日記「自由な手たち」

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クルミの変形オーダーキッチン

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今までたくさんのオーダーキッチンを手掛けてまいりましたが、への字のキッチンは初めてでした。
変形する家具って納まりが読めない部分があって、なかなか怖いのです。
年末にカイ君と二人でラワンベニヤを持ち込んで原寸を取って確認したのですが、それでもうまく納まるのかどうか不安な部分はありましたが、きれいに納まって良かったです。
マンションの一室にこの形がある姿ってどういうふうに見えるのでしょう。
もうすぐお引渡しですので楽しみです。

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小田原のIさんのところへ

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今日は小田原のIさんのところにアキコと二人でちょっとメンテナンスに出かけておりました。
昨年作らせて頂いた加賀妻工務店さんからお話を頂いたIさんです。
棚板を数枚追加で作ってほしいというお話とともに「引き戸が擦れるんです。」と言われていて、その点検に伺ってきました。
音の原因でなかなか探りにくくて、特に引き戸の場合で、フラッシュ構造の戸を作ると、軽くて良いのですが、太鼓状に中の空気で音が大きくなっちゃって、戸の下のタイヤが動いているだけなのにゴロゴロと雨降り前の空のような音がする時があるんです。
何が原因か分かるかなあ、とちょっと心配なままお伺いしましたら、ちょうど中から岩本監督がニッコリ姿を現しました。
岩本さんにしても、吉村さんにしても加賀妻さんの監督さんとお話すると気持がゆったりして落ち着いてくるのがうれしい。
「いやちょうど今日、塗装屋さんもちょっと点検に来る予定だったので、私も立ち寄らせて頂いたのですよ。」
そんなにこやかなまなざしに見守られながら、「お邪魔します。」とさっそく上がらせて頂いて、原因を探ると、ガラスの框にちょっとした擦り傷が入っていて、戸を開け閉めした時のあるポイントで、こすれる音がする。
ははあー、これはきっとネジだね。
框組した無垢材がわずかに動いてネジと擦れていたようです。
今回ハーフェレというドイツの老舗メーカーのソフトクローズする引き戸金物を使ったのですが、その金物の仕様書には戸と戸の隙間は7ミリ取ることって書かれていたんです。
7ミリかあ。7ミリも隙間取っちゃったら、横から見た時に不格好だよね・・。
そんなわけで、金具をわずかにオフセットさせたりして、隙間を極力少なくして、(3~4ミリくらいだったかな。)イレギュラーな納め方をしていたのです。
わずか数ミリのお話ですが、見た目は大きく違うのですよ。
おかげさまでスゥっとした形で納まったわけですが、反りがこういうふうに影響してくるとは・・。
よい勉強です。
さっそくネジの頭が飛び出ないようなものに変更して、擦り傷は研磨してオイルを塗って、点検完了。
気持ちよく動くようになりました。
監督が優しく見守ってくれていたおかげです。

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帰りにそのIさんのお店(とてもすてきなケーキ屋さんで、注文したケーキを包んでくれる間、お茶と一口サイズのケーキが出てくるなんて。)に立ち寄らせて頂いて、みんなにお土産を買って帰ってまいりました。
ありがとうございました。
美味しく頂きます。

【バックシュトゥーベ イマヤ】
https://www.imaya-cake.com/

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クスクス、ゲラゲラ

これは少し前の様子。
ハルはインフルエンザでもその日のうちに薬が効いて、翌日からはゲラゲラ笑っていて。
もう早く学校戻っちゃえばよいのに。
でも、ムードメーカーのハルとクールビューティーなチィのコンビが家にいてくれるおかげでいつも暮らしが明るくなるよ。

本当はこの輪のなかにアイもいれてあげたいのだけれど、相変わらず二人とも猫の毛アレルギーが治らないので、アイはやっぱり工房守をしています。
何かどこかでこうしてみんなを感じながら居られることが暮らしているということなんだろうね。

今日はみんな定時上がり。以前にステンレスカウンターの制作をお願いしている高橋さんと夜に話をしていた時に、「水曜日はさあ、みんなに残業させないようにしているからもう静かなんだよね。」って聞いてから、うちもそうすることに。家具作ることって、楽しいことも大変なこともあるけれど、こういうメリハリがあると気分がスッキリするものね。

で、今日は定時で帰ってきたけれど、ムードメーカーは塾に行ってしまって、クールビューティが物静かにお母さんと洗濯物を畳んでいた。
「ただいま。」
「お父さん、帰ってきたよ。ご飯食べる前に、よし、やりましょう。」とアキコ。
ぼさぼさに伸びちゃった私の髪の毛を切るにはちょうど良い時間でした。
高校卒業してから結婚するまでは美容学校に通っていた母に昔の工房の2階で髪の毛を切ってもらっていたんだよね。
結婚してからは、それがアキコの仕事。
洗面所に掃除しやすいようにレザー張りの椅子を持ってきて、母が学生時代に使っていたハサミと掃除機とほうきを用意して。
昔はなかったけれど、いまはスモックのようなものを着せられて、少しうとうとしながら髪を切ってもらうのです。
もう18年間繰り返してきた仕事。
ああ、さっぱりしました、ありがとう。

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工務店さん探し:家具屋の家づくり

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土地の売買手続きは2018年6月でした。
その間に新居の設計プランがほぼ決まり工務店さん選びの段階に入りました。
仕事柄、一緒にお仕事をさせて頂く機会があり、お仕事ぶりや家具を取り付けた時に時々現場を拝見させていただいていたので、「この方々に家を建ててもらえたらうれしいな。」という工務店さんは最初から候補が決まっていました。もちろん予算もあるので、家のプランを考えながらその中で大幅に予算からかけ離れてしまうことがないように正式な御見積を頂く前からコストバランスについてお話しできたことも決めてのひとつでした。
しかし・・。
その工務店の担当者さんには土地の下見にも来てもらったりと当初は親身に相談に載ってもらって、それを元に銀行のローンの契約を組んで手続きを進めていたのですが、8月の期日前日に1通のお断りのメール連絡が来ました・・。
おぉ、ショックです。(見積もりをいただいてからの2ヶ月間は何だったんだろうといまだに不思議でならないのですが、、。)
聞くと、福原さんの納まりはとてもストイックな部分があって、工期が読みづらい部分があること、そしてそのご要望に応えらえるだけの技術に自信がないのだそうです。
たしかに私たちのキッチンでさえも導入が難しいと言われてしまう工務店さんも中にはいらっしゃるけれど、今回考えていたこちらならその点は安心でしたが、福原さんの形がやっぱり難しいのですね。
とても魅力的な仕上げをしている会社さんだっただけに残念。そして、そういう断り方をされてしまったことにもっと残念・・、うーん。
しかたないです。よい勉強になりました。

でも、マンションは翌年の2月末までには出なくてはいけない、今から工務店を探していたら間に合わない。さあ困ってしまった。どうしよう・・。
ちょうどその時にお客様の家具制作で連絡をとっていた加賀妻工務店の社長の高橋さんにダメもとにダイスケさんがお話ししてみたのです、「こんなことがあったのですよ。困ってしまいまして。」と。
加賀妻さんっていうと自社設計で自社施工ということなので、本当はずっと前からすてきだなって思っていたけれど、やっぱりだめって言われちゃうかもって思って声を掛けづらかったのでした。
でも、高橋さん、「そうですか、そういうことでしたらうちでやりましょう。でも、工期は今から始まると間に合いませんけどそれでも良ければ。」と引き受けてくださったのです。
もう工期が2月末までには間に合わないことはこれからどこを探したとしても同じはずだし、「現場がいつもきれいで気持ちがいい職人さんばかりのところ。」という話をダイスケさんから聞いていたので、これはある意味いい機会なのかもしれないと思えました。
福原さんにも伝えたところ、「自宅の近くで加賀妻さんの現場を見たことがあって、いいなと思ってたところだから、かえって良かったのではないかな!」と快諾してくれました。最初の計画よりもちょっと予算を多く見なくてはいけない部分がありましたが可能な範囲でしたし、憧れの加賀妻さんなので、その為なら働き続けてローンを返していこうと思えるのでした(笑)。
私達の工務店さん探しはこんなにドラマチックだったのでした。

私達のお家づくりのお話が誰かのお役に立つことがあればと思い書こうと思っています。
前回のブログからずいぶん時間が経ってしまっていました。(ちなみに前回は2019年11月7日の続きになります…。)
日記「自由な手たち」で「家具屋の家づくり」を検索していただけると家づくりに関する記事が出てきますので、興味がある方は読んでみてくださいね。

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手を止めるところ

みなさんからよく聞かれるのですが、キッチンの壁に使ったタイルは、平田タイルさんのHabileの「BL」というカラーです。
真鍮が酸化して緑青を吹いたような色あいを見て、アキコが気に入ったのだそうです。(タイルはすべて彼女のカラーなのです。)
緑の黄土色の入り具合、バラつき具合は、取り寄せてみないと分からず、実際彼女はもう少し青み掛かっているとうれしかったなあ、なんて言っていましたが、全ては一期一会。

そのタイルを見ていて思ったのです。

このところ具合が悪くて仕事を休ませてもらっていた時に朝の連続テレビ小説をふと見ていたのです。
戸田さん演じる主人公が大きめの花瓶のようなものを手びねりで作り上げていくシーンがあったのですが、どこまでゆけば完成なのだろうか・・とじっと見ていたら、彼女の息子が入ってきて、作家さんの顔が急にお母さんの顔に変わってその日の作業はおしまい、となったのですが、形を作ったら削り出してそぎ落として、自分のイメージを表していく焼き物の世界って、「はいっ、そこで完成でいいよ。」って空から声が聞こえてくるわけでもないし、なにをもって終わりにするのかなあ、とそのシーンを見ていて考えておりました。

家具製作に於いてはその限りがはっきりしていて、(もしかしたら追及していると限りはないのかもしれませんが。)ここまで仕上げれば見目麗しく、触り心地良く、使い心地良くなる、という到達点があります。
個人差はあるかもしれませんが、それを私たちはスタッフみんなで共有して私たちの家具作りの仕上げとしているのですが、私がこの仕事に初めてかかわった中学3年生の夏休みは、そのポイントが全く分かりませんでした。
父は自分の仕事を知ってほしかったのか、家にこもっている私を外に連れ出したかったのか、1週間だけ父の仕事場でアルバイトをしました。
その時はまだこの工房はなく父の勤め先のある川崎まで朝から一緒にくっついていったのですが、当然15歳の少年にできることなどほとんどなく、ひたすら磨く仕事を与えられたのでした。
その時は、木でできた祭壇(だと思うのですが、教会の形をしている少し大きな(幅60センチくらい、高さ60センチくらいだったかな。)もので、屋根は板葺きのようなデザインになっていて、正面の飾りも糸鋸できれいにくり貫かれていて、今考えると結構手の込んだ形でした。)が何台もあって、それをひたすら磨いたのでした。
たしか180番のヤスリで角を磨いたような気がするのですが(すみません、30年前の出来事なのでうろ覚えで)、
少し磨いては「このくらいでいいの?」「いや、もう少し、ここはこのくらい。」
少し磨いては「このくらいでいいの?」「いや、もう少し、ここはこのくらい。」
の繰り返しで、まったく楽しくなかったわけです。
きっと戸田さん演じる主人公の思いの行きつくところとは違うのだと思うのですが、花瓶を見つめるまなざしを見ていて、ふとあのアルバイトの時に祭壇を見つめながらどこに終わりがあるのかと気持ちが行き詰った頃をなんとなしに思い出したのでした。

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小豆を炊く

DSC_4959DSC_4965先日ダイスケさんも書いていましたが、ここ2週間は家族で誰かしら具合が悪い人が居て、落ち着かない日々でした。
お休みをいただいた今日、チアキと久しぶりに「何か作りたいね。」という話になり、「あんこが食べたい。」ということで小豆を炊くことになりました。
お豆の様子を見ながら家事をして過ごす時間が穏やかで贅沢な時間に感じました。
健康第一ですね。
うまく炊けて美味しいおやつになりました。

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静養

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一年に一度大きく体調を崩すのがこの1月だってことは毎年分かっているのに、決まってきちんと具合が悪くなっているようで。
今年も年末から少し怠さを引きずったままごまかしながら動いていたら、ついこの前の月曜日の昼前にガクンと体が重くなって、急にまわりの温度が下がってきたようで・・。
これはいけないと家に戻ったところで中学校から電話が。
役員の話かな、なんて思っていたら、ハルカが保健室で寝ているようで・・。
「そうですか、ではこれから引き取りに伺います。」と体を起こして学校に行くと、リンゴのような赤いかおをしたハルカ。
あらまあ。

アキコも早々に仕事を切り上げて、あえぐ二人を連れて地元のクリニックに。
「あー、お姉ちゃんはインフルエンザだね。お父さんはうーん、反応は出てないんだけどねえ。同じタイミングだしねえ。どうだろうねえ。」
いつもながら先生の良い意味で豪放磊落な言葉を聞いているとそれだけで元気になるね。
とりあえず、ハルはインフルエンザ用の薬を出してもらって、私は解熱剤を飲んで様子を見ることに。

そういえば、一週間ほど前はチアキは、アキコが言うにはまるで噴水のように勢いよく食べたものを戻しちゃって寝込んだし、その数日後は今度はアキコが数日間、おなかの調子が悪くて寝込んでいたし、ぐるりと回って私たちのところにも風邪の虫がやってきたのでしょうか。

ハルカは薬のおかげがそのまま熱も下がってうるさいくらいに元気に。
私も二日間休ませてもらったら大分体もおなかも楽になってきて。
初日の夜はあまりに寝苦しくて変な夢を見まして、寝間着の右側の汗で湿った冷たさと、左側の汗で湿った冷たさたちが、どっちが冷たくなるかを競い合おうぜって感じで、何だかどんどん冷たくなっていって、「ええい、冷たいのがもううるさいよ。」って思って目が覚めるっていう夢で・・。
おかげさまで元気になりました。
家ではハルとチィがうるさいくらいです。

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自宅での出張料理教室を経験して

間が空いてしまいましたが、先週の&mandoさんの出張料理教室での4日目のメニューは「韓国風きのこハンバーグ」でした。
お豆腐ときのこが入っていましたが、つみれよりもハンバーグっぽく、食感も面白くて食べ応えがあっておいしかったです。
ごちそうさまでした。
今回、自宅に先生をお招きするのは新居とはいえドキドキなのでした。お料理のプロの先生から見たらできていないことが多いだろうと予測できていたので。
色々材料を見ていただく時に、食材の保存方法を見てもらい、「この方法が長持ちしますしいいですよ。」と教えていただけたり、
「オーブンを使います。」「ミキサーを使った方がいいですよ。」と我が家にある調理道具も活用していただきました。
自分が作る料理のマンネリ化もそうなのですが、保存方法や調理道具の用い方も、出せばあるのにそれを面倒くさがって使わない状態だったので、改めて使ってみて、早く終わるし洗い物も片付けも思ったよりも簡単だったことに気づかせてもらえた点がよかったです。キッチン道具の収納棚の高さと位置を変えようと思いました。(可動棚だとこういう時にいいですよね。)
でも、次回は&mandoさんのキッチンでのレッスンに参加したいと思います。まだあのキッチンを直に拝見したことはないので。
すてきな機会をありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。
私達が作らせていただいた&mandoさんのすてきなキッチンが出来上がるまでのお話は→ こちら