2022.06.10
2階の寝室、1階に物干し竿だと「わざわざ1階までお布団下して干すのかな?」と思いますよね。
我が家は外にお布団干さないのです。
結婚当初から、自分の干したいタイミングと天候が合わないことが重なり、結構自分の中でストレスになっていたので、布団乾燥機生活になりました。エコじゃない、と言われてしまうとそうなのですが、
休みの日に思っていた家事をこなせるという欲求が満たされるので、心の平穏は保たれました。
ですので、お家づくりの時にお布団が外に干せるかどうかは考慮しませんでした。
そして、結婚当初からの布団乾燥機をずっと使っています。もう21年です、長持ちですね。毎週土日のどちらかで約1時間ずつ家族全員分乾燥機をかけています。お布団がフカフカだと気持ちがいいですよね。
蛇腹ホースは穴が開いたりして短くはなっていますがビニールテープで補強して使えています。冷蔵庫・洗濯機・電子レンジ・トースターと同じくらい我が家の大事な家電のひとつです。
そういう考え方もあるのだなと思っていただければと思います。
このオープンハウスの時にお客様から受けた質問、「家具屋の自宅オープンハウス」はこの8回目の記事で終了です。また皆様から新しい質問を受けた際には書いていきたいと思います。
もちろんキッチンや家具についての質問も受けましたよ。「どこに何をしまっていますか。」というものが多かった気がします。でもそれ以外の質問を多く受けたので、あくまでもキッチンはお家の中の一部なのだなと感じています。
皆様自由にご参加いただけるオープンハウスの開催予定はまだございませんが、
オーダーキッチンやオーダー家具を検討中でご希望の方には、自宅の見学を承っておりますので、(子供が学校の間の平日のみとなりますが…)ご相談ください。
皆様の理想の暮らし作りを応援しています。
2022.06.08
トイレに居る望月さんの「不安な怪物」が入れられている額が時々少し傾いている。
みんなに聞いても「触ってないよ。」という。
外に出たいのかしら。
2022.06.07
こちらはSさんのタモのペニンシュラキッチン。
最初に食器棚のお話をしていたはずなのにいつの間にかキッチンを作らせて頂くことになっていて、思いの紡がれかたはおもしろい。
食器棚は、今回のリフォームにかかる費用のこともありましたので少し後に、というお話になりましたが、暮らし始めてから必要な物事をきちんとまとめてから作りたいという考え方のほうがかえって良い形になるのではないかと思っております。
先ほどまでワイヤ―シェルフの位置決めをしていたワタナベ君が食洗機の化粧パネルの納め方の相談に上がってきました。どの寸法で納めるときれいかあれこれ悩んで先ほどまとまりました。
きれいな形になりそうです。
2022.06.07
ナラ材を使った折り畳みデスクのあるチェスト。Tさんの寝室に置かれる家具です。今回はオイル塗装ですが少し色を付けています。
着色の場合は塗り慣れたWATCOを使うことが多く、今回もチェリー色とミディアムウォールナット色とナチュラル色を重ねてこの色に仕上げています。オイル塗装での調色はなかなか難しくて、色を混ぜちゃうとなかなか色みが安定しないので、単色を塗り重ねて表現していきます。
また、今回使ったナラやタモなどの環孔材だと色は比較的きれいにのるのですが、チェリーやウォールナットなどの散孔材は色の吸い込みにバラつきが大きいので、色ムラが目立ちます。なるべくなら、着色しないクリアーやナチュラルと言ったオイル塗料本来の色で仕上げて、時間が経つことで得られる色の変化を楽しむ形が一番良いのかなと考えているのですが、希望する色に合わせて着色塗装をする時はこのように環孔材を使って家具を作っていくのです。
今回の綺麗に濃淡が出ています。仕上げに塗ったナチュラルが良い光沢を出してくれましたので、とても味わいのある表情に仕上がりました。
2022.06.06
homify「キッチンをもっと使いやすく!試してみたい10のアイデア。」という記事で、UさんとZさんのキッチンの写真が取り上げられ、掲載されています。ありがとうございます。
他の写真ももっと見たいなと思われた方はリンクを貼っておきますので、ぜひご覧くださいね。
炊飯器置き場のスライドレールの写真は、Uさんのキッチン。
ゴミ箱を入れる引き出しと、スライドワイヤーシェルフの写真はZさんのキッチンの写真です。
どちらも内田雄介さんが手がけられたお家です。お二方とも7年ほど前のキッチンを納めた当時のお写真なのですが、そう感じさせないのは、デザインの力なのでしょう。すばらしいですね。
2022.06.03
タケイシさんが帰り際に「こんなに大きな子がパネルソーの裏に居たんですよ。」と手に持ったカップを見せてくれたら、そこには立派なオスのクワガタが。
「とりあえずおなかが減っているかもしれないって思ったので、お水とアメを上げてみました。」
今日はノガミ君とヒロセ君は家庭のイベントがあるということでお休みです。
「ワタナベさんに聞いたのですがお子さんはあまり虫と触れ合う機会が少なかったから、買うのは難しいかもしれないということで。」
「あら、でどうするの?」
「自分のところで飼おうかと思って。」
えっ君が飼うのかい。と思ったのですが、こうしてきちんと容器にお水なんか入れちゃってる姿勢を見ているとうん、きっときちんと育ててくれるのでしょう。
すてきな出会いだよ。
2022.06.02
その間にワタナベ君とヒロセ君はIさんのところに。
もうすぐ臨月を迎える奥様が、赤ちゃんが生まれる前にできあがったらうれしいです、と言われていて、それに間に合わせるために本日設置に伺ったのでした。
タモの濃淡のはっきりした木目の印象と最近は上品な柄が多くなって選ぶ楽しみが増えてきたコーリアンのリバーパールという柄で合わせた流れるような印象が特長の食器棚になりました。
次にお伺いできるのは、すっかり元気に赤ちゃんが生まれて新しい暮らしが始まることですね。
楽しみにしております。
2022.06.02
1年とちょっと前からこの新居での暮らしが始まったTさん。
クリの突板を使って作らせてもらったキッチンとキッチンの背面収納はすっかり色濃くなっています。
ワトコオイルを塗ったということもあって色の変化が速く感じますね。あの時Tさんが塗ってくれたのですが、どうやら収納の中の香りが何となくカビのようなにおいに感じるとのことで、Oさんのところに伺うタイミングで立ち寄らせて頂くことに。
「こんにちは、お久しぶりです。」久しぶりにお会いするTさんは設計士さんの風貌というよりも褐色で目がキラキラしてすっかり畑仕事が自分の暮らしに馴染んでいらっしゃるように見えるのでした。
さっそく確認させて頂くと、何となく青臭いような香りと少しオイルの刺激臭。内部を塗装するとよくあるのですが、この時期から夏の終わりにかけて、温度と湿度が高くなってくると乾いたオイルでもしばらくの期間は匂いが戻ってくることがあるのです。
「どちらかというと乾燥していると思う室内なので。」とTさんもおっしゃるようにカビではないと思えます。
給排水もきちんと仕上げられていて漏水の心配もなかったので、オイルの匂いが薄れるまでは戸棚の中にも外気が入るように通気良くして使って頂くことで様子を見ることに。
「イマイさん、私はね、家の周りに雑木林を作りたくて。」と玄関まで見送ってくださったTさんに畑や庭の木々を見せてもらっていた時のこと。
なるほど、そういうのとてもすてきです。
やっぱり小屋を作りたいなあ。
2022.06.02
いよいよ引渡の前に塗装をするということで、Oさんのところに伺ってきました。梅雨入り前のつくばはなかなか良い風が吹いています。
「建具や棟梁が作ってくれた家具も一緒に塗ろうと思っているのです。」とお二人でにこやかにおっしゃいましたが、なかなか大変そうです。
Oさんの家は、大工さんが下駄箱から本棚や洗面台までかなり細かく家具まで造作されていて、キッチンも作ることができたのではないかというくらい。おかげさまで塗装しておかないとあとあと傷んじゃうといけない、という部分がいっぱいあるわけです。
クリーニングの水拭き後の状態なので、その造り付け家具たちは結構ざらつきが強いので、塗る前の研磨のコツをお伝えして、キッチンのほうも並行して、引出しや扉の外し方、取り付け方をお伝えしながら、塗装後の研磨のコツなどをお伝えして終了。
あとはお二人でどうにか頑張ってくださいね。次回お引越し後にお会いできるのを楽しみにしております。
と、このタイミングでお久しぶりにTさんのところにご挨拶に。
2022.05.30
写真はキッチンと食器棚の取り付け当時のもの。キッチンのタイルもまだ半分だけ貼られていて、ペンダントライトも付いていないし、リビング収納の扉も付く前の状態。
赤松の床も柱もはじめはこんなに白かったのだと、お家の建設当時の写真を見返すのも面白いですね。
暮らし始めて丸3年の我が家。
2人揃っての休日には、お家のちょっと気になるところをひとつずつ確認して、お手入れしていくようにしています。
その日々を重ねて、いつの間にか10年経っていたね、目立った不具合は無かったよね、という風に過ごしていけたらいいなと思っております。
興味のある方は動画をご覧になってみてください。
2022.05.29
こんにちは、Kさん。
横浜の小高い丘を登ってKさんの食器棚に会いに行ってきました。
Kさんの家のそばには(歩いて10分くらいのそこかしこには)以前家具を作らせてもらった方々がいらっしゃる。
チェリーの本棚やクルミの食器棚を作らせて頂いたKさん。
シーザーストーンとオークを使ったキッチンを作らせて頂いたIさん。
などなど。
ひたすら階段が続くこの町すごく魅力的で、階段から向こうの丘は見えるのにすぐ先の路地は曲がりくねっていて何かあるか先が見えなくって、それなのに生き生きと話声が聞こえたり、音楽が流れているのが聞こえたり。特に今日のように暑い日は音が滞っちゃうようでいろんなところで空気が滞っているようで、時間が止まっているよう。
そのようななかを汗を流しながら丘陵地に建つKさんのところに。
Kさんのリビングはとても良い風が抜けていて汗がスゥーと引いていきます。
納品まで生き生きと動き続けていた扉もこの場所でどうやら落ち着いたようで、反りも気にならないくらいに納まっておりました。
そして、もともと白かったキッチンとダイニングを仕切る小さなカウンターはやはりクルミに変えて正解でした。リビングからダイニング、そしてキッチンへと印象がこれほどよくまとまるとは思っていた以上でしたね、Kさん。
次は以前にお話しされていた玄関廻りもいつかクルミで印象が整うと良いですよね。
またお会いできる時を楽しみにしております。
2022.05.24
先日から設置工事を行なってきたIさんの現場が明日引き渡しになります。
細かな作業が残っていたので、今日の午後に目黒のMさんの現地確認に出かける途中で立ち寄らせて頂いて、作業を終えてきました。
完了後に写真を撮らせて頂いていて、ふとバルコニーから外を見ると、緑がこんもりと繁っている様子がとても良く見えることにあらためて気づきました。
そういえば打ち合わせの時に駅からここに来るまでが結構な坂道続きで丘陵地に建つ古いマンションってすてきだなって思っていたのを思い出しました。
ふと下を見ると、人工池?プール?のようなものが。この時期ですから水は抜かれていて、たくましく日焼けしたお兄さんが黙々とその古くなった壁の補修をしているようでした。
へぇ、こういうコミュニティがまだあるのだなあ。
そういうふうに考えると、オートロックのないエントランスには、「ちょっと気難しい管理人さんで機嫌が良くない時には車が停められないかもしれません。」と言われていたちょっとおっかなそうなおじい様管理人さんが居て、(私たちの時はとても良くしてくれてありがたかったのでした)出掛ける住人の皆さんに声をかけていたり、現場の玄関の隣はなぜか上階の部屋番号が並んでいたり(メゾネットなのでしょうね。)、変化に富んで温かな古い住まいには温かなコミュニティがまだしっかり根付いているのだなあと思いました。
緑が見える南面とは別に北面には高校が近くにあるようでその大きな土のグラウンドがあって、この高さからはそこで授業している先生や生徒たちの声が良く響いてきます。
暮らしやすさは、その人それぞれの感覚でしょうけれど、きっとみんなに共通している懐かしさのようなものはあるんじゃないかな。
ここを出る時にふとそんなことを思ったのでした。
2022.05.22
庭に出る通りにどくだみの灯りがつくと、どこからともなく猫たちがやってきては通り過ぎていくのです。
2022.05.22
キッチンを作らせて頂いて今年で10年。そして、もともとあった白い洗面カウンターの下にぴったり合うように収納を作らせて頂いて7年。最後は大きくなってきたお兄ちゃんたちの部屋を家具で仕切ろうということで白い間仕切り収納を作らせて頂いたのが6年前でしたね。
【完了@王禅寺のYさん】(昔のブログです。)
https://freehands.exblog.jp/17341120/
【ナラ柾目の洗面台下キャビネット】
https://www.freehandimai.com/?p=7490
そのYさんからお子さんの本棚に「棚ダボを追加したいのです。」というご相談を頂いて、ちょっとお邪魔してきました。
その前に、昨日のHさんの帰りにただいま制作中のSさんのキッチンのパックパネルとステンレスカウンターの寸法を決めるために、昨日の1日間だけ解体工事を進めてくださっていたkotiの伊藤さんに会いにそのSさんの現場に行って採寸したのですが、その修正した図面を見て、「イマイさん、もしかして・・、壁の厚みがちょっと違うかもしれません・・。」ということで、私の計測違いがあったので、今日のYさんの前にもう一度町田のSさんのところによらせてもらって再度確認。下地ベニヤが入っている分壁の厚みを読み間違えておりました・・。失礼しました。
これでSさんのほうは当初の予定通りに問題なく進められそうなことが分かり、Yさんのところを訪ねます。
前回の納品の時以来久しぶりにお会いするのですが、納品当時のままのようにきれいにお使いくださっていることに驚くとともにとてもうれしくなったのでした。
Yさん、ありがとうございます。
また準備が整ったらお伺いしますね。
2022.05.21
3月に取り付けたHさんのところにお伺いしてきました。
あのあと、Hさんご自身でオイル塗装をされたのでその様子を拝見させて頂くこととをステンレスのあたりが鋭いところをちょっと磨いたり、ガスコンロについてのご質問についてお伝えしたりと細かいところにお話に伺ってきました。
時々ご連絡頂くのが、プラスドゥのトッププレートの下にゴミが溜まってしまうということ。
そういえば昔のガスコンロって、トッププレートが簡単に取り外せて内部まで掃除ができましたよね。今のコンロはネジでしっかり止めるので、少し外しづらくなっているのですが、そのネジを外してピンで固定されているものはそのピンも持ち上げれば簡単に外せます。トッププレート自体はガス管に干渉しないので、外す際、取り付ける際にセンサー部分などに当てないように気を付けて行なえば外して掃除をしても良いのではないかと思えるのですが、説明書には外して清掃することは推奨されていないので、あくまで皆さんの判断で行なって頂くことになってしますのですが、私の自宅では汚れたら外して掃除することにしています。
そのようなお話をさせて頂いて、オイル塗布後の様子も確認して、とても具合よくHさんが使ってくださっている様子が見られてうれしかったです。
このHさんのご新居は少し変わった立地のの戸建て住宅をリノベーションしているのですが、静かで心地よいところです。屋根の勾配がキッチンに少しかかってくるこじんまりした様子も小柄なHさんご夫婦の温かな印象と相まって心地よい場所になっています。
「二人ともあまり背が高くないので、収納は上に作らないでコンパクトにしたかったのです。」という奥様の言葉が実現されたこの形。
ワークトップもガスコンロとシンクの高さを合わせるようにコンロ側を1段落として作ったり、リビング側はガラスの引き戸(コーワガラスさんの引手の印象がとても良いのです)のある戸棚ととても魅力的な場所になりました。
Hさん、ありがとうございました。
2022.05.21
今日は、ノガミ君とワタナベ君とで武蔵村山のSさんのところにキッチンのバックカウンターの設置に行ってもらっておりました。
少し前までは武蔵村山というとかなり遠く感じたのですが、このあたりの交通の便がとても整備されて驚くほど近い距離になりましたね。いろいろな場所が身近に感じられるのはうれしいことでもあります。
そのSさんのバックカウンター。当初はリノベーションをされる際に一緒に作って頂くことも考えていたのだそうですが、私たちの様子をとても気に入ってくださって、この部分だけわたしたちが担当させて頂くことになりました。
でもお話を伺うとご要望はとてもシンプル。しかし、そのご要望をこの形に辿り着くようにできた私たちの思いをSさんは気に入ってくださっていて、当初は壁から突き出る形で検討していた吊棚の印象や、キャビネットを浮かせる理由とその浮かせる見せ方、そして中央のステンレスパイプを用いた棚の用途など、やはりシンプルな形でもSさんらしさが良く表れた形になったと思っております。
手前のキッチンはトーヨーキッチンさんペニンシュラキッチン。
うまく調和してキッチンとリビングがひとつながりになったこの場所がとても良いリズムになったと思います。ここからSさんがどのようにこの家具を使っていってくださるか。
その家の色彩が入ることで暮らしが始まりますから、その様子を拝見させて頂ける次回を楽しみにしております。
2022.05.20
ハルが洗ったスンスンたちが早く乾くようにと寝かされている。
2022.05.20
沼津のHさんのキッチンの設置工事が本日で完了しました。
学生たちの賑やかな声が響く、落ち着いた住宅街の一角に建つHさんのお宅は、どこからでも心地よく陽射しが入り込んできます。
今回はこのセパレートキッチンと突きあたりの壁沿いの大きな収納棚を作らせて頂きました。
この魅力的な空間をとりまとめてくださったのは、もうだいぶ長いお付き合いとなります平成建設のOさん。
この空間によく馴染んでとても明るいキッチンになりました。
コンロ側の右端部と突きあたりのダイニング収納がちょうど交わる部分の納まりは、設計のOさん、監督のHさん、そしてにこやかに見守る奥様と私とで頭を突き付けながら悩んだとおりのすっきりした納まりにできました。
ご主人も設置工事の初日に挨拶に来て下さって。
みんなで家を作っているって感じ。
Hさんご夫婦の表情がそのまま表れたような明るく温かい空間です。
またお引渡の時にお会いできるかな。
2022.05.20
今お話を進めているキッチン。
「イマイさんのことをね。今外壁の工事をお願いしている工務店さんからお聞きしたのよ。」と快活な声で始まったこのお話。
苦手とおっしゃっていたメールを駆使して、時には電話を織り交ぜながら、お話がまとまっていくと、とてもすてきなイメージを思い描いていることに気づかされて。
今ある景色の向こうをMさんと夢見ながら話は進むのでした。
今目の前にある景色は、年老いた子、賑やかな子、穏やかな子、物静かな子のチワワたちが賑やかに迎えてくれて、部屋の中を歩くごとに「なになに、遊ぶの?遊ぶの?」とうれしそうな顔して見つめてくるこれまたすてきな空間。
ここからどのようになるのだろう。
Mさんとの話はどんどん広がります。ああ、すてきだなあ、と思って話を進めておりましたが、「イマイさん、あとここがね、こっちがね・・、そうそうケーキ焼いたの。食べる?ほら、ここもこうだからね・・」と魅力的なイメージが膨らんでいくのですが、これは・・ちょっと私では手に余るかもしれない・・。
すてきにまとめてくれる人に声を掛けようかしら。
2022.05.20
我が家は大きい窓になりました。3410㎜×1570mmの腰高窓と3470mm×2360mmの掃出窓。
普通のカーテンになるとかなりのボリュームの布の束ができてしまいます。
一番すっきりみえるもの、あまり日当たりがよくないので、冬の時期に外気の断熱効果の高いもの、そして、窓枠から大きいあまり手前にメカが飛び出さない納まりのものとなるとかなり限定されてきました。
ニチベイのハニカムスクリーンのシースルーとシークレットのツインスタイルチェーン式。 本当はプリーツ幅が45mmのものが希望でしたが、プリーツ幅が大きくなるとメカももちろん大きくなります。
45mmのものはメカの奥行き86mm・25mmのものは67mm。我が家の窓枠は奥行きが77mmでしたので、25㎜のものにしました。
従来シースルー生地が上部分になるようでしたが、重々しく感じたので、シースルーが上・シークレットが下になるようにしてもらいました。 図面と建設中の現場の想像だけで悩みながら選んでいきましたが満足しています。
「お掃除ってどうされるのですか?」という質問も受けました。
外して洗濯はできませんので、先細ノズルの掃除機で埃を吸い取っています。
ハニカムの中に小さな虫が入ってしまうこともあるのですが、それも横からなぞって吸い取っています。気を付けなくてはいけないのは、掃除機のノズル先をきれいにしてから行うことです。汚れが移ってしまうからです。当たり前のことなのですが、急いでいたりするとついやってしまうことです。
今月で丸3年経過しましたが、今のところ目立った汚れと不具合はありません。
どなたかのご参考になればと思います。
2022.05.16
節アリのオークの突板を使ったキッチンの食器棚(バックカウンター)を作らせて頂きました。
こういう無骨な表情でもかなりすっきりとした印象にできたのは、天板を極力うすく仕上げたからかもしれませんね。板の厚みひとつで印象は大きく変わります。
そういうできあがるまで不明瞭になりやすい部分もなるべく皆さんに分かって頂けるように努めておりますが、そう感じてもらえたらうれしいなあ。
この食器棚に合わせて、隣のパントリーとなるオープン棚の棚柱や棚板も私たちのほうで用意させて頂きました。
あとはここにUさんの暮らしのものたちが置かれることでひとつの空間ができあがります、というか生まれます。そうなると一気に空気の温度が上がって温かくなるんですよね。
次回お伺いできる時が楽しみです。
Uさん、ありがとうございました。
2022.05.18
家の中を案内している時に、お客様にそうおっしゃられたのです。
30歳代くらいのご夫婦だったのですが、今の家づくりは和室を作らない人の方が多いことをその時初めて知ったのでした。ちょっとショックでした。(笑)
実家で過ごしていた時、私はベット生活だったのです。
結婚して、ダイスケさんが床に布団を敷いて寝るのを好んでいて、最初のアパートも、マンションも和室があったので、自然と畳の上に布団を敷いて寝る暮らしになりました。
自分たちの寝室を考える時にも、布団を敷いて寝て、脚が布団からはみ出たら畳が当たってほしい夫婦なので、福原さんに和室を作ってもらいました。
昔、義理の姉のご両親が畳屋さんで、マンション時代に畳の張替えをお願いしたのです。
張替えの様子も拝見させていただいて、新しい畳になった時の香りと畳の硬さというのでしょうか、気持ちよさは本当に心地がよかったです。
その部屋で、娘達の幼少期には家族4人川の字で寝ていました。お昼寝もその畳の上でしていました。
お陰様でこんなにのびのび大きくなりました。(笑)
今は高齢になられて引退されましたが、よい経験をさせていただいたこと、思い出になっています。
畳がある限りは、畳の上で眠りたいなと思っているのです。
2022.05.15
土曜日に比べてちょっと肌寒い日曜日でしたが、朝早くの仕事がひと段落したら、せっかくだからどこかに足を伸ばそうと、週の初め頃からアキコと話をしていたのですが、今考えているキッチンや家具の内容をまとめることがなかなか難しくて、このままの気持ちで出かけてはつまらないだろうと昨日あれこれ頑張ったおかげでどうにか今日のお昼前から外に出ることができました。
ただ、今から遠くへ行くこともなかなか大変ですので、以前に街道沿いに咲いていたヤグルマギクが見たい、というアキコのリクエストでそこまで散歩に。
むかしむかしまだハルもチィも生まれる前にアキコと軽井沢に出かけて、石の教会を見に行った時にふと路傍に咲いていた青紫の花を見て、「これコーンフラワーって言う花でとても良い香りがするの。ヤグルマギクとも言うのよ。」と教えてもらってから、私にとって少し特別な花で、たしかに彼女が使っているお化粧品の香りはどこか清々しくて良いのでした。
で、工房から5キロほど行ったところ、彼岸花で有名な藤沢の小出川沿いの一角にさり気なく咲いている場所があったはずです。
ということで、なるべく車が通らない静かな道をのんびりと歩いていたら、「あっ。」と大きな女性の声。
私の後ろを歩いていたアキコも「えっ。」と大きな声。
振り返ると、畑の中に私たちを見つめるキッサコさん。
辻堂に戻っていらして、たしかいま自宅の近くでお店を開いているはず。
Kissako labo&pantry
たまたま車どおりの少なかった初めて通る道で、辻堂のキッサコさんに会うなんて。キッサコさんとは、2011年にご自宅にL型のキッチンを作らせて以来のお付き合いです。少し前まで辻堂を離れて横浜で暮らしていらしたから、本当に久しぶり。4年前の年末のイベント「クレミル」の時にお弁当作りを担当してくださった時にあって以来だ!これはご縁ですね。
この場所で自分の野菜を作っていて、週末はこうして手入れに来ているのだそうです。すてきです。今度お店に行ってそのお野菜を頂かないと。
お互い忙しそうですが、楽しんでいきましょう!イマイさんならずっと大丈夫!と、変わらず強い目力で背中を押してもらって。
家具を作っていることで、こうしていろいろな場所でいろいろな人とつながっていられるというのは本当に素晴らしいことです。
おかげさまで元気を頂いてヤグルマギクたちに会うこともできたし、きちんと体の中に気持ち良い風を取り入れることができました。
さあ、明日からはまだ皆さんのところに家具を納品する日々が続きそうです。
頑張りましょう。
2022.05.13
「アイ、おはよう。」