れる日が来たらタイルを貼りたいと思っていました。

タイルの貼り方は、福原さんにほとんどお任せしました。

私は当初、目地幅が広めだと汚れが目立つのかな、また、目地の色もグレーの方がいいのかなと考えていましたが、

福原さんは、「いくらか汚れはつくだろうけど、それもいい感じになるタイルだと思うから、目地の幅は10mmで、色は白で。貼り方も、ずらさないで通した方がここの雰囲気にもあっていると思うし、その方が割り付けのバランスもとれるから。」と決めてくださいました。設計士さんの言うとおりだったなと思います。

ここにはまだないものの姿が見えているなんてすばらしいですよね。

このお掃除風景の動画をInstagramに載せたところ、ダイレクトメッセージでタイルについてのご質問をいただきましたので、こちらにも載せておきますね。

どなたかのご参考になればと思います。

4年が経ったキッチン

2023.08.27

マドリヤさんが声をかけてくださって、お話を進めているペニンシュラキッチン。

先日、設計のYさんと施主のIさんの奥様が工房のキッチンを見に来てくださったのですが、「自宅のキッチンでよければ、実際に使っている様子をお見せすることもできますよ。」と伝えましたら、「ぜひ。」ということで、本日はお昼過ぎからIさんがいらしてくださいました。

今回は、ご主人とお子様もご一緒に。

ご主人がとても素材に詳しくて、「これはツガですね。」おぉ、そうです。

「このスクリーンはどちらのでしょうか。」ええと、タチカワだったような・・。そこのラベルを見て「なるほどニチベイですね。25ミリでしょうか。」おぉ、そうです。

「サッシはどちらのでしょうか。」ええと、リクシルだったような・・。「なるほどリクシルですね。防音サッシだ。」おぉ、そうです。

「この引き戸の手掛けはツガですかね。」これは、スプルースで練りつけてもらっています。(ここで間違ってはいけません。)

すごいなあ、建築関係のお仕事をされているのだろうか、としどろもどろになりながら説明させて頂き、ひとまず形がまとまりました。

きれいなままのキッチンはやはり目によく映りますが、使っていて、どういう風にくたびれていくか、またその反対にきれいなまま使えるのかを実際に見てもらうというのはとても良いことだと思います。

私たちもこういう機会に大掃除とまではいかなくても、いつもしない部分まで手入れをしようという気持ちになるので(笑)良い機会です。

いつもこのような時はアキコが使い勝手を説明する場面なのですが、今回はお兄ちゃんとお姉ちゃんの遊び相手に。

どのようなキッチンになるか楽しみです。

のこりもの

2023.08.27

ちょうどコロナが流行した年は、私がハルの通う中学校の学校役員を務めていた年でした。

あの時期に流行してしまったので、同じ中学校区の小学校2校の役員さんたちとは最後の挨拶もきちんとできないまま、「いつか落ち着いたらみんなで集まりましょうね。」と挨拶したきりになっていたのです。

気持ち的にも落ち着いてきたし、先日、偶然、すごく久しぶりにその役員の一人のOさんと会えたものだから、これはもう顔合わせするタイミングだよという知らせなのかも、ということで、皆さんに声をかけさせて頂いて、いつもの唐揚げや煮卵や煮豚やポテトサラダといった居酒屋メニューでささやかなお食事会を土曜日に開いたのでした。

昼間からお酒が飲めるのは心地よいです。

すごいなあと思うのは、みんなが子供が大きくなってもこの地域で安心して暮らせることをずっと思っていること。もちろん私もそう思っているつもりでしたが、子供も猫も大きくなっていったら自分たちで羽ばたいていきなよ、って思っちゃうので、みんなの熱い思いを聞かせてもらいながら、よい町だなあとあらためて思っておいしくお酒が飲めたのでした。

その残りもので、今日のお昼を済ませましょう。

この後は、ひさしぶりに自宅を見学に来てくれるお客様がいらっしゃいます。

ブラックチェリーのキッチン

2023.08.22

急きょ、みんなのスケジュールを調整する必要があって、大変久しぶりに私も現場に出かけることになり、昨日と今日とで、前回洗面とトイレの家具を設置した茅ヶ崎のSさんのキッチン設置工事に行ってきたのであります。

ノガミ君とワタナベ君にとってはやりづらかったかもしれませんね(笑)

福原さんの設計はいつもシビアでなかなか逃げが取れないので、キッチンの位置出しにかなり時間がかかっていたら、いつの間にか自分の足元だけ養生シートの色が変わるくらいの暑さ。汗が止まらないのです。

こういう風に作業をしていると何だか懐かしく、昔の工房にはエアコンなんてついていなくて、いつも止まらない汗が家具に触らないように気を付けていたのを思い出しました。

ノガミ君がここにやってきた時(もともと別の家具制作会社に居て、大変ありがたいことに同期だったコバヤシ君がちょうど悩んでたノガミ君をここに連れてきてくれたのでした。)に、「前の作業場にはエアコンがあったのです。」という言葉をきっかけにエアコンが導入されたのでした。

その後もいろいろと工房の環境を変えていったのはよく考えるとノガミ君の言葉だったかなあ。

あの暑い工房は今では懐かしい思い出です。

昨日は、大まかな検討をつけるところで止まっていた作業でしたが、本日は大工さんの手を借りながらどうにかこの大きなシーザーストーンのキッチンカウンター(シンクもシーザーストーン)を搬入して、キッチンと背面収納の大まかな設置を終えることができたのでした。

目途が立ったところで私は一足先に工房に戻らせて頂いて、以前キッチンや本棚を作らせて頂いた設計士さんのヤマトヒロミさんつながりで本棚のご相談にWさんがいらしてくださるので、その準備に。

つい先日までのんびりできていた気持ちがまた慌ただしくなってきました。夏の暑さにボゥっとしていられなくなってきたのでした。

Yさんのキッチンを制作して:スタッフヒロセ君の制作日記

2023.08.19

今回は一級建築士すずきのスズキさんとヤマムラさんからのご依頼で、ご実家をリノベーションされるという事でそこにキッチンと食器棚を設置すると言うご依頼でした。

キッチン、吊り戸棚共にL字型をしていて、タモの柾目突板、天板はコーリアンという人工大理石を使用しています。吊り戸棚とキッチンパネルの境目には照明が埋め込まれています。 そしてリビング側に、はみ出す様な状態で半円状の収納があるのが特徴的なキッチンです。

社長と打ち合わせをしたところ、今回はリノベーションという事でY様のお宅も多少歪みが出てきていたそうです。通常通り製作しますと壁と家具に隙間が出来てしまい、吊り戸棚のキワに仕込む照明と壁に8mm程の隙間が出来てしまう可能性があり、うまく取り付けする事が難しい上、見た目も悪くなってしまうことから、隙間として見えてきてしまうところは10mm程大きく製作し、Y様のお宅の壁にフィットする様、現場にて削り合せる事になりました。

製作する際は10mm大きく作れば良いだけの事なので難しい事はないのですが、取り付け時の事を考えると予定通りうまく取り付けられるかがとても不安になる点となりました。 そして、今回のキッチンの特徴的な部分である半円状の収納です。

扉がRになると言うことはキャビネットは勿論の事ですが、中に入る棚板や、キャビネットと床の間にある台輪、天井との境にある隙間埋めの支輪(しりん)も同じ様に半円状になります。 形としてはただ丸いだけなのですが、真っ直ぐなラインで四角い形状の物を製作するのとは異なる点が非常に多く大変な作業になりました。

箱の天板や地板、中に入っている棚に関しましては、コンパスで円を書くのと同じ様に切ります。

コンパス状の物の先に機械を取り付け半径を計り治具のベニヤを段取り、その後切りたい物にその治具のベニヤを取り付け、機械のガイドを当てなぞるように機械で切っていくと言う作業になります。

Rの形状の物は全て同じ工程かと言うとそういう訳でもなく、台輪に関しましては同じ作りをしてしまうと重くなってしまうため、骨組みを作り、強度を増すため一度ベニヤを捨て張りし、その後突板ベニヤを接着しています。

そして今回のキッチンで1番苦戦したのはRの扉でした。私達の工房でRの扉を製作しますと大変多くの時間とコストがかかってしまう為、R加工は専門の業者さんにお願いしました。しかし、1/4円までしか製作することはできないようで、吊り戸棚の扉は半円状に接着する事になりました。

ただ接着するだけですと、開閉するたびにジョイント部に僅かですが負担がかかりますので、扉の上下に同じRの櫛型の厚ベニヤを切りボンドを塗りビスどめする事により開閉時の衝撃の負担を接着面のボンドだけで吸収するのではなく、ネジと厚ベニヤに逃す様に加工しました。

そして欲しい寸法に切り回していくのですが今回は一方通行のキャスターを使い、専用治具を作り扉を慎重に切り回していきました。

切り回しが終わると1番不安に感じていた、扉に薄い突板シートを貼る作業です。 速乾性のボンドで貼り付ける事にしたので一度貼ったら容易には剥がせません。 貼り合わせる時はみんなに手を借りシワの出ないように貼り付けていきます。不安を抱えていた割りに、すんなりとうまく貼れたな、と思っていたのですが翌朝見てみると所々にシワが。ボンドの水分で突板が伸びた状態で貼り、一晩かけて水分が飛んだからでしょうか。そのシワに熱を加えてローラーで押し付け再接着したり、シワが大きいところは重ね切りをしたりと、アクシデントは有りましたが、どうにか完成させることができたのでした。

 そして取り付けになるのですが、やはり現場での削り合わせの作業も多く、大変難易度の高い取り付けになりました。時間も多くかかってしまいましたが、うまく取り付けする事ができ一安心致しました。

タモの柾目がシャープでスッキリした印象なのですが、リビング側に飛び出している収納が半円状で角のラインが出ていない為か、とても柔らかな雰囲気に感じます。 またリビング側に飛び出させる事によりRの収納がキッチンとリビングとの一体感を生んでいるようにも見えました。

今回のリノベーションでは難しい点が多々有りましたが、無事取り付けまで終わり、ようやくほっと一安心することができました。 Y様、スズキさんありがとうございました。

すれちがい

2023.08.18

この夏は工房にはほとんど居ないアイ。

先日の日記で、アキコがアイに出会えることがまぼろしのようだと書いたばかりですが、ご飯の時間の朝7時と夕方5時にはしっかり帰ってくる。そしてしっかりみんなが作業が終わって事務所に上がってくる前に出かけていく。こうなってくると、なんだか自分がご飯をあげるためだけのおじさんでしかないことにだんだん悲しくなって少し気持ちがギスギスしてくるわけです。

「君は何のためにここに来るのだ」と。

でも、猫も子供も一緒で元気に大きくなったらそこから飛び立っていくのが一番なのだろうけれど、何だか彼らが何を思っているのかいまいち分からなくてもどかしくてギスギスした気持ちになってしまうのだ。

先日、「紀子の食卓」という映画を見ていたのですが、家族が食事をする様子を見ていて、はっとしたのでした。

我が家はハルはなかなかストレートな物言いをしてくれるので分かりやすいと感じるのですが、チィは気持ちを中に留めているように思えて今一つ何を思っているのか分からない部分があって、私もそれならそれで良いと思ってしまっていて、家族と言ってもみんな一個人だから、それぞれの考えを大切にすればよい、だから私は工房に居る時間が長くてよいのだ、なんて思ってしまっていて、今、ハルやチィがこういう風に出て行ってしまっても、主人公のお父さんのように自分が楽で居られる場所に逃げちゃう可能性がないとは言えない、なんて思ったのです。

何もかも言葉にして相手に伝えなくてはいけない、とまでは言わないし、何を思っているのか察しないといけないとも思わないけれど、なんとなく家族一緒でいるときは、コンセントのプラグがきちんとあっていてみんなしっかり充電できている状態でありたいと思うのです。

コンセントのプラグが合わないと、充電したつもりでも充電できなかったりする。そのプラグは合うように心掛けたいなと思ったのです。

ひとまず、昨晩はアイが工房に居てくれたので、うれしかったのです。

夏のショートトリップ

2023.08.16

なにしろ、ちびっ子たちとは時間が合わなくなってくるのです。

私たちにとってはちびっ子でも彼女たちはもう大学1年と中学3年で自分たちの時間のほうが重要ですから、この夏家族みんなで時間が揃えられるのはこの日だけでして、アイは相変わらず朝夕ご飯を食べさせてくれと帰ってくるので(最近はほぼ外で暮らしています)、その時間内でさぁどこかに行こうかと考えて。

私は「詩」のことはほとんど分からなくて、いつどなたの詩を読んでも耳のまわりをそよぐ風のように感じることしかできないので、もっと豊かな心持ちでいられたらと読むたびに思ってしまうのですが、ヒアシンスハウスだけはいつか見に行ってみたいと思っていて、ではこのタイミングに見に行こうと思い立ったのでした。

その足で見たいと思っていた杉浦非水の展覧会が川越市立美術館で見られるのを知りましたので、埼玉周遊に。

私は版画を見るのが好きで、時間さえあれば町田の版画美術館に出かけるのですが、版画というのは、性質上その時代の流行や風俗や文化が描かれていて、ユーモラスに感じられるものが多くて、楽しく見ていられるのが好きなのです。

非水という人物の作品も大正、昭和の時代がよく分かる作品で見ていて、クスッとしてしまう題材があったりして楽しい時間でした。興味深かったのは作風がガラッと変わる部分。図案家という仕事柄なのでしょうけれど、見ていて今の私の家具作りの考え方と比べてしまいました。

私自身、好きな形はあるのですが、どちらかというとその形を作ることが大好きなのかというと特別そういうわけでもなかったりして、どちらかというとある条件が示されて、その中でできる良い形作りを探していくことのほうが好きだったりします。

ですので、「イマイさんらしい」という言葉が一番自分にとっては複雑で、何を求めて皆さんは私のところに来てくれるのだろうと、いつも自分自身の良さに自覚がないままこの仕事に取り組んでいるような気がしているのです。なんだかとても頼りない意思なのですが、この展覧会を見ていて、(大変失礼な思いかもしれませんが)そういう在り方でもやはり良いのかもしれないなんて思えたのでした。

私はいつか自分の時間が持てる小屋を建てたいと思っていて、このヒアシンスハウスのことを知った時に、「ああ、いいな。ああ、いいな。」と思っていたのです。

風がビュービュー吹き抜けて、雨はバチバチ窓をたたいて、鈴虫がリンリン足元で鳴いていたとしても、こういう気持ちの良い場所にいつか居たいなと思っていたのでした。

この日は残念ながら公開日ではなかったので、旗も出ていなくて、室内の心地よい様子も見ることはかなわなかったのですが、相変わらずこういう暮らしがしたいなという気持ちがあることを知ることができたのでした。

第3の椅子

2023.08.14

家具屋なので、自分たちで作った家具ばかりですが、我が家にも有名な家具があるのです。

リビングに置かれているイームズのシェルチェアです。

手に入れた福原さんが私たちに譲ってくださって、もう20年以上一緒に暮らしています。

はじめは、ワイヤーベースがついていたのですが、何か所か錆びてしまっていて、使っていくには折れてしまうかもしれないということで、ロッカーベースを購入してダイスケさんに交換してもらいました。

ハルとチイが生まれて、抱っこしてあやしている時にはロッカーベースでよかったなと思います。とても重宝しました。

先日、福原さんが我が家に来てくださったときに「このイス今でもちゃんと座ってる?」と聞かれ、

「座ってますよ。歯を磨いてるときとか。」とダイスケさんと私が答えると、福原さんは笑っていましたが。もう私たちの暮らしの一部なのです。

リビングに、ダイニングセットのイスとソファがあるなら、それ以外のイスはなくても暮らしていけると思います。

でも、座る必要の有無にかかわらず、デザインを見て楽しみ、リビングに置きたいイスってあるのだなと、このイスと一緒に暮らすことで気づくことができました。

SNSなどで皆様のリビングに置かれている「第3の椅子」を見かけると、この人も同じ思いなのかしら、と微笑ましく思います。

昔の作り方のガラスファイバーのもので、大きいヒビも入っていますが、使い続けているからか、すべすべですし、触って引っかかったりしていません。ただ、娘たちが短パンを履いている時に座り、もしファイバーが刺さるようなことがあったらいや嫌だなと思い、一応クッションは敷いて使っています。

リサイクルできない当時の作り方のものですし、今の時代には合っていないものなのかもしれないのですが、

ビンテージならではのこの風合いがすてきで気に入っています。

これからも大事に使っていきたいと思っています。

ショールーム開放日でした。

2023.08.13

今日はショールーム開放日でしたが、お盆休みの真ん中の日曜日でしたし、途中土砂降りでしたし、どなたもいらっしゃらなくても仕方ないよな、としょんぼりし始めた15時頃Sさんが来てくださいました。

「Instagramを見てきました。」とわざわざここに来てくださるだけで、とてもうれしいです。ありがとうございました。

そしてその後、もう一つうれしいことがありました。

スタッフのヒロセ君がご家族揃って(愛犬Rちゃんも)来てくれたのです。

「子供たちにも職場を見てもらいたいな。と思ったので。」とヒロセ君。

奥様は前にもいらしてくれたのですが、ショールームと工房を見て行ってくれました。

スタッフが友達や家族を連れて会社に来てくれるのは、「認めてもらえている。」と思えてうれしいです。

働き続けてくれているのだから大丈夫でしょ、とも思えるのですが、全く不満がない職場なんてないわけで、でも嫌いな職場なら、親しい人にわざわざ紹介なんてしないよなと思うので、ただただ私はうれしいです。

夏休み中の貴重な家族団らんの時間をありがとうございました。

次回のショールーム開放日はいつになるかわかりませんが、ご予約をいただければ、ショールームはいつでもご覧いただけますので、ご希望の方はご連絡ください。

今日も一日ありがとうございました。

メモ

2023.08.13

これがヒロセ君が描いてくれたスケッチ。

なるほどー。

明日はショールーム開放日です。

2023.08.12

明日8月13日(日)はショールーム開放日です。10時~17時(入場は16時まで)開けておきますので、ご予約なく、どなた様でもフリーハンドイマイに興味のある方はお気軽に見にいらしてください。 

家具やキッチンのことだけではなく、

「こういう風になるみたいなのだけど、誰に相談していいかわからない。」という、お家や暮らしにまつわることでも、経験からわかることはお伝えしますし、「この人に相談するといいかもしれないです。」とご案内することもできますよ。(もし答えられなかったときはごめんなさい。)

*ショールームにお入りいただく際には靴を脱いでいただく形になっております。

*駐車場はトラックの前に1台分、工房裏側に2台分のみございます。満車の際にはご利用できませんので、ご了承ください。倉見駅周辺のコインパーキングのご利用をお願いいたします。)

1枚目の写真がフリーハンドイマイの社屋です。ロゴマークが目印です。1階が工房、2階がショールームになっております。

小さいですがアイアンの文字看板が目印です。

この階段を上がると2階のショールームに入れます。

ここにある家具はすべて私たちの工房で作ったものです。御影石天板のオークのアイランドキッチンとバックカウンターがあります。

もう一つのキッチンは、チェリーとステンレス天板のŁ型キッチンです。

アイアンの脚のテーブルも展示してありますよ。

通常、工房を留守にすることも多いので、ショールーム見学は予約制とさせていただいております。

この機会にぜひ見にいらしてくださいね。

ハードメープルの食器棚の納品

2023.08.12

山の日は、所沢のKさんのところに食器棚の納品でした。

制作を担当したヒロセ君と今回のサポートはワタナベ君。

お盆に入ってしまったけれどどうかなあと思っていたら、案の定高速道路は詰まってしまって・・。と、いうことで、所沢までは一般道をひたすら走ってくれた二人でした。

どうにか予定時間よりも少し早めに到着できたようですが、お昼を取る時間もなく作業を始めてくれて、作業自体は問題なく完了。

・・・ちなみに今回のKさんの食器棚。コンセントを動かす作業などがない場合は、作業時間はだいたい2時間から3時間くらい。あとは現地の壁や床の状態などにもよって時間が多少前後しますが、半日は掛からずに終わるという感じです。


「今回はどうでしたか。」とヒロセ君に聞いてみると、「シャチョウ、聞いてくださいよ。これは絶対良いと思う施工方法なんですよ。ちょっと書いていいですか。」とメモ帳にいろいろと書き始めたヒロセ君。

「ノガミ君にはいいですねって言ってもらえるかどうかわからないですが(笑)、ワタナベさんはこれはやりやすいですねって言ってくれまして。」とうれしそう。

なるほど、たしかにスムーズに進められそうな方法で、みんないろいろ考えてくれているのだなあとうれしくなります。・・・

また、今回の形でいつもと違う見せ方にしたのは、ステンレス張りの天板の見せ方です。いつもはステンレスの1.0ミリの板を天板の上から張る方法だったのですが、今回は小口の縁取りが天板の上から見える感じ。より優しい印象に仕上がりました。

でも、ステンレスがずれないように張っていくのはなかなか気が抜けない作業で、細かい工程の積み重ねがこの優しさを表現しているのです。

また、扉は、前回のWさんのチェリーのサイドボードと同じ作りの端ばめで仕上げていてとても良い表情になりました。

本体に使用したメープルの突板は、木目の連続した様子が楽しめるようにロータリー挽き。食器棚1台でもいろいろな要素でできあがっています。

Kさんも楽しそうに設置工事を見守ってくれていたそうで、とても満足しています、といううれしいお便りもくださいまして、ひと安心。

Kさんがお持ちのメープルの家具たちに追いつくように使いこまれていくのが楽しみです。

夏季休業期間とショールーム開放日のお知らせ

2023.08.06

来週はお盆休みですね。私達は8月11日(金)から8月15日(火)の間、工房・ショールーム共にお休みをいただきます。
家具やキッチンについてのご相談・お問い合わせ・カタログ請求、木製雑貨のご注文についてのメール・お電話等の返信に関しましても、すべて8月16日(水)から順次対応させていただきますので、ご了承ください。
キッチンカタログ請求・木製雑貨ご注文分の発送につきましては、8月10日(木)の午前中までにご連絡いただいた分に関しては休業前に発送の手配をさせていただきます。
それでは皆様どうぞよろしくお願いいたします。

そして、8月13日(日)はショールーム開放日です。10時~17時(入場は16時まで)開けておきますので、ご予約なく、どなた様でも興味のある方はお気軽に遊びにいらしてください。 

家具やキッチンのことだけではなく、暮らしにまつわることで経験からわかることはお伝えしますし、この人に相談するといいかもしれないです、とご案内することはできますよ。

*ショールームにお入りいただく際には靴を脱いでいただく形になっております。

*また、駐車場は2~3台分のみございます。満車の際にはご利用できませんので、ご了承ください。)

「気にはなるけど、家具屋のショールーム見るためだけに寒川まで行って休日1日費やしちゃうのか‥。」とお悩みの方もいらっしゃると思います。

そこで、寒川のおすすめスポットをご紹介しますよ!

キッチンのお打ち合わせに来ていただくお客様がほとんど「帰りに寄ろうと思います。」とおっしゃる

寒川神社  

私たちも毎年お参りに行くところです。年末年始は人気で大渋滞ですので、今の時期はゆっくり参拝できると思います。夏の寒川神社も緑が濃くて気持ちがよいです。

アクティビティが楽しめるスポットは?という方は

ヤドカリ釣りが楽しめる

湘南釣り堀 (予約制)

様々なトランポリンを楽しめる

ピーストランポリン 

プロの方からスケートボードとBMXを学ぶことができる

寒川パーク (予約制)

天気が良ければ芝生の丘からは寒川神社の鳥居と富士山を望むことができる

寒川中央公園 

お土産には、

・倉見駅近くの自家製餡の和菓子屋さん 吉祥庵 

・倉見駅前通りにあるボリュームのあるカツや焼売のチキンロールが人気の 斉藤精肉店 さん

・安くて丸い大きなメンチカツが名物(有)御畜食肉センターさん(日曜日は定休日) 

魅力的な場所がある寒川、ぜひ遊びにいらしてください。

ふらっとお立ち寄り頂けたらうれしいです。

アイはまぼろしのように

2023.08.07

アイは気まぐれ。

朝は7時にご飯を食べたら、みんなが出社してくる前に「にゃあ。(オレはもう行くよ。)」とドアをカリカリやって出て行ってしまう。工房が暑いのかしら。

そのまま17時の町のチャイムが鳴るかどうかのころに再び外でカリカリと。私が気付かないとドアの向こうで「にゃあお。」と呼ぶ。

「おかえり。」

「にゃあお。(ただいま。)」

ひとしきりご飯を食べると、再び「にゃあ。(オレはもう行くよ。)」

時折、タケイシさんが仕事あがりに2階に上がってくるタイミングでアイに出くわす。

「おぉ、久しぶりですね。」

「にゃお。(そうかい。)」

ご飯を買いそろえたり、一番の世話を焼いているはずのアキコは、「私なんてアイちゃんのこともう何ヶ月も見ていないよ。」と淋しそうに嘆く。

アキコにとってはアイはまぼろしのようです。

先日、猫と建築社の中村さんとメールをしていて、「ノラ猫がノラ猫で居られる場所が少なくなってしまった」というお話に触れていました。昔はもっとおおらかでいられたように思えますって。

今の在り方がいいとかダメとかではないのですが、なんとなく猫と気軽に過ごせる時間が昔はもっとあっていろいろな思い出があったなあ、と中村さんと話していて振り返っていたのです。

みんなが元気で居られればそれが一番です。

籐の扉の玄関収納

2023.08.07

先日ショールーム入り口の下駄箱入れの交換をしました。

当初の、ナラ材柾目のものは奥行き浅めのものでしたので、大きいスリッパやサンダルを入れても余裕のある中の奥行き31cmのものに交換することにしました。

中身を出して、取り外して、位置を出し、
天板を取り付けます。
天板はタモ材板目のもの。実は、以前お客様から、「表情が好みではない。」ということで、倉庫で出番を待っていた板なのです。ここでお見本としてやっていくことになりました。これからここでよろしくね。

中は掃除がしやすいように化粧板を使っています。色は締まって見えるように淡いグレーにしたのですが、汚れも目立ちにくいですし、よかったと思います。

籐のシートは水に浸しておいて、柔らかくしてから加工していくそうです。

この時点でもうすでに涼やかですね。このシートは四ツ目編みという種類のものだそうです。

続いて、籐の扉がついていきますよ。
工房で籐担当になっているワタナベ君。
今回のデザインは、表面に丸芯を回しているもの。留め加工のものは(画像検索をする限りですが)あまり見ないので、興味のある方はぜひ見にいらしてください。きれいですよ。

扉の蝶番を取り付けるタケイシさん。
インパクトを使いこなしてて、かっこいいですね。(個人的にドライバーを使っている人の正逆転の切り替えをしているところが好きです。)

一枚目の扉をつけるヒロセ君。
「今度平日休みいただいてもいいですか。子どもが夏休みで帰ってくるので、空港に迎えに行きたくて。」


全ての扉がついて、最終調整するワタナベ君。
「籐の家具って、韓国の家具に多いらしいですよ。日本より寒い国のイメージあるんですけど、なんで籐の家具が特徴なんですかね。」
と、お話ししながらの作業。いいですね、夏休みですね。
扉を付ける作業の後は片付けるだけですから、みんなリラックスしてくるのでしょう。
前職で手術室にいた時も、閉創の時は、先生もお話したりしていたなと思い出しました。

籐の家具で気になるのは、中身の見え具合だと思います。
白く光が反射をするものを入れれば目立つかもしれませんが、それ以外では、よほど強い光が当たらなければあまり目立つことはないと思います。

こうしてみんなで取り付けた籐の扉の玄関収納。興味のある方はぜひ見にいらしてくださいね。

上品な

2023.08.04

昨日は、浦和から電車に乗り継いでYさんがクルミを使って食器棚を作るご相談にいらしてくださったのですが、その打ち合わせが終わっていろいろとお話をしている時、「イマイさんの家具は、今ではどうやって探したかはっきり覚えていないのですけれど、アイアンのある形とかが好きで、そういう形を探していた時にイマイさんのこのテーブルが目に留まって、アイアンだけではなくていろいろと上品に感じたのですよね。このテーブルの木の脚も見ていて何というか美しいです。」とおっしゃってくださいました。

上品に見えるのですね、なかなか自分では気が付かなかったのですが、使いやすくきれいな形にしたいという思いが、そういう表現となっていたのですね。うれしい言葉でした。

ちゃくちゃく

2023.08.04

いろいろと試行錯誤しながら頑張ってもやはり仕事に波はあるものでして、つい先日まで、「次のお話がまとまらないと少し手が止まってしまいそうで・・。」とか、「タケイシさんも材料が入るまで手が空いてしまいそうなので、現場に一緒に連れていきますね・・。」とか、手が止まってしまいそうという言葉が私を追い詰めるのでしたが、先週になって、急にいろいろと動き出してきて、反対にみんなの両手にあふれてしまうくらいのボリュームが手渡されたのでした。

そこで、みなさんの納期を確認しながら、それではこちらの仕事から始めよう、ここは私が受け持とう、なんてみんなでやりくりするのです。

仕事をするということはそういうことなのだろうと思っているんです。

それを必要とする人がいて、それを作り出す人がいて、その事が成されるために頑張る。そしてきちんとおいしいものが食べられる日々を過ごせる。毎日をきちんと過ごせることが一番清々しくて心地よい。

いろいろな喜怒哀楽がありながらみんなで一生懸命に取り組んでおります。

チェリーの家具たち

2023.08.04

いよいよ茅ヶ崎のSさんの設置工事が始まりました。施工はKさんからオーダー頂いたキッチンの制作の時にお付き合いが始まった久保田工務店さん。

そして、設計はMA設計室の福原さん。いつもの福原さんの細かい納まりですので、そのニュアンスを汲み取りつつ取り付けていきます。でも今回の家具たちはまだ序の口で、メインはクロス屋さんと左官屋さんが壁を仕上げた後に取り付けるキッチンと背面の食器棚です。

お盆が明けたら、再びやってくる予定です。