
タモホワイトオイル塗装仕上げの家具たちに会いに行く
2025.05.19


日曜日はアキコと、昨年の12月に家具を納品させて頂いた墨田区のSさんのところにお邪魔させて頂きました。
私たちはこうしてお時間を頂いて、住み始めたお客様のところにお伺いする機会をなるべく作っております。
それはお手入れの方法のご説明するためだったり、使っている様子の写真を撮らせて頂くためだったりといろいろな理由があります。
家具の設置した直後だと、そのキッチンや家具を使ってみないと分からないことが多かったりします。
オイル塗装のお手入れの方法だったり、引き出しの外し方だったり。
ですので、少し時間が経った頃にこうしてお邪魔させて頂くことが多いのです。
でもせっかくのお休みのところにお邪魔してしまってすみません。
お嬢ちゃんが「早く外に行きたいなあ。」とお父さんにつぶやく声を後ろに聞きながらひと通りお手入れ方法などをご説明させて頂きました。
「もうすぐで終わりますからね。」
でも、私がこうして住み始めたお客様のところにお邪魔させて頂くのには、実は別に大きな理由があったりします。
毎日こうしていろいろな形を考えていると、ふと自分たちが思う形が思いの通りに進んでいるのだろうか、と不安になるのですね。
もちろん、皆さんが思う形を実現することが一番の目的なのですが、それ以前に自分の思いがずれていってしまったら、作っていること自体が味気なくなってしまう。
そういう不安のようなものは常にどこかにあって、それをよい軌道に修正してもらう、というか自分自身で確認するためにこうしてお伺いするのです。
いろいろなお話のなかに含まれている言葉があって今の私たちがあるのです。
そして、この日も写真を撮らせて頂きながら、いろいろとSさんからお話を聞かせて頂きました。
「イマイさんは言語化しづらい何かを丁寧に伝えてくださいます。」という言葉がとてもうれしく響きました。
ごめんなさいね、お嬢さん、大事なお休みの時間をすこし頂いてしまいまして。おかげさまでよい気持ちを頂くことができました。ありがとうございました。