2023.07.15
技拓さんからご依頼頂いたKさんのナラとコーリアンを使ったキッチン。
今日がそのお引き渡しでした。
お住いの場所が稲村ケ崎ということと今日が連休の初日ということで、車で出かけるのはちょっと時間が読めなさそうだなと電車で出掛けたわけですが、どうやら賑わいはもう少し後の時間からのようで電車もそこまで込み合っていなかったので、久しぶりの江ノ電に座ることができたのですが、進行方向と頭が反対に向く席に座っちゃったもので、子供のころから車酔いが激しかった私は「大丈夫?」と隣のアキコに心配されながらの顔色が悪いスタートだったのでした。
「お引き渡しの最初はいろいろとご説明があるので、少し間をおいていらしてくださいね。」と技拓さんに言われておりまして、ちょうどスタートから1時間ばかり経ったこのタイミングで到着すると「イマイさん!ちょうど良いところに。」と現地の皆さんから元気を頂いて、さっそくお手入れの方法などをご説明させて頂きました。
ただ、ちょっと心配していたとおり、この時期ですのでやはり現場はなかなかの温度で、説明がひと通り終わるころにはシャツの色が変わるくらいでした。
先ほどの車酔いと急な発汗で何だかぼぅっと体がだるくなってしまい、いかんいかん。
帰りの車内で少し涼んでいくらか体が楽になったところで、お昼ご飯に工房のそばのおいしい和食を提供してくださる南さんで茶そばとマグロ丼を頂いたらやっと元気が戻ってきました。
ふぅ。
さて、気分が良くなったのでご説明です。
Kさんのキッチンはナラの突板を使って作っていますが、今回はKさんのリクエストで縦目使いで仕上げています。縦目にすると木目が短い間隔で並んでいくので、印象がにぎやかになりすぎないようにと、6尺板の長さを半分にして、それを横並びにするように突板を張ってもらうことで、印象を柔らかく仕上げています。
そこに、コーリアンの「シラスホワイト」を組み合わせて仕上げています。最初は無地単色の「カメオホワイト」にする予定だったのですが、打ち合わせを重ねていくうちにKさんがこのカラーをとても気に入ってくださって、とても上品な仕上がりになったのでした。
そして、今回はキッチンカウンターと隣の作業台のカウンターはL型になっていますが、L型では搬入ができないので、現地でシームレス加工を施して継ぎ目なく仕上げています。
ハンドルは真鍮無垢の磨き仕上げの丸棒のハンドルであっという間にくすんでしまうので、気になったらコンパウンドや指輪磨きのクロスで磨くとまた最初の光沢に戻せるのが良いところ。
このような感じで仕上げているのです。
Kさんも使うことをとても楽しみにしてくれていて、とても良いお引き渡しでした。
そして午後には、先日打ち合わせにお邪魔させて頂いた杉並からSさんが家を建てた時に余った材を持ち込みにいらして下さって、次に作る収納の最終確認にいらしてくださいました。
「やはりどの樹種にするかは迷いますね。あの場所はルイス・バラカンが作るような空間にしていきたいのです。」とうれしそうにお話しするSさん。
芸能の世界で活躍されている皆さんの姿を写真に収めるという仕事をされている方からざっくばらんにいろいろな相談を頂けるというのはほめられているようでうれしいのです。
みんな楽しんでいるのですね。
2023.07.15
工房2階の事務室から建物裏側の写真です。手前が倉庫で、奥が駐車場になっております。
フリーハンドイマイは今年で創業37年になります。今の場所に工房を構えてからは21年になります。
工房の裏側に、納品前の家具やキッチンや道具を置いておく倉庫があるのですが、当時中古で用意したものなので、5~6年は老朽化による雨漏りに悩まされていたのです。小さいバケツを水滴が落ちる場所に5~6個置いて、雨が降るたびに倉庫の中が水浸しになっていないか心配していたのです。
屋根を張り替えるか、新しい倉庫に変えるのか、お金が必要なことですから、その年のお金の動きを見ながらどうしようかと悩み続けていました。
屋根の修理ってどなたにお願いすればいいのかわかりづらいですよね。お家ではなく倉庫ですし、塗装屋さんなのかな?倉庫の販売店なのかしら?と。
インターネットで探してみても、仕様が違ったり、金額がわからなかったり、実際どの人が来てくれるのかわからなかったり…。
会長から、湘南平塚コミュニティ放送のDJ仲間で、倉見神社近くの高橋板金店さんが相談に乗ってくれるかもしれないよと紹介を受けまして、連絡して見ていただいたところ、予算の範囲の金額で葺き替えできるとのことで、工事をしていただくことにしました。
周りには住居がありますので、日光が反射しづらい、色も目立たないものにしました。ガルバリウム縦ハゼ葺きというそうです。かっこいいですね。
雨漏りがなくなったのはもちろんなのですが、
夏は倉庫の室内は蒸し風呂状態だったのですが、屋根の修理を終えると、その暑さも和らぎました。
屋根って大事なのだなと実感しています。お世話になりました。
こういうやり取りをしていると、私たちにオーダー家具やキッチンのお話をしているお客様の気持ちがわかりますね。自分の考える予算の中で、自分が望む加工と仕上がりを叶えてくれる人を探すことって簡単なことではないです。
「わかりづらいからあきらめよう。そんな時間かけてられないし。」とは思われないよう、
「こんな感じか。ちょっと話聞いてみようかな。」と感じていただけるように、日々わかりやすく情報を発信していけたらと思っております。
2023.07.14
今回、福原さんが手がけるSさんの空間に入る家具たちはワタナベ君がメインになって制作を進めてくれています。どの家具もなかなか複雑な納まりになるものばかりで、図面では見づらい部分を読み解きながら作り進めていくのです。背面収納たちがまとまったら、次はいよいよキッチンの仕込みです。
2023.07.13
ハルはすっかり勉強にダンスにバイトにと忙しくなってしまって、チィも塾で忙しくなってしまって、以前のようにみんなでご飯を食べる時間が少なくなってきたのは、うれしいことでもあり、淋しいことでもあります。
「たまには早く帰ってきたら。」とアキコに言われて、夕方アイも早々に帰ってきてくれたので、工房のことはみんなに任せて、少し早く帰宅しましょうか。
「ただいま。」
アキコがご飯を炊いてお味噌汁を用意しているそばで、暑いですねと、おなかがへこまない重要な要因であるビールで体を冷まして、お風呂で体をさっぱりして涼んでおりましたら、ハルがめずらしく早く帰宅。チィも間もなく塾から戻るころに合わせて、ハルがだし巻き卵を作ります。アキコはカツオのたたきとあまっていた昆布と筍をうすく煮たものを用意したので、今日は白岳しろで頂きます。
なんだか久しぶり、そういう夜です。
2023.07.13
掃除もひと段落しましたので何か食べましょう。
うちのキッチンはシナとバスウッドを使っていて、あまり長い材が確保できなかった部分は少し赤みのあるバスウッドを使ったのですが、丸4年も経つと印象はなじんできました。
よい感じだねって素直に思える色みになってきましたね。
時々、この使い込んだような印象を最初から表現できますでしょうか、と相談されることがあって意図的に時間の経過を色で表現することもありますが、なかなか難しいものです。
先日、チェリーのL型キッチンとサクラのベッドフレームを作らせてもらったSさんのところに尋ねた時もそれを思い出しました。
ベッドフレームの作るにあたって参考にということでできたての桜の家具の写真を見てもらったのですが、Sさんから写真にあるぺリアンのフレームのような使い込んだ色合いを表現することはできますか、と相談されたのですが、サクラは散孔材ですから変に着色するわけにもいかず不自然になっちゃうだろうなと思ったのでした。
それをSさんに説明すると、「そうですね、おっしゃる通り経年変化を楽しみながら自然な風合いを出していきたいと思います。」とおっしゃってくださって。
時間が与えてくれる豊かさはなかなか手に入りにくいものなのです。
2023.07.13
アイは踊り場に出かけたのか夜通し戻らず、今朝方「ニャア(おはよう)」と言って帰ってくるなりひとしきり食べたらまた出かけてしまったので、あとは一番に出社してきたヒロセ君とタケイシさんに言伝をして、一度帰宅。
道の途中でポツポツしていた雨がこのまま続くのかな、はっきりしない空模様にモヤモヤして帰宅すると、どうやらハルが通学で乗る予定の電車が止まってしまったようで、アキコが何やらやきもきしておりました。「駅が入場制限で入れなくなっているようなの。」
でも、しばらくすると電車も動き出したようで、私たちも日除けをこしらえたり、掃除をしたりと、予定していた細々した用を済ませると、お昼が近い時間でした。
雲の向こうからさすお日様は優しいくらいの明るさで、日の入り具合にあまり恵まれていない我が家にも柔らかい明るさが入り込んできました。
はっきりしないお天気の日は、洗濯物が向こうで背比べをしているのです。
2023.07.09
暑いのですね。
2023.07.08
自宅見学の前にはレンジフードだけではなく、ガスコンロのお掃除もしました。
我が家はプロパンガスでプラスドゥを使っています。前から使っていた鉄鍋を引き続きガシガシ使いたかったので、ガスを選びました。
子供たちが小さいうちは、火の管理が心配であまり使わせませんでしたが、その時期もあっという間に過ぎてしまいました。結局お留守番の時はお弁当を一緒に作って置いていましたし、
調理というよりは冬場にお湯を沸かすくらいしか使うことはなかったようなので、心配するほどのことでもありませんでした。
18歳と14歳となった今は、冷蔵庫の中を見て自分が食べたいものを調理をするようになり、家に帰って夕ご飯の用意をしようとすると、その跡がわかるようになりました。
(汚い画像を失礼します。)
「麵茹でて噴きこぼしたのならすぐ拭いておいてくれよ。」
「鍋からお皿に移すときにこぼしたのかな。もっと近づけてやりなさいよ。」
愚痴ばかりですみません。(笑)もちろん一番汚しているのは自分なのですけどね。
コンロの周りは拭いても、五徳の下までは拭かないですよね。自分もそうだったと思うので、言いませんが、「IHだったら、こういう汚れもすぐ拭いてもらえたのかしら。」と思うことはあります。
必要物品です。お掃除シートを1枚分を四分の一に切ったもの4枚、使い古した台ふきん1枚、焦げ取りのへら、クリームクレンザー、セスキ炭酸ソーダを希釈したスプレーです。
五徳を外します。最小でも幅40㎝の大きさはありますので、それが入っても作業しやすいシンクの大きさだとやりやすいですね。
シンクのサイズを考える時、つい、調理の時を優先して考えがちですが、キッチンの掃除をする時にも作業しやすいかどうかも大切なポイントだと思います。
私がシンクで洗いやすくてよかったと感じるのは、五徳と水切りかごと、油跳ねガードでしょうか。
食洗器を選ばれるお客様でも、五徳が洗えることと、オイルガードも洗えるようにと、それぞれのサイズと材質を調べているお客様がいらっしゃいました。使っていく先のお掃除のことまで、キッチンの形を考える前に気づけるなんて、素晴らしいなと驚いたことを覚えています。
五徳を外したら、ガスコンロの天板にセスキ炭酸ソーダスプレーをかけて汚れとなじませておきます。
五徳は、触ってボコボコしているこびりついた汚れはへらではがします。その後クレンザーで洗います。
汚れの様子から、卵焼きの液か、揚げ物の衣の汚れと思われました…。
五徳を乾かしている間、お掃除シートでガスコンロの天板を擦り、汚れを落として、ふきんで拭き取ります。
一番奥の小さいバーナーの周りの汚れのこびりつきもあったので、へらで取り除きました。
ここはあまり使わない場所なのになぜでしょう。他の場所での調理中のものが飛んできているのでしょうか。こういうのって不思議ですね。
(バーナー周りの輪っかの汚れは、重曹がなかったので後日落とそうと思います。こんなにひどくなければ、クレンザーで洗えば落ちると思います。)
所要時間は約30分でした。
毎回、「こんなんできれいになるじゃんね。」と思えるのですが、毎日の生活の中でこの30分を確保しようと、始めるまでが億劫に感じてしまうのです。(言い訳です…。
これから、一緒に過ごす時間が減ってきて、いつまで一緒に暮らしていけるかわからない娘たちにも、「コンロがきれいだと気持ちがいいな。」と使う時に感じてもらえるようにしていきたいなと思います。
2023.07.06
先日、椅子を加工したKさんからは毎年この時期になると「たくさん獲れたから持って行って。」と梅のお便りを頂いておりまして、今年もたくさんいただいてしまったので、先日の椅子の様子をお聞きするのと梅のお礼に伺ったのですが、あいにくお留守のようでご本人にはお会いできませんでしたが、挨拶だけさせて頂いて、その足で寒川神社へお詣りに。
梅雨の合間のよいお天気は背中をジトっとさせてくれて、夏が近いことを教えてくれます。
正月のあの賑やかさがうそのようで、静かにみんながお詣りする時間は心地よく建築の美しい様子もきちんと見つめることができます。今度はみんなでお詣りしましょうかね。
2023.07.04
2年前にコーリアンとブラックチェリーを使ったL型キッチンを、そして昨年にはサクラを使ったベッドフレームを作らせて頂いたSさんから、久しぶりにご連絡を頂きました。
「あのときに相談させて頂いていた階段下の収納をそろそろお願いしたいと考えておりまして。それと、キッチン計画当初に食洗機を入れるかもというお話をさせて頂いていましたが、そろそろそれも実行したいと思っているのです。」
ということで、アキコもぜひSさんの暮らしの様子を見てみたい、ということで二人で打ち合わせにお邪魔してきました。
「オイルは時々塗っておりまして。」というSさん。とてもよい色ツヤになっていてお二人がきちんと楽しんで暮らしている様子がよく分かってうれしくなったのでした。
Sさん、写真家として活躍されている方なので、私はゴソゴソとカメラを引っ張り出して撮らせてもらったのですが、プロの人に見られていると思うと急に汗が出てくるのですが、どうにかこの暮らしの良さを撮っておきたかったのです。
階段下の収納というとどこか響きづらい形ですが、またSさんの感覚の良さが表れた形になるはずで、楽しみでもあり、気が引き締まる思いも大きいです。
頑張りましょう。
2023.07.04
先ほどのMさんのお住まいから歩いて15分くらいの距離のところで、ノガミ君とヒロセ君とタケイシさんがチェリーのキッチンとカップボードの設置を行なっておりました。
最近は、この湘南地域でオーダーキッチンのご相談を頂く機会が多くなってきまして、私たちも近くで仕事ができることがとてもうれしいのです。
今回は、葉山のtentlineさんからお声掛け頂いてこのお仕事を担当させて頂くことになりました。とても表情の良いチェリーの板が入りましたので、こうしてきれいに仕上がりました。小振りなハンドルはHORIさんの真鍮磨き仕上げのものをクライアントのTさんがとても気に入ってくださって。
チェリーと真鍮の年経た様子が楽しめる形になりました。
またお引き渡しの時に全体像が見えるのが楽しみです。
2023.07.04
Mさんのリノベーションは2回に分けて行なうということで、私たちの納品は前回終わっていまして、この度後期の工事の打ち合わせを行なうタイミングで、「イマイさん、よかったら写真撮影にいらっしゃいますか、Mさんもぜひとおっしゃっていて。」とecomoの担当のKさんからご連絡を頂きまして、昨日お邪魔させて頂きました。
梅雨の合間の大変お天気の良い中をお伺いしたものですので、シャツの色が変わるくらい大汗かきながらお邪魔してしまい失礼いたしました・・。
もともと、リビングは突きあたりの食器棚兼飾り棚だけを作らせて頂く予定だったのですが、お伺いしてお話を進めるうちに右手のカウンター下収納の在り方もどうあったらよいのかとお話が膨らんでこのような形にまとまりました。
形をイメージすることって難しいですから、ってMさんもおっしゃっていて、お話をすることで、どこの場所をどのように使いたいか暮らしかたの動作がイメージできると、家具の形もより思い描きやすくなります。
できあがった家具がもう自然にそこにあるように見えるのは、ずっと思い描いていたからなのですね。
玄関の扉もとても明るくなってよい印象です。
また、何かご相談がありましたらいつでもお声掛け頂けたらうれしく思います。
2023.07.01
作る人、使う人の思いが一つになって心地よい空間ができあがる、という言葉をそのまま体現したかのようなキッチンを作らせて頂きました。
「継ぐものたちへ」茅ヶ崎 K様
よろしければご覧いただければうれしく思います。
2023.06.30
大変久しぶりにオーダーキッチンとオーダー家具の制作例を追加いたしました。
MA設計室の福原さんと久しぶりに一緒のお仕事をさせて頂き、トーンの柔らかなキッチンとテレビボードを作らせて頂きました。
「影ゆらゆら」 茅ヶ崎 Y様
タモ材を使って少し懐かしい色合いに仕上げたベッドサイドボード。デスクも備えた形はTさんの素敵なアイデアでした。
「文末カラー」 磯子 T様
2023.06.30
HITOMA design officeさんからお声掛け頂いてYさんからオーダー頂いたチェリーのペニンシュラキッチン。
「Yさんのところに伺うのですがもしよかったら今井さんもいらっしゃいますか。」とお声掛け頂いて、ちょうど棚板を1枚追加で制作依頼を頂いていたので、その納品を兼ねて私とアキコとでお邪魔させてもらいました。
到着すると、何やら大人数。植木屋さんが剪定の作業に入っているところに、工務店さんが最初のメンテナンスに入っていて、さらにはHITOMAさんも甘利さんと太田さんだけではなくて人が多いぞ。
実はHITOMAさんも作品集として写真撮影にいらしたのだそうです。
ふだんは自分のお店を切り盛りしている奥様もこの大人数に慌ただしくされる中でも皆さんににこやかに気配りされていてすばらしい。
「散らかってしまっているので、もし要らないものがあったら自由に避けてくださいね。」
ということで、これはみなさんの邪魔になってはいけないと、慌てて先にYさんの暮らしの様子を撮らせて頂いたのでした。
Yさんお二人の印象そのままのような笑顔のキッチンになっておりました。
2023.06.30
平成建設さんからのご依頼で、Sさんのところにバックカウンターとキッチン周りを共材で仕上げる工事を行なってきました。
よく食器棚の印象をシステムキッチンのカラーに揃えるというお話を聞きますが、リビングのカラーに食器棚を合わせるほうが、リビングから見た空間全体がまとまるように思えます。
今回はシステムキッチンの周りを同じ材で囲うことで、リビングから見た時の印象がよりまとまって見えるようになりました。
今までにもそのような見せ方で家具を作らせて頂いたお客様は多いので、もし興味がありましたらお読みいただけるとうれしいです。
「おおきな役割」深沢 Hさん
「整えて」大倉山 Tさん
「おばさま」町田 Iさん
「おとうさん」茅ヶ崎 Wさん
「ロックなあなた」横浜 Nさん
「学び家」浦和 Sさん
「心地よさのモノサシ」川崎 Iさん
「夢見たほんわかしたキッチン」横須賀 Hさん
2023.06.27
先日、このチェリーのサイドボードを納品させて頂いた際に、追加でご相談いただいていたカトラリーケースをお持ちしました。
「イマイさん、そのまま食卓に持ち運べるようにしたいのですよ。」とWさん。私の父と同じ年くらい方からこのようなご依頼を頂けるのはうれしいです。
「おう、いいね、よい形だね。」息子に話をするような感じなのでしょうかね。
今日は、アキコもぜひ拝見したい、ということで一緒に伺わせて頂きました。
写真を撮らせて頂いている間に隣の部屋からにぎやかな声が。娘に話をしているような感じなのでしょうね。
2023.06.26
今から12年前にキッチンを作らせて頂いたことがきっかけでお付き合いさせて頂いているkotiの伊藤さん。
無垢の部分はアルダー材を使って作り、突板部分はアルダーがほとんど出ていないということでシルバーハート(イタリアンウォールナット)という樹種で作ったのでした。
こちらは5年前に使っている様子を拝見させて頂いた時の様子。
今回、ものが増えてきたこととキッチンの使い勝手が変わってきたこともあって、「吊戸棚をつけたいのです。」とご相談いただいて作らせて頂きました。
それと一緒に食器棚の天板にもステンレスを張ったらだいぶ印象が変わりましたね。
先日、「無事に取付できましたよ。」と写真付きでご連絡を頂きました。
伊藤さん、これからもよろしくお願い致します。
2023.06.28
自宅見学に合わせてレンジフードのお掃除もしました。
我が家は、大みそかの大掃除の時ではなく、油が柔らかい気温の高い季節に換気扇掃除をすることにしていまして、約9か月ぶりのお掃除となりました。
アリアフィーナのサイドフェデリカの連動センサーなしのタイプを使っています。
とてもシンプルな構造で、メンテナンスしやすいですね。
整流板、オイルパック、ファン手前の枠、ファンを外します。
汚い画像を失礼します…。
オイルパックに油は溜まらず、整流板に溜まるのは我が家だけでしょうか…。
ドライバーを使わないと外せないステンレスの枠を外すか外さないか迷うところだと思いますが、
整流板に油が落ちていたら外して掃除する必要があると思います。ここにも油がたまっているからです!
接続の部分が、落ち着いて構造をよく見ればすぐできるのですが、ドライバーでネジを外したそばから油が垂れ始めるので、慌ててガチャガチャやってぼたぼたコンロ周りが油だらけになってしまいますので、下の部分を新聞紙敷いて養生してから作業を始めましょう。
今回は、なるべくお水を使わないというテーマでお掃除してみました。
油汚れを拭き取るのに、使い古したフェイスタオルを8分の1に切っておいたものを4枚分の32枚は使いました。その後、台所洗剤で洗いきれいにしました。
ゴミが出るか、汚水が出るか悩ましいですね。お掃除をどちらが環境に負担が少ないのでしょうか。
お掃除をする度に毎回考えることです。皆様もそうではないでしょうか。
換気扇掃除が終わりパーツを戻したら、必ず試運転をしましょう。
きちんと着いていないと異音がしますので、いざ使うお料理中よりも、この時に気づいた方がよいと思います。
外すときにスマホで撮影しておけば確実ですが、大体両手を使う作業ばかりですので、やりづらいです。構造がシンプルですので、一度手を動かせば覚えられると思います。
続けて、本体周りはダスキンのステンレスクリーナーで汚れと拭き目がなくなるまで拭きました。
オープンキッチンの間取りだとレンジフードの汚れも目につきやすいですので、お掃除しやすいものだと助かりますね。
どなたかがお掃除する時の参考になればと思います。
2023.06.26
日曜日に群馬県の藤岡市にナラのセパレートタイプのオーダーキッチンを納めたIさんのところにお邪魔してきました。
前回の打ち合わせの時はのんびりと八高線に揺られてきたものですから、意外と近いのだなあなんて思っておりましたが、こうして車で訪ねてみると、「おやっ、あと35分で薄井軽井沢」だって。そうか、これほど遠かったのですね。10年以上前、そして数年前にも軽井沢でお仕事させて頂いたことがあったので、なんとなく見慣れた風景が通り過ぎていく様子を感じておりました。そういえばこの秋から冬にかけても軽井沢にキッチンを納品させて頂く予定ですので、またこの景色が白くなってくるころにやってくるのです。
藤岡のあたりは前回来た時もそうでしたがとてもゆったりした時間が流れているように思えて、(実際電車もゆったりした時刻表でした)歩いているだけで気持ちがのびやかになったものでしたっけ。数か月前を懐かしみながら、たどり着くと日本家屋の印象が現れました。
「こんにちは。」
今日はアキコと二人でお邪魔させていただきました。
彼女がステンレスのお手入れ方法を説明している間に細かいメンテナンスを行なって、そのほかのお手入れ方法や使い方についてあらためてご説明して、これですべて完了ですね。
「イマイさんのことは、ピンタレストで最初に知ってから、家作りを始める前なのにいろいろと見させてもらっていたのです。」とにこやかに奥様。
私はてっきり今回キッチンのお話をくださった無垢スタイル建築設計さんからのご紹介かと思っておりましたら、その2年も前に私たちのキッチンカタログのお申し込みをくださっていて。そんなことはすっかり忘れておりまして・・、それほど長く思われていたのはうれしいことだとアキコとホクホクしたのでした。
玄関にある風除室のような空間やら三和土の土間やら上がると間もなくキッチンを抜けていく動線やら縁側があるような間取りがとても気持ちの良い空間。そういえば、最初に打ち合わせにいらしてくださったときにご主人が袴をはいていらっしゃったっけ。
「そうでした、イマイさんに次お願いしたいって思っていたものがあるのでした。また時期が来ましたらお声かけさせて頂きたいと思います。」
お二人のたたずまいがそのままこの空間によく表れていて、心地よい時間を過ごさせて頂きました。
ありがとうございました。
2023.06.22
この題名だけを見るとマイナスなイメージがありますが、喜ばしいことなのです。
お子さんの体が大きく成長されたということなのですから。
写真奥の水玉模様の座面の椅子は同じ形のショールームの椅子で、
手前の椅子がKさんのお孫さんの為にと以前オーダーいただいたものをお預かりしたものです。
(制作当時の記事を探したのですが…。Kさん、見つからずすみません。)
足置きを外して埋め木をして、足の長さを13cmほど切りました。
なんだか、「僕はもう大人用の椅子になったのさ。」という風にも見えますね。
これからもお子さんの食卓での時間を支えてあげてね。
足置きに使っていた部材は、Rがありデザイン的にもきれいで、後ろ側は平面が出ているので、きれいに拭いてから壁につけて、花瓶や鉢の台にしても良いと思います。
椅子は安価でデザインも豊富に売られているものも多く、その時々でサイズを替えて買い替えることもできると思うのですが、「毎日一緒に暮らしてきた。」という年月をいとおしく感じるものもありますよね。
それが、時計だったり、カバンだったり、洋服だったり、食器だったり、家具だったり、
人それぞれで面白いなと思います。ただ、長く使うためにはメンテナンスが必要で、それには費用が必要です。それが難しくて断念してしまうこともあると思います。難しいですよね。
そんな中、今回このように声をかけていただき、これからもお使いいただけるなんて。Kさん、ありがとうございます。引き続き、よろしくお願いいたします。
2023.06.21
今回の自宅見学に合わせて普段なかなかできないお掃除しました。その内のひとつがスライドワイヤーシェルフです。
我が家のキッチンのコンロ下は、スライドワイヤーシェルフを3段使った収納です。
お客様でもコンロ下をガスオーブンは付けない方・オープン収納にする方はこの形を選ばれる方は多いです。私は木のまな板をここに収納したかったので選びました。
調理器具に埃がつくのを気にされたり、見た目が好きでない方は他の引き出し収納にされます。
引き出しを戻すときに振動で鍋が揺れ、「ガシャン」という音が気になるという方もいらっしゃいます。確かに夜はここの引き出しを静かに閉めるように気をつけています。
Instagaramno投稿時に動画を載せております。音を確認したいかたはこちらをどうぞ。
ここに収納しているものは、乾燥させたいもの(まな板やボールなど)、火の元にすぐ出せるフライパン類です。
1番重いものは、OIGENの鉄鍋重さ5㎏・高さ17cm、揚げ物鍋(汚れ、失礼します。)高さ約19cmのものでした。これを1番下の段に収納し、あとは、フライパン類が納まるようにと各棚の高さを決めていきました。
HAFELE社の幅60cmのものを使っていて、ワイヤー収納というと色々なメーカーさんからも出てバスケットの形になっているもの等もありますが、形があるということは掃除の仕方も工夫が必要になりますので、メンテナンスの仕方も考えて一番シンプルなものを選びました。
フレームが太く曲がりも大きく接合部位に段差がないので、なべ底の油がフレームについたりしていても拭き取りやすいです。
丸洗いもできます。(大きめのシンクでないと洗いづらいと思います…。)
まず、収納しているものを全部ダイニングテーブルに出します。(この時、五徳の汚れが鍋底に付いているとダイニングテーブルも汚れてしまいますので、新聞紙など紙を敷いておくとよいと思います。写真は敷いていないと思ったかた、そうです、自分の失敗から学んだことでございます…。)
フレームを引き出して持ち上げて外し、使い古した布でこびりついた埃混じりの油汚れを拭き取ってから台所用洗剤で洗います。
引き出しスペースの庫内も固く絞った布巾で拭きました。底面に、焦げ混じりの汚れが落ちていましたが、乾燥していたので、拾うだけで取れました。
はじめ油っぽい匂いがしていた庫内がしなくなった気がします。空気が篭りがちな梅雨時期にお掃除ができてよかったです。
スライドワイヤーシェルフ選ぶか悩まれているかた、そして、お使いのかたで、これからお掃除をされるかたのご参考になればと思います。
2023.06.19
富里のUさんのキッチンの様子を見にお邪魔してきました。
「なかなか時間が取れなくて、ようやく先日オイルを塗りました。」とおっしゃっていたUさん。
「たいへんだろうなあ、と決めてかかっていて、なかなか腰が重かったのですが、始めて見るととても楽しかったのですよ。主人は手伝ってくれなかったけれど(笑)」
塗ったり拭いたりする作業ってなんだか気持ちが落ち着くから楽しく感じられるのです。それに、チェリーもクルミもオイルが入るだけで表情が全く変わって深みが出るところがまた楽しい。
よい感じに仕上がりましたね。
今日はアキコと私とで二人でお邪魔させて頂き、私はオイル塗装の確認と細かな調整をして、アキコはステンレスカウンターのお手入れ方法をお知らせして、はい、これですべての作業が完了ですね。
ご友人からのプレゼントがきっかけで集め始めたトーベ・ヤンソンが描くキャラクターたち(ムーミンたちですね)のマグカップに、鮮やかな北欧色した食器や小物たち。
「ずっと好きで集めてきていて、いつかそれを飾れる場所がほしいって思っていて。キッチンもこの家を建てた当初からどこかしっくりきていなくて、8年ほどかけてようやく自分の形ができあがりました。」とUさん。
ちなみに緑のタイルが貼られているキッチンが当初のキッチン。今回はそのキッチンを取り払って、L型のチェリーのキッチンを作らせて頂いたのでした。
それと一緒に、玄関に入って丸見えになっていた靴を置く集成材でできたオープン棚にクルミ材で框組した扉に籐を張って、目隠しさせて頂いたのでした。
今回はキッチンを作らせて頂いたわけですが、Uさんと最初の打ち合わせで出ていたお話は、キッチンやリビングという部屋をどう使っていくかという部屋の使い方。キッチンがダイニングを分断しているようなレイアウトだったので、食事も含めてすべての時間がリビングで過ごす形になっていたのですが、そのリビングがこのログハウスという個性もあって、外からの視線がすこし気になるところでもあったそうで、このキッチンの形を変えれば、心地よいダイニングが作れるのではとずっと考えていたのだそうです。
今回こうして、ダイニングの形が心地良く整理されたので、今度はリビングの使い方がきっともっと心地良くなる工夫が出てくるはずです。長い時間が掛かりましたが、暮らしは少しずつ代えがたい楽しみを見つけて楽しく良くなっていくのです。
どちらもとても良い印象でした。ありがとうございました。うれしかったです。
2023.06.15
ダイスケさんの家着、ユニクロのタンクトップを着て手摺の塗り直し中のダイスケさん。元々つやなしだと思っていたら、つやありで、仕上がりが変わりました。日頃見ているようで見ていないものですね。ふたりして。
赤松の床。一番ひどい凹みは、プジョーのペッパーミルを落としてできたもの。(犯人私。)
熱湯かけて少しは膨らみましたが…。
高温で、スチームMAXでやってみましたが、凹みは全部は治りませんでした…。気が向いたら、埋め木をしてくれるそうです。
ペニンシュラキッチンの我が家。シンクの端に洗い物かごを置いてます。
洗いかごを外すと。汚い画像を失礼します。しばらく掃除をしていないとこうなります…。
カルキの汚れが付くのはいつもここだけなのです、お箸立てがあるからですかね。一番水分連れてしまっているのでしょうか…。
困った時のダスキンのステンレスクリーナー。どのくらいまで落とせるか使ってみました。
表面の白い汚れは落ちましたが、カルキの凸凹は残ってしまいましたので、重曹を振りかけて落としました。
自宅見学のお話をいただいたので、一日お休みをいただいて、ダイスケさんとお家の中で気のなるところをきれいにしていました。
お庭の草むしり、お風呂の網戸・換気扇、トイレ、シンク回りの掃除、とメダカ鉢のお水の交換をしました。
ダイスケさんは、ランプシェードの掃除、階段の手すりのペンキが剥げているところの塗り直し(洗濯物を部屋干しするときにここに下げるので、塗料が剥げてしまうのです。)、床の凹みの補修をしてくれました。
丸一日あればもう少しできるのかなと思いましたが、時間はあっという間で、キッチンのお掃除は当日午前中に取り掛かることにします。
見に来てくださる方に心地よくご覧いただけるようにという目的でお掃除をしていましたが、
見学当日まで、どきどきする気持ちを和らげる効果もあるのだなと実感しています。
まずは自分たちにとって心地よい場所でないとおかしいですものね。
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