タモ板目のキッチン

2022.11.11

普段お世話になっている設計士さんのご自宅のキッチン。

相模原のこのあたりは畑に囲まれたとても静かな場所ですぐ近くには小学校もあるせいかまわりも若い世帯が多いようで、とても暮らしやすい町に思えます。

少し行ったところには、先日、柚木さんの展示会場だった女子美術大学もあって、気持ちにゆとりが生まれる空気が流れているのでしょうか。

そういう大らかな場所に作ったキッチンの木目も大らかなタモの板目。

最近はこういう大きな単板を使って作ることが多くなりました。その方がその表情がよく分かって見ていて楽しいと思えましてね。

昨日はお天気にも恵まれて、制作を担当したワタナベ君と最近は月に5日間ほど手伝いに入ってもらっている元スタッフのコバヤシ君とで、搬入を行ないましたら、汗が止まらないくらいの良い陽気でした。少し時間は掛かりましたが無事に完了いたしました。

よい印象になりました。

猫と暮らす家具

2022.11.09

猫と暮らす方々の家具作りというと、私たちの工房には常にいつも猫の誰かが居りますので(今はアイです)、猫の性質については一家言あるかどうかは何とも言えないところなのですが、こうして時々猫にまつわる家具の相談を頂くことがあるのはうれしいことですね、アイ。

今までにも、

7匹(だったかな?)のネコと暮らすOさんの食器棚「ネコ寄り

これからいっしょに暮らすであろうネコとの暮らしを想定して作った仕事部屋「猫との暮らしはこれから

ロフトに上がる階段が実はネコの文化空間だった「ネコ階段

「収納というよりはまさにネコ階段を作りたいのです。」というお話で実現したあらたな「ネコ階段

2匹(だったかな?)のネコが我が物顔で入り込むキッチン「森のキッチン

テレビボードと壁面収納とネコ階段がくっついた「ネコ階段にもなる収納

3匹のネコが入り乱れる空間にその子たちのために木工教室でエサ台も作ったHさんの「hop step

などなどいろいろと作らせて頂きましたが、今回の形は今までにないほど複雑な形だったのです。

デザインは猫と建築社さん。猫と快適に暮らす空間を提案されるということで、ヒトよりもネコさんメインになりつつある大きなプレイグラウンドのような空間ができあがりました。

ちなみにベースの樹種はタモのホワイトオイル仕上げで、ハウス部分は白くウレタンで塗りつぶし、スロープは、タモ、ナラ、ブラックチェリー、アルダー、ブラックウォールナット、クルミでスロープごとに樹種が切り替わっているのです。

人も猫もゆったりできて、楽しめて、というコンセプトでできあがったこの形ですが、あとは、はっちゃんが気に入ってくれるかどうかですね。

段付きシンクにまな板を

2022.11.08

ショールームのL型キッチンのシンクは段付きシンクです。

段付きシンクを選ばれる方は、水回りの作業スペースの確保ができるパンチングプレートなどを置く方が多いですが、
中村好文さんのキッチンのように、まな板を置くこともできますよ、ということで、タケイシさんに作ってもらいました。セン材のものです。きれいですね。

蛇口のすぐ下に置いて、水を流しながら作業する、お魚を捌くときなどには特に便利なのではないかと思います。
ただ、その使い方をされる場合には洗剤ポケットにしない方がよいのかなと思います。
水流で汚れが洗剤ボトルやスポンジに落ちないようにするのは難しいと思われますので。(吐水の位置と利き手や使う向きを考慮すればよいのかもしれませんが。)

お魚売り場で、買う予定はなかったのですが、小さいパックにぎゅうぎゅうに入っている豆アジの姿を見ると心苦しくて、変な使命感が沸き「君たちの命、ありがたくいただくよ。」と購入して、40匹位を捌いて、1日目唐揚げ2日目南蛮漬けで食べているのですが、
その時には、こういうシンクなら作業しやすかっただろうなぁと思っています(笑)。

キッチンのシンクの形をどうしようかなと悩まれている方に、ひとつの意見としてご参考になればと思います。

古知屋恵子版画展へ

2022.11.04

毎年この時期に茅ヶ崎に観に行っていたのですが、昨年は足を運ぶことができなかったので、ダイスケさんと一緒にお出かけしてきました。

Instagramを始められて、フォロワー数もあっという間にうちのアカウントを追い抜かれて(笑)、「ああ、古知屋さんが手の届かない人なってしまったよ~。」と思っていたのですが、

「あっ、今井さーん。」と、いつもと変わらない古知屋さんが会場にはいらっしゃって、とてもうれしかったのでした。

作品も、今年は題名の下に、コメントも書かれていて、より作者さんに近い視点でその作品を観ることができたようで、見ごたえがありました。

そして、実物の持つ色の濃淡というのでしょうか、画像で見たことはあっても、やはり実物の美しさには叶わないよなぁと思いました。すてきでした。

今年はほかにも新しい試みをされていました、「こっちいみくじ」です!

ダイスケさんと引いてきました。その場で、中に書いてあるコメントを古知屋さんが読み上げてくれました。JOKER書いてありますが、「過ごし方」のアドバイスとイラストが1枚1枚手書きで書いてあります。良いアドバイスととるかどうかは本人次第ということだそうです。

私は、背中を押してくれるいいことが書いてあったと感じたので、お守りとしてお財布の中に入れて置こうと思います。

古知屋さんとは同い年で、子供が生まれた年も同じなので、「もう18歳だよ~。」なんて話でも盛り上がりました。

昔からの知り合いが元気で過ごしていてくれて、こうして会ってお話しすることができると、本当に元気をもらえますね。

「古知屋恵子展示会ツアー2022」、茅ヶ崎は今週末の11月6日までですが、ほかの場所ではまだまだ続きますよ。

興味のある方は、ぜひ、足を運んでみてくださいね。

古知屋恵子さん情報は こちら

針葉樹合板のキッチン

2022.10.31

あまり家具材としてはなじみの薄い針葉樹合板というものを使ってキッチンを作らせて頂きました。

もともと建築の下地材で使われることの多い材を表面に持ってくるとこのように大胆な仕上がりになりますね。

周りを見てみると、レンガやシナ合板などもとは下地として使われていた材でもその表情の良さに気づいて仕上げ材として使うことは良くありますものね。

最近では、節のある板をあえて表情に見せたり、さらには木の反りさえ楽しんだり、また、鉄を酸化させた表情を楽しんだりと、手の跡や素材の動きそのものを表現する家具も日常的に増えてきました。

私が家具作りを始めたこととは違うのだなあとあらためて気づかされます。

その針葉樹合板の積層の木口と、引き出しなどの表面にはツヤの抑えられた細かいエンボス仕上げになっているメラミン化粧板を使い、その対比を楽しむというキッチン。

設計士さんのご自宅になるのですが、いろいろなアイデアは私たちにとって新鮮です。

休日はキッチンで過ごしました。

2022.10.29

コンロが汚くて失礼しました…。
飯高さんのお皿でベーコンとほうれん草のスパゲッティのお昼です。

先日、NHKの「シェフの休日 とっておきの時間」という番組を観ました。

前の週の落合務さんの回も、本当に料理がお好きなのだなとわかるとてもすてきな内容でしたので、今回も楽しみにしていました。

お料理のプロの方の自宅のキッチンを使っている様子が見られるのは興味深いですよね。

今回の古澤一記さんのご自宅も、イタリアに滞在中の暮らしを再現したという、あまり目にしない、キッチン全体が古窯レンガのようなタイルに囲まれた、石と木を使ったキッチンが使い込まれている様子がとてもかっこよかったです。飾りではなく、それぞれが必要な暮らしの道具だからここにあるという存在感というのでしょうか、すてきでした。

さらっと作られるお料理の数々もシンプルなのですが本当においしそうでした。

ダイスケさんには再放送を録画してもらうことにして、私は影響されやすいので、お休みの日にさらっと何かを作っている風に過ごしてみたくなりました。

プラスドゥのガステーブルのグリルのダッチオーブンを普段あまり活用できていないので、機器説明書についていたレシピでパンを焼いてみようということになりました。

最初にお水と強力粉だけでこねて1時間置いておくという経験したことのないレシピでしたが、ダイスケさんが、うどんができるのでは、というくらい力を込めて捏ねてくれました。

そして夕ご飯は、ハルのリクエストで「ヨルさんのシチュー」を作ることにしました。

「SPY&FAMILY」というアニメを見ているのですが、先週のエピソードが、お料理が苦手なヨルさんが、お母さんの思い出の味を再現しようと奮闘するお話で、心惹かれ、私も食べてみたくなったのでした。

今の世の中、同じことを考えて、再現しようとレシピを載せてくれる方がいらっしゃるので助かります。私は「マンガ食堂」さんのレシピを参考に作らせていただきました。

パプリカパウダー・キャラウェイシード・マジョラム…、普段使わないスパイスを使って嗅ぎなれない匂いにキッチンが包まれると出来上がりが心配になりましたが、トマトシチューというのでしょうか、おいしくできました。食べなれないものにあまり手を出さないチイも「おいしい。」と食べてくれました。

(予算の都合上、牛塊肉から、合いびき肉のハンバーグに変更しましたが。)

パンもうまく焼けました。ダッチオーブンでパンを焼くのもいいですね。普段は電気オーブンを使っていますので、ガスを使ってパンを焼くことって怖い感じがあったのですが、これならできそうな気がします。

目玉焼きを載せるのが特徴だそうで、いつもの食べ方とは違いおいしかったです。ダイスケさん帰宅で3回目の温めなおしなので、汁気がなくなってしまいました…。

パンは目が詰まったフランスパン風というのでしょうか。成功なのかわかりませんが、おいしかったです。

気が付くと、私の知る限りでは、「すてきな暮らしをしている人はおいしいものを知っている人」が多いです。「おいしいものを知っている人がすてきな暮らしをしている」のでしょうか。

どちらかはわかりませんが、自分もそういう暮らしをしていきたいです。

そして、そういう暮らしをしていきたいという方々のキッチンづくりのお手伝いを、これからもしていけたらいいなと思います。

インターメーベルに寄せて

2022.10.29

昨日はノガミ君とタケイシさんとで、Nさんのお宅に食器棚の納品に伺っていたのでした。

築40年くらい?とおっしゃっていたかな。

部分的にリフォームをされて暮らしているという中で、「キッチン周りだけは仕事が忙しくてなかなか整理ができていなかったのです。」ということでだんだんと積み重なったものたちが場所を閉めておりました。

最初はこの食器棚の左下の引き出しだけを作るご相談を頂いてお邪魔したのですが、そのキッチンの様子を見て、またもともと使われていたビクターのインターメーベルというシリーズの当時のモダンな印象が残る食器棚が置かれていて、「このインターメーベルはね・・」と話すNさんの様子がとてもこの家具を愛おしく思っていることがよく分かりまして、この場所とこの家具をうまく活かせたら良いな、と思ったのでした。

なかなか物が多いと、なぜこれがここに置かれているのか、これを普段どのように使われているのか、というお話から始めることになるのですが、いろいろと聞いているうちにNさん自身でもどういう暮らしかたにしていきたいかというイメージがまとまってきまして、せっかく作るなら、少しでもカウンターを広く採って、上に積み重ねていたものを上部の空間を利用して収納できるようにということで、今回この形が実現しました。

なので食器棚の天板はちょっとL型に変形した変わった形をしていて、吊戸棚も上から物が落ちてきて危ない部分は扉をつけて、日常使いする部分はオープンで、というメリハリをつけた形になりました。その色も真っ白ではなく、少しグレイジュ掛かったホワイト、というマットな化粧板で作ることに。

ところで今回制作を担当したのはタケイシさん。入社して半年が過ぎて彼女自身仕事の飲みこみが早いこともあって、この家具はほぼ彼女自身が手掛けております。

やっぱり自分が作った形をその人に直接届けることができるってうれしいですよね。

彼女自身もうれしそうに作業を報告してくれました。

昨日のEさんもヒロセ君とタケイシさんの様子を見ておっしゃっていました。

「楽しそうに仕事ができるって、本当に良いことですよね。」って。

シナの食器棚とリメイクしたリビングボードとデスク

2022.10.28

先日家具の取付が完了したEさんのところにご挨拶にお伺いしてきました。

取付当日は、制作を担当したヒロセ君が帰ってきた時に言っていたけれど、お引越しと同時だったので、家具の取付が完了した様子をきちんと写真に撮れなかったということで、どのように納まっているのが今日あらためて確認できたのですが、どの家具もとても良くまとまっていました。

このリビングの家具とご主人の書斎のデスクは16年前に今は地元の福岡で頑張っているカワグチ君が制作した家具(show time)なのです。

それをこの新たな空間に合うようにヒロセ君にリメイクしてもらったわけですが、リビングのフィラーも使えなくなってしまった扉を加工して作ることができたので、とても一体感のある形になって、天板と吊戸棚は新しく作ったのですが、その対比もとても心地よく、さらには打ち合わせの中では一番シンプルに進めていたデスクが実はもう今回の家具の中で一番良いのではないかというくらいとても良い印象になっていました。16年使ってきてできたツヤの感じやウォールナットが色が抜けて赤くなった様子など時間が経たないと出てこない良さが今回のコンパクトな形にしたことで、これほどきれいに表現されていることに自分もビックリ。

まだ真新しい顔をした食器棚や吊戸棚も次第にEさんがきれいに色を付けていってくれるのでしょう。

楽しみです。

そんな家具のお話と共に取付に入らせてもらったヒロセ君とタケイシさんの師弟コンビのまろやかな空気をEさんが絶賛されていて、私たちの仕事への向き合いかたをこうしてストレートに褒められると照れくさいのでした。

折り畳み水切りラックを使ってキッチンの作業スペースを確保

2022.10.28

我が家もそうなのですが、アイランドキッチンは、水回りスペースの確保が難しく感じることがあります。ペニンシュラキッチンや壁付キッチンも同じでしょうか。

お家づくりは、土地の条件で間取りが決まっていく場合が多いですから、すべてを叶えることは難しいですね。

お料理の始まりは、材料を洗って、切って、という下ごしらえですよね。ボールやざるに入れて置いていきますが、まな板の周りのスペースというと、結構限られてしまい、キッチンの上がいっぱいになってしまいます。後ろのカウンターに置けばよいのですが、いくら水切りしていても、床に水分は落ちてしまいますね。無垢材の床だったりすると余計に気になります。

洗う時のことを考えると、シンクは大きめの方が使いやすいので、悩ましいです。

そういう時に役に立つのが、色々考えて作られてるキッチンアイテム達です。

今回使用しているのは、キッチンを作らせていただいたお客様のお宅訪問をさせていただいた時に教えていただいた水切りラックです。

ショールームのキッチンシンクに合うサイズは、Re:CENOさんで販売されているtowerの折り畳み水切りラックでした。色は黒と白の2色ありました。オリーブグリーンの御影石に合わせて黒にしました。

オーダーキッチンにされる方はシンクが大きめなので、長さが55~58㎝はないと届かないと思われます。

幅は26㎝ありますし、水が入ったボールを置いていても安定していましたので、調理中にこのスペースができるだけでも、とても助かりますね。

洗剤ポケットの上も渡せるので、洗剤ポンプの頭が飛び出ていない方は使いやすいかと思います。(飛び出ていても、その時だけ避ければ使えますしね。)

使い終えたら、洗って水切り籠に斜めにしておけばよいので、場所も取らないのが助かりますね。

商品紹介ページでは、お皿を立てて干されていましたが、バランスよく立てて置いていかないと、大きさによっては、浮いてひっくり返ってしまうので、少量を伏せた形で使う分にはいいかなと思いました。

購入してからは、ショールームのキッチンに常に置いてあるのですが、先日打ち合わせにいらしていただいたお客様にも、「こういうものがあるのですね!どこのものか教えていただけますか?」と言っていただけました。

「オーダーキッチンなら、段付きシンクにして、水切りプレートを付ければいいのに。」という意見もあるかもしれませんが、高価になりますし、お家づくりは予算の中から優先順位を決めて割り振っていく作業の連続ですから、

こういうアイテム一つで「あきらめなきゃいけなかった。」という思いから、「この方法を知ったから、こっちに予算をかけられた。」という感じに、よりキッチンを使いやすくしていけるようにご紹介していけたらいいなと思っています。

Hさん、こんにちは。

2022.10.23

こんにちは、Hさん。

4か月ぶりにHさんのところに。

言葉で言うと平坦に聞こえてしまうのですが、とても丁寧に暮らしている様子がよく分かりました。ひとつずつの仕草にその様子がよく現れておりました。

ビールを飲もうとして、グラスを持ったままの手でキッチンの灯りを消そうとトグルスイッチを下げようと力を入れたら、思いのほかスイッチが固くて、力んだらグラスをつかむ力が緩んでしまってグラスがそのまま落っこちちゃって派手にガラスが飛び散ってしまって、せっかくの団欒のひと時が少し淋しくなっちゃうようなことはないのでしょう。(笑)

「ダイちゃん、大丈夫?」ってアキコが気を使って声を掛けてくれたのに、何だか気まずくてブスッとしてしまうようなことはないのでしょうね。(笑)

お手入れの方法をお伝えして、写真を撮らせて頂いた後にこの家ができるまでの楽しさや大変さをあらためていろいろとお話しさせて頂きました。

Hさん、心安らぐ時間をありがとうございました。

施主様が設計士さんや私たちのような作り手とその思い出を共有できるのはとてもすばらしいことです。

また何かあればいつでもお声掛けくださいね。

ありがとうございました。

ウェブサイト更新

2022.10.22

クオーツストーンと節アリナラ材のセパレートオーダーキッチン

「コウケンテツさんのキッチンの印象にしたいのです。」というお話でこの形が実現したIさんのキッチンのお話を掲載しました。

素直な家」横浜Iさん

もしよろしければご覧になってくださいね。

ハドソン靴店さんからのお知らせ

2022.10.22

以前、作業場のデスクやお店のベンチを作らせて頂いたハドソン靴店の村上さんから、番組の紹介をして頂きました。

「イマイさんのベンチも映っていますよ!」というお知らせと共に

拝見させて頂くと、村上さんが取り組んでいるお仕事の様子とともに、靴の修理が終わったところで依頼主さんのお父さんが座って試し履きをされている様子が映っていて。

きちんと道具の一つとして使ってもらえているのだなあとうれしくなったのでした。

【Zero Waste Life】

Good Shoes Never Die

【ハドソンさんの家具たち】

バックヤード

チェリーと積層合板のベンチ

仮組み終了

2022.10.20

これで塗装前に仮組み終了。現場での組み立て方の確認と、納まりの様子に問題ないかを確認したら、再びバラして今度は塗装です。

とても大きな家具ですので、なかなか納め方が複雑で順序良く考えておかないと、組みあがらないのです。

時々ご相談頂くことに、「制作だけをお願いして、取付工事は工務店さんが行ないますので。」と言われることがあるのですが、簡単な構造なら良いのですが、こういう複雑な形やオーダーキッチンだったりする場合は、細かい納まりを伝えることが難しいので、やはり自分たちで取付に行かないといけないと思っているのです。

晩ごはん

2022.10.19

帰宅してシャワーを浴びて身支度整えたらすっかり眠ってしまったチアキを起こしていたら、ハルもちょうど帰宅してきて、みんなで晩ごはん。

食べ終わったらまたまたリビングで眠り込んでしまったチィ。

寝る子は良く育つ。

私もほどよくお酒が回ってきたら、明日の段取りしておこうと思ったのにそのままチィの隣で居眠りしていて。

寝るとお腹も良く育つ。

一方その頃、工房では

2022.10.19

観覧を終えて、いよいよぼやけたりしてきた視力を補うために仕立てた眼鏡を受け取った後(そういえばこの前で48歳になったのです。)に工房に戻ると、ノガミ君(裏から玄能で叩いて調整しながら、ワタナベ君とタケイシさんが正面で補助しているのです)が猫と建築社さんの家具の仮組みを進めていました。

おおきいね。

体育祭

2022.10.19

チアキの学校で3年ぶりって言っていたかな、門戸を開いて行事を開くのは。

今日は体育祭でした。

生徒たちも先生たちも何となくうれしそうで、私たち保護者も平日にもかかわらず見に来ていた人が居て、やっぱりみんなうれしいですよね。

でもやはりうれしかったのは、チアキの様子が見られたこと。思春期だから仕方ないのでしょうけれど、もともと口数の少ない子でさらにこの時期になって言葉が減っているので、チィが何を考えているのかよく分からないものでして、何を話したらよいのだろうと気持ちがふらついてしまうのですが、(アキコに言わせるとそんなことないわよ、あなたの話したいことを話せばよいのよ。と言われるのですが)彼女がしっかりやっているのだなあという様子が今日の行事でよく分かりました。

うれしい日でした。

今日のスケッチ

2022.10.17

納まりが難しそうなキッチンや家具になりそうですので、スケッチを描きます。

使ってくださる人に見て頂いて理解してもらうことがもちろん一番なのですが、図面にする前の段階できちんと納まるかどうかを確認するためのスケッチでもありますので、自分のために描いているような感じ。

スケッチで大切にしているのはスケール感。数字の割にスケッチのサイズ感が違っていると全く意味が無くなっちゃうので、私にとっては30ミリと40ミリの違いがスケッチでも分かるようにしたいと思っているのだけれど、270ミリの部分がちょっと太めになっちゃったかな。

ステンレスバイブレーションとクルミのL型キッチン

Oさんのクルミのキッチンに会いに

2022.10.15

ステンレスバイブレーションとクルミのL型キッチン
コルクを敷いた引き出し
ハーフェレのレマンⅡ
ハーフェレのレマンⅡ
ステンレスバイブレーションとクルミのL型キッチン

コロナの印象が薄らいできているからなのか、このところ人通りが多く感じていて先週の連休の車の流れを見ていても、これは何とも・・という印象でしたので、つくばに向かうためには少し早く出発したほうが良案でしょうと私は工房にアイにご飯をあげに、アキコは脱衣所に洗濯ものを干し終わったら早々に二人で出かけたのでした。

が、思ったよりも車が空いていたのか、つくばが私の頭の中だけでどんどん遠くなっていただけなのか、想定よりもかなり早く着いてしまいましたので、ちょっと早いけれどおそばを食べまして、(楽しみにしていたかつ丼は鶏肉でしたのでちょっと心淋しかったのですが)その足で、お煎餅がとても美味しそうなお店を見つけて(最近アキコと二人でお煎餅をツマミに日本酒飲みながら、「いやぁ、お米飲みながら、焼いたお米を食べてるからお腹も出ちゃうよね」なんて言いながら夢中になっております。)なにやらたくさん買い込んでしまって、そのあと先ほど見かけた路傍に立ててあった野菜の無人販売の案内に惹かれてたどり着いてみると、こたつに入ったおばあさんが、「おいも焼いたからおあがり。さあさあ上がって上がって。」なんて、急に祖父母の家に帰って来たかのような味わいを感じつつ、(それだと遅刻してしまいそうなので美味しそうな野菜と栗を頂いてまいりました)予定通りにOさんのところへ。

ここからがきちんとお仕事です。

まずはクルミの無垢とステンレスバイブレーションのそれぞれのお手入れの方法を伝えさせて頂きました。表面に使ったクルミについては、先日Oさんお二人で塗装をされたということもあって今さらお伝えしなくても上手に使ってくれていまして、ステンレスの天板のほうが、鉄製のものを洗ったまま置かれてしまったからかもらい錆が出ていましたので、アキコがさっそくステンレスクリーナーを取り出して、きれいに磨き上がてくれて、ひと通りの説明は終了。

Oさんもとてもきれいに工夫されて暮らしていらしてくださって、「旅館みたいにしたかったのです。」とお二人であらためてひとつずつ部屋の様子を教えてくれて、大工さんの造作のきれいさをあらためて堪能させて頂きました。

引き出しの底にコルクを敷くアイデアや、L型コーナーのデッドスペースになりやすい部分に今回採用したハーフェレのレマンⅡという特殊な金物の使い心地を教えてもらったりと、大変勉強になりました。

「じゃあ、イマイさんお茶を用意しますね。」と冷蔵庫から出てきたのは「今日のために作りました。」というモンブランが素晴らしく美しくて、「このあたりはたくさん栗が取れますし、茨城は栗のおおきな産地でもありますから。」ということでとても美味しいケーキを頂いてまいりました。

あれほど悩んで悩んだというキッチン。Oさんからもそういえばたくさんスケッチが来ましたよね。

どの絵も暮らしが楽しくイメージできるものばかりで、楽しんで考えさせて頂きましたね。

最終的にこの形になりましたが、先ほどご主人と奥様が二人で支度する様子を見ても、とても使いやすそうな様子が伝わってきました。

「このキッチンが我が家の顔ですから。」とお二人がうれしそうに照れ笑いされていたのがうれしかったのでした。

帰り際に、

「イマイさん、よかったらここから少し出掛けたところに好文さん設計のお店があるので、もしお時間ありますようでしたら立ち寄られてはいかがですか。」

ということで、すこし車を走らせると住宅街の中にひっそりと「だだ商店 だだ食堂」さんがあったのでした。

先ほどのおそばとモンブランでお腹がいっぱいになっておりましたので、食堂には立ち寄れなかったのですが、ワインと地元の日本酒がひんやりした地下室で販売されておりまして、建築を拝見させて頂くというよりはお酒を眺めること数十分、気に入ったものを手にしてホクホクと御会計に向かうと、スタッフの兄さんが「思いがけず(にっこり)」とひと言。

私もニコニコしながら「あっはい。」なんて答えていたら、それを遠目で見ていたアキコはそのやり取りが滑稽だったようで、「ダイちゃんのほうが思いがけず良いものに出会えましたよってお兄さんに言うならわかるけれど」と可笑しそうに。

そういえばそうね。でも今日の一日のすべてが思いがけないことばかりで、こうして小さなドラマ(で合ってるかな)の連続で日々の居心地良さがうまれるのだろうなと思うと、Oさんの暮らしかたも車の後部座席がいっぱいになってしまった私たちのお土産もすべて「思いがけず」なのですよ。

うれしい一日だったのです。

ステンレスバイブレーションとオーク節アリ突板の食器棚

オーク節アリ突板の食器棚

2022.10.14

ステンレスバイブレーションとオーク節アリ突板の食器棚

市ヶ尾のUさんのところに家具のお手入れ方法をお伝えするためにお伺いしてきました。

とてもきれいに使ってくださっていたので、お手入れ方法を伝えるのに引き出しの前板を軽く磨いてお手入れ用の蜜蝋を擦り込んでも表情はあまり変わらないのですが、やはり手触りの滑らかさは違ってきます。

今回はステンレスバイブレーションをカウンタートップに使っているので、オイルで仕上がっているのは引き出しの前板と扉だけなので、それほど汚れが付くわけでもないので細かく気を配らなくてもある程度ラフに使えますが、最近、ご飯の支度を手伝うようになってきたお子さんたち(うれしいですね)やってきては引き出しを開け閉めしてくれるのが、まだ少し危なっかしいところもあるそうで、もしかしたら汚してしまったり、引出しに体重かけちゃったりして引き出しにストレスが掛かっちゃうかもしれないのですが、それもまたその家族みんなの暮らしの思い出ということです。

そういう時はまたお声掛けくださいませ。

我が家なんて、まだ3年しか経っていないのに、食器吊戸棚引き戸の手掛けのエッジの鋭さが無くなってきちゃった。しかもよく使う右側だけが。
爪を立てて開けなきゃいいのにって思うのですが、使い勝手の都合上、どうしても爪が立っちゃうんだろうなあ。もうちょっと指の腹が引っかかるような形にするべきだったかなあ・・。

などと、そういうのは使ってみないと分からなかったりしてトライアンドエラーを繰り返しながら良い形になるように考える今日この頃です。

間仕切りにカーテンを

2022.10.11

夏休み中に子供部屋にダイスケさんが取り付けてくれた間仕切り。

(その時の様子はこちらをご参照ください。→ 間仕切りを作る )

ハルチイと母とokadayaさんに布を買い行き、切りっぱなしのまま折って下げていたのですが、やっと縫うことができました。我が家にはミシンが無く、手縫いなもので、時間がかかりました…。

ダイスケさんから、「君が口を出さないで、ちゃんと子供たちに選ばせてあげなね。」と釘を刺されていたので、ちゃんと、2人それぞれの好みの布になったはずです。(笑)

ハルが選んだ布は白いレースにお月様と星が金色の糸で刺繍されたもの。遠目にはあまりわかりませんが、窓の側なので、光があたるときらっと小さく光るのがかわいいです。

間仕切りを支えるのと、カーテンレールをつけるためにこのT型の部材になったそうです。入り口から見えないように、内側にレールを付けましたが、窓からの明かりに照らされるので、よりきれいでした。

はじめは、ステンレスのレールを考えていましたが、この光景を目にすると、真鍮製にしてよかったと思いますが、金額は倍以上違いましたが。

真鍮のカーテンフックを探しましたが、アンティークのものは高価で、棒を外せない形なので断念しました。これはニトリのカーテンフックですが、安いことと取り外しがしやすいのがいいですね、耐久性はこれから見ていきます。

レースカーテンだけですがこのくらいの見え方です。光が抜けるので、ここはレースだけでよかったと思います。
チイのスペースには天窓がついているので、内側からの明かりでレースが透けて映り込みきれいです。

チイは布屋さんに行く前から、「カーテンは紫と白いレースにする。」とイメージがあるようでした。

「えー!紫⁉」と思いましたが、家に帰ってみてみると、熊谷守一さんの画集の燕と同じ色だったので、「いい色なのだね。」と思えました。こういう風にしか考えられない母親で申し訳ないです。(笑)

部屋の内側から見た様子。チイはこういう風にしたかったのだなと納得しました。こういうカーテンは見つけられなかったにで、手作りしてよかったと思います。

カーテンがついて、ようやく間仕切りとして完成しました。

これで寝台列車風の子供部屋です。

こんな部屋だったよね~と家族の思い出の一つになればと思います。

Sさんのキッチンを制作して:スタッフ ヒロセ君の制作日記

2022.10.10

今回はシナ材を使用したコの字型のキッチンを担当させていただきました。

天板の2面は、L字型のステンレスバイブレーション仕上げの天板、残る1面の天板はシナ無垢材のテーブルが組み込まれているのが特徴的なキッチンです。

今回の製作で難しいと感じた所は、寸法の関係性や散りの関係性でした。

図面を読めば読む程、色々な関係性が見えてきて、全ての納まりを理解し把握するのは中々苦労した所です。

テーブルを横に置くだけの形でしたら別の物として考えて製作できるのですが、キッチンの一部として組み込まれている為、複雑さが増しているのです。

具体的に言うとシナ無垢材の天板はキッチンのシンク下のキャビネット側に入り込んでいたり、テーブルの足はパネルから散りを付けて出す部分があったり、パネルと合わせなければいけない部分があったりしています。

そしてその関係性を理解した上で製作を進めていきました。

このキッチンの天板を固定するときに使う駒留の駒たち。
制作の手伝いをしていたタケイシさんが一つ一つきれいに磨いていました。

もちろん社長の書いた図面通りに製作していけば同じように完成する訳なのですが、やはり完成した時の納まりや関係性を頭に入れて作らなければ、完成させるまでの道のりも悪くなり、スムーズな作業工程を選択出来きず、製作難易度を高めてしまう可能性も有るのです。

今回のS様邸のキッチンでは、パネルの小口や棚の小口がほぼ全て露出している形になっています。

一般的に露出している部分は痛みが出てきやすい箇所になります。

突板テープが剥がれてきてしまったり、テープ自体が欠け、下地が出てきてしまう事も考えられます。またテープの継ぎ目が入ってしまい見栄えが悪くなってしまう事もあり得ますので、私達はそういった部分に関しましてはテープ処理ではなく、2mm厚に製材した無垢材を接着し処理させてもらっています。突板テープ処理と比べると、すごく多くの手間が掛かる為、今回のように露出している部分が多いと中々大変な部分ではありますが、長期的に使用する事を考えると大事なポイントの1つなのではないかと思います。

今回のキッチンはテーブルの脚部に可動棚が入ります。脚と棚板のクリアランスは1mm程なので、脚が1mm以上動くと棚が入らなくなってしまうという問題も有ります。見ただけでは、わからない部分なのですが、単体になってしまう脚の部分は全てインロー加工し(フローリングに凸形状の物を取り付け、脚の下を凹加工し嵌め込む)脚の場所を固定させてしまう事により問題をクリアさせています。

設置は 加賀妻工務店さん 施工の現場です。今回の取り付けでは、床の不陸がすごく気になる所でした。脚が8本も有りますので、不陸が大きいと宙に浮いてしまう脚が出来てしまったり、重みで床に着いたとしてもテーブル下の棚が影響を受け、棚のガタつきが出てしまい、脚の調整が必要になってしまうのです。設置当日、現場ではレーザーを使用して床の不陸を確認したのですが、どこを測定しても1mmの誤差もありませんでした。仕上がりが非常に良い床で、このキッチンを据えるには最良な条件のなか設置することができました。


大きく存在感のある梁組や杉板張りの勾配天井、大きな掃き出しサッシがとても心地の良い空間になっていて、設置させていただいたキッチンの引き出し収納は1箇所のみという事や、手前にテーブルを置く事により、一般的なキッチンの少し平面的な印象よりも、視線が後方へ抜ける分、キッチンの

立体感や奥行きを感じられ、その点が家との一体感をより良い物にしたのではないかと思います。そして最後に散りのお話しになるのですが、寸法や厚み等により散りの加減に正解は無く難しい所なのだと思います。見た目の印象も僅かですが異なりますし、加減を間違えると何か違和感を感じてしまう所でもあると思います。今回のキッチンは色々な部分に散りが多いのですが散りの加減も良い塩梅でとても綺麗に見えているのではないかと思います。

難しく考えていた納まりも完成してみるとそれほど複雑ではなく、自分の図面を読む力とそれをイメージする力がまだ足りないのだなとも感じた仕事になりました。

今回のキッチンでも色々と勉強させてもらえた点があり、今後この経験が生きてくる事があると思います。

Sさんありがとうございました。

(Sさんのお宅にキッチンが設置されている様子は、前日のSさんの完成見学会の投稿に載せてありますのでご参照ください。)

シナのコの字型オープンキッチン

シナのコの字型オープンキッチン

2022.10.09

シナのコの字型オープンキッチン
シナのコの字型オープンキッチン

先日設置工事が終わったSさんの施工会社さんでもある加賀妻さんから「イマイさん、今度完成見学会開きますので、お時間あったら来てくださいね。」とお誘いを頂きまして、皆さん接客中の中お邪魔してきました。

脚部や棚板などはSさんご自身で仕上げる予定のオイル塗装がまだ終わっていないので、シナの白っぽい部分が残った少し可愛らしい印象になっておりますが、とても良く加賀妻さんの空間に馴染んでおりました。

やっぱりね、加賀妻さんの作りは私もアキコも大好きでして、いいねいいねとまた自宅の印象と違った納まりを拝見させて頂いて、高橋さん自ら淡々とした中に愛着のある言葉でいろいろとご案内してくださって、とても楽しい時間だったのです。コの字の真ん中に立った時に見える庭の印象がまた心地よくてね、いろんな形に関わらせてもらってうれしくなったのでした。

そう、以前に作らせてもらったこの見学会でキッチンの奥に置かれていたテーブルと椅子はほどよくくたびれて、色も落ち着いてとても良い印象になっていました。

まっさらでどこか照れくさい形も良いのですが、人が使ってこその家具ですから、こうして使い込まれた表情がやっぱり一番美しい。このキッチンもSさんの手が入るともっともっと魅力的になってきますよ。

ブラックウォールナットのカップボード

ブラックウォールナットのカップボード

2022.10.08

ブラックウォールナットのカップボード
ブラックウォールナットのカップボード

先日空模様をやきもき眺めながら納品させてもらったSさんのお宅にあらためてご挨拶に伺わせて頂きました。

あの工事の後、近所に住むワタナベ君はそのまま直帰したのですが、翌日「いやあ、Sさんのお宅からだとすぐに帰宅できましたよ。」とのこと。

このところ、本当にこのご近所で様々な家具のご相談を頂いておりまして、昨日のYさんにしても、今ノガミ君が取り掛かっているSさんの家具にしても、数えるとこのあたりであと数件のお客様のお宅に家具を納品しております。

ワタナベ君の家がパワースポットなのか・・。

Sさんはとても丁寧にカップボードを使ってくださっていらっしゃいました。

「ひとつ気になるのが、窓の部分に合わせて作り込んだところが、陽射しが入ってくると結構熱がこもるのですね。夏は過ぎたので、来夏になるとどういうふうになるのかなあと思っております。」

たしかに・・。

夏よりも暖房をよく使う1月、2月もちょっと怖いかもしれませんね。

いちおう板の下には反り止めを入れてあるので、それほど大きく動かないと思っているのですが、場合によっては通気できるような工夫が必要になってくるかもしれませんね、というお話をSさんにさせて頂いて、あとはオイル塗装のお手入れの方法をご説明して戻ってきたのでした。

熱とはなるほど・・、いろいろな条件があるのだとあらためて勉強になりました。

今は何の動きもなくとても美しいままで使ってくださっていました。一緒に作らせて頂いたタモの神棚の印象も良くまとまっておりました。

ひとまずSさん、ありがとうございました!