日記「自由な手たち」

20200909001

懐かしい形は好きです。

20200909003
20200909002
昨年の春にお話を頂いていて、コロナウイルスのこともあって、時間をかけてお話を進めてきたNさんのキッチンがようやくこの場所に納まりました。
打ち合わせではお嬢さんたちが顔をのぞかせてくれたり、ご主人と奥様の暮らしに基づいた寸法感だったり、手触りだったり、見えてくる風景を聞かせてくださったりと、頂いた意見や空気はすべてすてきな印象。
懐かしい空気は好きです。
その心地良い感じを変えることなく、そっと使い心地の良い場所に変えてゆくことができたらよいね、そういうキッチンや家具になったと思います。
空間を整えてくださった設計士さんや担当者さんのもとで笑顔を織り交ぜながら楽しく家具作りを進めさせて頂きました。
お引渡は来週末。
楽しみです。

Dsc_6371

新しい我が家の習慣

「イマイさんの家はお風呂も造作ですか?」
キッチンや家具のお話をしているとお客様から時々聞かれることがあります。我が家はユニットバスになりました。
もう子供達も大きくなってそれぞれ一人でお風呂に入る年齢ですし、お風呂に「こうしたい!」という要望は特別ありませんでした。
新しいお家に暮らし始めてから我が家にできた習慣があります。お風呂を使い終えたら水滴を拭き取ることです。
一番初めにこの習慣が気になりだしたのが、柴崎コウさんが「習慣にしていること」としてTVでお話しされていたのです。
「お仕事で夜も遅いだろうし忙しいだろうにストイックだな。私には無理だ。」とは思いましたが、きっとこの習慣が身に着いたらお風呂の隅が黒ずんだり、カビが生えたりはしにくいのだろうなと気にはなっていたのです。
そして、この習慣を始めるきっかけになったのは、区域外通学で実家に居候生活をしていた時のことでした。
嫁ぐ前の我が家にこの習慣はありませんでした。でも今では、父がお風呂掃除担当になっていてそれと同時にお風呂の水滴をふき取る習慣が始まったそうです。
実家のお風呂はうちのお風呂よりも大きかったので、初めは大変でしたが、これを父が毎晩やっているのかと思うと「じゃあ、やらなきゃね。」と思えるのでした。
新居が完成して暮らし始めた時に、実家でやってみたらできたし、使い始めるタイミングで我が家もやってみよう!続けてみよう!と習慣になりました。
最初に広いお風呂を経験していたので狭いお風呂を拭き上げるのは簡単に感じました。
よかった点は、暮らし初めて1年3か月経ちますが、未だにお風呂にカビは生えず鏡はカルキ跡もなくきれいなままを保てていることと、
「最後にお風呂を使った人が拭く!」というルールなので、ハルチイは夕ご飯を食べたらダラダラしないですぐお風呂に入ってくれます。拭きたくないのでしょうね。(笑)
また、浴室乾燥機を使う時にいつでもお風呂が乾いているのですぐ使えるのは便利だなと思います。
今まで2回ほど、ハルが一番最後になってお風呂を拭いてくれたことがありました。水滴残らずふき取っていて「なんだ、ちゃんとやる子なのね。」なんて見直したことがあります。そして、すごくトリッキーなシャワーホースの置き方をしていて笑ってしまったのですが、聞いてみると「実家にいた時ジイジがその置き方していたよ。ホースの中のお水が切れるのかなと思って。」と言っていました。私が覚えていないことまでちゃんと見ていたんだなと感心してしまいました。
習慣てこういうことなのかなとしみじみ感じています。
子供達のお世話も習い事の送迎くらいになってきましたので、昔から憧れていた「天然生活」に掲載されているすてきな方々の習慣を少しずつ実践して暮らしていけたらすてきだなと思っています。

20200905001

黒のキッチン

いろいろとご縁がつながってお引き受けすることになりましたSさんのキッチンを納品したのは軽井沢にある山荘でした。
黒い板張りのこじんまりした小屋は年経てとても良い印象で、そこに黒と言ってもいつもの黒ではなく、ラスティックな印象の黒という化粧板を使ったキッチンを導入したのです。
ワークトップはデクトンというセラミックカウンターで柄はやはり黒くて色のように表面に細かな凹凸がある「シリウス」を使っています。
Sさんはデザインのお仕事をされているので、ご自身でキッチンやこの空間を設計されて、次回18日にお伺いしてキッチンの施工を完了させる予定です。

20200831002

アイアンのオイルガード

20200831001
個人的にはオイルガードって大げさに見えてしまうものが多いので、あまり好みではないからか、皆さんには特に勧めていないのですが、やはり油は跳ねますよね。
自宅では、置くだけのスチールでできたシンプルな衝立を立てていますが、今回はKUMAさんにアイアンで組んでもらいました。
こういうスマートな印象というのかな、キッチンという場所の中で違和感のない素材の使い方は好きです。
タイルが張られて、Kさんがオイルで塗装をされると、そのまとまりがきっと分かるはず。
そこまで見えた後に、Kさんには一番の大きなお仕事である格子の扉を作って頂くのです。

20200829001

Kさんのキッチンと背面収納

もうね、計画段階から搬入が気になってしまっていて、最初に打ち合わせに現場に行った時などは、まだ制作はこれからなのにもう早く運んでしまいたいくらい、この場所にうまく運び込めるかどうかが心配だったのです。
施工会社さんにはCADも頂いて、最初の現調の時はどうにかなるかなって思っていたのですが、先日の設置工事直前に再度現場を見に行った時に型ベニヤを持参して、実際に入るかどうかを確認したわけですが、外壁の仕上げ材が張られていて、あと数センチで入らない・・。おぉ。
そう、キッチンがなかなか大きいのです。キャビネットはある程度分割して作って現地で組み上げていくのですが、ステンレスカウンターだけは1枚で作りますし、シンクも溶接して一体になっているので、どうにかして入るだろうと思われる寸法だったのです。
当初もっと小さかった奥行は、キッチンの反対側にはやはりA4サイズのものがきちんと入るようにすると、奥行900ミリでは納まらない、ということでじわじわと大きくなっていくカウンター。
で、2階のバルコニーからだと難しくなってしまったのでした。
で、もともと無理だと判断していた3階を採寸してみると、おぉ、入りますです。
3階のほうがバルコニーは大きいのですが、振り回すと室内には入らないと思っていた部分が思いのほか余裕があり、吹き抜けから2階に下せることが分かったのでした。
あとは、がんばって3階まで上げるだけです。

29日当日は「まだまだ暑い日が続きます。」と言われていたとおりに強い日差しが注ぐなか、5人で頑張ってみるのでした。30キロくらいの天板は普通に持つにはそれほど苦労はないのですが、ロープで引き揚げて、さらには足場が掛かっているので、縦方向で荷揚げしていくと、ロープは1本し架けられない。
ノガミ君が一番上の3階で引き揚げる役、私とヒロセ君が地上階、カイ君とワタナベ君は2階とそれぞれが配置についたら、じわじわと上げていきます。
布団で包んでいるのでつかみどころが悪く滑りますので、こういう時の重量は実際よりも重く感じるわけですし、厚さで汗も止まらないわけで、おのずと声も大きくなります。
しかし、半階上げては下の階の人間が1階分上がって、の繰り返しで、どうにか3階のバルコニーに到着。
そこからは落ち着いて室内に下すことができて、無事搬入完了。
大工さんも搬入しやすいように吹き抜けを空けておいてくださったり、置き場所を広く用意してくださったおかげで、こうして無事に終わらせることができました。

人の力で家はできあがっていくのです。

そこからは、制作を担当したノガミ君とヒロセ君、そしてワタナベ君が補助に入って本日の作業は完了。
2~3日間かけて、取り付けていく予定で、まずは無事に初日が終わりまして、胸を撫で下ろしているところです。

DSC_6862

三者面談と幼虫

IMG_5091
金曜日に三者面談がありました。入学式も親は不参加で、春に新入学して初めて保護者として向かう高校。「わーいわーい。」と思って行ったのに、予定時間に昇降口で部活の途中で慌ただしく抜け出してきたハルから、
「私早く部活に戻りたいからさ、お母さん余計なことは言わないでね。」と釘を刺されました。
私「え?何?じゃあ何のための面談なのよ。」
ハル「前に面談した子がさ、40分も先生が話してたって聞くとさ、長いじゃん。」
「は?」と思いましたが、いざ先生のお話を伺うと、特に今のところ問題はなさそうだし、三者ではなく、気になるのなら私が後で先生に聞けばいいだけかもと思えたので、
先生「お母さまから何か質問はありますか?」
私「いいえ、特にありません。」と答えました。面談は10分で終了、娘の言いなりです。(笑)
でも、キャッキャッ言いながら友達と走って部活に戻る娘の姿を見ることができただけでも良かったのかなと思います。

写真は、お庭のれもんの木にいた(たぶん)アゲハチョウの幼虫です。火曜日には鳥の糞みたいな模様の姿(4歳幼虫と言うそうです。)だったのに、今日見たら立派なガチャピン模様(5歳幼虫と言うそうです。)に変わっていました。4日でこんなに姿が変わるなんて感動しました。成虫になるまで見守ってあげられたらすてきだなと思っています。

20200826001

ナラ柾目の家具たち

20200826002
20200826003
20200826004
20200826005
20200826006
20200826007
シキナミさんが設計したGさんの作業がこれでほぼ完了。
二世帯住宅の中のキッチンや家具たちを作らせて頂きましたので、たいへん慌ただしくしておりましたが、ようやくお引渡しを迎えることができます。
ちょっとだけ残ってしまった作業は9月半ばにあらためて伺わせて頂いて、全てが終わります。
最初にお話を頂いてから4年が経ったのですね。

20200825001

ラバロックとホワイトオークのセパレートキッチン

20200825002
20200825003
20200825004
20200825005
千葉の四街道までキッチン設置に出かけておりました。
Sさんの最初のきっかけは湘南T-SITEでの展示を見に来てくださったことでしたでしょうか。
あのキッチンの様子を見てくださって、とても気に入ってくださり、ほぼ1日あの場所で過ごしてくださいましたね。
そういううれしい躍動感から始まったキッチン作りがようやく昨日いったん終了しました。
あとは、ご新居の工事が終わる頃、オイル塗装をSさんご自身に行なって頂いて無事に完成する予定。
今回は、セパレートキッチンのほかに食器カウンターと洗面カウンター、手洗いカウンターとなかなかボリュームがありましたので、施工は1日で終わりませんでしたので、私は搬入とみんなとの打ち合わせをしたら都内の現場の確認に先に戻ってきたのですが、ノガミ君とワタナベ君とヒロセ君はその夜は近くの宿に泊まることに。
ノガミ君の提案を受けて今回このような形を採ったのですが、あらためて考えてみると、細かいパーツの再加工がない限りは、このくらい距離のある場合は工房と現場を往復しない方がメリットがあるのだなあと気づかされたのでした。
移動するだけでも負担になるような酷暑ですから、近くで休息して翌日も快調のまま仕事に臨めるというのはとても良いこと。
みんなも気分よく仕事ができたかな。
私たちもクライアントも含めて、みんなで仕事をして、みんなで作る。
こういう姿勢を大切にしてよいもの作りを行なっていきたいと思うのです。

20200821001

さまざまな素材

20200821002
20200821003
木だけではなくて、いろいろな素材を使う機会が増えてきています。いろいろな納め方、いろいろな見せ方、興味深く難しく。
こちらはKさんのキッチンのコンロの奥に立てるオイルガード。
今回はKUMAさんに制作してもらったのです。
とても気持ち良い印象。

Dsc_5930

錆を落とす

Dsc_5931Dsc_5932Dsc_5935
我が家の入り口。鉄製の格子扉に閂の形。
作っていただいたオヌマ工業の高橋さんに、「閂はステンレスにした方がいいのでは?雨ざらしだし、擦れるからすぐ錆びちゃいますよ。」と言われたのですが、鉄が好みなのです。そしてすぐに錆びました。(笑)
錆びたら塗ればいいんだよ、と言いながらもしばらく放っておいてしまったのでボコボコしてきてしまいました、いけませんね。
塗装をきれいに仕上げる自信はないのですが、やらないことには上達していきませんのでやってみました。
ヤスリをかけて錆を落とし→一度塗り→二度塗りをしました。
う~ん、塗装って難しい。
これからも錆びたら塗ってを繰り返して上達していけたらいいなと思います。