日記「自由な手たち」

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Kさんのキッチンと背面収納

もうね、計画段階から搬入が気になってしまっていて、最初に打ち合わせに現場に行った時などは、まだ制作はこれからなのにもう早く運んでしまいたいくらい、この場所にうまく運び込めるかどうかが心配だったのです。
施工会社さんにはCADも頂いて、最初の現調の時はどうにかなるかなって思っていたのですが、先日の設置工事直前に再度現場を見に行った時に型ベニヤを持参して、実際に入るかどうかを確認したわけですが、外壁の仕上げ材が張られていて、あと数センチで入らない・・。おぉ。
そう、キッチンがなかなか大きいのです。キャビネットはある程度分割して作って現地で組み上げていくのですが、ステンレスカウンターだけは1枚で作りますし、シンクも溶接して一体になっているので、どうにかして入るだろうと思われる寸法だったのです。
当初もっと小さかった奥行は、キッチンの反対側にはやはりA4サイズのものがきちんと入るようにすると、奥行900ミリでは納まらない、ということでじわじわと大きくなっていくカウンター。
で、2階のバルコニーからだと難しくなってしまったのでした。
で、もともと無理だと判断していた3階を採寸してみると、おぉ、入りますです。
3階のほうがバルコニーは大きいのですが、振り回すと室内には入らないと思っていた部分が思いのほか余裕があり、吹き抜けから2階に下せることが分かったのでした。
あとは、がんばって3階まで上げるだけです。

29日当日は「まだまだ暑い日が続きます。」と言われていたとおりに強い日差しが注ぐなか、5人で頑張ってみるのでした。30キロくらいの天板は普通に持つにはそれほど苦労はないのですが、ロープで引き揚げて、さらには足場が掛かっているので、縦方向で荷揚げしていくと、ロープは1本し架けられない。
ノガミ君が一番上の3階で引き揚げる役、私とヒロセ君が地上階、カイ君とワタナベ君は2階とそれぞれが配置についたら、じわじわと上げていきます。
布団で包んでいるのでつかみどころが悪く滑りますので、こういう時の重量は実際よりも重く感じるわけですし、厚さで汗も止まらないわけで、おのずと声も大きくなります。
しかし、半階上げては下の階の人間が1階分上がって、の繰り返しで、どうにか3階のバルコニーに到着。
そこからは落ち着いて室内に下すことができて、無事搬入完了。
大工さんも搬入しやすいように吹き抜けを空けておいてくださったり、置き場所を広く用意してくださったおかげで、こうして無事に終わらせることができました。

人の力で家はできあがっていくのです。

そこからは、制作を担当したノガミ君とヒロセ君、そしてワタナベ君が補助に入って本日の作業は完了。
2~3日間かけて、取り付けていく予定で、まずは無事に初日が終わりまして、胸を撫で下ろしているところです。

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三者面談と幼虫

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金曜日に三者面談がありました。入学式も親は不参加で、春に新入学して初めて保護者として向かう高校。「わーいわーい。」と思って行ったのに、予定時間に昇降口で部活の途中で慌ただしく抜け出してきたハルから、
「私早く部活に戻りたいからさ、お母さん余計なことは言わないでね。」と釘を刺されました。
私「え?何?じゃあ何のための面談なのよ。」
ハル「前に面談した子がさ、40分も先生が話してたって聞くとさ、長いじゃん。」
「は?」と思いましたが、いざ先生のお話を伺うと、特に今のところ問題はなさそうだし、三者ではなく、気になるのなら私が後で先生に聞けばいいだけかもと思えたので、
先生「お母さまから何か質問はありますか?」
私「いいえ、特にありません。」と答えました。面談は10分で終了、娘の言いなりです。(笑)
でも、キャッキャッ言いながら友達と走って部活に戻る娘の姿を見ることができただけでも良かったのかなと思います。

写真は、お庭のれもんの木にいた(たぶん)アゲハチョウの幼虫です。火曜日には鳥の糞みたいな模様の姿(4歳幼虫と言うそうです。)だったのに、今日見たら立派なガチャピン模様(5歳幼虫と言うそうです。)に変わっていました。4日でこんなに姿が変わるなんて感動しました。成虫になるまで見守ってあげられたらすてきだなと思っています。

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ナラ柾目の家具たち

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シキナミさんが設計したGさんの作業がこれでほぼ完了。
二世帯住宅の中のキッチンや家具たちを作らせて頂きましたので、たいへん慌ただしくしておりましたが、ようやくお引渡しを迎えることができます。
ちょっとだけ残ってしまった作業は9月半ばにあらためて伺わせて頂いて、全てが終わります。
最初にお話を頂いてから4年が経ったのですね。

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ラバロックとホワイトオークのセパレートキッチン

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千葉の四街道までキッチン設置に出かけておりました。
Sさんの最初のきっかけは湘南T-SITEでの展示を見に来てくださったことでしたでしょうか。
あのキッチンの様子を見てくださって、とても気に入ってくださり、ほぼ1日あの場所で過ごしてくださいましたね。
そういううれしい躍動感から始まったキッチン作りがようやく昨日いったん終了しました。
あとは、ご新居の工事が終わる頃、オイル塗装をSさんご自身に行なって頂いて無事に完成する予定。
今回は、セパレートキッチンのほかに食器カウンターと洗面カウンター、手洗いカウンターとなかなかボリュームがありましたので、施工は1日で終わりませんでしたので、私は搬入とみんなとの打ち合わせをしたら都内の現場の確認に先に戻ってきたのですが、ノガミ君とワタナベ君とヒロセ君はその夜は近くの宿に泊まることに。
ノガミ君の提案を受けて今回このような形を採ったのですが、あらためて考えてみると、細かいパーツの再加工がない限りは、このくらい距離のある場合は工房と現場を往復しない方がメリットがあるのだなあと気づかされたのでした。
移動するだけでも負担になるような酷暑ですから、近くで休息して翌日も快調のまま仕事に臨めるというのはとても良いこと。
みんなも気分よく仕事ができたかな。
私たちもクライアントも含めて、みんなで仕事をして、みんなで作る。
こういう姿勢を大切にしてよいもの作りを行なっていきたいと思うのです。

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さまざまな素材

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木だけではなくて、いろいろな素材を使う機会が増えてきています。いろいろな納め方、いろいろな見せ方、興味深く難しく。
こちらはKさんのキッチンのコンロの奥に立てるオイルガード。
今回はKUMAさんに制作してもらったのです。
とても気持ち良い印象。

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錆を落とす

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我が家の入り口。鉄製の格子扉に閂の形。
作っていただいたオヌマ工業の高橋さんに、「閂はステンレスにした方がいいのでは?雨ざらしだし、擦れるからすぐ錆びちゃいますよ。」と言われたのですが、鉄が好みなのです。そしてすぐに錆びました。(笑)
錆びたら塗ればいいんだよ、と言いながらもしばらく放っておいてしまったのでボコボコしてきてしまいました、いけませんね。
塗装をきれいに仕上げる自信はないのですが、やらないことには上達していきませんのでやってみました。
ヤスリをかけて錆を落とし→一度塗り→二度塗りをしました。
う~ん、塗装って難しい。
これからも錆びたら塗ってを繰り返して上達していけたらいいなと思います。

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お庭でBBQ

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夏休みの一日は念願のお庭でBBQ。
やってみたいやってみたいといいながら、BBQセットだって持っていなかった我が家。
暮らし始めて1年3か月経ち、おうち時間のお盆休みということで、ご近所さんにはご迷惑だったと思いますが、2時間で終わるようにやってみました。
夕方4時から食材の支度をして、5時でもまだまだ暑い中、火を焚いての夕ご飯。暗くなってきたら花火もしました。
ただ外に出ただけなのですが、なんでしょうね。開放感があって気持ちがいいですね。
風が吹けば涼しく感じて、暑いからか虫にもあまり刺されず過ごすことができました。
この小さいお庭からは星なんて見えないと思っていたのに見えて、「星見えんじゃん!」なんて家族でのんびり盛り上がりました。(笑)
寒くなった頃には焼き芋をやってみたいな。
来年の夏には河原のキャンプ場でBBQをできますように。

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Koushaさんへ

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夏休みの一日は埼玉の越谷まで。
県外ですが、なるべく短時間の滞在になるように気をつけながら外出させていただきました。
Koushaの飯高さんにタイルの相談に伺ってきたのです。
飯高さんの作る器の実直な感じがとても好きでして、こうしてアトリエで実際に手に取らせてもらったり、目に入る色を見ていると、いつも感じるもの作りの楽しさを実感できるのです。
飯高さんのキャラクターもとても魅力的ですからね、何度でもあってお話ししたくなってしまいます。
そして、以前から相談させて頂いていたタイル。
飯高さんの作る魅力が器以外でも伝わると良いなと思っておりまして、まずはこの先考えている私たちの展示室に作ろうと思っているもう1台のキッチンの壁に作ってもらいたいと思っているのです。
飯高さんも器以外で自分の形を表現したいと思っていたそうで、魅力的な形の表現ができると良いな、と今から楽しみにしているのです。
もう一つの楽しみにしていたKoushaさんのランチは売り切れてしまていましたが(残念!)、ドリンクとケーキをテイクアウトすることができました。
お昼の時間がずれてしまったので帰宅後の夕ご飯は鶏飯。早速飯高さんの器を使っての食卓です。
チイが「これでご飯食べたい。」と選んだ水色のお茶碗が鮮やかです。

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生田緑地へ

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夏休みのお出かけ。一日は生田緑地へ。
娘たちを連れて行ったことはあると思っていたのですが、前回足を運んだのは2009年。チイなんて1歳の頃、覚えてないはずです。
ハルは部活があったので、3人でお出かけしました。
園内は人が少なく、途中で出会った年配の方々から建物についてのお話を伺いながら、
「すてきだね。すばらしいね。今はこんな用い方はできないよ。」と見て回ることができました。
ここに住んでいいよと言われても、今の生活からは多くの時間を家事に費やさないと成り立たない暮らしになぜ憧れてしまうのでしょうか。生活の根本に気付かせてもらえるからなのではないかと感じています。
そして、前回子供たちが小さすぎて行けなかった岡本太郎美術館へ。
昔は少し作品を怖く感じていたのですが、ただ思っていることを表現したかっただけなんだと感じられる展示は何だかすべてが愛おしく思えて、とてもすてきでした。
次回は空気が冷たくなる頃にお出かけしようと思います。

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いろいろな形へ

ただ今夏季休暇期間中ですが、私たちは皆が取りやすいタイミングで休みを取ることにしているので、少人数で作業をする日々が続いています。
今月下旬になるとキッチンの設置工事がかなり立て込んできてだいぶ慌ただしくなる予定ですので、その追い込みで工房内はだんだんと狭くなりつつあります。

工房内は賑やかでありますが、町はこの暑さもあってか少し静かですね。
今日は隣町の茅ケ崎まで食器棚の打ち合わせに出ておりました。

Uさん、まずはこちらにいらして頂いて私たちの家具の様子を見てくださって、そこでいろいろとお話をさせて頂いたのです。
まだ漠然としたイメージしかなかった形がお話することで少しずつ形がまとまっていきます。
この時にお話しさせて頂いたことが、「食器は引き出しにしまうと使いやすいのですが、あまり積み重ねてしまうとかえって取り出しづらく感じることもあります。」ということでした。
4枚1セットになっているようなお皿だったら、4枚重ねる程度のしまい方にしておきたかったり、多く重なったお皿の一番下のお皿を使いたい時に、それを全部取り出して一番下だけ引き抜いて、という動作がストレスに感じることもあったりします。
だから、引き出しは食器をしまう引き出しは浅くして段数を増やした方が使いやすいのではないかと思うのです、というようなお話をさせて頂いたと思います。
そして、そのように考えた食器棚のプランを持参して本日お邪魔させて頂きました。
実際にお使いのキッチンを拝見させて頂くと・・。
意外と浅い引き出しだけだと納まらないものも多いのだなあとあらためて気づかされたのです。
深い引き出しをどのように使いたいか、普段使いのものはどの場所にどのようなものをしまうのか、家具を作りたいと思っている人も思いはあってもイメージしづらい部分があって、作る人は形を思い描けてもその人の暮らし方まで頭の中で思い描くことは難しかったりして、こうして目の前にある事柄で思いをきちんと共有できると、形のおのずと一つの方向へと定まっていきます。
ご主人が、「家具をこうしてあらためて考えることってなかったな。おもしろいね。」と奥様とお話していたのがマスク越しでもにこやかにされているのが分かった時、それはうれしいのです。