日記「自由な手たち」

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おにぎりコミュニケーション

夜一緒に夕食を食べられてご飯が余った時はおとうさんがおにぎりを作ってくれる時があります。
これが朝ごはん派のチイとおとうさんの朝ごはんになります。
おとうさん「チイ~、おにぎりの中身、ツナ?おかか?こんぶ~?」
チイ「こんぶ~。」
というこのふたりだけのやりとりが微笑ましくて好きです。
一方、JKになったハルとおとうさんはよくホラー映画を見ています。
チイは怖いのは苦手で、私は途中で疲れちゃって見ていられないので。
このふたりだけのやりとりは眉をひそめて見守っていますが。(笑)
娘二人が年頃になってきて家族みんなでリビングで過ごす時間が減ってきていますが、こういうコミュニケーションがあればお仕事で家に不在なことが多いおとうさんでも大丈夫なのではないかなと思っています。
写真の時は本当に一口分しか残らなかったので、飯高さんのお猪口にのせてお顔をつけたおにぎりになりました。

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タモのダイニングテーブルとテレビボードの納品

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この前設置が終わったキッチンと隣に並ぶダイニングテーブルの納品。
テーブルはタモで作っています。
最近C面取りで仕上げるのが好きになってしまって、先日納品したGさんのテーブルや今度設置する七里ガ浜のNさんもそういう仕上げにしています。
東戸塚のSさんの家具もそうでしたね。
風がうたう
懐かしいけれど、カチっとした表情になるから良いです。
今日はみんなお休みでカイ君だけがお休みを振り替えて作業をしてくれています。そこで納品は久しぶりにアキコと。
子供たちが生まれるまでは二人でちょこちょこと来てましたね。

内田さんもいらっしゃって、納品を手伝ってくださいました。
すみません、いつもありがとうございます。
とても良い印象に納まりました。

そう、テレビボードも持ってきたのですが、これはずっと工房で展示してあったもの。
いつ頃作ったか忘れちゃったけれど、今は島根で頑張っているテライ君が作ったんじゃなかったかなあ。
今ではテレビも置かなくなってしまって少し寂しそうにしていたところ、Oさんが使ってくださるということになり、扉のないオープンな形だったので、そこに格子の扉をつけて、両端の引き出しにも格子の意匠で合わせて納品。
すてきな場所に置かせてもらうことができました。

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感染防止対策について

私たちが行なっているコロナウィルスの感染防止対策についてきちんとお伝えしていませんでした。
お互いに「やっているだろう。」「大丈夫だろう。」の憶測だけでは、不安に感じるお客様もいらっしゃるかもしれませんのでお知らせさせていただきます。
①ソーシャルディスタンスの確保
ショールームでの打ち合わせは1日2組まで、午前中1組午後1組と限定して調整して受け付けております。
それ以上の同時入店はお断りしております。来店前にご確認をお願い致します。
②従業員及び来客時の保健衛生対策の徹底
・スタッフ全員マスクをして従事しております。お客様のご来店時にもマスク着用のご協力をお願い致します。
・入口にアルコール消毒液を置いてあります。入店時に消毒のご協力をよろしくお願い致します。
・従業員には体調不良時の出社は控えてもらっています。お客様も来店の予約時に体調不良の場合には来店をご遠慮いただき打合せ日時を再調整させて頂ければと思います。
③共有物の衛生管理・換気の徹底
・展示物・打合せ使用サンプル等の消毒。
*今までお子様用のおもちゃは消毒して使用しておりましたが、心配なため、感染が終息する間まで片付けさせて頂くことにしました。お子様連れの場合には、お気に入りのおもちゃなど持参して頂ければと思います。
・窓を開けて常時換気をしております。雨天時・暑い時には、窓を閉めますが、エアコンをつけて、空気清浄機をつけて対応していきます。
・トイレは今まで通り使い捨てのペーパータオルを使用しております。
・打合せ中のお飲み物は共通の食器の使用を避けるため市販のペットボトルのお茶かコーヒーをお渡ししております。
万が一弊社内に感染が発生した場合には利用者の方々に情報提供をしていきます。
この先更なる対策が必要になる場合には順次対応していきたいと思います。
これからも皆様のご協力をよろしくお願い致します。

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少し離れた町まで

「他県への移動はなるべくお控えください。」と言われているなかですが、ありがたいことにお声を掛けてくださる皆さんがいらっしゃって、先日は長野県でキッチンのリノベーションを行なうということで、そして本日は山梨県で新築を建てるというお話を頂いて、静かにお伺いしてきたのでした。
とてもありがたいことです。
かえりみち、ふと思い出して猿橋を見てまいりました。
いつ見ても不思議な造形で見ているとワクワクしますね。平日のこの時期ということもあって、ひっそりとした様子で聞こえるのは下方の水の流れる様子だけ。
懐かしいなあ。
まだアキコと結婚する前だったかな、ここに来たのは。
まだ、ケータイもスマートフォンもなくって、文字電話で二人やり取りしてた頃だね。
文字電話知ってるかなあ、みんな知らないだろうなあ。
まわりで誰も持っていなかったもの。
懐かしいなあ。

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タモのペニンシュラキッチンと食器カウンターと電話台

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マンションのキッチンをリフォームさせて頂くことになりまして、今までついていたキッチンの上の吊戸棚を取り払い、大きな食器棚も取り払ってすっきりとした印象のキッチンにすることができました。
最近は大柄の材を使うことが多く、今回はとても良い表情の板を使うことができました。

「今までため込んでしまったものたちは残念だけれどもうそれほど使わないし。主人と二人だから使う食器も決まってきてしまうの。」とにこやかに奥様。
良く見せて頂くと、使い込んだキッチンの下に大きなシミが。
「だいぶ前から漏れていたようなのよ。」とどうやら水栓のシャワーホースから水がジワリと浸みだしていたようです。
さいわい1階でしたので水漏れで大ごとにはならなかったのですが、こういうことがやはりあるのだなあと勉強になります。
私たちが作らせて頂いたキッチンでも経過4年で水栓のシャワーホースの水が浸みだしたことが一度ありましたので。

今回、内装工事を担当してくださったのは、kotiの伊藤さん。いよいよ伊藤さん自身でリフォーム会社を立ち上げてくださったので、これからいろいろと相談に載って頂けそうでうれしいのです。
その一緒にさせてもらう最初のお仕事が今回のTさんのリフォーム。
伊藤さんとのきっかけも最初はお客様としてキッチンを作らせて頂いたことがきっかけですので、とても仕事がしやすくて助かります。
このあとも2件のお客様のリフォームのご相談をさせて頂いてます。
仕事がしやすい環境が在るということにたいへん感謝しております。
よいかたちを届けられるように頑張っていきます。

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木のトレイを買いました。

今までマンションで階段がない生活でしたので、トレイを使って運ぶ暮らしをしていませんでした。
引っ越してから家族でトレイが欲しいねという話になりました。
家具屋ですから、「おとうさんに時間がある時に作ってもらおうか。」と言うと、
チイ「木じゃないやつの方がいいな。」
おい、家具屋姫。(笑)
ということで雑貨屋さんに出掛けた時に色々探していたのです。
「これかわいい!」と見つけたのはリサ・ラーソンさんの絵が描かれたトレイ。
「ぶーネコにゃんにゃんの赤いのいいね。」ということで、この赤いトレイになりました。
我が家ではずっとこの猫の絵を「ぶーネコにゃんにゃん」と呼んでいたのですが「マイキー」という名前があったのですね。
今まで知りませんでした。

私「チイちゃん、このトレイ木製なんだよ。プラスチックみたいに見えるけど。」
チイ「え!ほんと?」
私「うすい木を重ねて圧着させてあるんだよ。白樺の樹だって。裏を見ると木目だし、ふちをよく見ると何層にもなっているでしょう。」
チイ「へ~、すごい!」

同じ木製でもうちでは絶対に作れない形なので使っていておとうさんも気になりませんね。
うちの技術で作るともっと厚みが出て重くなるから子供には使いづらいものになってしまうだろうし。
同じ材料でも技術で叶う形は違うのだなと改めて勉強になります。
大切に使っていこうと思います。

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KUMA鍛鉄工房さんへ

横浜のKさんに、「ペニンシュラキッチンのガスコンロの奥にはオイルガードをつけたいのです。」とご相談を頂いておりました。
私たちのキッチンにはこのオイルガードというものをつけないことが多いのです。
ここにガラスの板が立ったり、アルミのレールが付いたりする印象が異質に感じてしまいまして。
でも、今回のKさんのオイルガードは鉄とガラスで瀟洒な印象に。
この形なら良い雰囲気にまとまりそうです。
そこで今回は、いつも独特の表情のハンドルを作って頂いているKUMAさんに制作をお願いすることにしたのです。
で、さっそくKUMAさんのアトリエに。
11年ぶりの来訪。うれしい。
あの時一緒に来たカワグチ君とスズキ君はとっくに独立しちゃって福岡と山梨で頑張っているので、今日はアキコとです。
KUMAさんあの時と変わらないいつもの穏やかな物腰で、いろいろと相談に乗ってくださいました。
「鉄が錆びていく様子はすてきなものなのです。」
「錆びると危なくなるのは肉厚の細いパイプだったりするのですが、こうして鉄の塊が錆びていくのに危ないことはあまりなくて、美しいですよ。」
私は経年劣化という言葉があまり好きではなくて、経年変化と呼んでいるのですが、錆って劣化だと思ってどこか遠くに感じていたのです。錆びてもろくなる、怪我をする、汚れるなどなど・・。
でも、今日、アトリエの前に立ってチャイムを鳴らす時にそのチャイムの上にあるKUMAさんの表札が見事に静かにきれいに錆びていたのです。
先ほどの言葉を聞いた時に、その表札が思い出されて妙にしっくりきて、今まで遠くに感じていたものが今すぐ触れたい距離になったのでした。もちろん、汚れるでしょうし、ざらつきは出てきます。
でも、静かに均一に茶色くなっていく様が美しく見えてしまったのです。
へぇ。
感覚って不思議です。

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タモ板目の表情が良いアイランドキッチン

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こういう大きな柄の突板を使うと、とても色や表情の豊かな仕上がりになりますね。
細かいメンテナンス作業をするために日暮里のFさんのところにお伺いしました。
このあたりは、どこか懐かしい町並みで、祖父母の住んでいた文京区あたりを思い起こさせるのです。
Fさんのご新居は築年数の古い小さなエレベーターのある集合住宅で、そこをFさんらしい古く良いものを取り入れて暮らしているすてきな空間でした。
そこに食洗機の調整に伺ったのですが、床にはいつくばって作業をしていると、どことなく祖父母の家のような香りが漂ってきました。
具体的に言うと、祖父母の家は大きなお仏壇があって毎日お線香を欠かしていなかったので、お線香に匂いと、祖父が吸う煙草のにおいと、祖母が漬けるぬか漬けの匂いがほどよく混ざり合って、特にあのお香の香りがするとふっと懐かしい、祖父母の家の丸いちゃぶ台が思い起こされるのです。
当然Fさんのうちには煙草もないし、お香も焚いていらっしゃらなかった。
なんだろう。
町の空気かな。この集合住宅のエントランスで準備をしている時もご年配の方々と若い方々が入り混じって和やかに往来を行きかっていました。
怪しまれないように、「こんにちは。」と通りがかる人にお声掛けすると、皆さん快く挨拶してくれて。
町の空気が和んでいるのですね。

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くるみの部屋

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Iさんから追加で頼まれていた扉の取付と、前回残念ながら取付できなかった洗面台の化粧板をつけにお邪魔してきました。
前回、クルミ材を使った食器棚を作らせて頂いて、それに合わせてリビングから見た印象も整えられたら良いなということで、クロスで仕上がっているキッチンの側面と背面にクルミの板を取り付けて、私たちの作るペニンシュラキッチンのような印象を作ったのでした。
食器棚は食器棚で細かい加工があったり扉に反り止めの金物をつけたりと、作るのは大変ではあるのですが、工房で加工ができるので、私たちのリズムで家具作りを行なうことができます。
今回のように壁にクルミを取り付けるような造作になると、現場ので作業量がとても多くなり、また、作業を始めてみないと読めない部分もあったりして、工房で作るのとは大きく違う緊張感があるのです。
特に今回はバックパネルとサイドパネルを留で納めるということ、キッチン側も少しクルミを張り込むので、その部分をどう仕上げるのか、私も事前に現地を見ながらあれこれイメージしていたし、制作を担当したノガミ君もあれこれイメージしながら現場で作業しやすいように製作を進めていってくれます。
それでもどうにも読めない部分はあったりするのですが、そういうことがあってもとてもきれいに納めることができました。
特に留め加工部はとてもきれいに納まりました。
昨日伺った時点でこの湿気の多さでも問題なく納まっていましたし、食器棚の扉が見た感じ大きく伸びたりもしていませんでした。
(多少伸びているのでしょうけれど、ヨコ目なので使い勝手に支障が出るような動きにはなっていなかったので良かったです。)
私の自宅の洗面台の扉は拝み部分もうこすり始めているし、トイレの戸も少し錠のストライク部分に擦り始めているのに、Iさんのところではそういうことが出ていないのが幸いでした。
でも、そのうち木の動きは出てくると思いますので、使いづらい部分などが出てきたらおっしゃってくださいね。
そして、もう1点がこうしてキッチンの周りに木製パネルを取り付けると、そのしまい方で気になってくるのが巾木です。
今回のIさんのところの巾木は白いものでしたので、クルミ材で囲われるとかえって目立ってしまう。
そこで巾木もクルミで覆うことにしたのですが、最近のシステムキッチンは一番下まで引き出しになっているフロアコンテナタイプが多いので、その被せた巾木の厚みでコンテナが開かなくなってしまう可能性があったのでした。私はそこまで想定できていなくて、現場でノガミ君たちがきれいに納めてくれたおかげで、コンテナがクルミの巾木にあたることなく使えるようにできたのでした。

そして、こうしてキッチンにパネルがついて、食器棚が設置されると、システムキッチンの吊戸棚の表情が気になってくる。
私もそこまではイメージできていなくて、その小さな吊戸棚の扉も今回クルミ材に交換したのでした。

そして、ちょっと大変だったのが、洗面台の造作。
前回、引き出しの前板をクルミ材に交換して、水ハネで汚れやすい鏡部分もクルミを貼りたい、と言われていたのですが、いざ付けようとしたら水栓器具にあたって入らなかったのでした。
ギリギリ入るかなあ、ともくろんでいたのですが、全然入らないようでした。
そこで、今日あらためて道具を持ち込んで、洗面台を一部解体して、洗面台の下に潜り込んで、水栓器具を外して、無事クルミ材を鏡部分に張ることができたのでした。

これで、Iさんの必要なものがひと通りに揃いましたね。
またいつでもお声掛けくださいね、Iさん。