2020.03.09
今朝は北風が強く吹いておりましたが、温かさがあって背中を押されるように自転車をこいできたわけです。
いつもの田んぼの道は昨日の雨がまだ道路の縁のそこかしこに残っておりましたが、雨の匂いはすっかり消えて、気持ちが少し軽やかでした。
「おはよう。」
時計を見ると7時を少し回ってしまって、アイがもう外に出たそうにドアの前で待っていたのでした。
「いやぁすまんね、おじさん(アイの愛称です)。」
ひと通り工房の周りを確認し終わったアイと一緒に2階の事務所に向かうと、目に入ってきたのがこの様子。
昨日アキコと展示室の片づけをしていたのですが、何かがしっくりこなくて。
自宅の床は赤松がとても良い印象で納まったのですが、ここでは少し軽く見えて気がして。
なんだろう、昔塗ってしまった緑色の壁のためかな、なんだろう。
結局昨日はその正体が分からなくて今朝になったのですが、この午前7時の感じを見て(あぁ、こういう感じにしたかったんだなあ。)とふと思い出したのです。
そのしっくりこない正体はいまだ分からないのですが、こういう感じにしたい、って思いがあれば、そこに向かって進めるはず。
私は懐かしい感じにしたいと思っていました。
祖母の家の裏庭にあった水鉢のような少し苔むした流し台のような、湿った木が日に当たって強く香り出すような。でもそれもちょっと違うのかなあ。
この景色を見て、あぁって思ったのは昔の小学校。
私が小学校に通っていた時は木の机でした。隣の女子と一緒に座る二人分の重い木の机。角はガリガリしているし、下敷きしかないと字なんて書けないようなボコッとした天板。
「ちょっと机揺らさないで。」とか
「お前のノートがはみ出てるぞ。」とか
「そっちこそ、この線からこっちに来ないでよ。」とか
何かそういう懐かしい記憶がフワッと思い出されました。
少しずつその正体が見えてきたらこの場所をもっと心地よくできそう。
でも今はこれでひと段落。
今週末からここで打ち合わせができそうです。
2020.03.05
調理道具や食器が美しく配置されたチェリーの食器棚を作らせて頂いたOさんのお話と、
これから始まる素敵な暮らしがよく分かるお二人だったSさんのお話と、
距離は遠くても気持ちは近い、使いやすい形を作らせて頂いたKさんの、3つのお話を掲載しました。
よろしければご覧になってくださいね。
2020.03.04
今回のタモの柄はとても印象的で、まだリフォーム工事中でしたので食器棚の全体像をお見せしづらいところですが、次にお引渡し後にお伺いする時には、その気持ち良い印象をお伝えできると思います。
ワタナベ君が今回は製作を担当してくれました。
シンプルな形ですから余計に木目の心地良さが引き立ちましたね。
2020.03.04
サムライ二人が密談しながら、バックカウンターの設置をしております。
2020.03.03
「昨年はばあばのお家だったもんね。ここで初めてだね。」とハルに言われて気付きました。
そうだったね。区域外通学中に雛祭りを迎えたもんね。
今年は休学中だね。
チイにメニューを伝えたら「野菜炒め食べたい!」と熱望されて追加。
「おいしいね。」てみんなで食卓を囲んでお祝いの食事をする時間を持てるだけでありがたいことなんだよね。
おめでとう。今年もこの日を迎えられてよかったね。
おとうさん、何時ごろ帰ってくるかね。
2020.03.02
無事に昨日で湘南T-SITEでのイベントが終了しました。期間中はいろいろな方に私たちの家具を見てもらえてとても有意義な時間になりました。
寒川という神奈川の真ん中あたりにあるのに単線が走っている小さな町に家具工房があることなんてみんな知らなくて、ここでコツコツ家具やキッチンを作っていることをもって皆さんに知ってもらえるように心が変えていかないと、という思いも強くなったのであります。
そして、この機会に工房の展示室をもっと心地よい空間にしよう、という思いを実現するために、先日張り終わったとても清々しい香りの赤松にちょっと癖のある香りのワトコオイルをスポンジローラーを使って塗装していきます。
将来はおそらくもっと少なくなってしまうのだろう手仕事というのは、こういう作業のひとつひとつの積み重ねでできあがっているのです。
天然の表情が見たい、体に優しい素材がよい、そういう耳に入りやすい表現方法で、昔からあったけれどかえって目に触れづらくなってしまった素材たちが見直される昨今ですが、その天然素材を使っていくにはヒトクセもフタクセもあってそれを工夫しながら、そして改良しながら今の便利な素材が生まれているわけで、そういう中で生まれた素材たちを否定するのは何となく気持ち悪かったりして、どんなものにも一長一短があって、それをしっかりと使う覚悟を持ってきちんと過ごしていかないといけない、生きていかないといけないって、赤松だけれどずっと膝をついているやっぱり膝頭が痛いなあ、なんて思いながら、そんなことを考えながら床を塗っていくのでした。
2020.03.01
Sさんから「お家のことを取材していただきました。キッチンが雑誌に載るかもしれません。」とご連絡をいただいていたのです。
見てみると、なんと表紙にSさん宅のすてきなお写真!すごいですね!おめでとうございます!
昨日湘南T-SITEに居た時も、レジの前に「湘南スタイル」のコーナーができていて、「わ~い!わ~い!」とひとり喜びながら通り過ぎておりました。
私達も一昨年経験してわかりましたが、お家づくりはわからないことだらけ。皆さんがキッチンを作られる時に色々なお話を聞いて知っているつもりではいましたが、いざ色々動き出してみると、その場所によって必要なことは異なりますので、「え、そんなことある?」「予算みていなかったよ!」ということもありました。
今回の「湘南の家づくり」号は、その土地の特徴・選び方、各工務店さんの得意な分野がわかる、湘南の地域ならではの家づくりで必要な対策・特徴がまとまって見られるのでこれからお家を建てる予定の方にはとても参考になると思います。
見かけた方はぜひ手に取ってご覧くださいね!
今日は出展していた湘南T-SITEの第4回湘南料理道具市の最終日です。
イマイダイスケと2人で店頭に居ります。
Sさんのキッチンがもっと詳しく知りたいという方は→こちら
2020.02.29
つくばのTさんとは長い間やり取りさせて頂いておりましたが、ようやくキッチンの制作が始まったのです。
すてきな平屋で、目の前に広がる広い場所には菜園を広げていきたいって、大工さんが真摯にグイーン、パチンパチンと木を刻んでは打ち付けていく作業をされている中で、Tさんから暮らしのその先のお話を聞かせてもらいました。
栗のキッチンと背面収納を作らせて頂いているのです。
凛とした表情になると思っています。
春が楽しみです。
2020.02.28
コロナウィルスの感染予防対策で昨日からいろいろなニュースが流れてきましたが、今日はハルの県立高校受験の結果発表の日でした。
私「お祝いに何が食べたい?」
ハル「お肉いっぱい食べたい!」ということでおうち焼肉です。
テーブルで焼くと吹き抜けの我が家は匂いがおうちいっぱいに広がってしまいそうなので、おとうさんが鉄板奉行になってキッチンで焼いて取りにいくスタイル。
球技大会は?卒業式は?部活のお別れ会は?気になることはたくさんあるけど、進路が決まってよかった。おめでとう!
2020.02.28
内田雄介さんの設計するOさんのキッチンで、「新しい形を作りましょう。」と内田さんと私との思いをOさんもくみ取ってくださって、今までとは少し違った意匠のキッチンを作るのです。
そこで、扉や引き出しをさりげなく開けるようにする手掛けを思案していたところですが、一つの方向に落ち着きました。
端部をどう見せるかでまとまりの有る無しがはっきり分かるって、難しいところですが、手探りしながら良い形を見つけていくのです。
2020.02.28
これからお家作りをするにあたって、私達のように区域外通学の期間が出来る方がいらっしゃるかもしれないので、その方々の参考になればと思い、書いておこうと思います。
チイに関しては予想外のことばかりが起きました。
もう10歳、されど10歳なのですね。(当時です。)
小学校から私学に通っている子はいるのだし、電車でも通えるだろうと思っていました。
各駅でたった3駅でしたが、ぎゅうぎゅうの時間帯。その路線には女性専用車両がありませんでした。ランドセルを持ってあげたりしましたが、彼女にとってはとてもストレスだったようです。
始まってすぐに体調を崩して、発熱と首の痛みを訴え1週間の入院となりました。
退院後は、渋滞に巻き込まれても大丈夫なように早起きして車で行くようにしました。車通学でも、小学校を遅刻するのが怖いようで、ちょっとでも車が止まると「間に合うのかな?あとどれくらい?」と着くまでずーっと心配して気にしていました。性格なのでしょうけど、彼女にはかわいそうなことをしてしまったなと反省しています。
でも、適応の早さも子どもならではで、1〜2週間程で慣れてきました。慣れてきて、周りの子ともそういう話をしたのでしょうか。「一人で電車で帰ってみる。」と言いだしました。
私も小5から友達と一緒に電車で塾に通ってましたし、できないことではないと思うけど、ただただ心配。
父母にも協力してもらい、小学校下校から駅までは送り、実家の駅には父母に迎えに来てもらうようにしました。
到着駅に着いたら、お茶したり、買い物したり、何かしらおじいちゃんやおばあちゃんからのご褒美があるのがうれしかったそうです。結局そういうものなのですね。両親も楽しかったそうでよかったです。
チイはこの区域外通学の後から、1人で買い物に行ったりすることが増えました。それまでずっと私やハルと一緒じゃないと出かけなかったのに。自信がついたのでしょうか。
下の子だからといつまでも小さい子扱いしていただけで彼女もしっかりしていたのだなと気づくことができました。
実家から区域外通学をすることが出来たのも、両親が今まで体に気をつけて元気に過ごしてくれていたことで実現しました。ふたりの生活から6人の生活になって5時から0時過ぎまで出入りする生活になっても
「今だけじゃない。」
「ハルカとチアキと暮らせる時間が出来たんだし、賑やかでいいわよ。」
「毎日一緒にお酒が飲めるな。」
と言ってくれて本当に感謝しかありません。
結婚して20年ほど経ってからの実家の生活となり、両親が今どんな暮らしをしているのかを知ることもできたので、私もとてもよい時間になりました。意外と2人とも忙しく毎日用事があってなんだか申し訳なかったですが、、、。
それなのに、母から「新築お祝い何がいい?生活に使うものをプレゼントさせて。」と言われたので、バルミューダのレンジとトースターをリクエスト。
「今の家電って結構するのね!」と驚かれ、娘の遠慮のなさを発揮させてもらいました。(笑)
写真は、10歳と74歳のシーソーです!
2020.02.28
これからお家作りをするにあたって、私達のように区域外通学の期間が出来る方がいらっしゃるかもしれないので、その方々の参考になればと思い、書いておこうと思います。
車や電車を使って中学校に通うようになり、今までよりも1時間早く家を出るようになりました。
朝練の時はもっと早くなるわけで、
もちろん塾も習い事はもっと遅くなるわけです。
車の場合は交通事情で30分で着いたり、1時間以上かかってしまったり、
電車の場合は、遅れたり、事故で止まってしまったり、これから高校に入ってこういう生活になるのだよって、いい勉強の機会になった気がします。
自分たちの都合で区域外通学となったのに、中学校の先生も配慮してくださって、通学証明書を出してくださったので、学割定期券を購入できたことは経済的に助かりました。
彼女の場合は、慣れてきて車移動の時間に宿題したり(⁉︎)、寝たり、自分のペースで時間を使えるようになってきました。
困ったことは、実家の家の鍵が余分にないので家に入れなかったり、登校から塾が終わるまでの間スマホをもって行動できないので、連絡が取りづらかったことでした。
でも、彼女は逞しいのです。昔から何か言っても「うん。わかった。」とこなしていく子でした。
そのたくましさに今まで何度救われてきたことか。
いつもありがとう。
2020.02.27
これからお家作りをするにあたって、私達のように区域外通学の期間が出来る方がいらっしゃるかもしれないので、その方々の参考になればと思い、書いておこうと思います。
マンションを出る日からお家が完成するまでに数か月かかることがわかったので、区域外通学の期間がわかった時点で、小学校・中学校の担任の先生に伝えに行きました。
実際の手続きは、市の教育支援課でするということで、手続きに伺いました。(市役所内にあるところもあるそうですが、私たちの市は子育て支援センター内にありました。)
まず、どういう理由で区域外通学が必要なのか、その期間、どういう交通手段になるのかを伝えました。
私達の区域外通学で問題になったのは、2ヶ月以上という期間の長さでした。皆さん大体数週間の申請だそうです。理由は、通常1ヶ月以上の住まいと住所が変わる場合には住民票の移動が必要だそうです。
ただ、住民票を移動するということは、小学校・中学校を転校しなくてはならないので、それはできればしたくないと伝えました。
それは無理なのでは?とか担当の方によって色々とあったのですが、結局、そういう状況なら仕方がない、保護者の方の責任の元通学できるのであれば許可しますということで、区域外通学の間に住む場所の証明書(公共料金の領収書と言われましたが、最近は住所の記載がされていないので、実家の父の運転免許証のコピーになりました。)と、工務店さんとの建築契約書のコピーを提出して、署名をして許可されることになりました。
通学中は、小学校からは敷地内の駐車許可証をいただけましたし、中学校からは通学証明書を発行していただけたので、とても助かりました。
各学校・市役所と数回は行き来をしなくてはいけなかったので、分かり次第早めに手続きをしに行った方がよいと思います。
結果的に2月末にマンションを出て、新居に引っ越せたのは5月中旬でしたので、2ヶ月半の区域外通学期間となりました。
新居への引越し日が決まると、今度は普通通学に戻す手続きです。中学校は紙一枚の提出で済んだのですが、小学校は登校班通学もあったので、先生から聞きその地区の地区長さん・地区役員さんに自分で連絡をしました。次女の幼稚園の時の同級生のママだったり、同じ学区内だったので、なんとなく知っている人はだったりしたのでその点連絡をとりやすくてよかったです。
写真は、渋滞がなく早く学校に着いてしまい校門が開くまで時間を持て余して落ちてくる桜の花びらをキャッチするチイです。
さて、実際子供たちはどういう動きになったのかはこども編でお伝えしますね。
2020.02.26
いよいよ1日(日)でT-SITEのイベントが終わりますので、キッチンとバックカウンターが戻ってきます。
今まであったキッチンはいつもよいお付き合いをさせて頂いている山本陶工房の山本さんのアトリエで使って頂くことになり、天然石のキッチンが新しくここに置かれます。
その前に床の張替えです。うちの工房にはいつもネコが居ますので、(今はアイが居ります。)カーペットだと彼らの毛を掃除するのが大変ということと、より身近に私たちの家具やキッチンを感じてもらえるように床を板張りにすることにしたのです。
選んだ材は少し幅の広い赤松。自宅と同じ材にしたのですが、やはり温かくて足に当たる感じが柔らかくて良いのです。
そういう印象もいろいろとひっくるめて、私たちの物作りを感じてほしいなと思っております。
この2階を部屋にしようと思い立ったのは今から10年前でした。
「模様替え」
https://freehands.exblog.jp/12647957/
それまでは事務所が延長したような場所にバラバラと作った家具が置かれた空間だったのですが、カーペットが汚れてきたのを見て、もう少し部屋のようにしたいなって思ったのでした。
Kさんとの出会いがあって、キッチンを作らせて頂く機会も少しずつ増えておりまして、ここを訪れてくれる人も増えてきていたんだっけね。
「木のキッチン」
https://freehands.exblog.jp/16865123/
それから約2年が経って、自分たちのキッチンを見せていこうと作ったのが、今までここに置かれていたナラとステンレスのキッチンでした。
時間が経つのは早いですよ、ほんとうに。
2020.02.24
削り出しのアルミのレールの切削角度に不良があって、戸車とレールの摩擦でとの動きが重いという、完成直前にならないと分からない不具合が出てしまって、急きょレールを交換するために取付を延期させて頂いたTさんのテレビボード。本日無事に納品。
上吊式のソフトクローズする機能を持った吊車を備えたテレビボード。引き出しもゆっくり閉まるし、少し前までは思いもよらなかった動きを家具たちは見せるようになってきているのです。
昔のスライドレールなんて、開け閉めするたびに遊びの大きいローラーがゴロゴロ言っちゃって、うるさいくらいだったものね。
その分修理も容易なところはありましたが、今では木を扱うくらい金物に詳しくないと家具が機能しない時もあったりして。
いろいろ頭を悩ませながら頑張って作るのです。
でも、こうしてきれいに納まるとやはり美しいです。
それから、引き出しの取っ手はブラックウォールナットを鉄染めして仕上げています。
なかなか良い具合です。
Tさん、ありがとうございました。
2020.02.21
玄関からリビングへの動線が斜めになるため、そのラインに沿ったキッチンを作ることになったKさんのプラン。
コンパクトながらとても気持ちの良い形になりました。
「この先ここで二人で暮らしていくので、彼女の使いやすい形にしたいのです。」っておっしゃっていました。
温かくなってきたのはKさんの言葉のせいでしょうか。
気持のよい未来を描くその場所に、窓から春の風が舞い込んでいるようでした。
2020.02.19
このところ週末がバタバタとしておりましたので、本日お休みを頂いております。
チアキの授業参観があるんだよね。
できれば3学期の授業参観は見に行けるようにしたいって、ハルカが小学生の時からいつも思っていて、叶わない時もあったけれど、今日はどうにか見に行けそうです。
午前中に皆さんに送らないといけないスケッチや文章を整理していたらあっという間にお昼になってしまって、子ども会の会議に出ていたアキコも、やっと受験が終わってのんびりした表情のハルカも帰ってきて3人でお昼ごはんを食べて、先ほど5年生の発表を見て帰ってきました。
各クラス趣向を凝らした発表で、ハルカの時とはまた違ったおもしろさがあって、何より子供たちが楽しそうなのが良いね。
しばらくすると、チアキも戻ってきて。
「いないととても静かでさみしくなるけれど、帰ってくるとうるさいくらいにあまりに賑やかね。」
とアキコ。
そうね、子供はそういうもんだよね。
2020.02.18
結婚当初にダイスケさんが作ってくれたキャビネット。19年ものです。
さがみ野のアパート時代は上にトースターと炊飯器を載せて中にはコーヒーやお茶セットを入れてキッチンで使い、
海老名のマンション時代には上にオーブンレンジを載せて中身は変わらずコーヒーやお茶セットを入れてキッチンで使い、
今のお家ではパソコンやカメラを入れてリビングで使っています。
脚を丸くしてナラ材を着色したオイルで塗装して、扉にはアトリエヨシダさんに作ってもらったステンドグラスが入っています。
上には革を敷いていましたが、家電の熱や蒸気でシミがひどくなっていたので新しく張り替えました。
取っ手も黒い金具でしたが、真鍮のものに変えました。
もうヴィンテージ家具って呼べるのかなと調べてみると、製造から33年~99年経過したものが「ヴィンテージ」製造から100年以上経過したものが「アンティーク」と呼べるのだそうです。まだまだでした。
当時は個性が強い家具だなと思っていましたが、だんだん慣れてよい雰囲気になっていました。
これからもヴィンテージ家具と呼べるようになるまで一緒に暮らしてゆくのです。
2020.02.17
昨年末に主任だったカナイ君が退職して、次は誰が主任になったのかというと、ノガミ君です。
スタッフみんなまじめでしっかりしているのはもちろんなのですが、ノガミ君のいいなと思う点は反対意見をちゃんと伝えてくれること。
うちみたいな家族経営の会社は他の会社よりも反対意見が言いづらい状況があるのではないかなと思っています。
でもノガミ君はちゃんと反対意見と根拠を伝えてくれるので、自分たちがどうしてそうしたいのかの考えがより明確になっている気がしています。
あんまり毎回言われると私達のこと嫌いなのでは?とも思えちゃうけど(笑)、これからも期待しているよ。
2020.02.16
今回のイベントに参加するにあたりまして、「会場を部屋のように使ってくださいね。」とうれしい申し出を頂いたので、ダイニングテーブルとダイニングチェアを持ち込ませていただきました。
1台はいつも打合せで使っているクルミの四角いダイニングテーブル。もう1台アイアンの脚が特長的なナラの円卓。
キッチンとお話と同じくらいによいお話を頂いているのが、このテーブルたち。
「もう家は新しくしてしまったけれど、テーブルは家族が増えるから、新しくしたくて。」
「子供たちが独立して夫婦2人で使えるコンパクトな円卓を探していて。」
そういうお話をちらほら頂く機会がありました。
こうして、実物を見て頂けるのはとても良い機会です。
チェアも座って比べてみてくださいね。
軽くて、背もたれがちょうどよいって皆さんからよいお話をいただきましたので。
明日からは会場を留守にしますが、また週末お会いしましょう。
2020.02.15
ハル「チイもひとりでできるだろうし、言われたくないだろうからと思って我慢してたんだけど、おかあさんみたいに言っちゃったよ。全部先に用意しておかないとダメじゃんって。」
「今年はひとりでつくる。」とバレンタインデーの友チョコをつくる宣言をしていたチイ。
平日は習い事で忙しいから、週末につくりたい、でもイベントで私はいないからサポートできないよと話していたのです。
ヴァレンタインデー当日が高校受験日だったハル。お姉ちゃんはお菓子作りを我慢しているのだからとこそこそやり取りしていたはずなのにばれていました。そんな姉のサポートのおかげでおいしくできたカップケーキ。お友達にも好評だったようでよかった。
今週は月曜日に私立校受験、水曜日に合格発表、金曜日に公立校受験がありました。
無事に終わるまではヴァレンタインデーどころではなかったのですが、頑張ったハルにブラウニーを焼きました。
Ziplocコンテナに入れて全然かわいげないですが、market-o大好きな彼女には喜んでもらえました。
来週まだ面接があるけど、とりあえずよかったよかった。
2020.02.14
Sさんにちょっと頼まれごとがありましたので、南浦和まで出掛けておりました。
Sさんは家具を依頼してくださったクライアントさんではあるのですが、お会いするにはなかなか緊張するのでした。
「家具やインテリアが好きなの。」というだけあって、なかなか鋭い意見を言われて、時には痛いところも衝かれたりしながらも、的確なアドバイスをくださるので、クライアントというよりは阿蘇バイザーのような気持ちで訪ねるのでした。
「イマイさんのブログは私にとって新聞のようなものだから。」というくらい見ることが日課になっていることはとてもうれしく励みになります。
だから、良いも悪いもズバッと言ってもらえるし、私たちが成長できたのもSさんのようなパートナーのようなクライアントさんがたくさん居てくれたから。
「なんだろう、うまく伝えられないけれど、このちょうど良い感じはイマイさんにしか出せないのよ。それはとてもすてきなことなの。」
そう言ってくださる言葉を信じて今日も前に進むのです。
お土産にとヴァレンタインデーのプレゼントをいただきました。ありがとうございました。
2020.02.14
ここ最近、への字型のKさん、真四角のFさんと、古いマンションのリノベーションしてどんと部屋の中央にキッチンを据えたい、っていう皆さんが増えています。
やはり気持ちの良い場所が部屋の見晴らしの良い場所にあるって心地よいです。
今日わたしは浦和のSさんのところにご挨拶に出かけていたのですが、気持ちが良いです、というお話をずーっとしておりました。
家具やキッチンで毎日の気持ちの持ちようって大きく変わるんです。
そういう暮らしを描く手伝いができることは素晴らしいこと。
今日のMさんも古いマンション。懐かしい団地を思い出すような。目の前にショッピングセンターがあって、エレベーターではなく、グルグル回る階段で上まで登って。
私が昔住んでいた豚舎と川とショッピングセンターが目の前にある横浜のはずれの団地を思い出す懐かしい懐かしい建物。
玄関ドアをふいに手を放しちゃうと鉄扉がバァーンって大きな音がしてしまっちゃうタイプのすてきなマンション。
そこに節ありオークのキッチンを作らせて頂きました。
最初奥様が私たちのところにいらしてくださった時には、とても私たちのことを良く思っていてくださって、「緊張してきちんと思いが伝えられなくて・・。」ととてもうれしい言葉を頂いたのを思い出します。
そんなに私は立派では者ではなく、ぶつぶつ言いながらもがいて良い形を探している45歳のおじさんです。
良い形になりました。
暮らすその姿を拝見させて頂けるのを楽しみにしております。
2020.02.13
日暮里。
このあたりに来ると祖母の家に遊びに行った夏を思い出すのですが、Fさんのご新居もそういう趣のある古いマンション。三ノ輪の駅からここに向かう途中は線路沿いに小さな町工場が並ぶすてきな街路がありました。
そこかしこでいろんな温度で息づいている町。
そのFさんのアイランドキッチンは1400ミリの真四角。
なかなか珍しいサイズ感で作りましたが、タモとステンレスバイブレーションの組み合わせはとてもモダンな感じで仕上がっております。
こういう思い切った形ですからどのように暮らしていくのかがとても興味深いのであります。
次はオイル塗装ですね。
その時にまたキッチンへの思いを聞かせてください。