夢見たほんわかしたキッチン

「ナラ板目の食器棚とパントリーと対面カウンター下収納の制作」

横須賀 H様

design:Hさん/daisuke imai
planning:daisuke imai
producer:masakane murakami
painting:daisuke hirose

キッチンのカタログのお申し込みを頂いたのがHさんからの最初のメールでした。
ちょうどコロナウイルスのことは取り上げられ始めた時期でもありましたね。

「はじめまして、Hと申します。
今バンコクに住んでまして、出産のため実家に戻っています。
お料理やもの作りが大好きで、台所の空間が大好きです。家を購入する際はイマイさまにあたたかい木とタイルの台所をお願いしたいなぁと夢みてました。
物件をこれから探す予定ですが建て売りの物件でも、お願いできるのでしょうか?
キッチンのカタログを希望します。どうぞよろしくお願いいたします。」

ナラ突板とコーリアンで作るオーダーカウンター下収納と食器棚とパントリー
リビングダイニングから見た印象。食器棚、パントリーカウンター下収納のすべてをナラの突板で揃えているので、こちらから見た時の印象がとてもきれいに整ってみえます。
カウンター下収納と食器棚の納まり
リビングダイニングから見た印象。今回の突板は万代建材さんにお願いして、目の詰まった木目の印象があまり大振りでないものを作ってもらいました。そのおかげでとても落ち着いたナラの表情が良く出ています。また、今はまだ後ろの壁が白いままですが、吊戸棚と人工大理石のコーリアン「クラムシェル」の間にはタイルが貼られるのです。

とてもうれしいメールを頂きました。
ただ、建売住宅にオーダーキッチンを入れるのはなかなか難しいかもしれないので、まずはお返事を送らせて頂きました。
「建売住宅にお住まいになられる場合でキッチンを作りたいという場合は、おそらくお引渡し後にあらかじめついているキッチンを撤去して、リフォームしてキッチンを入れ替えることになってしまうと思いますので、なかなかハードルが高いかもしれません。
食器棚などのオーダー家具でしたら、特に問題なく後から制作して設置することができます。」
と、あまり前向きなお話ができなくてすみません、という思いでしたが、その後にうれしいお返事を頂けました。ありがとうございます。

「おはようございます。
先日はお忙しい中、素敵なカタログを送って頂きありがとうございます。頂いてから毎日育児の合間に眺めては素敵だなぁと癒され元気を頂きながら読ませて頂きました。
まだいつかは決まっていませんが、そのときは是非お願いしたいと思っています。」

「うれしい感想をありがとうございます。
これから、家の建てるかどうか考えていくのですね。いろいろと悩まれることもあると思いますが楽しい時間ですね。
私は昨年家を建てたのですが、それまで家を作ろうと思ったことは全くなかったのでした。
学校が近かったマンション住まいでしたので、次女が中学卒業するあと5年くらいはそこに住むつもりでずっと考えていたのです。
それが、目の前に大きな集合住宅が建ち始めたり、駅前が開発されて道路が混雑してきたりと少しずつのんびりした環境が変わり始めたりしていたのですが、自分の中ではまだ家のことなんて考えていなかったのに、ある冬に手に入れた1冊の本を読んでいて、そこに出ている庭の様子を見て、「ああもうこれは家を作りたい。」と決めてしまったのです。
妻は、もうそういうのならみんなで頑張りましょう、とみんなで気持ちが重なって一気に家作りのお話が進んでいきました。
おもしろいですね。そういうタイミングって、いろいろな巡り会わせがあるのだなあって。
何かありましたらいつでも気軽にご相談くださいね。」

食器棚とパントリー設置前
こちらが食器棚とパントリー設置前の様子です。高さが細かく調整できるのがとても使いやすいダボレールですが、そのシルバーの印象が目に映ると急に温かみがうすれてしまうように思えるのです。そして、この厚い袖壁。このあたりの印象を整えたい、という思いもあって、最初は食器棚だけの話がだんだんとパントリーにまで膨らんでいったのです。
カウンター下収納取付前
食器棚を取り付けた後に、続いてはキッチンの対面カウンターとヵウンタ―下収納の設置に伺った時の写真。設置工事前はこのような白いカウンターがついただけの場所だったのです。
システムキッチン交換前
そして、システムキッチンの様子。この濃い色をどうにか変えることができたらいいな、と話が広がりまして、ナラ材で作ることにしたのでした。

このようなやり取りをさせて頂いて、いつかそのうちご相談頂けたら良いなあなんて思って、その次にご連絡くださったのが、1年半後でしたね。
あらためてメールをくださった時は、すっかりHさんの最初のメールが頭から抜けてしまっていて、うっかり「はじめまして。」なんて答えてしまいました。いけませんね・・。

ナラ突板とコーリアンで作るオーダーカウンター下収納と食器棚とパントリー
最初にHさんから頂いた分かりやすいイメージ図。

「こんにちは。
以前メールさせていただいたことがありますHと申します。
今新居を探しているところです。
本当はキッチンとボードをお願いしたいとずっと思っていたのですが、期日だったり建て売りの可能性もあり可能な限りお願いしたいなと思っています。
例えばなんですが、今検討している建て売り物件(1月完成予定)だとパントリーなどの収納がほぼなく・・・キッチンも狭いと思います。大切なお鍋やお皿がいっぱいで(毎年作るお味噌や梅干しなども)どこにしまおうと。
・建て売りだと、タイミングによってはキッチンもお願いすることはできますか?
・背面の壁に収納棚?を作って頂くことはできますか?また収納案を教えていただきたいです。
ものを作るのが大好きで、みんなが笑顔で集まれるようなほんわかしたキッチンが夢です。 お力をかして頂けると嬉しいです。 どうぞよろしくお願いいたします。」 というメールと一緒にイメージされていらっしゃる図を送ってくださったのでした。

食器棚とパントリーのスケッチ
打ち合わせから広がっていったイメージスケッチ。食器棚とパントリーの様子です。
カウンター下収納スケッチ
対面カウンターとカウンター下収納の様子を表したスケッチ。

それから、私たちのところに打ち合わせにいらして下さいまして、いろいろとできることの可能性について内容を深めていったのでした。
建売住宅というのは家の部材や仕様がすべて計画されてしまっている住宅なわけなので、ここにオーダーキッチンを導入できるかというと、過去の経験から考えますとかなり難しいことが多いです。
建売住宅に限らず、注文住宅でも導入は難しいと言われることもあって、そのたびになぜなのかをお客様が建築会社さんに尋ねると、その家に対する補償ができなくなってしまうのです、と言われることが多かったでした。
こういう条件で、こういう形でできあがったものに対してアフターメンテナンスの補償ができるので、その規格から外れてしまうと補償できる根拠が揺らいでしまうというわけなのです。
なるほど・・、たしかにそういう理由でしたら納得できるのですが、「それなら将来的に掛かるメンテナンスの費用については有料になっても良いので、キッチンだけオーダーのものを入れても良いでしょうか。」と聞いてくださったお客様も過去にいらっしゃったのですが、やっぱり駄目だったのでした。
なぜかと聞くと、何だか難しい理由と共に責任の所在が曖昧になってしまうという言葉が出てきました。
所在が曖昧になるってよく聞くのですが、今までキッチンを設置させて頂いた時にお世話になった工務店さんのようにきちんと区分けして行なえば問題がなさそうなのですが、なるほど難しいのですね・・。
それでもどうにかして自分の気に入ったキッチンを導入したいと切々と担当者さんにお話を重ねたお客様もいらっしゃいましたが、最後はそのような場合は、標準のキッチン撤去費用とそのオーダーキッチン導入に当たっての再プランニング費用、管理費用云々がどうやらこうやら・・とモゴモゴと話が続いてキリが無くなって諦められる方々を今まで何度も見聞きしてきました。
注文住宅でもこういうケースがありましたので、建売住宅となると最初からまず突っぱねられちゃうことばかりでしたのであまり良い印象を持っていなかったのです。

コーリアンとナラ突板のオーダー食器棚の吊戸棚
食器棚の吊戸棚の様子。上に見えるのが耐震ラッチです。食器棚の内部は最近は掃除しやすいように白いポリエステル化粧板で作ることが多くなりました。
コーリアンとナラ突板のオーダー食器棚のガラス引き戸の様子
吊戸棚下のカップをしまう戸棚。框組の引き戸にはガラスを入れてとても良い雰囲気にまとまりました。
コーリアンとナラ突板のオーダー食器棚のガラス引き戸の様子
引き戸の中と引き戸の引手の様子。ここの引手は上から下までと溝を通しています。
コーリアンクラムシェルの食器棚天板
食器棚の天板はコーリアンのクラムシェル。最近のコーリアンはとても上品な柄が多く、またシームレス加工を施すことで継ぎ目もきれいに処理できることから、クォーツストーンやセラミックよりも柔軟に扱える素材になってきました。

そのようなわけで、どの程度家具を作り込んでいくことができるかの判断は、ご新居がある程度できあがるまで、もしくは完成するまで待つ形にするのが良いと思っておりました。
ただ、もしかしたら少しは柔軟なお答えが建築会社さんから頂ける可能性があるかも、と思えたのが、Hさんの場合はまだ建築が始まっていなくて、古家が建っている状態で、これから取り壊して家を建てるという状況だったのです。 それなら、例えば、不要な部材は最初から取り付けないようにしたりとある程度柔軟に対応してもらえるかもしれませんね、なんてHさんとお話をしておりました。

と思っていたのですが、そこは建売住宅ですので、結果としてはやはり難しく規格通りの家ができあがるのを待つしかなかったのでした。
そこで今回はできあがった状態のものに作り込んでいくことで不自然にならないような工夫の見せどころとなった部分がたくさん出てきたのです。

コーリアンとナラ突板のオーダー食器棚の引き戸の引手
ちょっと写真だと分かりづらく、それほど気にならない部分かもしれないけれど私自身が気になった部分のひとつが、このコーリアンとその左のパントリーの側板の納まりです。普通にジョイントする形で作ると、板が二重になって見えて野暮ったくなってしまうので、線を減らすようなデザインをしています。
コーリアンとナラ突板のオーダー食器棚の引き戸内部の様子
引き戸の中の仕上げでおもしろかったのが、こちらの左側の内部は他と同じようにお掃除がしやすいように白いポリエステル化粧板にしているのですが。
コーリアンとナラ突板のオーダー食器棚の引き戸内部の様子
右側は外側と同じくナラの突板で仕上げているところです。また、オーブンレンジをここにしまっているのもHさんならではの特長です。
コーリアンとナラ突板のオーダー食器棚の引き戸内部の様子
なぜそうしたのかというと、まずコーリアンの天板の上にはこれからガスオーブンを置くのです。Hさんはお菓子を作る作家さんでもあります。ですので、食器棚と吊戸棚で幅を変えて作っていて、上方に熱を逃がすようにしているのです。さらにはタイルを張ることで背面への熱も考慮しています。お話がそれましたが、ガスオーブンをメインに使いたいので、天板の上に置いて、こちらのオーブンレンジはサブの機器として使うので、控えめに置くようにとこの天板の下に置いているのでした。そして、なぜここをナラで仕上げたのかということ、「普段はここは開けっ放しにしておいたほうが使いやすいのですが、来客がある時だけすっきり見えるように閉めたいのです。」ということで、外側と同じ仕上げにしたのでした。引き戸だからできるレイアウトですね。
コーリアンとナラ突板のオーダー食器棚の引き出し
その引き戸収納の右隣は小引き出し。引き出しのレールは外からは見えづらいソフトクローズレールを使っています。
コーリアンとナラ突板のオーダー食器棚のゴミ箱スペース
そしてその下はゴミ箱スペース。もし、キッチンをオーダーで作ることができたら、ゴミ箱スペースはリビングから見えにくいシンクの下に持ってくることができたのですが、今回はシステムキッチンでしたので、この位置にゴミ箱を置くことになりました。

工夫その1。
まずはカウンター下の収納のデザインのあり方です。
食器棚とその隣にパントリー代わりになるシンプルな戸棚とキッチン対面のカウンター下収納を作らせて頂くことになったのですが、打ち合わせをしていく中で、その対面カウンター下収納とキッチンの雰囲気をまとめることもできますよというお話をさせて頂いたのでした。
具体的には、システムキッチンの周りを囲うことで、木で作るオーダーキッチンのような印象に見せることができるのです、というお話をさせて頂いたのでした。
以前にもそのような形で整えたお客様が多くいらっしゃいましたので、その事例を見て頂いてリビングダイニングから見る時の印象が同じ樹種でまとまったら心地良いですね、というお話をさせて頂いたのでした。

例えばこちらの皆さまのような感じです。

○「あたらしい形」港北 H様
○「整えて」大倉山 T様
○「おばさま」町田 I様
○「響く声」八王子 Y様
○「おとうさん」茅ケ崎 W様
○「ロックなあなた」横浜 N様
○「学び家」浦和 S様

こうしてキッチンを囲うだけでリビングダイニングから見る印象がこれほど変わるのです。
この時のポイントは、特にキッチンの色とは合わせていないことです。
食器棚の表面をキッチンに合わせるほうがキッチンに立った時にまとまると思えたりするのですが、私は以前にもどこかに書いたと思いますが、キッチンで見る印象よりリビングダイニングから見る印象に合わせることのほうがメリットが多いように思うのです。

引き戸のパントリーに改装
こちらがパントリー。私たちが作ったのは、両側板と天地板、そして大きな引き戸です。内部は元々の可動棚を生かしております。
引き戸のパントリーに改装
鴨居の様子。そしてこの手前にドンと出てきている白いものが袖壁です。袖壁と吊戸棚の間にこの側板がピタッと納まるようにしたわけです。結構シビアな取付だったのです。
引き戸のパントリーに改装
こちらは敷居の様子。敷居の奥の白い地板は袖壁とぶつからないように変形させて作っています。
引き戸のパントリーに改装
開けた時の全体像はこのような感じ。この袖壁を隠せたことでこのあたりの印象がとてもきれいにまとまったのでした。

続いての工夫その2は対面カウンターの納め方でした。
カウンター下収納を食器棚に合わせて作ることで印象はまとまるのですが、対面カウンターが別の素材のままよりは素材が合わせられたら良いなというお話が出ていたのです。
そのカウンターですが、Hさんのお宅では標準で白い対面カウンターがつくのですが、この打ち合わせをしている時点ではキッチン周りの腰壁を立てるのはもう少し先のことだったので、今のうちに建築会社さんに相談しておけば白いカウンターを無駄にせずに取り付けないまま引渡してもらえるのではと思っていたのです。
が、残念ながらダメだでした。標準仕様のものがついていないと、完了検査が受けられないということで。
世の中の仕組みは難しいのでした・・。
そういうわけで、この部分をナラでできたカウンターに見せるために、白いカウンターの上からナラのカウンターを被せる形にしたのです。
こうするとけっこう厚いカウンターになってしまいそうだったので、厚みを調整しやすくするために、また、白いカウンターが無ければ無垢材を使うこともできたかもしれないのですが、今回のようなL型のカウンターで無垢を使うとなかなか動きが読めない、ということで、突板を使って作ることにしたのでした。

システムキッチンの面材交換、突板オイル仕上げ
こちらはシステムキッチンの表面材を交換した様子です。表面材を焦げ茶色の板の上から張るのではなく、焦げ茶色の前板を外してそっくり取り換えるのです。
システムキッチンの面材交換、突板オイル仕上げ
もちろん食洗機の正面パネルも交換します。
システムキッチンの面材交換、突板オイル仕上げ
シンク下の大きな引き出しもこのような感じで交換です。これでキッチンの印象が整いました。

そして、工夫その3がシステムキッチンのお化粧直しでした。
Hさんとはカウンター下収納の印象を食器棚と揃えることのメリットなどをお話ししている時にそれに合わせてシステムキッチンの表面材も食器棚やカウンター下の収納に合わせた素材に交換すると、全体的に印象がまとまって見えるというお話をさせて頂きましたら、最初はオーダーキッチンを入れたいって熱望していたこともあって、Hさん、ぜひそれも一緒にお願いしたいです!とうれしそうにおっしゃってくださったのでした。
新築なのに使ってもいないものを変えてしまうのはもったいないという思いもあるのですが、この場所で長く時間を過ごすご本人にとって何か心地良いのかを考えると、交換することが当たり前のように思えていったのです。
Hさん、いずれはここをお菓子を作るアトリエを兼ねたような使い方にしたい、とおっしゃっていたので、ここにいる時間はなおさら大切なものになっていきますから。

ナラのオーダー対面カウンター
続いて対面カウンター。今回は突板を使って制作し、小口にナラの無垢材を練り付けています。
ナラのオーダー対面カウンター
Hさんの希望で角は大きめに丸みを持たせてあります。また、もともとの白いカウンターに被せていますので、カウンターが厚くなってしまうのですが、あまりに厚いと野暮ったく見えてしまうので、そのあたりは制作と施工性のよい厚みで、見た感じがボッテリしないくらいのバランスで作りました。
ナラのキッチン対面カウンター
L型の角の部分はトメに見せています。

そして工夫その4として、なかなか大変だったパントリー部分の造作があります。
この場所は、元々はただの可動棚がついているだけのスペースだったのですが、壁に直についているダボレールも目立つことと、食器棚やカウンター下収納を作り込んでいくと、かえってこの場所が目立ってしまうことが予想されました。
白い棚板をナラの棚板に交換するだけでもだいぶ印象は変わりますが、なるべく物が隠して置けるようなパントリーが必要というお話も出ていましたので扉をつけてきちんと作り込みましょうということになったのでした。
そこで、ただ、扉をつけるだけでも良かったのですが、他の家具と同じように扉のデザインがよりまとまった印象に見せられたら良いな、ということと、このパントリーがキッチンへの通り道になる場所で開き扉にすると開け閉めの時に邪魔になる可能性も考えて実現したのがこの引き戸の形でした。
なおかつ、ただ収納として作るのではなく、白くて目立ってしまう袖壁も隠してしまおうという試みになったのです。
ですので、袖壁部分がネックになるので工房で四角く箱状にして作って持って行くことができなくて、パーツごとに仕上げて搬入して現場で組み立てるというなかなか工夫が必要な納まりだったのです。
それでもこうして、きれいに納まりまして、納まってしまうと工夫に苦労した部分も分かりづらくなってしまうのがうれしいようでちょっと淋しい。

ナラのオーダーカウンター下収納
こちらがカウンター下収納の様子。引き出しと引き戸の組み合わせです。また、側板をキッチンのほうまで延ばすことでシステムキッチンがすっかり隠れてしまいます。
引出しの手掛け
こちらの引き出しは手掛け。ちなみにキッチンの引き出しを手掛けにすることは少ないです。理由は調理中の手で触っても木が汚れにくいようにハンドルをつけるほうが良いと思っているためです。
ナラのカウンター下収納の引き出し
カウンター下収納の引き出しの様子。
ナラのカウンター下収納の引き出し
カウンター下収納の引き出しの様子。
ナラのカウンター下収納の引き出し
カウンター下収納の引き出しの様子。
ナラのカウンター下収納の引き出し
カウンター下収納の引き出しの様子。

2日間かけて大がかりに工事をさせて頂きまして、こうしてすべてがきちんとその場所に、すべてそうなることが予定されていたようにしっくり納まりました。
そして、Hさんにも大変喜んで頂けました。

「イマイ様
お世話になってます。
先日は遅くまで作業していただいて本当にありがとうございました。
魔法がかかったみたいにキッチンが素敵な家具に囲まれ幸せです。
角の優しい丸みや隅々まで木の木目が流れていたり感動だらけです。今井さんの家具はやさしい空気が流れていて私まであたたかな気持ちでキッチンにたっています。10年越しの夢が叶って本当に嬉しいです。
毎日幸せな気持ちで使わせて頂いてます。大切に使わせて頂きます。
心から感謝致します。
丁寧に作業していただいたノガミさんヒロセさんコバヤシさん(お名前違っていたら申し訳ありません)にもよろしくお伝え下さい。
次回お会いできるときを楽しみにしています。長文になり申し訳ありません。」
と、とても温かなうれしいお便りを頂いたのでした。

後日、Hさんのお宅にお伺いしていろいろとお話をお聞きしますと、私たちのことは、以前私たちでキッチンを作らせて頂いた「その日まで」の辻堂のSさんが当時開催していたお料理教室で私たちのキッチンを知ってくださったのだそうです。
そのSさん、今では辻堂でカフェ「キッサコ」を開いていらっしゃって、久しぶりにSさんのことを聞いて、皆さんとはいろいろなところでつながっているのですね、とその言葉を聞いて、静かにうれしくなったのでした。

ナラのカウンター下収納の引き戸敷居の様子
引き戸敷居の様子。引き戸は戸車を埋め込んでいますが、敷居はVレールを使うと大きく印象が変わってしまうので、ナラ無垢材を掘り込んで敷居にしています。
ナラのカウンター下収納の引き戸内部の様子
引き戸内部の様子。
ナラのカウンター下収納の引き戸内部の様子
引き戸内部の様子。
ナラのカウンター下収納の引き戸内部の様子
引き戸内部の様子。

コーリアンとナラ板目の食器棚

価格:740,000円(制作費・塗装費)

 

ナラ板目のパントリー改装

価格:190,000円(制作費・塗装費)

 

ナラ板目の対面カウンターとカウンター下収納

価格:690,000円(制作費・塗装費)

 

システムキッチンの面材交換

価格:190,000円(制作費・塗装費)

 

*運送搬入費・取付工事費が別に掛かります。
(目安として、運送搬入費は70,000円から、取付施工費は180,000円から)

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