ラワン合板で悩む

2026.01.28

今度ラワン合板を使ったキッチンを作らせて頂ける予定があるのですが、ラワン合板というのが私たちにとってなかなか悩みどころです。

ラワンというと昔の学校などでよく使われていたので、私が通った小学校やそろばん教室が開かれていた幼稚園ではそこかしこに目にしていたような気がします。でも覚えているのはその表情というよりは、雨が降ると香り立ってくるラワンの匂い。私にとっては古い匂いという言葉がぴったりで、ラワンを見ると懐かしくなります。

そのラワンですが、下地の合板として使われることが多い材料ですので、色柄にばらつきがあったり、表情がガサツなものもあったりします。それをうまく色柄合わせて1台の家具にするのはなかなか難しかったりするのです。

以前にも数回ラワンを使ったキッチンを作らせて頂きました。
葉山工務店さんからのご相談で作らせて頂いたキッチンと、後藤組設計室さんの空間に納めさせて頂いたSさんのキッチンです。

葉山さんの時はラワンの無垢を揃えることが難しい時期でもあったので、材を揃えるのになかなか苦労しました。

Sさんの時はキッチン計画時から材料屋さんに赤みのあるロータリー挽きのラワン合板をあらかじめ確保しておいてもらったので、色を揃えることはできたのですが、やはりなかなか悩ましいのです。

今回のSさんのキッチンではSさんのイメージを聞かせて頂くと、ラワンが良い、というよりもよく日焼けしたブラックチェリーやチークのような色みが好みなのだそうです。それでもザ・ラワンベニヤというようなガムスポットのような黒みやラフな木目というラワン独特の表情が好みだそうで、これも早いうちに材料を確保しておかないといけないなあ、と思案しているところです。