2021.01.28





昨年末にキッチンを、先日2階の収納を設置させて頂いたKさんのところにお手入れの方法をお伝えするためにご挨拶にお伺いしてきました。
内装工事を担当してくれたkotiの伊藤さんが細かい仕上げ工事をされていて、まもなくすべて完了する予定。
昨年は伊藤さんと一緒に多くのお仕事をさせて頂けて、楽しい時間でした。
今年もすでにいくつか一緒にお仕事させて頂く予定で楽しみにしております。
で、Kさんとも長い時間をかけて打ち合わせと施工をしてきましたので、私も伊藤さんも和気あいあいとした空気です。
外は雪が降り始めましたが、ここは温かいのです。
「イメージ通りの色になってよかったわ。最初の写真の印象通りで!」とKさん喜んでくださって。
Kさん、ざっくばらんなお人柄で、さらには明確なイメージがありましたので、キッチンや家具作りにおいては大変勉強になったのでした。
まさか螺旋階段の下に潜り込ませるようにキッチンを作るとは思っていなかったし、すてきなキッチンの床材(風合いの良いコルクなのです。)を知ることができたし、2階の収納をあえて短くすることで、リノベーション前の2階の空間の感じかたがこんなに大きく変わるなんて思ってもいなかったし、仕事をさせてもらいながら学べるというのは、とてもうれしいことです。
今回のキッチンはコーリアンのグレイシアホワイトに親和性の良い(樹脂の基材の相性が良いのです。)トクラスの樹脂製シンクをシームレスに取り付けています。キッチン表面材はホワイトオークの突板をホワイトオイル拭き取りで仕上げています。
フローリングは既存のままですが、マンションのリノベーションには見えない豊かな空間になりましたね。
2021.01.28
久しぶりに「円卓を考えているのです。」というお話を頂いたのです。
「ウェブサイトのどのページか忘れてしまったのですが、シルバーの金属の脚の円卓で・・。」
なるほど、それは私の家ですね。
「私のアトリエ、まずはキッチン」
気ままに制作例の記事を作っているものですから、テーブルの制作例には載っていなくて、すみません・・。
ということで、換気良く、ダイニングをきれい整えてKさんに自宅に足を運んでもらったのでした。
「実は以前からイマイさんのウェブサイトを拝見させて頂いてまして、このテーブルと椅子のまとまりがとても好きでして。」と言ってくださって。
その足で工房までいらして頂いて、工房にある天板がナラ材で黒つや消し仕上げの5本脚のテーブルも見て頂いて。
こういうふうに実生活の中での家具と家具が作られる場所で見せられる家具と2か所で見せられるようにできるのって、私自身なかなか憧れていたのです。
ただ、こういう社会状況ですので、気を付けないといけませんね。
そして、この椅子は昨年の秋に相談頂いていたOさんの椅子。こう見えて椅子はね、小さいけれど作る手間がとても大変。大きなキッチンを作ることと同じくらい作業が細かくてなかなか気軽にオーダーして頂ける金額にしづらいのが難しいところですのに、このOさんや先ほどのKさんのように強い思いを持ってくださる方からこうしてご依頼頂けることは本当にありがたいことで、気持ちがたいへん引き締まるのです。
2021.01.27

我が家のキッチンの吊戸棚です。横に銀色の穴が何個か見えますね。棚板の高さを変える時の留め具をつけるダボがついています。
私「家具屋の自宅の吊戸棚なのだから、ダボはつけない方が潔くてすっきり見えてかっこいいよね。ここの収納の高さなんて多分そんなに変わらないし。」
ダイスケさん「いや、長く暮らしていれば年によって使うものが変わるんだからここに入れたいものも変わるよ。高さは変えられた方がいい。絶対君しまいたいものが入れられなかったらブーブー言うよ。」
当時は「え~。」と思ったのですが、暮らしはじめて1年8か月目に高さが変わりました(早い…。)。ダイスケさんの言う通りでした(笑)。
初めて就職した職場の後輩から結婚のお祝いにピンクと青のペアのワイングラスをもらったのです。当時はビール派だったのであまり使っていなかったのです。「かわいい!」と言って娘たちがシャンメリーを飲むときに使っていました。
それが我が家の食器棚の一番背の高いものだったのでそれに棚の高さを合わせていたのです。
食器棚を注文されるお客様でも、ワイングラスの高さに棚を合わせるとデットスペースができてしまうのが気になる方は、下にワイングラスホルダーをつけて、収納場所を確保される方もいらっしゃいますね。
40代になってからワインの味が好きになりワイングラスをよく使うようになりました。
そして、割ってしまったのです、私が使うピンクの方を。とても残念に思っていたのですが、義理の弟さんご家族から引っ越しお祝いにカタログギフトを頂いてワイングラスが載っていたのです。掲載されている中で一番背の低いものを選びました。(ありがとうございます!)それでも23㎝ありました。もともと使っていたワイングラスは18㎝だったので、(家で使っているものが標準サイズのものだと思い込んでしまいますが、それは小さめのものだったようで、壊れて初めて知ったのでした。)高さが変えられたから同じ場所に置けて良かったなと思っています。ここにダボ穴がなければシナ材の木目の美しさがもっと楽しめたのかなとも思えますが、私には向いていなかったと今は納得しています。家具を注文される方もほとんどつけられていますが、ダボ穴の個数はお好みに合わせられますので気になる方はご相談くださいね。
背板はグレーになりました。ペリアンさんのキッチンに憧れていたので収納場所毎に色を変えたかったのですがダイスケさんに却下され唯一許可が出たのかグレーでした。
2021.01.23

何気ない、何気ないのですよ、すてきな形というのは。
この空間にちょこんと置かれているように見えますが、Sさんとはかなりあれこれ頭を悩ませながらこの形に辿り着いたのです。
Sさんのリビングダイニングキッチンが少し変わった空間で、シンプルな食器棚を置くと使いづらい間取りなのです。
食器棚と家電収納として使えて、さらには調理中にキッチンに置ききれない食材などを置けるような作業台にもなる形。
うーんと模索して、この形が生まれました。
1台の家具には生み出されるまでのその人の思いが詰まっているわけです。
それから、先ほど久しぶりに制作例を1つ掲載させて頂きました。
白とオークの食器棚を作らせて頂いたTさんのお話です。
よろしければご覧になってくださいね。
2021.01.21




毎年そうなのですが、年の初めは修理のお話を頂くことが多いのです。
なぜでしょうね。
どこかで見覚えのあるこの形はそう、Sさんの「イヌノミミ氏」です。
「カモノハシ氏とイヌノミミ氏」
今から8年前のお話でしたね。
その椅子の背もたれが壊れてしまったというSさんからの連絡を頂いたのが昨年の11月なので、年の初めではないのですが、年末のバタバタした様子が落ち着いてから、ということでこの時期にお預かりして修理することにしたのです。
修理って、新しく作るよりも大変なのです。皆さんがそう感じているかどうかは分かりませんが、私たちはそう感じております。
一度できあがっている形を部分的に解体して、再構築していかなければいけないので、見る時間、考える時間を含めると新しく作るほうが早いのではないかと思えるくらいです。
で、今回はカイ君。
一昨年の暮れに「実は僕もここを出ようと思っていまして・・。」という驚きの発言から早くも1年以上が過ぎて。
あの頃はカナイ君がここを出ていくことが決まっていただけに、なぜこのタイミングで・・と思っていたのですが。
実はカイ君は、新たに家具を作ることに大変真摯に取り組んでくれるのですが、そのカナイ君が出る時に家具の再生の話をいろいろと聞かせてもらえたようで、その修理・再生に気持ちが向いて、というか、そういういろいろなことを含めてさまざまな方法で家具作りに関われる形を目指したいと考えるようになったのだそうです。
「いずれは妻と二人で頑張っていきたいと思っておりまして、30歳を迎える前に動ける時に動いてみたいって気持がありまして。」
若いって素晴らしい。
しかし、その思いはなかなか開かず、このコロナの影響で次に学びたいと考えている受け入れ先の準備が整わなくなってしまい、それまでここに居てくれるという不思議な関係。
そういう経緯もあって、この修理を任せたのはノガミ君の采配か。
もちろん、私たちとしてはこれほど頼もしくなってきた彼にはここにずっと居てほしいわけですが、本人を引き留めて良い権利はありませんので、どうなるかなと思いながら、一緒に働いてくれていることをうれしく思っているのでございます。
さてその修理ですが、背もたれがもぎ取れてしまったので一度ばらしてみましたら後脚に亀裂、ひじ掛けの受け材が断裂、と少なくないダメージがあることが分かり、背もたれ以外にその後脚と受け材も新作することに。
こうして、なかなか大変な修理は無事に完了して、まもなくSさんのもとに帰っていきます。
元気に活躍してくださいね。
2021.01.20
昨年、キッチンの設置を終えて、年を越すことになったKさんの工事は、本日の2階の収納の設置が終わったことですべて完了しました。
昨年の4月にご相談を頂いてからもうすぐで10か月ほどになります。
少しずつお話を進めて、工事を担当する会社さんも最初に考えていた工務店さんが急に忙しくなってしまったようで、それが幸いして、いつも一緒に仕事をしているkotiの伊藤さんに内装工事をお願いすることができてスムーズに進めることができたのでした。
今までの大空間で1階とつながっていた2階の印象を、この収納を設けることで、導入部分を狭めてかえって不思議なプライベート空間にすることができて、普段お一人で過ごすことが多いKさんにとっては冬ごもりの巣のようなおもしろい空間になったのでした。
また、あらためてその様子を拝見させて頂こうと思います。
次回お会いできるのを楽しみにしております。
2021.01.19
昨年キッチンを作らせて頂いたOさんからダイニングチェアとまな板と包丁をしまうケースの制作のご依頼を頂いております。
クリがきれいで生地のままだとお月さまのようにとても明るい。
Oさん、もうしばらくお待ちくださいませ。
「Oさんのキッチンの様子」
タモのダイニングテーブルとテレビボードの納品
Oさん、こんにちは。
2021.01.18
2011年に作らせて頂いた食器棚とダイニングテーブル。
「ゆたかな表情」
ほぼ10年前のままのような美しさで使って頂けていてうれしいというか驚いてしまいました。
「それほど二人で家で食事を作ることが少なかったからですかね。」というMさんですが、置かれている器具を見るときちんと料理されているように見えるのです。(笑)とにかくうれしいです。
その食器棚に並べて使う棚と今お使いの家電用の棚と寝室の棚を新しくされたい、大変久しぶりに声を掛けてくださったのです。
Mさんの顔を久しぶりに見て、ああMさんだ、懐かしいです。こんにちは。
お話を伺っていると、ああ、そうだ。Mさんの物作りに対する考え方はこうだった、懐かしいです。こんにちは。
良い形になるように頑張ります。
2021.01.16


昨年の夏に取り付けたSさんのキッチン。Sさんによる塗装も無事に終わって、新しい暮らしも始まったところにお邪魔させて頂きました。
始まりは、ちょうど1年前(正確には1年と10日前)にキッチンカタログのお申し込みを頂いたのが最初のきっかけでしたね。
その頃、辻堂にある「湘南T-SITE」で「湘南料理道具市」というイベントが開催されておりまして、その時に私たちの新しいキッチンを展示させて頂いていたのです。
その様子をはるばる四街道から見にいらしてくださり、その時に2時間くらいでしょうか。店頭に並べた円卓に座って、あれこれスケッチを交えながらお話しするうちにおふたりの気持ちは固まっていったそうです。
うれしいお話です。そういう思い出話を、「いやあ、時間が経つのは早いですね。」なんて言いながら今日は懐かしんでおりました。
「イマイさんのあのスケッチを見て、もうこのキッチンしかないよね。」とお二人で決めてくださったのだそうです。
ああ、うれし。
なかなか皆様のところに気軽に出掛けられなくなっている状況ですが、こうして時折皆さんから頂ける元気が私たちの糧となっております。
Sさん、ありがとうございました。
2021.01.16
なかなか週末にお休みを頂くことができないので、今日お休みを頂いておりました。
(みんなは工房で頑張っております。)
休日だからといっても子供たちは学校なので何をする予定も立てていないのですが、久しぶりに朝から少し走ってきて(写真の場所が分かったらもう海老名市民だね。)、戻ったら一人でご飯を作って、そのあとはアキコと買い出しに出掛けて、二人でおひるごはんを作って食べて、この寒さで枯れてしまった庭木を少しお手入れして、見たかった映画を見ていたら、チアキが帰ってきた。しばらくして、チアキは塾に。日が暮れてハルカが帰ってきたと思ったら、すぐにダンスのレッスンに。自転車で行くねって言うけれど半年以上も乘っていない自転車がそう簡単に動くわけでもなくて、油をさして、タイヤの空気を入れて、(塾帰りのちびっこに何だか怪しまれながら)走るかどうか近所を一回りして、無事ハルカを送り出して、アキコがその頃肉じゃかとブリの塩焼きを用意して、その後みんなでご飯を食べて。
その後、みんなが仕事を上がるって連絡が届いて。
それでいいんです。
自分でやっている仕事ですから、休みで仕事を忘れてリフレッシュなんてことはないのですが、やっぱり家で家族の顔が見れる時間があると気持ちが休まるのです。
その後にいずみ橋酒造で買ってきたお酒でアキコとちょっと顔を赤らめて映画の続きを見て。
それがいいんです。
2021.01.12
久しぶりにSさんのところへ。
Sさんは「風がうたう」のSさんです。
昨夏にご相談頂いていたのに、早くも半年が経ってしまいました。
大変お待たせいたしました。
これで6脚の椅子とみんなが集まった時に使えるテーブル(普段はご主人のテレワーク用のデスクとして)が揃いました。
左が新しい椅子で、右が最初に納品した椅子。2年経つとチェリーは明らかに色が深くなります。
「テーブルもこうして比べてみると白っぽくなっていたのですね。」
毎日水拭きするテーブルなどはオイルもわずかながら徐々に拭き取れていってしまいます。
ですので、数か月ごとにオイルやワックスなど表面を保護するものを擦り込んであげると表情も良く、手触りも良くなり、汚れもつきにくくなります。
冬場に私たちの肌も乾燥するとカサカサになります。
そういう時にクリームなどを塗ると肌ツヤよくしっとりしますよね。
私たちが生きる限り肌は季節が巡れば潤いが戻ってきますが、切られて製材されて家具になった木々は調湿は繰り返してくれるのですが、自分たちで湿潤することは無くなってしまいます。
食料と同じようにそういう大切な命を頂いて、私たちは道具として使わせてもらっているのですから、大事に長く使えるように手を入れていきたいところです。
新たな色つやを見て、Sさんさっそく奥の方からオイルを引っ張り出してきてくれました。
良い色ツヤで長く使っていってくださいね。
また何かありましたらいつでもお声掛けください。
2021.01.10

キッチンのレイアウトや玄関からキッチンへとつながる動線やキッチンから見渡すリビングダイニング、そして2階に上がる階段の様子が私の自宅と同じ、ということで、ご新居建築前から私の自宅を見に来てくださっていろいろと体感して確認してくださったKさんご夫婦。
いよいよ昨年末から新しい暮らしが始まりまして、今日はお手入れとご挨拶にお伺いしてきました。
我が家と同じくパントリーを設けなかった分、その代わりとなる多目的な収納を作ったり、ご主人がキッチンたちを丁寧に塗装して仕上げたり、(今井さん1日5時間で2日間くらいで終わるって言ったけれど、それは嘘だっ(笑)と言っておりました。たしかにこのボリュームは大変だったと思います・・。すみません!)と、同じようなレイアウトでどのように愛着を持って暮らしているのかを拝見させて頂くのを楽しみにしておりました。
「とても使い勝手よくたいへん気に入っていますよ。」そうお二人でニッコリされて、ひと安心。
ただ、環境と季節のためか、早くも木が動いてしまっている部分がありまして、そのお手入れに伺いましたがもう少し部材が必要そうで、またあらためてお伺いすることに。
次回は平日の夜に少しお邪魔させて頂くことに。
また夜の表情は違って見えるでしょうから、どんなふうに見えるかな。
Kさん、次回もよろしくお願い致します。
2021.01.08
アキコが年明けからいろいろと書いてくれていたので、今さらではありますが、明けましておめでとうございます。
今年はみんなで5日までお休みをいただいておりまして、ゆっくりした仕事始めになりました。
毎年仕事始めの日にはみんなでカレンダーを作るのです。
「この休みの日をこっちに入れ替えて連休にしちゃおう。」とか「」この月は就業日が少なくなりそうだから、仕事を段取りよく進められるように前もって出勤にしておこう。」とか、あれこれみんなと相談しながら仕事する日を決めるのが恒例になっています。
まるで昨年末の大忙しが分かっていたかのように年末年始は長く休みが取れたので、みな新鮮な気持ちで仕事に臨んでくれているようでうれしく思います。
そして、年始からみなさま家具の相談にいらしてくださるので、大変うれしく思っているのです。
相変わらず自分らしさがきちんと表現できているか確信が持てないところですが、そのような私たちのことを気に入ってくださって声を掛けてくれるというのは本当にありがたく、かけがえのない時間です。
皆さんの気持ちにひとつずつきちんと応えてゆけるように、本年も頑張ってまいります。
見知らぬ病が訪れていて不安を覚える毎日ですが、前を見て次のひと足をきちんと確かめながら進んでまいります。
今年最初の納品は、この2脚のチェリーの椅子です。
そして、ウェブサイトの制作例も少し載せました。
皆さんとの出会いの記録です。
2021.01.06

私達は今日から仕事始めです。
スタッフのみんなやお電話やお会いする方々と新年のご挨拶を交わしてお互いに元気だと確認できるのはうれしいですね。
コロナウィルスの感染拡大が続いていて新年も心配な日々が続きそうですが、私達は引き続き気をつけながら製作を進めてまいりたいと思っております。コロナウィルスに対する行動を制限する範囲も人それぞれの感覚があると思いますので、もうすでにご予約いただいているお客様でもご心配なことがある方は調整していきますのでご連絡くださいね。体が第一です。引き続き、よろしくお願いいたします。
2021.01.04
公的機関が始まるといつまでもお正月気分ではダメだと気持ちが焦ってしまいますが、落ち着いてお家でやっておきたいことを一つ一つ整理して。
今日はお庭の冬支度をしました。落ち葉拾いをしながら初めての紅葉の剪定。「ぶつかっている枝は切って、伸びて欲しい枝は残していけばいいんですよ。」と松光園さんに言われた通り幹を揺らして確認しながらやってみました。枝先に芽がたくさん出ていることに気がついて、葉が枯れたから散ったのではなくて芽が出るために散ったのかと思ったら、葉がない状態の紅葉が寂しい姿には見えなくなりました。
春が楽しみができました。
2021.01.01


今日はいいお天気でしたね。初日の出を見に近くの公園に出掛けたら近所の若者が集まっていました。若い子たちが元気で自分たちで楽しもうとしている感じは好きです、微笑ましくて。(ハルチイは「眠い」「寒い」と行きませんでしたが。)
我が家のお飾り、玄関飾りは倉見の農家の鈴木さんのもの。農家さんが最強なんじゃないかって思っているのでそのお力にあやかろうと思います。鏡餅は市販のものですが、台は昨年ペットのご飯台とした作った「cone」です。この形を見た時に鏡餅の台として使っていこうと思っていました。想像通りの姿でうれしいです。
おせち料理は、毎年恒例の大慌てで用意しましたがおいしくできました。ハルとチイが栗きんとんと田作りと伊達巻を作ってくれたので助かりました。今回は倉見駅前の斉藤精肉店さんのいいお肉でローストビーフを作りました。おせちがおいしくできあがるとうれしいですね。そんな元日を過ごさせて頂きました。本年もよろしくお願い致します。
2021.01.01
ピンボケしてしまいましたがヤスリがけをしたらこんなに汚れが付きました。
写真では伝わりづらいのかと思いますがきれいになりました。はじめはなかったダウンライトの明かりが反射しているのがわかりますかね。
カップボードの天板。見えるところは日々拭いていたのですが汚れていますね。無垢のシナ材の天板ですがやっぱり汚れで陰影がついてますね。使い始めて1年7か月。


年内に投稿しよう思っているうちに年が明けてしまいましたが、大晦日にはおせち料理の準備をしながらカップボードのお掃除と恒例のダイニングテーブルのメンテナンスをしました。
カップボードの天板は、家電を置くだけではなく、作業スペースとしても使えるように考えていたので、多少汚れてもすぐに掃除しやすいようにとウレタン塗装にしていましたが、オーブンレンジやトースターをどけてみると跡のように黒い汚れがついている部分がありました。油分に埃が混ざったべたついた汚れでしたのでセスキ炭酸ソーダ水で拭き取りきれいにしました。
土鍋たちを置いているステンレスの棚板もシナ合板の棚板も結構べたついた埃がついていました。キッチンのオープン棚はキッチン内で油煙が舞うからかやはりこういう汚れが付きやすいです。
我が家は色が薄い木のシナ材なので汚れが目立ちますが、汚れがどのくらいついてどの程度落とせたかわかりやすいので管理はしやすいという点ではよかったな思います。
それから、この円卓は使い始めて1年7か月になります。4脚あるうちのテレビを見やすい場所の1脚のあたりがよく座るので、やはりその部分が他に比べて汚れてきていました。
まずは固く絞ったふきんで水拭きをします。その後ヤスリがけをします。320番くらいの目の細かいものがやりやすいと思います。
なかなか文章だと伝えにくいのですが、汚れが引っ掛からなくなりサラッとしてきたら、そして、これが一番分かりづらいのですが、(そして特にここまでしなくてもきれいになるのですが)320番で全体的にツヤを落とすのです。ギラっとしている表面のそのぎらつきを磨くとツヤが抑えられてマットな印象になっていきます。ダイニングの照明を当てながら磨くとぎらつきが取れた部分と残っている部分がよく分かります。このぎらつきが取れると、上からオイルや蜜蝋を塗った時にとてもしっとりした印象に仕上がるのですが、いつかお会いした時に皆さんにお伝えできたらと思っています。
そしてそのあと、さらに細かい400番のペーパーで全体を撫でるように書けると均一にツルっとした感じになります。
そうして研磨を終えたら要らなくなったシーツや洋服の切れ端(綿のものがベストです。)で蜜蝋を塗り込み、べたつかなくなるまでしっかり拭き取りまして、完了。
そうしてきれいになったテーブルで年越しそばと海老名のお魚屋魚彦さんのおいしいお刺身で紅白歌合戦を見ながら夕ご飯です。
毎日家族みんなで使う場所がきれいになると気持ちがよいものです。手触りも気持ちよくお料理の写真映えもよくなった気がします!
皆様もよいお年をお迎えくださいね。
2020.12.30

毎日使っている場所なのに大掃除の時に「え?こんなに汚れていた?!」って思ってしまうのはなぜなのでしょうか。
今日は午前中は母と待ち合わせをして買い出しに出掛け、午後からはキッチンの大掃除をしました。
油汚れは落とすのが大変ですね。あまり洗剤を使うのが苦手なので、やかんでお湯を沸かしてはセスキ炭酸ソーダを溶かして、厚手の手袋をしてふきんを浸して絞って拭いてお湯が汚れてきたらまたお湯を沸かして交換してを繰り返し、レンジフード・キッチン・オーブンレンジ・トースター全部お掃除していると2時間くらいはかかりました。でも普段気になっていた汚れもなくなってきれいになると本当に気持ちがいいですね。ガステーブル+doの天板を外しての作業は細い配線があるので何か掃除の後に不具合が出ては大変ですからダイスケさんが帰ってきてからお掃除しました。
夜になってしまいましたが、これから黒豆と松前漬けと数の子塩抜きしなくては。
毎年ギリギリの支度になってしまうのはもう性分なのでしょうね。
2020.12.29
写真は、設計士の福原さんから新築のお祝いにと井藤さんのオーバルboxをいただいたもの。いつ見ても美しい。日常的に使うものをしまいたいと思い裁縫箱として大切に使わせていただいております。
我が家にはミシンがありません。「あら?じゃあ娘さんの幼稚園とか小学校の入学グッズはどうしたの?」と思われる方がいらっしゃるかもしれません。その都度実家に帰って母のミシンを借りて作っていたのです。
春から高校に進学したハル。念願のダンス部に入部し毎日練習に励んでいます。ダンス部というと発表会の衣装があるのですが、コロナ禍といっても無観客で開催されている大会があるので衣装づくりがあります。すべて手縫いでは到底期限までに間に合わないということで、当初学校のミシンを持ち帰って家で縫おうと思ったらしいのですが、ボビンケースがなくて使えず困った挙句、
「ばあばの所に行ってミシン借りてくる。」ということになりました。
母に連絡すると孫とミシンができるとあって大喜び。
休日一日使って衣装を仕上げて帰ってきました。
「これからも衣装作るときにはばあばの所に行くようにするわ。ばあばに聞きながらやったらすぐできた。」とハル。
「わからなくて困ったときは教えてあげたけど自分でちゃんとやっていたわよ。あの子はしっかりしているのね。」と母。
私は母親としては衣装づくりを教えてあげられず申し訳ない思いもおりますが、うれしそうな母の様子を見ているとミシンを持っていなかったからこの時間があったわけで正解だったのかなとも思えて、複雑な思いがあります。
私自身も祖母と過ごした時のことはいろいろ覚えています。
七五三のお仕度をしてもらったこと、里芋の煮方・銀杏の炒り方を教えてもらったこと、乾燥したお餅を挙げておかきを作ってくれたことなどなど。いつもほとんど台所にいて色々お話をしてくれました。日常的なことなのですが私の心の中には特別なものとして心に残っています。この思い出があることが心の支えの一部になっていると感じるのです。
このミシンの時間もハルと母の心に残るものになってくれたらうれしいです。(ミシンがないことを正当化しているわけではありませんよ。)
2020.12.28
先週末で工房は仕事納めでしたが、私は本日の朝からお引渡のUさんに塗装の方法をお伝えする予定がありましたので、お昼過ぎにお邪魔しておりました。
クルミは、素地の状態だと白っぽくて表情も乏しく見えてしまうのですが、濡れ色になると、導管がうわっと浮き出て、独特の赤みを帯びた色、くすんだ茶色が現れてきます。
「わぁ、きれい。」とUさんも塗りながらうれしそうです。
今回はオスモのノーマルクリアで塗装です。
塗料によって多少塗り方が異なりまして、今回のUさんのノーマルクリアはワックスが多めに含まれているため粘度が高いのです。
塗料によっては塗りっぱなしにしてそのまま乾燥させてしまう方が仕上がりが良いものもあるのですが、ノーマルクリアは乾燥に時間が掛かるのでそうしてしまうとかえって表面がごてごてしてしまって全く切れに仕上がらないので、標準施工通りに乾き始める手前に拭き取りをして仕上げる形が一番きれいです。
それを翌日以降に再研磨してもう一度塗ってもらって完成。
今回は、ご主人と奥様とお二人で効率よく作業してくださっていますが、このキッチンのボリュームだとなかなか大変だと思いますが、頑張ってくださいね。
年明けにお引越しした後にまた仕上がりの様子を拝見させてください。
楽しみにしております。
これで私も仕事納めです。
それでは、また来年も皆さまの思うすてきな形を作り続けていきます。
よろしくお願い致します。
お元気に良いお年をお迎えくださいませ。
2020.12.27
先ほどいらしてくださったYさんのかたち。魅力的な形にまとまりました。
そのYさんとのお話の中で出てきたのが、搬入のこと。
Yさんのワークトップは長さ方向に素材を分けることで、長い長い天板にすることなく進められそうなのですが、中にはイメージしている形だと設置場所までどうにも持ってゆけないので、形が変わるということもあります。
特に2階にキッチンがある間取りになると、大きなカウンターを持ち上げるのはそうたやすくないもので、最近はいろいろな石材を使ったカウンターやステンレスでも厚みのある無垢材を使うことを想定されるキッチンもあって、そうなるとカウンターだけでもかなりの重量で、100kg近いものになると大変な覚悟を持って臨まないと2階にあげることは難しくなったりして、作ることはできても運ぶことができなかったりしてもどかしい思いになることも。
夏に納品したKさんなんて素材がステンレス1.2ミリのものを使っていたので、一度3階にあげてから2階に下して、という難作業でもどうにか納まったけれど、先日のIさんのシーザーストーンの天板なんて90kg近くあって4人でうんうん言いながら1階でもバルコニーのフェンスがついていないうちに運べたからどうにか納まったけれど・・。
そういうことも含めてその人のかたちなので、まさにオーダーキッチン。何気ない表情をしていてもそうしないとありえなかった形になっているのであります。
2020.12.27

年内最後のご相談に来られるお客様がいらっしゃるので、今日はできていないのですが、日曜日の洗いものが好きです。
洗いものはなかなか好き(なので皆様には食洗機を使った感想がをお伝えできなくてすみません。)なのですが、夜の洗いものはそのあとの1日の終わりをゆっくり過ごしたい、という思いがあるからか少しせかせかした気持ちになってしまうのですが、日曜日の洗いものをしていると「よし、これから1日が始まるよ。」という喜びにあふれておりますので、何でも洗っちゃうよ。
何かを片づける作業って好きなのです。
なぜそれが好きなのかなって時々考えるのですが、仕事の時もそうだって気が付いたのです。
まずはパッと目の前に広げて、こっちの作業をしながらあっちの作業をしては、さっきの作業に戻りながら・・、という散らかしておいてから、それをちまちま元に戻していくような、たいへん効率のよくない作業が好きなのだと気が付いたのです。
その方がよりすっきりした感じがしてしまいまして・・。
本当は必要な物だけを出してその都度しまっていくほうが良いのでしょうけれど、回り道するとさっきしていたことのアイデアが広がっていたりすることもあって、なかなかこの効率の悪さがやめられなかったりします。
洗いもののお話はどこかに行ってしまいました。
2020.12.26

今日は仕事納めの日でした。午前中からNさんご家族が打ち合わせにいらしてくださっていて、その後大掃除の切りのいいタイミングでみんなでお昼にショールームのキッチンでカツカレーを食べました。(窓を開けて空気清浄機を回し気をつけながら食べました。)ダイスケさんのリクエストで今回はピーマンを入れたのですが溶けちゃっていました。カツは倉見駅前の齋藤精肉店さんの大きくて美味しいのです!(みんな食べ始めちゃっていたので、食べかけの写真で失礼しました。)みんな細いのに食べっぷりがいいのでうれしいのです。
コロナウィルスの影響で仕事の忙しさの差が前半と後半で大きく差が出た今年。
「8月くらいからのスケジュール、よくこなしてこれたなって思います、本当に。」としみじみ主任のノガミ君が言うほどでしたが、みんな体調を崩さずに務めてくれて感謝しています。ご家族の皆様もご協力をありがとうございました。ゆっくり体を休めてくださいね。1年間お疲れさまでした。
2020.12.26

24日と25日の二日間で、大船のIさんのキッチンの施工でした。
かなり大きなコの字型のキッチンですが、施工会社の住友林業のKさんが細かい部分までとても良く気配りしてくださったこともあり、スムーズに施工することができました。
ステンレスバイブレーションのワークトップにナラランダム張りの表面材で仕上げています。
今回はIさんが塗装をしてくださるので、またお引渡の時にお邪魔させて頂く予定です。
自分たちが暮らす場所が、ひとつずつできあがっていくという様が分かるのはとてもうれしいこと。
これで、今年の納品は最後です。
26日はキッチンのご相談に川崎からNさんがいらしてくださいまして、そのあとはお掃除をして、少し早いですが仕事納めとなります。
年明けは6日から。
また慌ただしい日々となりそうですが、健康に気を付けてよい年を迎えたいと思います。
今年もありがとうございました。
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