七沢散策

2025.07.06

「山歩きに行きたいなぁ。」とダイスケさんが言いました。こういう時はそうした方がいいことはもう30年以上一緒に居ますのでわかりました。あまり普段から「○○がしたい。」と言いださない人ですから、気分転換したい表れなのだと。

毎日朝晩は工房のアイちゃんのお世話がありますから、移動距離は片道1時間位、歩く時間は約2~3時間程度、その後帰ってくることを考えると、6時間以内のお出かけになります。そうなると、丹沢あたりのルートがちょうどよくなりますので、そこのルートから選んでいます。

今回は七沢の不動の滝を目指すルートにしました。

無料で開放されている広沢寺駐車場をお借りしてそこから散策スタートです。

快晴の中木立の中を歩くだけでも気持ちがいいですよね。沢蟹、ウズラのような鳥ちゃんのグループ、トカゲ、大きなカエル、川の近くの大きな岩に咲くピンク色の山野草にも出会いました。

途中真っ暗なトンネルがあり、携帯電話の明かりをつけて道路を照らしながらそこを通りました。

帰宅後ハルチイにそれを伝えると、ネットで調べてくれて、昔悲しい出来事があったことからか心霊スポットの一つとして挙げられている場所だとわかりました。そうとは知らずに歩いていましたので、特別感じることはなかったのですが、

真っ暗なだけでも十分怖くて、途中歩いていても出口までの距離が近づいていないような錯覚もありました。

でも、そういうことなのかなとも思いました。怖がるからそう感じて、何も思わなければ何でもないことなのかなと。すべてそうだと思いますが。肝試しをしたかのような気分になりました。

不動の滝に着きました。絶えずこの水量が流れ続けることはすごいことだなと感じると共に、心臓も生まれてから死ぬ時まで動き続けているわけで、この山の環境を支える流れなのだろうと感じます。

力強い流れで感動しました。

滝のすぐそばまで近づくことができて水しぶきを感じて気持ち良く、

靴を脱いで足だけ水につかろうとしたら、すでに足に数匹のヤマビルが付いていることに気づき、

ダイスケさんと慌てて取り除いて、トレイルランのように、湿っていない広場まで駆け下りて行きました。初めてヒルが体につきました。ヒルも生きるためにしていることだと思いますが、気持ちはよくないですね。思い出すだけでも鳥肌が立ちます。

小さい時にその経験をさせてしまったチアキの気持ちがやっと理解できました。

ごめんなさい、チイちゃん。

その後は、体中がぞわぞわしてヒルが付いている気がして落ち着かないままお昼休憩をして下山しました。前日夜雨が降っていましたから、雨上がりの散策は気をつけようと思います。

トンネルやヤマビルに気持ちが落ち着きませんでしたので、広沢寺へご挨拶をさせていただいてから帰りました。お邪魔しました。

色々ありましたが、お家に着くと安心して楽しかった思えます。

また、別のルートで森林浴を楽しみに散策しに来たいと思います。