運動会延期の日

2016.09.24

20160924002朝はね、雨が上がっていて北の空がうっすら明るくなっていたのですけれど、校長先生の英断により運動会は延期に。
そして予定通り昼過ぎにはぽつりぽつりと雨が降り出した。さすが校長先生!
おかけで咳をしている子供たちにはよい休養になりました。

でも、せっかく頂いたこの時間、そして先日頂いた栗で作った甘露煮・・。

・・!ケーキを作ろう!
まずはスポンジを焼いて、ちょっと所用を済ませにお出かけして、帰ってきたら少し硬いスポンジをカットして、マロンクリームを作って、白いクリームでデコレーションして、雨が本降りになったおやつの時間の頃にできあがり。
スポンジがうまく膨らまなかったり、クリームが少し柔らかすぎたりいろいろ課題点はありますが(笑)、久しぶりにみんなでゆっくり何か作る時間ができてよい休日となりました。

さあ、明日の運動会は頑張ってくれたまえ?

全ての家具の設置が終わりました。

2016.09.22

201609220072016092200820160922001201609220022016092200320160922004201609220052016092200920160922010本日、ようやくOさんの現場が完了。長い時間を掛けた大きな仕事でしたので、まずは少し気持ちが楽になりました。
良い風が吹きますように。(湿気とんでいけ。)

KISSAKOさんのところに

2016.09.21

2016092100210月のRoute Magazineさんには、KISSAKOさんを取り上げて頂くことにしたのです。
先日、チアキがレッスンを受けさせてもらった時に、(イマイ家の女子はみんなKISSAKOさんのお料理を習っているのです。)「それなら先生に取材のお話ししてみてよ。」とアキコにお願いしたら、快諾してくださって。
それで本日、スイートポテトとみたらし団子を作るキッズレッスンにお邪魔してきました。
お久しぶりです、西原さん。
しかし、男の子も女の子も作るのが好きなんだねえ。洗い物まで「あたし、アワアワがいい。」なんて言いながらニコニコしながらやっている。
こういう作ったっていう経験が年頃になると、懐かしく手に思い出されるのさ。

なんて、百々さんがパシパシ撮影してくださっている隣でそんなことを思っておりました。

あれほど、迷ったステンレスのカウンターは、あの時「バイブレーションもいいよね。」って言いながらヘアラインにした天板がすっかりバイブレーションのような模様になっていて良い感じ。
あれからもう5年が経ちました。

湿気

2016.09.20

20160920002先日から降り続いた雨で谷戸のようになったこの土地では風が抜けなかったようです。
鎌倉のこんもりした丘陵地の麓に建つOさんのご新居は、なかなか手ごわい湿気が潜んでいるようで、キッチンのあちこちが動き出した。
鎌倉に住むかたの家具作りを何度となくしていますが、皆さん一様に「この土地の湿気は手強いですよ。」とおっしゃる。
キッチンのほかにもあらためて納品するテレビボードも動き出すかなあ。こわいなあ。

ミラーキャビネット

2016.09.17

Mさんの洗面脱衣所には幅いっぱいのミラーキャビネット。
これで、全ての家具の設置が終わりました。
あとは来月お引き渡しが終わりましたら、またご挨拶にお伺いします。

よろしくお願い致します。

家具の引っ越し

2016.09.15

2016091500220160915001荒川のWさんと言えば、「ずっと前から」のWさんです。8年前に作らせて頂いた家具たちを持ってリフォームした新居に据え付けるのです。
6月に一度こちらに引き上げてきた家具たちを新しい間取りに合わせて、再加工。さらに新たな使い方ができるように部材を追加して、本日ようやく設置してきました。
マンション1階で元のフローリングは直貼りだったのでその床の不陸と、躯体壁の歪みがあってレベル出しになかなか時間がかかりましたが、10時頃から初めて17時頃にようやく設置完了。
元の家具は日焼けして色濃くなっている部分。
同じナラでもこのくらい変わってきます。
新しい部分が古いところの色に徐々に追いついてきて数年後にはもっと落ち着いた印象になるでしょう。
日曜日にはやはり9年前に家具を作らせて頂いたお客様のところに新しい家具を持っていきます。
懐かしい人たちに会う日々です。

オーク柾目とステンレスバイブレーションのキッチン

2016.09.13

2016091300120160913003昨日はCreemaさんの伊勢丹さんイベントの最終日ということもあってバタバタしておりましたが、昨朝はありがたいことにお天気予報が外れて、時折晴れ間も見える良い天気の中、エバーグリーンさんからのご依頼でTさんのキッチンの設置を行なっていたのでした。
今回はコの字型のキッチン。そして、いつものようにL字の部分はステンレス1枚で作っているのでもちろん階段からは搬入はできないわけで、バルコニーをうまく使っての搬入になるのですが、エバーさんの計らいで今日の作業は私たちだけにしてくださっていて、現場もとてもきれいに片付いておりましたので、安心して搬入することができました。
設置場所の寸法も大工さんがきれいに作ってくださっていたので、予定通りの納まりに。
器具付けまで終わらせたら、あとは日をあらためて細かいパーツをつければ完了の予定。
私は、みんなで作業を頑張っている中を後にして、搬入で痛めた腰をさすりながら19時の搬出に間に合うように新宿へとトラックを走らせます。
月曜日の街はなかなかエキサイトな混雑でしたが、無事にどうにか小物たちとテーブルや椅子の搬出を完了。
1週間のうちに私が参加できたのは、週末の2日間でしたが、いろいろな皆さんが見に来てくれたことをとてもうれしく、そしてまだまだ私たちの出会ったことがない人がいることにやはりうれしさを覚え、そして、いろんな作家さんと出会える時間を持てたことに大変うれしく思ったのでした。
今試作している椅子の座面に今回知り合った作家さんの生地を使わせてもらおうと思っています。
もしかしたら椅子には向かない素材なのかもしれませんが、それが使われている様子を思い浮かべたらワクワクしたのです。
まずはやって見なくては。
手を動かさないと。

頑張っていきます。

「Creema meets ISETAN」終了しました。

2016.09.12

伊勢丹新宿店への出展、「Creema meets ISETAN」今日で終わりました。
初日のお客様の反応で、「普段PC使わない・Creemaさんを利用したことがない・フリーハンドイマイのことを知らない」というISETANさんのファンでご来場したお客様の反応に、どうアピールして繋げていけば良いのか戸惑っていましたが、初日に購入してくださったお客様の「使ってみてよかったから、また来ちゃったわ。」の言葉で、値段と規模は違うけど、キッチン・家具も木製雑貨も一緒なのだと改めて気づくことができました。
実際に私達が作ったものを使っていただいて、知っていただくことが大切で、その機会を作っているのだと。
自分でもその目的でCreemaさんへの登録や今回の出店へ申し込んだはずなのに、いざとなると忘れてしまっていたりするのです(笑)。
そして、今回の出展で初めて出会うことができた作家のみなさま。
ジャンルは違いますが、溢れる同ジャンルの作家達の中でどう自分たちをアピールしているか?の色々なお話を聞かせていただいて、とても勉強になりましたし、励みになりました。 だからマーケットへの参加は止められないですよね、色々大変ですが。それだけの価値はあると思います。
ご来店してくださったみなさま、伊勢丹新宿店のみなさま、Creemaのスタッフのみなさま、温かく接してくださいましてありがとうございました。初めての百貨店出展でわからないことだらけでしたが、困ることなく毎日店頭に立つことができたのは、みなさまのお陰だと思っております。とても嬉しかったです。
キラッキラで、ゴージャスな伊勢丹新宿店さんに親しみを持つことができたので、前より構えずに来店できそうな気がしています…。頑張って働いてお金貯めてから(笑)
そして、8日間泊まり込みで娘達と家の面倒見てくれたお母さん。お母さんが元気で居てくれて引き受けてくれたから実現できたことなので、本当に感謝しています。助かりました。本当にありがとう。
次のマーケットへの参加は未定です。秋頃には会社で毎年行っている工房解放とカフェ「クレミル」を行う予定ですので、またお知らせします。
また、いつかどこかで皆様にお会いできる日を楽しみにしております。ありがとうございました。

表彰式

2016.09.10

ハルカとチアキは絵の教室に行っているのですが、今回は、海老名の未来を描いた絵で有難い賞を頂きました。
ありがとうございます。
しかし、ハルカ大きくなったね。
伊藤教育長も理事長もニコニコで楽しそう。

悩む

2016.09.10

2016091000320160910004もう少しさりげない形にしたいなあ。
作って触ってみないと分からないところが悩ましい。

印入りのキッチン

2016.09.10

昨日はカナイ君とカイ君に沼津の平成建設さんの現場まで出掛けてもらいました。いよいよできあがったYさんのキッチンです。
イケメン寺本さんの監督のもと、天板の納まりや窓枠との納まりなど、今回もいろいろと勉強になるお仕事でした。
Yさん、楽しみにされていらっしゃったので、またあらためてご挨拶にお伺いしたいと思っております。
今回は、設計の石山さんの提案で、キッチンの正面に焼き印を押させて頂くことに。
ウェブサイトのロゴでお馴染の木の周りにフリーハンドイマイと書いてあるマークです。
あのマーク見ただけだと、どこにも「家具」って書いていないから、実は何屋さんか分からないのです・・(笑)
次回細かいパーツを組み込んで完成です。

そして、今日は、午後から私も伊勢丹に向かいます。16時頃になりますでしょうか。
お昼にハルカ(長女)のうれしいイベントがあって、アキコ(妻)は朝から伊勢丹に向かっているので、チアキ(次女)とバアバ(祖母)と一緒に海老名の駅前に行くのです。
おめでとう、ハルカ(長女)!

試作

2016.09.09

ただいま、いつもの大きな家具製作と並行して少し変わった形の椅子を作っております。
近々リビングの家具を設置に伺うAさんからのご相談が始まりだったのですが、椅子は机の上だけでは形がまったく見えてこないもので、まずは作ってみましょう、ということで試作をしております。
背骨が美しい柔らかい椅子にしたいと思っているのですが、まずはどのような感じになるかな。
Aさんに気に入ってもらえなかったらどうするかって。
好みは人それぞれですものね、私もそこまでは分かりませんが、大丈夫です。
私はもうすでにお気に入りです。

三好さんのところへ

2016.09.07

先日取れてしまった歯のつめものを入れてもらうために向かったのは、もちろん三好さん
表からは歯医者さんと分からないような柔らかい外観のアプローチを進んでいくと、懐かしい再会。

三好さんの下のお兄ちゃんがたまたま私たちのウェブサイトを見付けてくれたおかげで始まったあの時のお仕事。歯医者さんの家具を作ると言う機会はなかったものですからとても楽しく良い勉強になったのでした。
あの時の、チェリーはもうあめ色に日焼けして、ロータリー挽きのメープルもあめ色になっておりました。ウレタン仕上げで陽射しが直接入らないこのような場所でも木ってどんどん変化します。
「あの、実はここの家具を作ったものなのですが・・。」と受付されている可愛らしい女性にお声掛けさせて頂き、写真を撮らせて頂きました。
(怪しげに見えなかったかしら・・。)

「おぉ、イマイさん。もう7年も経ちますね。」と、三好先生。お医者さんと言うよりはスポーツマンな感じの大柄な先生ですが、とても優しいお人柄で、つめものの他の相談にも乗ってくださいました。
「イマイさん、これは食いしばりですね。気づかないうちにギュって歯を食いしばっちゃっているんです。ほら、この歯の裏が盛り上がってきてるでしょう。」
ホントだ。
「力が入ってこぶみたいになっちゃうんです。放っておくと、もっとこぶが盛り上がっちゃいます。だから、もっとリラックスして、休む時はなるべく休んでくださいね。」

ありがとうございます。また何かありましたら相談に乗ってください、先生。
お世話になりました。

伊勢丹新宿店に出店します!「Creema meets ISETAN」

2016.09.06

無事、搬入・ディスプレイを終えました。
今回100名の手作り作家達が集まったこのイベント。
いつも通販サイトで見ていたものを手にとってご覧いただける機会です。しかも新宿伊勢丹で。
お近くにいらっしゃる方はぜひ遊びに来てください。
「Creema meets ISETAN」
9/7?9/12 10時30分?20時まで。伊勢丹新宿店7F催事場開催です。
(最終日は18時までです。)

コーリアンを使った2世帯のキッチン

2016.09.04

201609030012016090300320160903004この春から秋に掛けて、これから湘南に住む予定のみなさんからのキッチン製作の依頼が重なっておりましたが、もうすぐでひと段落を迎えます。

昨日は、逗子の少し高い山の上にご新居を建てるMさんのキッチンの設置でした。
先日1階のキッチンと2階の食器棚の設置を済ませていたのですが、「タイルも梁終わりましたのでどうぞ。」とすばらしい建築をされる楽居の井上さんから連絡を頂きまして、取付に入らせて頂きました。
1100m×2700mmのコーリアンの天板は無事に屋内階段から揚げることができ、柱の細工も井上さんがあらかじめ加工してくださっていたので、無事に設置完了。
とここで、問題が・・。
一緒にご依頼頂いていた洗面質の吊戸棚。この戸棚と窓を開閉するクルクル回すハンドルが干渉してしまいクルクルならない・・。しまった、そこまで見落としておりました・・。
すると、井上さんの提案で、「もしかしたらこのハンドル、短いものがあるかもしれません。」と。
建具屋さんがちょっと調べてくださることになりまして、もしそういうものがあればOK。ない場合は吊戸棚の幅を少し縮めましょう、ということに。
次回その工事と、ガゲナウの食器洗浄機が現場に入ったら、もう一度施工に伺います。
引き続きよろしくお願い致します。

ラワン拭き漆仕上げのキッチンと背面収納

2016.08.31

2016083100220160831003201608310042016083100720160831005以前に平成建設さんのショールームのキッチンを作らせて頂いた時にクスノキを拭き漆仕上げにしたのでしたが、今回はとても野心的な素材と言うべきなのか、懐かしい素材と言うべきなのか、ラワンを使ってキッチンを作らせて頂いたのです。昔の建物を見るとよくラワン材が窓枠に使われていたりして私は個人的にその古めかしい印象として好きなのですが、素朴な表情がなかなか遠慮されてしまう素材でもあります。
特に近年は、下地材として使われてしまうことが多いので、なかなか表には出てこない素材です。
それを仕上げ材として使い、漆で仕上げるというのですから、どんな感じになるかは私も見るまで楽しみでした。
取付は先日までにおおよそ完了していて、今日は、細かいパーツの取付と、スライドレールの調整などをしてきたのです。
「先日から見学会を開いているのですがとても評判が良いのです。」と今回このコンセプトを持って来て下さった設計の和知さん。
「とても良い仕上がりになって、私も塗っていてとても楽しいコラボレーションでした。」と塗師さんでもあり、大工さんでもある有賀さん。
みんなで形を考えて、私たちが作って、平成さんが塗って。
楽しく興味深いお仕事でした。
間もなくお引き渡しということでここでどんな暮らしになるのか、それも楽しみ。
平成さんとは、5年前に三島のKさんのキッチンを作らせて頂いた時に初めてお付き合いさせてもらってから早5年。みなさん、お若い方が多いこともあってとても柔軟で興味深い形作りを提案してくださいます。
だから、それにこたえるのはなかなか大変な部分もあるのですが、とても勉強になります。
今回もとても良い経験ができました。
ありがとうございました。

この数日は

2016.08.28

しばらく前に奥歯の詰めものが取れたのです。これはいけないと思い、いつもお世話になっている三好さんに予約の連絡をしようと思ったのですが、なかなか仕事の手が空かず、(という言い訳なのかもしれません。)連絡をしないままでした。
それでは歯に物が詰まってしまう、と思いいつもよりもよく歯磨きをするようになり、ツルッとしていないとどこか気分が悪いと思えるようになってきたくらいです。
災い転じて福となったかどうかは分かりませんが、少なくとも歯をよりきれいにしたいって気持ちになることはできました。(早く行かなくちゃ。)

私たちの仕事は、どちらかというと必要とされる人からの相談があって成り立つもので、幸いなことに今まではいろいろな皆様から絶えずお話を頂いておりましたので、いつも忙しくさせて頂いておりました。
今なおありがたくお仕事を頂けているのですが、どちらかというと待っているようなスタンスで仕事に取り組んでいるこのままで良いのだろうか、そう思うことも時々あったのです。
そんななか,この1週間で懐しい二人の友人に会う機会があったのです。

二ヶ月ほど前に新しい会社を立ち上げてその内覧会を開くから見に来てくれないか、という誘いをもらっていたのですが、こちらの都合が合わず、先延ばしになってところ、ようやく予定があって先日の火曜日に会うことができた友人がいます。
高校時代からの友人で、ずっと建築の勉強をしていて、自分で設計事務所を開くことができて、そこからさらに自身の設計に自分の作ったものを導入したいという思いから、メーカーになることを始めたのだそう。
「設計の方は、ひとまず自分が思っていたところまでは進めることができたと思う。次は自分の設計の中に自分で作ったものを組み込んでみたいんだ。」
設計と、メーカーとでは勝手が違うから、大変なことが多いと思うのですが、頑張って欲しいと思いつつ、今の自分と少し先の自分をきちんとつなげていこうとする積極的な姿勢に彼の行動力に触発されるものがありました。
続いて金曜日にもともとインテリアが好きだったのが高じて、やはり建築士の資格を取って設計をしている高校時代の友人にあったのです。彼とは、先日キッチンを作らせて頂いたMさんの工事の時、たまたまその彼が勤めて会社さんが施工を担当してくれたのでした。それがきっかけでそのMさんのご友人のSさんのキッチンも今度作らせて頂くことになったのですが、その時の施工も同じその会社さんが行う予定なのです。
それなら、一度挨拶に行っておこうと思い、こうして今回彼に会う機会ができたわけです。
電話では少し話していたけれど、会うのは20年ぶりくらいです。でも、やはりあの頃の気持ちはそのままで高校時代と変わらない風貌や声に懐かしい気持ちでうれしくなったのでした。
「大学を卒業した後に大手のスーパーに就職したけれど、なんとなく、販売ではなくもっと自分で作る仕事をしたいって思ってさ。それからあらためて学校に行きなおして、建築士の資格を取って、それで今こうして設計の仕事をしているんだ。」とどこか誇らしげ。
この会社さんは、リフォームではとても名前が知れている会社さんで、その設計のスタッフは設計だけを受け持たせてくれるのだそう。
「設計以外の他の仕事を覚えることも大切なのだろうけれど、この仕事に専念させてくれるという環境はとてもうれしいんだよ。じゃあ、ダイスケ。飯でも行こう。」
そう言って昼ごはんを久しぶりに二人で食べたのです。
お腹がいっぱいになってひと心地ついている時、ふと彼が呟いたのでした。
「でもやっぱり同じ仕事を続けるというのは大変だよ。モチベーションを保つのがね。贅沢かもしれないけれど退屈に思えてしまうこともある。」
そうだよね、確かに自分でも時々そう思ってしまう時があります。
みんなの家具を作っている、と思っていても、同じ日々の繰り返しのように思えてしまうことがあります。
楽しい、という気持ちよりももっとつまらない思いが先に見えてしまうこともあります。
それでも、私も彼もその与えられた仕事の中で、最良を尽くすことが自分にとっての最善であると思いながら、悩みながら前を向いて進んでいくのです。
その最良の仕事を目指しながら、さらに少し先のことを見つめながら、前に進む新たな覚悟を持っていこう、とふと彼らにあってそんな元気をもらってきたのです。
そのもらって元気が、抜けてしまった詰めもののようにツルッとした歯のように次の新たなステップへのきっかけにしていこう、そんなふうに思った1週間でした。
こうして、夏の休みもきちんともらったし、友人たちからも元気をもらったし、これからは一層頑張らなくては。

ということで、本日は午前中に越谷のFさんの現場を確認して細かい打ち合わせを行なってきた後に、(夏休みじゃなければ、大好きなkoushaさんに立ち寄りたかった・・。)Houseゼロの大浦さんに声を掛けられて、二宮のMさんの現場を確認してきたのでした。
Mさんの現場の帰りに、ふとMさんがガレージに案内してくださって、大切に手を掛けている車を拝見させて頂いたのでした。

「んっ、写真、ブログに書くんだね。いいよいいよ。(笑)ちょっと変わったおじさんのキッチンを作ることになったって書いてくれていいよ。(笑)」

キッチンももちろん楽しみだし、次回またこの車を拝見させて頂けるのも楽しみです。

そのあと日も暮れてしまった頃、ようやく帰宅。
どうにか夕ご飯に間に合いました。
子供達ときゃあきゃあ言っていられるのも今日で終わり。
二人は明日からちょっと早い新学期が始まるし、私もアキコもまた忙しい日々が始まります。

頑張ります。

よろしくお願い致します。

ウェブサイト更新

2016.08.25

モダンリビング賞を受賞したナラのステンレスバイブレーションのキッチン土間
内田雄介さん設計のリノベーションした家に設置させてもらったZさんの美しいキッチンの記事と、

コーリアンとクルミを使ったセパレートキッチン豊かな色
Design Sourceの小林さんからのご依頼で作らせて頂いたドイツ人のオーナーさんの魅力的なデザインのキッチンの記事と、

システムキッチンを木で囲って木のキッチンを作る響く声
歌い手さんでもあるYさんのキッチンを木で囲うことでとても魅力的な空間に変身挿せることができた記事の3つのお話を掲載しました。

Sさんのクルミの食器棚

2016.08.19

2016081900920160819006201608190052016081900820160819007私は結局、今日初めてご主人とお会いしたのでした。
「いやいや、イマイさん。このたびは大変お世話になりました。」と快活な声。
打ち合わせから納品まで奥さんとやり取りしていたので、ご主人とお会いするのが楽しみだったのです。
でも、奥さんから、「facebookでイマイさんをよく見ているようで、私よりもイマイさんのこと詳しいんですよ。」と言うすてきなお話を聞いていましたので、初めて会うのに初めてじゃない気がしますね。
「私はもともとそれほどインテリアや家具に興味はなかったのですが、結婚して家のことを考え始めたら、だんだんと気になりだしてしまって。」と言って、以前にオーダーされたというチークのオーディオボードやBC工房さんの椅子、PFSさんのソファなどいろいろと見せて頂きました。
「イマイさんの家具はね、何と言うかアメリカよりはドイツっぽいんです。もちろん手の跡が残る形なのですが、ピシッとしていて、手作り感だけじゃない美しさがあるっ!」
おぉ、そんなうれしい言葉、初めて言われました。照れますね。
と、ご主人のお話が大きく盛り上がっているところで、奥様がしんみりとひと言。
「私この家具の中で一番気にっているのはここなんです。」
そう教えてくれたのは、本が並ぶスペース。

ここはもともとちょっとした書き物とかができるようにと考えたデスクのようなスペース。まだハイチェアを用意していないということもあって、奥様のこのようにアレンジして使っていらっしゃいました。
もともとの使い方と違って、自分で使いやすくして、それでいてとてもさりげないスペース。
オーダーするだけではなく、きちんと自分の家具になっている感覚。
その言葉にそういう美しさを教えてもらった気がします。

だから、今日ご主人tの奥様から頂いた言葉はとても大切な宝物です。

「またこんどゆっくりいらしてください。おいしいランチが食べられるところが近所にあるのです。」

それは楽しみ。

再びめずらしい素材の使い方

2016.08.19

201608190032016081900420160819002いよいよキッチン本体の塗装が完了したということで、平成さんの加工場にカナイ君とナカガワ君、そして、独立して頑張っている村上君の3人で向かってもらいました。そう、今回の仕上げは、平成さんが仕上げてくださる拭き漆仕上げ。仕上がった部材を引き取ってそのまますぐ近くの現場で取付。
あとは、細かいパーツを機器設置後の寸法に合わせて製作して取り付けて終わりの予定。
表面の素材が何かは次回の作業後にまた次回ご紹介しますね。
フフッお楽しみに。

夏季休暇のお知らせ

2016.08.12

これからお盆休みに入りますね、お休みの方もそうでない方もいらっしゃると思います。お疲れさまです。
私達は8月11日(木)~8月17日(水)の間、お休みをいただきます。
家具についてのご相談・お問い合わせ、カタログの請求、木製雑貨のご注文についてのメール・お電話等のお返事に関しましても、全て8月17日(水)から順次対応とさせていただきますので、どうぞご了承ください。
それでは、みなさまよろしくお願い致します。

ウェブサイト更新

2016.08.11

節アリオーク材とステンレスを使ったペニンシュラキッチンとバックカウンター今から11年前にオーダーキッチン製作のきっかけを作ってくださった茅ヶ崎のKさんご友人のKさんのうれしいお話と、
ステンレストップのチェリー材を使った食器棚ずっと前から私たちのことを知ってくださっていたIさんとのお話と、
タモの格子のデザインが特長のリビングボード建築士の大和のKさんがきっかけで知り合うことができた工務店さんから頂いた和風な意匠のチェストの記事の3つのお話を掲載致しました。
よろしければご覧くださいませ。

移り変わる物語り

2016.08.11

2016081100320160811002今日は、以前に大きなリビング収納を作らせて頂いた藤沢のSさんから、新たにご相談頂いていた食器棚の取付にノガミ君と出掛けておりました。
上が施工前。下が施工後。こうした写真って昔よく見ましたね。
「こんなにきれいに生まれ変わるんです!」って。
それは新しくなったら、何でもきれいに映りますから目を引くかもしれません。
でも本当に知りたいことは、きれいになった姿だけではなくて、どうしてこの形になったのか、ここになるまでにどういうお話があったのかが知りたいって私は思うのです。
だから、前にも書いたかも知れませんが、書きますね。

Sさんにはそのリビングの家具を設置した後に、新たな相談を頂いていたのです。
Sさんの部屋の間取りは、キッチン、ダイニング、リビングがワンルームになっていて、そのリビングに少し背の高いベンチのような置き畳があるのです。この置き畳があるスペースがリビングで、テーブルがあるスペースがダイニングと何となく仕切られているのですが、「それをもっとはっきりと分けられるような間仕切りとなる家具がほしいのです。それから、いつもここで簡単な朝の支度をするのにお化粧道具などをこのワゴンに置いたままなので、きれいに整理できるようなものにもできたらいいなと思っているのです。」と、オーブントースターとお化粧道具などが混ざって置かれたワゴンを示してお話ししてくださいました。
「分かりました。」とさっそく詳しいお話をお聞きしたのですが、私の頭の中は間仕切りを作るイメージが浮かぶよりも、その奥に見えているブラインドが掛かった窓と、そのスチールのワゴンの組み合わせが気になっていたのでした。そして、私の座っているテーブルの後ろにある食器棚も。
「Sさん、この窓はいつもブラインドを閉めていらっしゃるのですか。」
Sさん、ちょっと寂しそうに、照れくさそうに微笑みながら、「ええ、ここに庭を作ったのは良かったのですが、向こうのアパートを出入りされる皆さんからこの部屋が丸見えになってしまうのです。庭をいじる時間も普段が忙しくてなかなか時間が取れないので、いつもブラインドを掛けているのです。」と言いながらブラインドを上げてくださいました。
芝があって、気持ちの良い庭が見えました。
「そうなのですね。これほどきれいなお庭なのに。
実は今、私はお話を聞いていて思ったのです。できればこの庭をいつも眺められるようにできたらいいなって。」
「・・?」とSさん。
「置き畳のそばに間仕切り収納を作るよりも、後ろの食器棚にもう少しものを整理してしまうことができるかも知れないって思うのです。」
Sさんのお婆ちゃんも奥さんも不思議そうに顔を見合わせます。
「このオーブントースターや細かいもの、そして、食器棚の前に並んでしまっているものを整理できる場所を作る方が、無理に間仕切り収納を作るよりも使いやすい収納になるのではないかと思っています。食器棚がきちんと整理できれば朝支度の道具をしまう場所もできてくると思います。そのあとに、お庭に手を加えていくというのはどうでしょうか。もちろん、庭いじりは私たちの仕事ではできないことがあるので、専門の方にお願いして、目隠しとなる衝立を立てたり、立ち木をうまく植えたりすることで、お向かいのアパートさんとうまく視線がずらせると思います。そうできれば、ブラインドを開けることができるし、そうなればブラインドの前にこうして細かいものを置いてしまうことも無くなるんじゃないかって思うのです。庭が見えればm「自然とここはダイニングとしてきちんと使うことができるように思えるのです。
そのあとに、どうしても間仕切りのようなものが必要ならまたお声掛け頂ければうれしいですし。」
「なるほど、イマイさん、面白いです。」
そういうお話のやり取りがあって、間仕切りを作る予定が食器棚の改装をすることになったのでした。

お話しするって面白いのです。

アメリカンチェリーのL型のキッチンと背面収納

2016.08.10

鎌倉の魅力の一つに路地がありますが、今日はその入り組んだ路地の先にあるYさんのキッチンの設置工事でした。
鎌倉駅から大仏様に向かう通りの脇に車を寄せて荷下ろしをするのですが、きっと目の前のお店の邪魔になってしまうだろうなあ・・、と心配していたのですが、特にお叱りを受けることなく、スムーズに荷下ろしさせてもらえたのでした。ホゥ。
そこからは手運びです。車が現場の前に付けられないので細い路地を抜けていくのですが、この路地に入るとなかなか周りの視線が冷たかったりして焦ってしまうわけです。
そのようなわけであまり路上に置いておくわけにもいかず、運んだそばから屋内へと運び入れるのですが、今回のキッチンは3階。設置場所に辿り着くのも一苦労で、外壁沿いに建つ足場を使って、しぼれるくらいの冷や汗をかきながらキャビネットたちを手渡しで会場へ上げていきます。5人で来てよかった。ホゥ。
そうして、最後に一番心配していたL型のステンレスの天板の荷揚げ。Yさんの階段のプランが幸いして、この大きな天板が屋内から運べたのでした。ホゥ。
もうこれで、ひと安心。
あとは製作を担当したノガミ君にカナイ君が今回はサポートする側になって、ナカガワ君がその補助をして、作業を進めることに。
私とカイ君は、コバヤシ君が残って作業している工房まで一足先に戻ります。
ノガミ君、お願いしますね。

そして、夜8時過ぎに無事に戻ってきました。
「細かい作業が残ってしまいましたが、ほぼ形を決めてきました。」
ということで、まずは一安心。明日から3名のスタッフが夏季休暇に入り、休みをずらす私とノガミ君は藤沢のSさんのところまで取付工事。
何かご相談などがございましたら、18日以降にお伺いできますのでお願い致します。
または、メールでしたら毎日確認しておりますので、お気軽にどうぞ。
では、おやすみなさい。