奥様の白い本棚

2024.09.27

今年の2月にご主人の部屋の本棚を作らせて頂いたあと、3月に今度は奥様の本棚を作りたいという相談を頂いておりました。

本日、ノガミ君とワタナベ君とヒロセ君が出かけて無事に設置が完了。これでようやく奥様のイメージ通りのお部屋になってきました。

ご主人の本棚は少しかっちりしたイメージでしたが、奥様のほうはやはり自分の物を作るということで、好みがよく現れたデザインでかわいらしい印象にまとまりました。

どちらの本棚も光の反射が抑えられるように表面が細かいエンボスになっている化粧板を使っているので、とても落ち着いた印象に仕上がっています。

このあとは、保留になっていた玄関回りがどうなるかですね。

楽しみにしております。

ありがとうございました。

目白山まで

2024.09.27

今日は目白山まで打ち合わせ。

築30年経つキッチンを入れ替えたいというYさんのご相談を頂いてkotiの伊藤さんと現在の状況を確認してきました。

この辺りには、大船から江の島までをつないでいる吊り下げ式のモノレールが走っていて、そのさまが珍しくとても格好良いのです。

子供たちと小さなころに遊園地行った時でも空中ブランコやコーヒーカップにはまったく乗れない私ですので、このブランブランする動きはやはり慣れなくて今日も車酔いでフラフラしながら到着。

そういえばここはもうだいぶ長くお付き合いしていただいている目白山版画工房のすぐそばではないかな。

よい形にたどり着けるように頑張ります。

ショートトリップ高崎

2024.09.24

翌日は夕方までに帰宅しないとハルの予定があったことと、アイの世話を父に頼みっぱなしになってしまっていたので、朝食を頂いて、川沿いを散策した後はまだ賑わう前の軽井沢銀座商店会のそばを通り抜けて、いざ高崎へ。

開館まもなく到着すると、邸内の午前の見学は11時までだと知って、企画展を通り抜けて急いでレーモンド邸(旧井上房一郎邸)の建つ中庭へ。

あー、私はこの建物の何に惹かれるのだろうか・・。明確に分からないまま、好きな感じだなあというぼんやりとした思いを携えて、ただただ愛おしく拝見させてもらいました。

鋏状トラスと呼ばれる美しい構造や円卓の脚部の美しい構造や照明の底部の美しい輝きやら、電線だって愛おしい。うれしいなあ。
そのあとは企画展の福井良之助さんの作品を見させて頂いて。

きれいで美しい作品だけど、どこか淋しい感じを受けるので、どういう思いなのかって、作品の解説を見ながらいろいろ考えるのですがやはり作品を見ただけでは分からないなあ。

自分なんて、目の前で話をしているその人がほんとうは一体何を考えているのかなんてどうしたって分からないくらいなのに、すでに亡くなっている人の作品からその人の思いを読み取ろうなんてやっぱり難しい。

自分にとって美しいか、心地よいか、作品を眺めることってその気持ちだけで精いっぱいでそれで良いよね、なんて思いながら心地よい気持ちを頂いて帰ってきたのでした。良い時間でした。ありがとうございました。

ショートトリップ軽井沢

2024.09.24

アントニン・レーモンドのことを詳しく知っているわけではないのですが、自宅を建てようと考えた時に江戸東京たてもの園内の前川國男邸が時折思い起こされていたのでした。

そういう雰囲気を持つ家にしたいと思いながらもその間に一度も足を運ばなかったのは私のぐうたらな性格なのでしょうけれど、自宅に雰囲気を実現してくれた福原さんにはとても感謝しているのです。

その家々を探るうちにとても素朴なレーモンド邸が見られるということを知っていつか訪ねてみたいなあと思っていたのが今回の遠出のきっかけだったのでした。

その話をする中で、ハルがどこからかマーニーの家のような建物が見られるという話をどこかで聞いたようで、いつの間にか遠出の主題は高崎から軽井沢へと延びていったのでした。チィもこういう洋館やふわりとしたドレスが似合うような建物めぐりは好みのようで、二人とも相変わらず私たちのショートトリップに付き合ってくれるのはうれしいところ。

軽井沢には家具やキッチンの納品に何度か訪れているのですが、それ以外でも、まだ子供たちが生まれる前だったかな、アキコと何度か訪ねたことがある心地よい場所。

20代前半の頃には友人二人と横川から軽井沢まで廃線跡を歩いたこともあったっけ・・。

アキコと石の教会を見に行った時にふと路傍に咲いている紫色の小さな花を見て「これが私が好きな香りがする花、矢車菊よ。コーンフラワーとも言うの。」と教えてもらってから、私もこの花が好きになってからもう20年近く経つのか・・。

そうそう、この季節、工房の近くには彼岸花が有名な小出川が流れているのですが、そのそばで群生する矢車菊も鮮やかな青紫が美しい季節になりましたね。

そのようなわけで、今回の9月22日、23日のショートトリップ1日目は軽井沢に。軽井沢タリアセンという庭園にそのマーニーのモデルの建物、ヴォーリズ設計の「睡鳩荘」が望めました。女子大生と女子高生は、小雨が降る中でもルンルンと楽しそうに。

ほどなくして雨が気持ちよく上がり、残りの建築も見学。ここにもレーモンド設計のペイネ美術館が移築されていたのですが、美術館なのでそれほど建築自体をゆっくり見られなくて残念。

そして、堀辰雄の別荘。以前に、打ち合わせに向かう電車の中で静かで冷たく美しい林間の様子にいざなってくれた「風立ちぬ」の様子が思い起こされてふと涼し気な空気が流れていたように思えます。

そして、その別荘に向かう前の「軽井沢高原文庫」では、立原道造の詩と建築の展示がされていて、ヒアシンスハウスの図面をきちんと見ることができてとても良い時間だったのでした。

そして、その足で小瀬温泉に向かいたいへん静かで心地よい宿でお酒を頂いておやすみなさい。

シナの本棚

2024.09.20

昨日は目黒のKさんのところに、タケイシさんが制作を担当したシナの本棚の納品でした。

基本的にシナ合板を使って無垢材部分はシナとバスウッドの無垢材を併用する形で制作しています。厚みや長さがシナだと揃わない時があるので、そのような時は特徴がよく似たバスウッドを使用するのです。私の自宅の家具もシナとバスウッドを使って作っておりますので、ご興味がある方は是非お声掛けくださいませ。

同じ形の本棚を3台作ってそれをダイニングの壁面に設置するというシンプルな作業で3時間くらいで終わるかなと想定しておりました。

搬入も交通量の多い通りでしたが、思っていたよりもスムーズにできてこの大きさでもエレベータには問題なく載せられて室内にも順調に運び入れることができていました。

築年数がかなり経つ集合住宅で、床はフローリング、左の壁がGLボンドの壁という以外はすべてコンクリートでしたので基本的に壁へのビス止めは行なわない形で考えておりましたので、床に固定したら、あとは上にはクサビで固定して効かせるからスムーズに進む予定でした。

(余談ですが、私たちの一存で基本的に集合住宅のコンクリート壁へのビス止めは行なっておりません。戸建て住宅のコンクリート壁の場合や、集合住宅でも工務店さんのもとで行なう形でしたらその限りではありませんが、私たちの家具工事だけの場合では行なわないようにしていて、クサビなどで固定する形にしています。)

壁がコンクリートで築年数が古いということで考えられるのは垂直水平の加減がどこまで良いかということでしたが、やはり歪みがある程度ありました。特に右壁が下の奥と上の手前で15ミリくらい差がありまして、それをシナ材で塞いでいくのですが、現場の寸法に合わせて埋めていく作業自体は順調に進んでいるように見えたのですが、終わったのは夕方。カットして削ってを繰り返して隙間を埋めていくのは想定以上の時間が掛かり、最近家具の取付をもっぱらみんなに任せてしまっていた私はそうだよな、とあらためて作業のたいへんさを実感したのでした。

一見するとシンプルにスマートに納まっているように見えてもそのように見せるのが仕事ですので、完成するとどこが大変だったのか分かりづらいのですが、ひとまずきれいに納まって良かった。

次回、Kさんがどう使ってくださっているのかを見られるのが楽しみです。

節のあるナラ材を使った食器棚

2024.09.14

先月の終わりごろにダイニングテーブルの天板を納品したKさんのところにアキコとタケイシさんの3人で再び出かけておりました。

食器棚の設置だったのです。

もともとKさんとは最初にふとした電話が掛かってきたことが相談の始まりでした。

「あの、食器棚を考えているのですが。そう、下の食器棚です。上の吊戸棚はね、元々付いているものがあるんですよ。」

そのような感じで始まった会話でしたが、気が付いたら、食器棚だけではなく、吊戸棚の扉も、ダイニングテーブルの天板も、とお話が広がっていったのでしたね。

そこで今回作らせて頂いたのは、吊戸棚の本体はそのままキッチンメーカーさんの本体は生かして、その桃色の化粧板の扉を取り外して、小さな節が特徴的なナラ材で作った扉に替えまして、吊戸棚の左側面と天井の白い廻り縁をナラ材で化粧したのです。扉はかなり古いものだったのか耐震ラッチがついていなかったのでそれも取り付けて。

そして、下の食器棚は、今まで使われていたものはタイルトップの独創的な形の食器棚でこちらもかわいかったのですが、サイズが少し小さかったりして、隙間に物を置いてしまったりと使い勝手にばらつきが出て不便に感じていたところがあったということで、何か必要で何が不要なのかとKさんの暮らしかたを伺いながら、シンプルですが、使いやすい動線になるような形で作らせて頂きました。

うん、とても良い形にまとまりましたね。

ヒロセ君家具チェック

2024.09.13

ヒロセ君が制作を担当するFさんの食器棚。細かい加工がもう少し残っていますが、納品前の仮り組みを今日の午後に行なうということでそのタイミングでみんなで集まります。

どれだけ制作前にきちんと打ち合わせを進めていても思い違いが起こることもあります。それを未然に防ぐというか、もし何かあっても工房の中でなら、方向の修正は困難ではありませんからね。

そういうわけで15時過ぎから家具チェック。家具を依頼してくださった皆さんのことを知っているのは私だけですので、作っているみんなが見えてみる情報と私だけが見えている情報がある。それをここで答え合わせするような感じ。

Fさんは新築の戸建て住宅なのだけれど、2階にあるキッチンへのアクセスがちょっと難しい。そのあたりを考慮して制作していて、それをあらためてヒロセ君に伝えたり、細かい仕上がりのニュアンスをみんなと共有したりして、よし、これで固法の細かい作業を仕上げればいよいよ完成。

ひとつずつの積み重ねでできあがっていくのです。

ポールケアホルム展へ

2024.09.12

今日はアイにご飯を上げたら、会期が終わってしまう前にということで、アキコとポールケアホルム展を見に出かけておりました。

そうかー、以前フリッツハンセン社の家具を見に行く機会があったのですが、そのすてきなショールームで見かけたテーブルはこの人のデザインだったのだなあ、と今さら知ったのでした。あの時はてっきりアルミで作られていると思っていた脚部はステンレスだったのか。

あの脚の仕上げに近づけたいって思って、自宅の円卓の五本脚を作ったのだけれど、サテン仕上げのことをもっと理解していたらきっと見え方が違ったのだろうなあと興味深く見させてもらいました。

それから、実際に椅子にいくつか座ることができるすてきな展示があってPK25に座らせてもらった時に座りやすさとともに感じたのは、年を取ってくると椅子に対する心構えが変わってくるのだなあと思ったのでした。

先日見学させてもらった俣野別邸にはウェグナーのCH25というペーパーコード編みの美しい椅子が置かれていたのですが、意外と座面の高さが自分で思っている高さよりも低い位置にあって、さらに腰かけた角度が思っていたよりも深く傾斜していて、どすんっって感じで座ってしまったのでした。座ってしまうと、とても心地よく体を預けられたのですが、その座面に向かうまでが目視できないので恐る恐る座ってしまうのだなと思ったのです。このPK25も少しその印象を感じて、ひじ掛けという手掛かりがないと、膝と腰が力んでいくので、年齢とともに足腰に自信がなくなってくると座ることや立ち上がることをの少しためらってしまうのかもしれないなんて思ってしまったのでした。(偉そうにすみません・・)

そのようなことを考えていたらふと昔に福祉事業の仕事をされている方から、座りやすい椅子の相談をされたことを思い出しました。少しかがんだ状態で座面がお尻に触れることができて、あとは自重とバネの作用で座面が自然と下がっていく、というおもしろいアイデアだったのですが、あの時30代だった私にはまだしっくりこない部分があって、最終的によい形が浮かばず実現できなかったのですが、今はもう少し違ったアプローチで形を考えることができる年になったのかなあと興味深く見させてもらったのでした。

UKIさんによる【ハンカチに刺繍をする会】を開催します。

2024.09.10

以前クレミルのイベントに出店してくださっていた時です。

お客さんがいらっしゃらない時間帯に、ふと見るとショールームの片隅で静かに刺繍をしているUKIさんの姿がありました。チクチクと縫い進める姿がかっこよくて、全く刺繍のことがわからない私にとっては、頭の中のイメージで針を進められることが信じられなくて、こういうスキルを持っていることってすてきだな、いつかUKIさんにここで刺繍を習えたらいいなと思っていたのでした。

今回ついに実現する時が来て本当にうれしいです!

私のように刺繍初心者の方、刺繍を体験してみませんか?

刺繍ができる方、オリジナリティあふれる作品を作られるUKIさんと色々制作のお話をしたりしながら、刺繍を楽しむ時間にしませんか?

オーダーキッチンや家具が気になる方、私たちの作る家具の雰囲気を感じながらショールームで刺繍をして過ごして、オーダー家具やキッチンのある空間を体感してみませんか?

家具やキッチンをオーダーしてくださった方、久しぶりにショールームに来て、一緒に刺繍を楽しんで、そのハンカチをキッチンの食器を拭くふきんにしたり、家具の天板に敷いたりして、自分で刺繍をしたものに触れて過ごす時間を楽しんでみませんか?

皆様にお会いできるのを楽しみにしております!

UKI さんによる\\ハンカチに刺繍する会// 】

リネンのハンカチに、5〜6種類の図案の中から、好きな図案をお選びいただき、ハンカチに刺繍していくwork shopになります。

○日程:10月26日(土)

○時間:1回目「10:00〜12:00」(←ご予約満席となりました!)/2回目「14:00〜16:00」(残り2席です。)

○場所:フリーハンドイマイ2Fショールーム

○人数:各回4名ずつ

○金額:材料費込み4000円 (道具もすべてご用意があります。)

受付は、info@freehandimai.com までメールをください。題名に「刺繍WS参加希望」とご記入ください。お名前・ご連絡の取れる電話番号とメールアドレスをお知らせください。

材料等の事前準備がありますので、10月20日日曜日を締め切り日とさせていただきます。

10月26日はもう予定が入っているけどUKIさんの刺繍作品が見てみたいという方はこれからの出店予定がありますので、ご参考にしてください。最新情報はInstagramアカウントページをチェックしてくださいね。


10月 26日(土)フリーハンドイマイさんでWS 倉見

11月3日(日) 相模大野アートandクラフト
11月24日(日) 中央林間手づくりマルシェ

12月14日(土)WSクリスマスマーケット tonarino
12月15日(日) WSマルシェ

いねむり

2024.09.08

アキコのブログにも書かれていたように、私は自宅に居るよりも工房に居る時間のほうが長いのだなあと言われて客観的にみることができた。

この家を建てた時はここで週に1度は庭を眺めながら仕事をしてやるのだ、なんて思っていて、2階に机をしつらえたら気持ちが良いだろうなあというスペースを福原さんと一緒に考えていたのだけれど、それ見たことか!と心の中の鬼が笑っている。そのスペースは今ではチアキの古い教科書や古い布が古紙、古布の資源ごみに出されるまでの置き場になってしまっている・・・。

創造するための空間が資源ごみ置き場だ・・。家に居ても子供たちが居たりするとなんだか落ち着かなくてね、いつのまにか一人になれる居場所が良いなと思っていると足は工房に向いてしまうのだ。アイが朝晩工房に来るし、彼が工房に泊まっていく時もあるからという理由をかこつけてね。

昨日の午前中、神輿がやってくる前に壁面収納を考えているというHさんが小さなお子さん連れの4人でいらしてくださいました。

これから家を新築されるということで、リビングの壁にテレビが置ける大きな収納を考えていて、それと一緒にダイニングの一角に子供が勉強できるスペースとしての机を考えているのだそうです。

なるほど、そうですか。

壁面収納はいろいろと考えられる道がありそうだけれども、机かあ・・、と思ってしまったのです。

私はあまり自分の意見を押し付けるような打ち合わせは苦手なので、なるべくそこに住む人が住みやすい形を考えたいと思っておりますが、とりあえず思うことだけを伝えておこうかな、と思ってお話させて頂きました。ウェブサイトのエッセイの中でも何度か書いているので、またですか、と思われるかもしれないのですが・・。

no.12 2021/10/14 収納計画は柔軟に

no.13 2021/10/14 オーダー家具の形は選択肢を広げて

no.22 2022/3/8 子供たちが勉強する場所について

子供って親の思うようにはならないなあと、昔から、そして今でも思いますし、それが一番自然な姿なのですが、こうあったら良いなと思って、時折、幹の延びる方向をそっと手で押すように背中から声を掛けてもやっぱりその人はその人らしさがあるので、その通りにならない、それこそが一番良いことなのだと思うのです。

だから、ここは部屋の角で隣はなんとなくさえぎられているからきっと勉強しやすいだろうと、場所をしつらえても使ってくれるかなあ、なんて思いがありまして、そのままHさんにお伝えしたのでした。

もちろん、Hさんの暮らしかたが一番大切なので、何となく助言のひとつとして聞いて頂ける程度でよいので、「あの家具屋さんはあのように言っていたけれど、私たちはこういう暮らしがしやすいかなあ。」とか「もう一度子供たちの意見も聞いてみようかなあ。」と暮らしを思い描くきっかけとなってもらえたらなあと思うのです。しかし、家に居るよりも工房に居る時間のほうが長い人間がこういうアドバイスをしても頼りになるのかしら・・。

今日は工房の前の空き地でお払いが行なわれた後の片づけをして気持ちも体もすっきりしたこともあり、体調もすっかり良いと思えるので、久しぶりに厚木の通称「ヒトノモリ往復」をしてきたのですが、うーん、足が痛い。2週間走らないだけで、こんなに疲れてしまうとは情けない。

情けないやら頼りないやらで今日は先に居眠りしてしまった。アキコごめんなさい。

神幸祭

2024.09.08

今日は地元の倉見神社の神幸祭でした。

西町自治会の方々は朝6時から活動してくださっているそうで、役員活動ご苦労様です。

担ぎ手さん、お囃子の方々は予定表を拝見すると、集合時間が7時で、還幸祭が19時すぎですから、本当に一日ご苦労様です。大変な役をありがとうございます。

今年も工房で神主さんからお祓いを受けることができました。スタッフのみんなが怪我することなく安全に皆様の家具やキッチンを作り続けていくことができますように。

また、ダイスケさんはお神輿の役員さんたちが持つ輪の中に入ってお祓いを受けることができました。

ダイスケさん「毎回、中に入ってください、声かけられるから入っているけど、自分なんか住んでいる町ではないし、受けてていいのかな。」と言いながら参列させていただいておりますが、

19歳からこの仕事を始めて、毎日通って、家よりも長い時間過ごしている場所なのだから、良いのではないかと個人的には思っております。ありがたいことですよね。

私たちの会社は7月決算でして、1年分のデータを8月末までにすべて会計士さんに提出し終えてから迎えるこの神幸祭は自分にとって良い心機一転の機会となります。

1年振り返ってみて、よい出会いがあったりしても、会社ですから、利益が出ていないとよい結果とは言えなくなってしまうところが経営の難しさだと思いますが、赤字だと思っていたら、その年代のお客様のご縁で新しいキッチンを作らせていただく機会ができたりすることもあります。そう考えると、その1年間だけで良し悪しを見ていくのは難しい部分があると思います。

そういう波を乗り越えながらも今年で私が参加させていただいてから13年経ちました。未だに手探りの部分も多く、皆様にご迷惑をおかけしてしまう部分もあるかと思いますが、これからも引き続きフリーハンドイマイをよろしくお願いいたします。

藤沢三建築めぐり

2024.09.07

文化住宅と言ってよいのか分かりませんが、和洋折衷でも日本の風土になじんで見えるような住宅が好きなのだなあと自分でもよく思うのです。

「文化住宅」という言葉は実は最近知ったのです。家具の打ち合わせに出かける時に電車の中で何か読み物はないかと探していて推理ものが読みたいなんて思っていたら帆村壮六という人物が活躍する爽快なお話にのめり込んでしまって、その中で聞いたのでした。

今日めぐった建物にはほんとうはきっともっとしっかりとした呼び名があるのでしょうけれど、分けへだたりなく優しく招き入れてくれる空気にこの言葉がしっくり来ていました。

なんだかね、予定していた制作や取付が少し後ろにずれたことで少し気持ちに余裕ができたからか、和洋折衷の建物を見に行きたいって気持ちが沸き上がってきたのです。

一番行きたいのは江戸東京たてもの園の前川國男邸だけれど、ちょっと今日出かけるには距離があるからなあ。でも、家具がきちんと使われている空間が見られたらいいなあ、なんて思って調べていたら、これほど近いところにすてきな建物があることを知ったのでした。

もともと遠藤新設計の旧近藤邸はしょっちゅう横を通り過ぎていたので、いつか中を見たいなあと思っていたところです。

そこから2駅北上した善行駅が最寄りに素敵な建物があることを知って、アキコと出かけたのでした。

まずは、佐藤秀三設計の俣野別邸。

開園まもなく到着して他に誰も来訪者がいなかったからか、受付の方にとても丁寧に建物の入り口を案内してくださり、心躍る場所だったのでした。

そして、一番家具が家具らしく使われている様子がよく分かって楽しい空間でした。カーテンボックスの感じとは、扉に張られた布の感じとか、イングルヌックのコーナーの籠り具合とか、ハンドルの太さとか。

そうか、ハンドルは太くても良いのだ!

続いては善行駅のそばのアントニン・レーモンド設計の「旧藤澤カントリー倶楽部」のクラブハウスであるグリーンハウス。現在は体育センターの受付の建物になっているということで、扉を開けて「建物の見学に伺ったのですが。」と伝えると、「どうぞどうぞ2階もご自由に。」とおっしゃってくださって、ホールの様子を大変興味深く見させてもらいました。家具があるわけではないので、建物のキュートな印象をアキコと二人でキャーキャー言いながら見させてもらいました。

そして、藤沢駅から歩いて目指すは旧近藤邸。市民会館の方にお声掛けすると、「今鍵を開けますからちょっと待っててくださいね。」と笑顔で答えてくださいました。

何というか、どの皆さんも私たちのような急な来訪にもとても柔和な表情で迎えてくださる。古い建築を見てくれることを楽しんでいるように思える。(違うかもしれませんが。)その垣根のない様子がより楽しく過ごせる時間になって、とても素晴らしい日でした。

この旧近藤邸も家具というか、大工さんが箱を作って、建具屋さんが扉を作って仕上げたのだと思われる、直線的でダイナミックな形はライトの直線的な印象が想起されるなあ、なんて勝手に思って楽しんでおりました。暮らしの動線までを垣間見ることは難しかったのですが、この建物を囲う藤棚が生む陰影の心落ち着く様子(入り込んでくる日差しが葡萄のようにまん丸い!)や、その建具の意匠の隙間から覗く外壁の様子や「ほらっ、ダイちゃん、この下きてごらん涼しいよ!」とアキコのそばの藤棚の下に行くと本当に木陰が生み出す風がミストのように体を冷やしてくれる様子など、そこかしこが美しい場所でした。

汗でシャツの色が濃くなることがなかったなら、もっとゆっくり見ていたかったのですが、うーん、暑さにやられる。9月なのに。

でも、すてきな3つの建物を堪能できてとても良い一日だったのです。

手づくりを楽しむ

2024.09.06

ペーパーコードでベンチの座面を編むタケイシさん。
編むのって難しいですよね。テンションのかけ方、ペーパーコードのよりの厚みも部位によって異なるのでボコボコしてしまいますし、この長方形のデザインだとラインが揃ってないと目立ってしまいますし。素手でやると、だんだん手の脂分が取られて、カサカサになって、皮膚が切れてきてしまいますし。
ダイスケさんが、民藝館に行った時に座ったベンチを見てショールームにも置きたいと思い考えたデザイン。
完成が楽しみです。タケイシさん、よろしくお願いします。

「ショールームに来てくださいね。」と言っても来づらいと思いますので、知り合いの作家さんにご協力いただいて、イベントを開いていただいております。
次回は10月26日土曜日に UKIさん にショールームで刺繍教室を開いていただく予定です。様々な材料を使ってオリジナルのデザインでアクセサリーを作られる UKIさん。家具を作らせていただいたご縁があります。シンプルな服装でも UKIさん のアクセサリーを合わせると一気にセンスアップできる力があると思っています。(内容は後日ご案内していきます。)
ワークショップの時間を楽しみながら、私たちが作る家具の雰囲気を知っていただく機会になればと思っております。
このベンチも、その時にお披露目できることを目標にしております!

Nさんのナラのセパレートキッチン

2024.09.04

台風一過のもと小金井まで。Nさんのキッチンの取付です。

小金井に行くにはどう行こうか、といつも迷うのですが、普段一人で出掛ける時はひたすら北上して町田のリス園の横を通って、東八道路で東京を横断するような道が好きです。ヒロセ君(多摩住まい)に聞くと彼もけっこう下道を好むので、そんなルートが返ってくる。

今日は4人で出発したので、そんなにのんびりしているわけにも行かないので、東名か圏央道か迷っていたのですが、台風が過ぎたせいなのか東名がずっと真っ赤な道路標示でしたので、遠回りの圏央道で。

この前の台風で新善波トンネルで土砂崩れがあったり、海老名の大谷あたりでも土砂崩れがあったりと怖い気持ちでいたのですが、圏央道はいつもの様子で少し涼しい風が吹き抜けておりました。

今回のNさんの現場では初めてお仕事させていただく工務店さんなのですが、段取りも施工もとても丁寧で、今日も朝から鍵を開けに来てくれるということで待ち合わせの時間を目指していたのですが、道が空いていたからか早く出発しすぎたのか1時間ほど早く着いてしまいました。

さて、どうしようか・・、ととりあえず現場をのぞくと、掃き出し窓が開いていて、玄関ドアを引くと鍵も開いておりました。どなたかいらっしゃる・・?

「おはようございますー」と言いながら各部屋を見まわして行けども誰も気配がなく、上かな・・?と思って上に行くとかすかに作業する音が聞こえて、背中が見えた大工さんにあらためて「おはようございますー」と声を掛けると「おぉっ、びっくりした!」と言われて、いけないいけない。

まさにスライド丸鋸で材を切ろうとするタイミングで声を掛けてしまって危ないところでした。

「すみません、急に声を掛けてしまって。」

「キッチン屋さん?」

「はい、キッチンの取付に来ました。」

「うん、聞いてるよ聞いてるよ。」と朗らかな様子。そして、あらためて1階を案内してくださる。

「このあたりだけ空けておいてくれればあとは広く使っていいからさ。あとは床がヒノキで傷になりやすいから、引き摺らないようにお願いね。」とにこやかに伝えてくれて再び2階へ上がって行かれました。前回、うっかり忘れていた柱の採寸に来た時も大工さんが朗らかに対応してくれたんだよね。こういう現場は仕事がしやすくてありがたいです。

ということで、早々と搬入を始めることができて一安心。

まもなく、監督さんもいらっしゃって、「大工さん来てたのですね。」と朗らかな様子。監督さんと納まりの打ち合わせをして、今回制作を担当したヒロセ君とも内容を擦り合わせて、問題なく進められることが分かりまして、私は先に戻らせてもらうことに。もちろん、帰りは好きな道で。

その日は順調に進んで、ヒロセ君は直接自宅に帰り、ワタナベ君は翌日は工房での作業で、ノガミ君は会社の車で帰宅して、翌日ノガミ君とヒロセ君は直接現場に。こうしてしなやかに滞りなく作業を終えることができました。

風が秋の匂いになってきたようです。

ウェブサイト更新

2024.08.30

ナラ板目ランダム張り突板とクォーツストーンのペニンシュラキッチン

食器棚のお話から始まったキッチンリノベーション。いつもならキッチンのお話をしながら食器棚のお話まで広がることが多いのですが、順番は違っても夢はきちんと膨らんでいきます。

よかったら読んで頂けるとうれしいです。

不思議な順番」 横浜 J様

ナラランダム張り突板のセパレートキッチン

2024.08.30

月曜日から設置工事に取り掛かっていたMさんのセパレートキッチン。私はその搬入時の発汗のためか、夏バテだったのか、みんなと打ち合わせの後に工房に戻ってから何となく息が上がるなあと思っていたらその翌昼あたりから体が重くなってきて少しの間家で寝込んでおりました。

元気を取り戻したころにはすでにもうこのようにみんながきれいに仕上げてくれていました。

今回のナラの色の具合が豊かで美しい。

このキッチン全体が仕上がってくると、表情が良く引き立ってくるのではないかと思います。楽しみですね。

しかし人の体はきちんとできている。この暑い毎日なのに、きちんと寒気がして「おぉ、寒い。」と冬物を着込んで寝込んでいたら、ほんの2時間で寒気はピタッとおさまって、きちんと体がボゥッとしてきて体温が急に上がる。そして、暑いのに汗も出なくてフラフラするのだけれど、それもしばらくするときちんと汗が出てきて、それで熱が引いて悪さをしていてモノたちが出ていく。お見事。

ウェブサイト更新

2024.08.24

ナラのランダム張り突板を使った少し懐かしい印象のキッチン対面カウンター収納を作らせて頂いたTさんの記事と、少し無骨な印象のあるセラミックの「デクトン」とクルミを使ってできあがった優しい表情の食器棚のを作らせて頂いたYさんの記事を掲載しました。

ナラ板目ランダム張りのキッチン対面カウンター収納

住む人の空気」 曳舟 T様

クルミとセラミックカウンターデクトンの食器棚

想像以上に和み空間」 浦和 Y様

角丸のダイニングテーブルの納品

2024.08.24


K さん「5歳と3歳と1歳の孫が3人居るの。2人男の子で。テーブルの角が丸い方が危なくなくていいなと思いまして。」
ウレタン塗装の昇降式の長方形のテーブルをお使いでしたが、天板だけ作り変えることはできるでしょうか、というご相談をいただいたのでした。(3枚目の写真が今までお使いのテーブル天板です。)
周りのベンチの材料と印象を合わせて、節あり材をご希望でしたが、とても小さい穏やかな節の入り方のナラ材でのお作りとなりましたが、「きれいね。」と喜んでいただけたのでよかったです。
K さんのご希望で、テーブルの裏に小物を入れられるように引き出して使えるバスケットをつけてあります。コの字で使うテーブルの時にこういう収納があると、席を立って人が移動する機会も減るので良いアイデアですね。

この角丸は50R。安全面もあるのですが、Kさんのお宅のアメリカンカントリー調のインテリアにも馴染んでいてデザイン的にも合っているのではないかと思いました。
実は、K さんとは食器棚のお問い合わせをいただいたのが始まりでした。

ショールームに来ていただいた時に、「もしかして、こういうこともできるのかしら?」とご相談をいただき、形を考えさせていただきました。先にテーブルの納品となってしまいまして失礼致しました。
お待たせして申し訳ございませんが、次は食器棚の納品に伺いますので、もうしばらくお時間をいただければと思います。
引き続きよろしくお願いいたします。

ステンレスバイブレーションとブラックチェリーのキッチン

2024.08.22

半年前に設置したIさんのところにお邪魔してきました。

設置工事後の様子を拝見できていなかったので、どうされているかなと思っておりましたところにIさんからメールが。

「イマイさんの自宅を見学に伺った際に見たペーパーホルダーが気に入ってしまって。」と。

そう、あの時、気に入った布巾掛けとキッチンペーパーホルダーが見つからなくて、かなぐやさんに相談したのでした。かなぐやさんも「いいですね。」と前向きにお返事くださってできあがったのがあの形。ここに少しだけ写真に写っていますね。とても佇まいが美しく質素な形。

それをIさんが気に入ってくれていたなんて、私もうれしい。

そのお話からそういえばお手入れの方法を説明していなかった、ということでアキコと二人でお邪魔してきたのでした。

まだ小さなお兄ちゃんとお嬢ちゃんがいる賑やかなIさんの夕方の居間の空気はとても楽しそうな印象。キッチンも楽しそうに使い込まれていて、チェリーもやっぱり色づいてきていて、晩ご飯は何かな、ワクワクするね。

ハンバーグの食卓

2024.08.21

先日の我が家の夜の食卓メニューは、ハンバーグ・前の日のお刺身の残りで作ったマスタードマリネ・長芋のソテー・コンソメスープでした。

チイがアニメグッズや、読まなくなったマンガを売りに行きたいと言うので、付いていった時の査定の待ち時間に見つけた定番おかずのレシピ集で、作ってみたくなるメニューがばかりでしたので購入しました。

その本に載っていたケンタロウさんのレシピです。

特別な材料は使わず、作りやすくて美味しくて、家族にも好評でした。

私の中での「夕ご飯のメニュー、うまくいった」指標は、家族のコメントの他に、チイのご飯の進み具合があるのですが、ご飯に載せて丼ぶりにして食べていましたので、とても高評価だと思います。

世の中で、「よい。」と言われているものに、古いも新しいもないと思いますが、料理家の人たちが考えられたレシピも同じなのだなと思いました。素晴らしいですね。一体世の中にいくつのレシピが存在するのでしょうか。これもご縁のひとつなのでしょう。

美味しいハンバーグの作り方を教えていただきありがとうございました。

夏の終わりのBBQ

2024.08.18

「お盆休み中にお庭でBBQしたいな。」とダイスケさん。

そう思った時にやりましょう、ということでハルチイの予定を確認して、日を決めました。

アルバイトが終わって19時には家に着くと思うというハルに合わせて、18時半から火をつけ始めました。まだまだ暑い時間帯始まりで、ダイスケさんは汗だくになりながら焼き当番をしてくれていました。

海老もただ焼くつもりで用意していましたが、ガーリックシュリンプが食べたくなって作ってみました。意外と簡単に作れるものなのですね。思い込みってありますよね。作ってみてよかったです。

お肉を焼き終わり、「そろそろ火を消すけどいい?」とダイスケさんが言うと、チイがスマホで調べて、何かを用意し始めました。「チョコバナナ焼いてみたい。」と持ってきたのが写真のものです。皮が真っ黒になったら出来上がりだそうで、ハルと半分こしておいしいと言いながら食べていました。

大体こういう時に動くのはハルの方なのですが、チイが動いてくれてのはうれしかったねと後でダイスケさんと話していました。

ただお外で火を起こして焼いて食べるだけなのですが、BBQは特別感があって楽しいですよね。

大好きな時間です。

ご近所さんにはご迷惑をおかけして申し訳根いのですが、次回もまたこういう時間を持てたらいいなと思っております。

ヤビツ峠に

2024.08.17

ブログは自分が日記のつもりで書き溜めておいたものですので、昔のものを見返すと、家具以外の何だかとりとめのないことばかりが書いてあるわけです。特にこのウェブサイトになる前は、2014年以前はエキサイトでブログを書いていて、なぜこんなことを書いたのだって思うことばかりですが、やはり懐かしい。

「自由な手たち」

https://freehands.exblog.jp

自転車のことを見返すとヤビツに最後に行ったのは15年前なのだ。

来年こそは1度は行こうと思いながら昨冬にメンテナンスだけはしていたのですが、思いだけは持ち続けたままでいたらあっという間に夏が来てしまった。でも、このところ川沿いを走ったり、山に登ったりするうちにむくむく気持ちが盛り上がってまいりまして、体力は落ちちゃっているだろうし大丈夫かなあ、なんて思っておりましたが、だめなら押しちゃえということで出掛けたのでした。

表ヤビツはきっと辛いよ・・、って思って裏ヤビツから上がっていこうと思ったのですが、工房でアイにご飯をあげていたら、ここからなら表のほうが近いし、だめなら押しちゃえということで表ヤビツに。

7時半ごろから出掛けたので、きっと道が混雑しているかなと思ったのですが、車も少なく、自転車の人たちもまばらで、むしろ峠までランニングしている人のほうが多かった。(すごいね)なので、道中は葉がこすれあう音や鳥のさえずり以外に何も聞こえない時間が多くあって、やはり森の中は心地よい。

しかし辛い。

名古木からお豆腐屋さんあたりまででもう止めておけばよかったという思いが頭をよぎるけれども、そこを過ぎると少し緩やかになり、なんだい、案外こなせるじゃないかと思った矢先の送電線あたりから見えてくる激坂。ここが峠までの中で一番辛い。いやあ、もう駄目かなあなんて気持ちはインナーローよりもさらに低くなってしまうのですが、路肩にグリーンベルトが引かれているのを見ると、「そうか、ここは子供たちが毎日通学しているのに、こんなところであきらめてはいけない。」とよく分からない気持ちに動かされて登っていくと蓑毛のバス停。

そこからは気持ちよい林道が続くのですが、次に出てくるのは、菜の花台を過ぎて少し行ったところにある緩やかに見えて長々と徐々に高度を上げるワインディングロード。ここがなかなか辛いのですが、ここを超えると再び気持ちよい林道が続いて、どうにか峠にたどり着く。

バイクの調子も良い感じで、ショールームに飾りのように置いていたことを後悔するくらい良い乗り心地でした。

何ごとにつけ、自分の思うところまで到着できるということは、うれしいことで、そして大きな力になることなのだなあ、と実感できた土曜日の午前のできごとでした。

食卓

2024.08.16

お盆休みの間はダイスケさんが定時で上がって帰宅してくれるので、家族みんなで食卓を囲めるのがうれしいです。

昨晩のメニューは、お刺身・イカ酢味噌・ポテトサラダ・冷奴・野菜の味噌汁。

ダイスケさんが「おいなりさんが食べたい。」というので煮ましたが、今回は醤油と砂糖だけのレシピでもおいしくできました。(写真がピントが合ってなくて失礼します。)

お揚げもその時々で買うメーカーが異なるので自分の中でなかなかレシピが決まらないのですが、

大体急に思い立って作るパターンが多いので、楽でシンプルなものが自分には合っているようです。

レシピを考えられる人はすごいなと日々感じております。