Kさんのキッチンと背面収納

2020.08.30

もうね、計画段階から搬入が気になってしまっていて、最初に打ち合わせに現場に行った時などは、まだ制作はこれからなのにもう早く運んでしまいたいくらい、この場所にうまく運び込めるかどうかが心配だったのです。
施工会社さんにはCADも頂いて、最初の現調の時はどうにかなるかなって思っていたのですが、先日の設置工事直前に再度現場を見に行った時に型ベニヤを持参して、実際に入るかどうかを確認したわけですが、外壁の仕上げ材が張られていて、あと数センチで入らない・・。おぉ。
そう、キッチンがなかなか大きいのです。キャビネットはある程度分割して作って現地で組み上げていくのですが、ステンレスカウンターだけは1枚で作りますし、シンクも溶接して一体になっているので、どうにかして入るだろうと思われる寸法だったのです。
当初もっと小さかった奥行は、キッチンの反対側にはやはりA4サイズのものがきちんと入るようにすると、奥行900ミリでは納まらない、ということでじわじわと大きくなっていくカウンター。
で、2階のバルコニーからだと難しくなってしまったのでした。
で、もともと無理だと判断していた3階を採寸してみると、おぉ、入りますです。
3階のほうがバルコニーは大きいのですが、振り回すと室内には入らないと思っていた部分が思いのほか余裕があり、吹き抜けから2階に下せることが分かったのでした。
あとは、がんばって3階まで上げるだけです。

29日当日は「まだまだ暑い日が続きます。」と言われていたとおりに強い日差しが注ぐなか、5人で頑張ってみるのでした。30キロくらいの天板は普通に持つにはそれほど苦労はないのですが、ロープで引き揚げて、さらには足場が掛かっているので、縦方向で荷揚げしていくと、ロープは1本し架けられない。
ノガミ君が一番上の3階で引き揚げる役、私とヒロセ君が地上階、カイ君とワタナベ君は2階とそれぞれが配置についたら、じわじわと上げていきます。
布団で包んでいるのでつかみどころが悪く滑りますので、こういう時の重量は実際よりも重く感じるわけですし、厚さで汗も止まらないわけで、おのずと声も大きくなります。
しかし、半階上げては下の階の人間が1階分上がって、の繰り返しで、どうにか3階のバルコニーに到着。
そこからは落ち着いて室内に下すことができて、無事搬入完了。
大工さんも搬入しやすいように吹き抜けを空けておいてくださったり、置き場所を広く用意してくださったおかげで、こうして無事に終わらせることができました。

人の力で家はできあがっていくのです。

そこからは、制作を担当したノガミ君とヒロセ君、そしてワタナベ君が補助に入って本日の作業は完了。
2~3日間かけて、取り付けていく予定で、まずは無事に初日が終わりまして、胸を撫で下ろしているところです。

三者面談と幼虫

2020.08.29

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金曜日に三者面談がありました。入学式も親は不参加で、春に新入学して初めて保護者として向かう高校。「わーいわーい。」と思って行ったのに、予定時間に昇降口で部活の途中で慌ただしく抜け出してきたハルから、
「私早く部活に戻りたいからさ、お母さん余計なことは言わないでね。」と釘を刺されました。
私「え?何?じゃあ何のための面談なのよ。」
ハル「前に面談した子がさ、40分も先生が話してたって聞くとさ、長いじゃん。」
「は?」と思いましたが、いざ先生のお話を伺うと、特に今のところ問題はなさそうだし、三者ではなく、気になるのなら私が後で先生に聞けばいいだけかもと思えたので、
先生「お母さまから何か質問はありますか?」
私「いいえ、特にありません。」と答えました。面談は10分で終了、娘の言いなりです。(笑)
でも、キャッキャッ言いながら友達と走って部活に戻る娘の姿を見ることができただけでも良かったのかなと思います。

写真は、お庭のれもんの木にいた(たぶん)アゲハチョウの幼虫です。火曜日には鳥の糞みたいな模様の姿(4歳幼虫と言うそうです。)だったのに、今日見たら立派なガチャピン模様(5歳幼虫と言うそうです。)に変わっていました。4日でこんなに姿が変わるなんて感動しました。成虫になるまで見守ってあげられたらすてきだなと思っています。

ナラ柾目の家具たち

2020.08.28

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シキナミさんが設計したGさんの作業がこれでほぼ完了。
二世帯住宅の中のキッチンや家具たちを作らせて頂きましたので、たいへん慌ただしくしておりましたが、ようやくお引渡しを迎えることができます。
ちょっとだけ残ってしまった作業は9月半ばにあらためて伺わせて頂いて、全てが終わります。
最初にお話を頂いてから4年が経ったのですね。

ラバロックとホワイトオークのセパレートキッチン

2020.08.26

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千葉の四街道までキッチン設置に出かけておりました。
Sさんの最初のきっかけは湘南T-SITEでの展示を見に来てくださったことでしたでしょうか。
あのキッチンの様子を見てくださって、とても気に入ってくださり、ほぼ1日あの場所で過ごしてくださいましたね。
そういううれしい躍動感から始まったキッチン作りがようやく昨日いったん終了しました。
あとは、ご新居の工事が終わる頃、オイル塗装をSさんご自身に行なって頂いて無事に完成する予定。
今回は、セパレートキッチンのほかに食器カウンターと洗面カウンター、手洗いカウンターとなかなかボリュームがありましたので、施工は1日で終わりませんでしたので、私は搬入とみんなとの打ち合わせをしたら都内の現場の確認に先に戻ってきたのですが、ノガミ君とワタナベ君とヒロセ君はその夜は近くの宿に泊まることに。
ノガミ君の提案を受けて今回このような形を採ったのですが、あらためて考えてみると、細かいパーツの再加工がない限りは、このくらい距離のある場合は工房と現場を往復しない方がメリットがあるのだなあと気づかされたのでした。
移動するだけでも負担になるような酷暑ですから、近くで休息して翌日も快調のまま仕事に臨めるというのはとても良いこと。
みんなも気分よく仕事ができたかな。
私たちもクライアントも含めて、みんなで仕事をして、みんなで作る。
こういう姿勢を大切にしてよいもの作りを行なっていきたいと思うのです。

さまざまな素材

2020.08.21

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木だけではなくて、いろいろな素材を使う機会が増えてきています。いろいろな納め方、いろいろな見せ方、興味深く難しく。
こちらはKさんのキッチンのコンロの奥に立てるオイルガード。
今回はKUMAさんに制作してもらったのです。
とても気持ち良い印象。

錆を落とす

2020.08.19

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我が家の入り口。鉄製の格子扉に閂の形。
作っていただいたオヌマ工業の高橋さんに、「閂はステンレスにした方がいいのでは?雨ざらしだし、擦れるからすぐ錆びちゃいますよ。」と言われたのですが、鉄が好みなのです。そしてすぐに錆びました。(笑)
錆びたら塗ればいいんだよ、と言いながらもしばらく放っておいてしまったのでボコボコしてきてしまいました、いけませんね。
塗装をきれいに仕上げる自信はないのですが、やらないことには上達していきませんのでやってみました。
ヤスリをかけて錆を落とし→一度塗り→二度塗りをしました。
う~ん、塗装って難しい。
これからも錆びたら塗ってを繰り返して上達していけたらいいなと思います。

お庭でBBQ

2020.08.16

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夏休みの一日は念願のお庭でBBQ。
やってみたいやってみたいといいながら、BBQセットだって持っていなかった我が家。
暮らし始めて1年3か月経ち、おうち時間のお盆休みということで、ご近所さんにはご迷惑だったと思いますが、2時間で終わるようにやってみました。
夕方4時から食材の支度をして、5時でもまだまだ暑い中、火を焚いての夕ご飯。暗くなってきたら花火もしました。
ただ外に出ただけなのですが、なんでしょうね。開放感があって気持ちがいいですね。
風が吹けば涼しく感じて、暑いからか虫にもあまり刺されず過ごすことができました。
この小さいお庭からは星なんて見えないと思っていたのに見えて、「星見えんじゃん!」なんて家族でのんびり盛り上がりました。(笑)
寒くなった頃には焼き芋をやってみたいな。
来年の夏には河原のキャンプ場でBBQをできますように。

Koushaさんへ

2020.08.16

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夏休みの一日は埼玉の越谷まで。
県外ですが、なるべく短時間の滞在になるように気をつけながら外出させていただきました。
Koushaの飯高さんにタイルの相談に伺ってきたのです。
飯高さんの作る器の実直な感じがとても好きでして、こうしてアトリエで実際に手に取らせてもらったり、目に入る色を見ていると、いつも感じるもの作りの楽しさを実感できるのです。
飯高さんのキャラクターもとても魅力的ですからね、何度でもあってお話ししたくなってしまいます。
そして、以前から相談させて頂いていたタイル。
飯高さんの作る魅力が器以外でも伝わると良いなと思っておりまして、まずはこの先考えている私たちの展示室に作ろうと思っているもう1台のキッチンの壁に作ってもらいたいと思っているのです。
飯高さんも器以外で自分の形を表現したいと思っていたそうで、魅力的な形の表現ができると良いな、と今から楽しみにしているのです。
もう一つの楽しみにしていたKoushaさんのランチは売り切れてしまていましたが(残念!)、ドリンクとケーキをテイクアウトすることができました。
お昼の時間がずれてしまったので帰宅後の夕ご飯は鶏飯。早速飯高さんの器を使っての食卓です。
チイが「これでご飯食べたい。」と選んだ水色のお茶碗が鮮やかです。

生田緑地へ

2020.08.15

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夏休みのお出かけ。一日は生田緑地へ。
娘たちを連れて行ったことはあると思っていたのですが、前回足を運んだのは2009年。チイなんて1歳の頃、覚えてないはずです。
ハルは部活があったので、3人でお出かけしました。
園内は人が少なく、途中で出会った年配の方々から建物についてのお話を伺いながら、
「すてきだね。すばらしいね。今はこんな用い方はできないよ。」と見て回ることができました。
ここに住んでいいよと言われても、今の生活からは多くの時間を家事に費やさないと成り立たない暮らしになぜ憧れてしまうのでしょうか。生活の根本に気付かせてもらえるからなのではないかと感じています。
そして、前回子供たちが小さすぎて行けなかった岡本太郎美術館へ。
昔は少し作品を怖く感じていたのですが、ただ思っていることを表現したかっただけなんだと感じられる展示は何だかすべてが愛おしく思えて、とてもすてきでした。
次回は空気が冷たくなる頃にお出かけしようと思います。

いろいろな形へ

2020.08.12

ただ今夏季休暇期間中ですが、私たちは皆が取りやすいタイミングで休みを取ることにしているので、少人数で作業をする日々が続いています。
今月下旬になるとキッチンの設置工事がかなり立て込んできてだいぶ慌ただしくなる予定ですので、その追い込みで工房内はだんだんと狭くなりつつあります。

工房内は賑やかでありますが、町はこの暑さもあってか少し静かですね。
今日は隣町の茅ケ崎まで食器棚の打ち合わせに出ておりました。

Uさん、まずはこちらにいらして頂いて私たちの家具の様子を見てくださって、そこでいろいろとお話をさせて頂いたのです。
まだ漠然としたイメージしかなかった形がお話することで少しずつ形がまとまっていきます。
この時にお話しさせて頂いたことが、「食器は引き出しにしまうと使いやすいのですが、あまり積み重ねてしまうとかえって取り出しづらく感じることもあります。」ということでした。
4枚1セットになっているようなお皿だったら、4枚重ねる程度のしまい方にしておきたかったり、多く重なったお皿の一番下のお皿を使いたい時に、それを全部取り出して一番下だけ引き抜いて、という動作がストレスに感じることもあったりします。
だから、引き出しは食器をしまう引き出しは浅くして段数を増やした方が使いやすいのではないかと思うのです、というようなお話をさせて頂いたと思います。
そして、そのように考えた食器棚のプランを持参して本日お邪魔させて頂きました。
実際にお使いのキッチンを拝見させて頂くと・・。
意外と浅い引き出しだけだと納まらないものも多いのだなあとあらためて気づかされたのです。
深い引き出しをどのように使いたいか、普段使いのものはどの場所にどのようなものをしまうのか、家具を作りたいと思っている人も思いはあってもイメージしづらい部分があって、作る人は形を思い描けてもその人の暮らし方まで頭の中で思い描くことは難しかったりして、こうして目の前にある事柄で思いをきちんと共有できると、形のおのずと一つの方向へと定まっていきます。
ご主人が、「家具をこうしてあらためて考えることってなかったな。おもしろいね。」と奥様とお話していたのがマスク越しでもにこやかにされているのが分かった時、それはうれしいのです。

夏季休業期間のお知らせ

2020.08.12

もうすぐお盆休みなのですね。
夏休みに入った子達も居るようですが、私達の住む町は来週末からなのであまりピンと来ていませんでした。
お知らせが間近になってしまいすみません。
私達は8月9日(日)から8月16日(日)の間お休みをいただきます。
家具についてのご相談・お問い合わせ・カタログ請求、木製雑貨のご注文についてのメール・お電話等の返信に関しましても、すべて8月17日(月)から順次対応させていただきますので、ご了承ください。
「お盆休みの間に家具やキッチンについて相談したい。」とこれからご検討中の方は8月6日(木)までに連絡をいただければ休業期間中でも調整いたしますのでご連絡くださいね。
それでは皆様どうぞよろしくお願いいたします。

こどもたちの描いた絵

2020.08.12

チイの小学校は8月8日から2週間の夏休みが始まりました。
毎年恒例の房総旅行にはいけないし、必ず行っているお気に入りの野外プールも今年はOPENしていなかった。
「キャンプ行きたい。」「川か海に行きたい。」「プール行きたい。」のリクエストも、全部怖くて連れていく気になれない。
「友達の家は旅行とか行ってるみたいだよ。」と言われてもね、人それぞれの考え方があるから。
「我が家は今年の夏は自粛です。その代り、この状況が落ち着いた日には出かけようね。」と伝え我慢してもらっています。
(ハルは普通に部活で忙しくしています。それはそれで心配もあるのですが…。)
ほとんどの皆さんがきっと同じ状況だと思います。
ただ、予想外のことがありました。絵画の課題がないことです。
絵画教室に通っていることもあって、毎年子供たちがテーマに沿って何枚か描いて提出しているのです。
先生より、「今年は募集しないんですって。色んな所からたくさん送られてくるし、選考する時に人が集まらなくっちゃいけないからかしらね。」とお話がありました。
「絵まで自粛とは思わなかった。」と話すチイがなんだかかわいそうで、
私「描くだけ書いてみようよ。楽しいかもよ。」
チイ「ううん。出さないなら描かない。」
そりゃそうか。目的がないのに描けないし、その絵だけを見て評価された時にうれしくて参加しているのだものね、失礼しました。
残念だな。自分の子供に限らず、子供たちの描いた絵を見るのが大好きです。
ありえない大きさと構図とか、その時の感情のままに描いた印象が観ていてとても楽しい。
これから先また何かの機会にこどもたちの描いた絵が見られることを期待していようと思います。

タモ板目のダイニング収納

2020.08.08

ここから車で10分ちょっとの距離が今日の家具取付の場所。
こういうふうに近くの距離で仕事ができることってずっと憧れていて、うれしいことにいろいろな場所に住む皆さんからお声掛けを頂くので、なかなか貴重なdayなのです。
今回のお話をくださったのが海老名の榎田さん。
私が学校役員を務めていたつながりで知り合ったわけですが、ほぼ同世代で工務店を営んでいて、気が付くと我が家のお隣の家の修繕もしていたり、いろいろと海老名の町に明るかったりとまさに地元に根付いたつながりを持った人です。こういうつながりが持ちたくて始めた役員だったので、(ごめんね子供たち・・)うれしいのでございます。
そしてその現場も大工さんの印象や建具の納まりなどを見てもとても丁寧な家を作られていて。
この収納もこの家に馴染んでよい色になることを願うのです。

と、雰囲気良く書きましたが、なかなか搬入が大変でして、ある程度バルコニーからの荷揚げを覚悟していたのですが外からバルコニーにアクセスしづらい間取りで、部屋を横断させて頂いて、一間くらいの物干しスペースから乗り出すようにして、荷揚げできてどうにか無事荷揚げ終了。
ノガミ君とワタナベ君とヒロセ君はトラックで先に来ていて、私だけ用事があって、自宅から自転車できたもので、この杉久保の傾斜地を前傾して漕いできたものですから、短パンのちょうど真ん中だけ変な汗シミができてしまったりしてそのまま荷揚げで大汗かいたりしたものですから何となく内股気味で手拭いを変に腰の前でパタパタさせながら、お茶を買いに行って。
周りから見ると大きな怪しげな男に見られたかもしれませんね・・。
そのあとみんなと設置の打ち合わせをして、先に会社に戻り、午後から食器棚のご相談にいらしてくださる予定が1組ありましたので、展示室の換気やら準備をしていたらあっという間に良い時間で、良い打ち合わせもできた頃にみんなも戻ってきて、すっかり日が暮れた頃に植木に水をやっているとみんなもそろそろと上がってきまして、今日はもう終了です。

ようやくチアキの学校も夏休みになって、何となく気持ちがいつもの夏になってきたように思えますが、やはり町は少し静かですね。
きちんとした心構えで毎日を過ごしていきます。

今日はありがとうございました。

木のキッチン・家具 梅雨に気をつけること

2020.08.08

梅雨が長かったですよね。その間、洗面所の扉が閉じると擦ってしまうなとは思っていたのです。
擦るということは木が湿気を吸って膨らんでいるということはわかっていたのですが、木が湿気を吸っているということは、カビが生える可能性があるということをうっかり忘れてしまっていたのです。気づいた時には扉の内側に現れていました、カビ君たちが。
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現れてもちゃんとケアをしていけば大丈夫。
まず固く絞った雑巾でカビを拭き取ります。
その後除菌アルコールスプレーを吹きかけきれいな布で拭き取ります。
次に蜜蝋ワックスを塗り込みます。スキンケアと同じですね。
ただ気付いた時にはすぐケアしましょう。放っておくと根が深くなってシミのようになってしまう場合もあります。
人のお肌と一緒です。
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どういう状態になったらカビが生えるかは分かったので、これからは扉が擦り始めて雨が続いていたら湿ったタオルも乾きづらいだろうから使わない間は別のところに干しておくとか対策を考えようと思います。
擦っていた扉も梅雨明けと共に擦らなくなりました。かわいい。木って素直です。
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「え、無垢材の扉ってタオル掛けているところカビ生えるの?!そんなのイヤだ。」という方もいらっしゃると思います。
そういうご心配がある方はウレタン塗装をすればオイル塗装よりも塗膜が強いので、カビは映えづらいと思います。
どういう素材でも使っていて、何もお手入れしないで永遠に使い始めのきれいなままのものはないと思っています。
(すごいなとは思いますが、材料を聞いてもわからないものはなんだか居心地が悪いです。)
自分の暮らしにあっていて付き合っていけるものがよいな、信じられるなと思う今日この頃なのです。

新しいものを作る

2020.08.07

今日でCreemaさんでの木製雑貨のご注文は夏季休業に入らせていただきました。8/17から再開しますのでよろしくお願い致します。
そして、その時には新しい作品をご紹介できるように準備を進めています。
制作を担当しているのはヒロセ君。積極的に動いてくれて頼もしいのです。
お楽しみに!

Tさんのキッチン

2020.08.05

先日キッチンのリフォームが完了したTさんのところへお伺いしておりました。
日々の暮らしがさりげなく感じられるように時間が経っているように見えるTさんが住まい。
マンションの1階なのですが、リビングの大きな窓から見える緑、リビングのゆっくりと年が経た印象と天井とキッチンをタモでまとめた新鮮な空間の対比、というか混ざっていく感じがとても気持ち良い。
「もうね、私たち二人だから、使う食器も限られてきたりしてね。だからこの機会に使わないものは淋しいけれど手放しました。
それでも、キッチンの上にいろいろ並べちゃったりしてね。そうすると、娘が帰ってきたりしたときに、「こういうキッチンの場合は上に並べないのよ。」なんて言われたりしてね。それでも、すっきりして見えますし、作業スペースが以前よりも広くなったから、お料理の時がとても良いのです。」
とうれしそうに奥様がお話してくださいました。

ラバロックとホワイトオークの印象

2020.08.05

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Sさんのキッチンが仮り組みまで進みました。今月下旬にいよいよ納品です。ラバロックは自然な石の印象に見えるように仕上げてやさしい印象に。ホワイトオークはその名前ほどホワイトではないのですが、この木地の状態だとかなり白く映ります。
ここからオイルで仕上げていくのです。
今回はSさんご自身で塗装されるので、食器洗浄機やガスコンロが入って塗りにくくなってしまう部分はあらかじめこちらで塗装しておきます。その部分を見ると結構濃く色が入り、導管もはっきり見えますね。
仕上がりの印象はまだここではイメージしづらいかもしれませんが、落ち着いたキッチンになっていくはず。楽しみです。

親子で焼売づくり

2020.08.05

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今日はお休みの日でした。夏休みに入って部活がお休みのハルと3人でIKEAへドライブ。(まだ夏休みじゃないチイは学校へ。)
リクエストのかわいい鏡を購入して、私とダイスケさんはキッチンやお部屋の収納のお勉強。
実はIKEAに来るのは約10年ぶり。(笑)キッチン周りの収納を考えられているお客様から時々お話を聞く機会はあったので、「知らないです~。」は良くないですものね。よい機会となりました。
そして夜は、おとうさんのリクエストの焼売づくり。たくさんおいしくできました。
そんな休日なのでした。

今日のスケッチ

2020.08.02

今日は打ち合わせに2組のお客様がいらしてくださいました。
ありがとうございました。
キッチンと、本棚と。
キッチンを検討されているNさんは、ちょうど来月からやはり同じくキッチンの制作に取り掛からせて頂くKさんと同じ設計事務所さん、工務店さん。
同じ風が流れてきたのかな。
午後にいらしてくださったHさんは本棚のような整理棚。
お話ししていくと、あっこれかなって思える言葉が見つかることがあります。
Hさんとのお話もそうでした。
その魔法の言葉が見つかると、糸玉がほぐれるようにイメージが言葉になってあふれます。
おかけで良い形が見つかりました。
形が実現できたらいいなあ。
楽しみです。

静岡へ

2020.08.01

今日はお休みをいただきました。
このところありがたいことに週末に打ち合わせなどの予定をいただくことが増え続いたので、平日の今日に振替です。
そして、時間がある時に少しお話を進めておきたいという平成建設のデザインアトリエさんにダイスケさんが打ち合わせをしに行くということで気をつけながら同行させていただきました。
デザインアトリエさんに4年ほど前に取付させていただいたクルミの柾目張りと4㎜の厚みのステンレスを使ったキッチンの様子も拝見させていただきました。納品時よりも濃くいい色に変化していました。納品したキッチンの様子が見られるとうれしいですね。ありがとうございました。
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その後は、せっかく静岡まで来たし近くだということで、お気に入りの場所「クレマチスの丘」へ。
神秘さや不思議さに目を見はる感性のことをセンス・オブ・ワンダーと言うそうで、「センス・オブ・ワンダー もうひとつの庭」というイベントが開催されていました。小さい生き物や草花に目を向けることで日常生活の見え方が変わる感覚が好きで、どんなに忙しくてもその時間は作っていきたいなと思っています。それをこうして表現していけるなんてとてもすてきなことだなと思いました。DSC_6562DSC_6565DSC_6579DSC_6573
美しいものたちの姿に心癒されました。すてきな時間をありがとうございました。

tw-tr02 [cone]

2020.08.23

tw-tr02 [cone]

犬や猫や言葉で伝えられないみんなにも
心地よくご飯を食べてもらえたら
うれしいな、と思うのです。

こちらが背の高いタイプの[cone100]です。10センチの高さになります。天板の大きさは16センチ×16センチです。

こちらが少し背の低いタイプの[cone80]です。8センチの高さになります。天板の大きさは16センチ×16センチです。
家で一緒に生活し食事をする犬や猫をはじめとした動物たちは、もちろん家族の一員です。
一緒のテーブルで食事をすることは難しいかもしれませんが、彼らが使いやすいテーブルを用意してあげたら心地良く感じてもらえるかな。そのような思いからこの形ができあがりました。

また、いつも下を向いてご飯を食べているから、急いで食べたりしていると、勢いあまって喉につっかえて吐き戻しちゃったりして。そういうことも少なくなってくれたらよいなと思っているのです。
その形は、一緒に食べていることを感じられたらと思いまして、なるべく私たちがよく使うテーブルのような形をモチーフにして、脚部は特長を持たせたいことと、安定感を出したいなと思いまして、円錐状(コーン)にすることと、天板とのコントラストを出したくて、鉄染めにしてみました。

また、脚と天板を固定するネジを見せないようにブラックウォールナットの木栓が入れられているのもポイントになっています。塗装はオイル塗装仕上げです。天板が汚れてきたら、家具と同じように水拭き、乾拭きをした後に軽くペーパーを当てて表面をツルっとさせたら、オリーブオイルを少量布にとって、ごしごしと脂分が感じられなくなるまで擦り込んであげるだけで汚れはつきづらくなります。
金属製のお椀を置いて使う場合は、お椀が濡れていると金属とナラの天板が反応して、黒く輪染みができてしまうと思います。
なるべく水気のないお椀を置いてお使いください。もし、黒い輪染みがついた場合は、絞ったレモンを綿棒にとって、綿棒でその輪染みに沿ってレモンで濡らしてください。酸味が黒い変色を中和してくれます。1~3時間くらい放置するとかなり黒みは軽減されると思います。そのあとに水拭き、乾拭き、ペーパー、オイルでお手入れしてあげてくださいね。
家族で過ごすご飯の時間がより近くに感じられるものになりますように。

素材

  • クルミ

    ナラ
    濃い目の黄褐色で、虎斑(トラフ)と言うトラの毛並みのような縞々模様が柾目材によく表れます。とても重く堅い木で家具材に適しています。タモよりも木目が優しく、タモは和風、ナラの洋風、な表情と良く言われます。

サイズ

W160mm/H80mmとH100mm /D160mm

No.tw-tr02[cone](コーヌ)
ナラ材を鉄染めした犬や猫用のフードテーブル(ご飯台)です。
高さ8センチも10センチも同じ金額になります。

価格:14,300円(本体価格 13,000円)
送料:1,100円(1,000円)

※神奈川県、東京都、千葉県、埼玉県内の送料です。その他の地域は別途お見積致します。

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