2026.05.11
母の日の今日、午前中は自分の時間をもらう。
アキコ、ごめんなさい。
なかなか長い時間を走れていなかったので、今日は海まで行ってみようと思っていたのだ。
前日の夜に、腰と腿にが痛みがなかったら走ろうかなと決めて、起きた朝はやはり痛い。とりあえず教わったストレッチをしてひとまず工房まで向かってみる。
自転車を漕いでいるうちに体が少しは柔らかくなってきたので、まあ、辛かったら歩いてしまえということでスタートしてみる。
行きは良いんだけれどね。
そして、この須賀港をまた見たかったんだよね。
調べてみると新しい港ができてからは今はあまり使われていない港なのだそうで、この静かでどこか幻想的な光景がとても印象的だったので、いつかまた来ようと思っていたのだ。
変わらず時間が止まったようなここに来ると、子供の頃に聞いていたNHKのみんなのうただったり、グリム童話を呼んだり聞いたりしていた気持ちを思い出す。どんな歌でどんな話だったかは思い出せないのだけれど。
なんてメルヘンチックな気持ちはここだけで、帰りはやはり腰よりも脚が痛い。走り方が上手じゃないんだろうな。フルマラソンなんてまだまだできないなあ、なんて思いながら工房まで戻って、やることだけ終わらせて、今日はこれで帰るのです。
2026.05.11
「寄の奥にシダンゴ山というところがあるみたいよ。」とアキコが言っていて、カタカナって何か怖い山なのかな・・なんて思っておりました。
寄(ヤドリギ)というめずらしい地名は昔からご縁がありまして、今では、吹き付け塗装仕上げの場合はすぐ近所の原木さんにお願いすることが多いのですが、当時はこの寄の交差点を曲がってすぐのところにある古い民家を塗装場に改装して仕事をしていたクリハラさんにお願いしていたものでした。
ある時、「鏡面塗装はちょっと難しいかな・・。」と言われてしまってからは、クリハラさんとは疎遠になってしまったのですが、この緑多い町に来ることは当時の私の楽しみのひとつでもありました。
5月5日のこどもの日は朝早くから、その寄の交差点からしばらく走った先にある自然休養村に向かったのでした。
「春先に老梅を見にお母さんと来たのよ。」と、普段遠くまで車を運転することのない彼女がその時はめずらしく長い時間運転したこともあったようで、得意げにこのあたりのことを話す彼女のナビ通りに無事に到着すると、駐車先の休養村のたっぷり日焼けした精悍なおじさま方に「頑張ってね。」と見送られながら一路頂上を目指したのでした。
丹沢の中でも鍋割山や塔ノ岳のような厳しさがあるわけでもないのかここを巡る人はあまりいないようで、道中2組ほどすれ違うだけで、途中行き先が分からなくなるくらいの物静かな登山道は、このところニュースで耳にする熊の気配が気になりながらも読経のような鳥たちのおしゃべりが心地よい時間でした。
いつも登る時はアキコは写真を撮りつつゆったり登ってきます。
時にはきつい傾斜が続くと、すこし辛そうな表情をしていますが、私は早くそこを通過してしまいたいという思いがあるからは早足になってしまうことが多く、都度、途中でアキコを待つのですが、頂上付近の急傾斜でいつものように待っていると、「ごめんね、私はあなたについてゆける速度がないのよ。このペースで進んでゆくのが心地良いの。」と疲れた様子を見せずにうれしそうにそう話してくれたのでした。
そうか、私はアキコのそういうきちんとした気持ちが好きなのだ、と着実に一歩一歩を進んで通り過ぎてゆく彼女の後姿を見つめながらあらためてそう思ったのでした。
と、思いにふけっていたら、「わあ、不思議なところ。アセビよ。」と先に進んでいたアキコが木立を抜けて、背の低いアセビに囲まれた妙に明るい場所でそう言っていました。
ほんとうだ、なんだか急に幻想的な場所に出たなあ、と思っていたら、いつの間にかアセビに囲まれた山頂に辿り着いたのでした。
その山頂では、ぶんぶんぶんとクマバチたちが迎えてくれて、アキコが作ってきたおにぎらずを食べて一休み。
前回の大野山の時に比べると、はるかに暖かな日差しで温まった体で登りよりもかなり急な道を下って休養村管理センターを回って、川を下ってスタート地点に。
こどもの日なのにハルチィとは別行動になってしまったのですが、心地よい一日だったのです。
2026.05.10
ゴールデンウィークに入る直前にしだいに倦怠感というか微熱がある時の呼気のようなものを感じて、気持ちがトーンダウンしてしまった。
それにお天気もカラッとしないところがあって、あーあ、すこしは体を動かしたかったのになあ、なんて思っていたら、しまいには雨が降り始めていた。
我が家は旗竿地ということもあって、さらには最近北側のお宅が取り壊されて、その敷地の大きさなのに3階建ての集合住宅!が建ってしまったので、なかなか日が差し込みづらい土地になってしまった。
それでも通りから奥まった静かな様子や明るい日差しの中では成り立ちにくい庭の様子が気持ちよいなあと思えるのは、年を取ったからだろうかね。
そんな気怠くうす曇りの中でも水を浴びた緑がモリモリと元気な様子を現わしてきた。
2026.05.06
GWには、家族が揃う日にお庭でBBQをしました。
ご近所さんにはご迷惑をおかけしてすみませんでした。
ただお外で焼肉しているようなものなのですが、なんでしょうね、気持ちがいいですよね。
そして、炭の火が消えるまでお外でまったりのんびりする。この時間が好きです。
2026.05.06
GWの始めには母と次女チイとバスツアーに参加してきました。
毎年ニュース番組で映し出されるひたち海浜公園のネモフィラの丘。いつかいつか観に行ってみたいとずっと話していたのです。
ドライバーひとりだと自信がなかったもので、バスツアーなら叶えてくれるだろうということで、3月に思い出し予約を取ったのでした。
申し込んだツアー内容は、いちご狩り→水戸プラザホテルでランチ→ひたち海浜公園でネモフィラ鑑賞→酒列磯前神社でお参りという内容でした。せっかくお出かけするのなら、色々見て周れる方が楽しいですものね。ネモフィラが含まれたツアーでも色々なプランがありました。
当日はあいにくの小雨の降る肌寒い曇りのお天気でしたが、20年ぶり位のバスツアーに心はウキウキだったのでした。今回参加したHISツアーはのバスツアーは計40人で新宿発着、知らない人たちと同じバスでしたが、列は1グループずつにしてくれていましたし、快適でした。
ネモフィラ好きのチイもお気に入りの洋服を着て写真を撮ることができて満足そうでしたし、母も海風が寒かったそうですが、念願のネモフィラを見ながら歩くことができて満足だったそうです。
4月の下旬だともう見ごろは過ぎているそうですが、初めて見る私たちには十分なお花の咲き具合でした。本来の見ごろは4月の中旬だそうです。
最近母とお出かけするのはお花を見る目的のものが増えました。
次は何を見に行こうか、楽しみを見つけながら日々過ごしていきたいと思います。
2026.05.06
キッチンを作らせていただいたSさんのお家が小田原にありまして、お打ち合わせからキッチンの完成、暮らし始めてからのお宅訪問まで、2年間くらいの間に何度か足を運ばせていただきました。この辺りには昔の要人の別邸があったりすてきなお家が沢山あり、
Sさんにも「もしお時間がありましたら、見ていかれるといいですよ。」と教えていただきましたので見学に行きました。お客様にお勧めいただいたことはなるべく経験する機会を持つようにしています。共有できるというのかわかりませんが、その土地のことがわかりますし、もう家具やキッチンを作らせていただいた後になるかもしれませんが、その人の感覚を知る機会につながる気がしていて、その人がすてきだという物をすてきに思えたら、自分たちが作ったものもすてきを思っていただけているのではないかと安心感につながる気がしています。(ダイスケさんとふたりしてネガティブ志向なので、いつまでも安心はできない性分なのです。)
旧松本剛吉別邸に行ったのは、昨年の7月のことでした。住宅街の中にあります。
係の人が声をかけてくださり案内してくださいました。説明を聞きながら見るのはとても勉強になります。ありがとうございました。
玄関の蛍壁、サンルームからのお庭の眺めとミシン台、古いガラスの揺らぎ、天井から吊り下げられた太鼓、幅広の板天井、大きな座卓、ステンドグラスの照明、軒天の造り、回転雨戸の角の金具今では見ることができないすてきな仕様ばかり。お庭も歩かせていただきましたが、バリアフリーのために一部作り変えられたそうです。
元々の形を見たかったですが、市の管理となってこうして自由に見て回れるのですから仕方がないですね。
甘柑荘と皆春荘に行ったのは今年の4月の中旬でした。
甘柑荘は、朝の連続テレビ小説「虎に翼」のモデルになった三淵嘉子さんの自邸です。小さい引手の金物、細い竹がきれいに並んだ天井、竹が嵌め込まれた梁、廊下の突き当りに床に座って使う手洗い場、薄い切り株が敷き詰められた土間がカタカタ動く様子、2階に屋根を支える柱がお庭から見える様子、シンプルなのですが、すてきなデザインがいくつもあり、古い住宅には感じられませんでした。受付の人が親切にいろいろとお話してくださいました。ありがとうございました。
この甘柑荘のお庭の夏ミカンを使って作られたというマーマレードジャムが売られていたので、
購入しました。ダルメインマーマレードの星のマークが付いているジャムを初めて手にすることができたのですが、皮がとてもきれいで美味しくて、もっとたくさん食べたいと思いました。三淵家の皆様が食べていたかもしれない同じ木の夏ミカンと思うとうれしいです。ごちそうさまでした。
皆春荘もお勧めされたので、続けて行ってみました。
小川が流れる大きなお庭(イソヒヨドリが水浴びをしていました。)床の板の貼り方、錆びた灯り、若葉溢れる今の季節はとても美しい姿で大きくて立派なお家でした。
ちゃんと管理されているから、こうして今でも見て周ることができるわけで、保存にご尽力いただいている方々には感謝しております。
板橋の別邸群はまだまだ沢山ありましたので、小田原方面に行った際には続けて見て周れたらいいなと思います。
教えていただかなければ知らないままでしたので、Sさん、すてきな時間をありがとうございました。
2026.05.06
先日、ダイスケさんと日本民藝館へ行ってきました。4月の下旬のことでした。
人々の生活の中から出来上がった形という物に心惹かれていまして、でもそれを手に入れて日々愛でながら生活をしていくことは難しいので、こうしてその形を確認させてもらえる場所はありがたいことだと思います。
今回は、河井寛次郎さんと濱田庄司さんの器が展示されていました。
大きなお皿や、大きな急須、花器、これに実際にお水が入ったりしたら、持って運べる自信がないくらい重くなりそうなものばかりでしたが、形や色味もとてもすてきでした。
個人的なお気に入りは、へてという狛獅子のような形をした水滴でした。手に乗せていたくなるようなとても愛くるしい形をしていたのです。
入り口にある大きな鉢のメダカと水草が生き生きとしていてお見事でした。
帰りは、べにや民芸店へ寄り、器を購入しました。欲しいものばかりでしたが、我が家で日常使いしやすいサイズの中から選びました。
新しい器を食卓で使うのウキウキしますね。
砥部焼 岡田威さん
呉須 石飛勲さん
会津 青磁 五十嵐元治さん のものだとお店の方が教えてくださいました。
ありがとうございました。大切に使わせていただきます。
その後は、駒場公園にある旧前田侯爵邸を見て、帰りました。(閉館日で外でも結婚式の撮影がされていましたので写真が撮れませんでしたが、すてきでした。)
埴輪や、民藝と呼ばれるものに心惹かれます。なぜなのでしょう。
これからも沢山見て知っていくことができたらいいなと思っています。
いつ来ても気持ちの良い場所、日本民藝館、また来ます。
2026.05.06
ご覧いただいている方々はご存じかもしれませんが、Istagaram のストーリーズで私生活のことを
ちょこちょこ投稿をしておりまして、その後ブログの方にもシェアするつもりが、できていないままでしたので、かなりの時差投稿となってしまいますが、備忘録として載せておこうと思います。
お休みができるとハイキングに行きたくなる私たちでして、片道の移動時間1時間位、登山時間は2~3時間となると丹沢山系になるのですが、その中で行ったことないルートを探して出てきたのが大野山ルート。3月中旬のことでした。
帰りに海老名ビールでお疲れ様乾杯したいねということで、御殿場線で谷峨駅を降りていくルートにしました。押しボタン式の列車で相模線と親近感を感じました。人気のない駅でしたがきっと夜は星がきれいに見えるだろうなと思いました。駅の近くに桜がきれいに咲いていました。
登山道の向かっていくとつり橋がありました。「定員10名」と書かれていて歩くと揺れるのでドキドキしました。上流が堰になっていました。
登り始めると富士山がよく見えて、見守れながら登り進めることができました。
ガイドブック通りの時間で頂上に到着することができました。頂上はまだ雪が残っていて寒かったのでした。
汗っかきのダイスケさんは着替えを持っていましたが、ここで着替えたら風邪ひきそうということで、スパムおにぎりを食べたらすぐ下山し始めました。帰りは山北駅を目指します。
行きと帰りを違うルートにできるのも、電車できた時の楽しみのひとつですね。
遠くから牛さんの鳴き声が聞こえて、茶色い牛がいる牧場の横を通って、床に落ちてる花を見つけないと気付かないくらい大きな椿の木を見上げながら、木漏れ日がきらきらする中歩いていきました。
途中「いつも通っている橋かしら。」と高速道路の橋脚を見上げることもできました。
駅前の建物がレトロな雰囲気でかわいい山北駅に着きました。1時間に1本しか電車がなく、みんなでのんびり電車を待っている様子が非日常的でした。
この非日常を感じたくて山に行くのかなと思っています。
地元から見える山並み、実際に歩いてみるとこんなに感じることがあって、
また、地元から見えても遠い存在ですが、「知ってるよ、そこ歩いたから。」と思えるとより身近に感じられます。
丹沢山系を調べると、まだまだルートはたくさんある。
これからも山歩きを楽しめるように、健康に気を付けていこうと思います。
2026.04.30
暮らし始めて7年間になる我が家。ふたつある天窓のひとつを交換をすることになりました。
子供部屋の次女チイのスペースの窓になります。
ひびが入り始めたことに気づいたのが昨年で、夏の間だけつけている日除けシェードを外した時でした。徐々にひびが伸びてきて、繋がってきたので、工務店さんに連絡をして手配をしていただきました。
ダイスケさんに室内側を事前に養生してもらいました。当日作業の方がする予定だったそうですが、できるなら部屋に誰も入ってほしくない、とチアキからの要望がありましたので、、。
(所狭しと、推しのグッズが並べられていて、掃除機やシーツ交換で中に入る時も倒さないように落とさないようにと気を遣いますので。)
天窓の交換作業には工務店さんから依頼を受けたYGOさんがいらしてくださいました。最初3名で、ご挨拶と状況を確認して、
交換作業は2名でされていました。
屋根の上には脚立を使って上がるだろうけど、どう掛けるのか気になっていたのです。屋根の外側には雨どいがありますからそこに負荷がかかるようなかけ方はできないようで、
お家の周りをぐるぐる見渡して、壁と屋根の位置を見ていました。
我が家は建物の近くに植栽があるので、脚立の移動がやり辛そうで申し訳なかったです。
体操のお兄さんですか、というくらい瞳のきらきらした男性の方が道具を持ってすいすい行動されていて、屋根から落ちたら大変だとひやひやすることもなく、お仕事ですから当然なのかもしれませんが、素晴らしいことだなと思いました。
交換作業中、つい気になって作業の様子をお家の中から見ていたのですが、窓が外れているので、屋根の上の声が聞こえていまして、微笑ましかったです。
先輩らしい人「これサイズあってる?」
後輩らしい人「こっちの向きなんじゃないですか。」
先輩らしい人「そうだよね。」
先輩らしい人「なんかぷるぷるしてるけど大丈夫?」
後輩らしい人「やめてくださいよ。」
作業をしているお二人が先輩後輩だったのでしょうか、話し方を聞いていても好感の持てるお二人で、いいコンビだなと、見えない所の作業でも安心することができました。こういう印象は大事ですよね。
うちのスタッフのみんなも、納品後のお客様にお会いするとそう言っていただけることが多いので、ありがたいことだなと思っております。
気になっていた天窓が交換されてよかったです。雨漏りなどはなかったのですが、子供部屋ですし、大雨や地震の度にも気になっていましたので。
こちらがもうひとつの二階の廊下にある天窓。ここの天窓が汚れていて気になっていたのですが、
きれいにしてくださいました。とても気になっていたので助かりました。ありがとうございます。
こういうことって意見が分かれるところだと思います。
お客さんに頼まれたことでもないし、今回の修理では関係のないことだから、次の現場もあるし、急いでるから、一緒に行った先輩から「そっちはいいよ、今回関係ないでしょ。」と言われたらできないでしょうし。してもらえなかったとしても当然のことなのですが、
屋根に上って窓を掃除するのは難しいだろうし、降りる前にこっちの窓も一緒に拭いておこう。と思ってくださった気持ちが本当にありがたいことだなと思います。
YGOさん、気持ちの良い交換作業を本当にありがとうございました。
そして、この天窓の交換。お家の保険の対象にならないものかと写真を送ってみましたら、
原因は「熱割れ」ではないかということで、補償対象になりました。
ダメもとで聞いてみてよかったです。
そんな我が家の出来事でした。どなたかの暮らしの参考になればと思います。
2026.05.01
連休前にMさんのキッチンに置くサイドボードの制作がほぼほぼ完了しました。
最近はなかなか幅の広い板を手に入れることが難しくなってきているのですが、いつものように北洋さんにいろいろと相談に載ってもらって、前板に使うには良い柄のナラ材を手に入れることができました。いつもありがとうございます。
あとはコンセントが手に入れば、それをうまく組み込んで制作が完了となります。
先月の29日から工房は休暇に入らせてもらっていますが、するべきことがこまごまとありましたので連日、アキコと二人でここに来ておりますが、不意になった電話で、キッチンを見学したいというご連絡を頂きました。
荒れ模様のなか、三鷹からわざわざいらしてくださって、すてきな話をいろいろと聞かせて頂きました。「ポラーノの広場のお話が好きなんです。」って言ってもらえた。おぉ、そんなところまで読んでくれているなんてうれしいです。よい形が実現できるように頑張ります。
2026.04.28
子供の時分には良く祖母の家に連れて行ってもらったのでしたが、その台所にある白い小さな食器棚の引き出しがいつも開いていて、その上にお盆が載っていたんだよね。
まだ小さかった私はちょうど頭くらいの高さに引き出しが出ていたから、うっかりぶつかりそうになることが何度もあって、「しまえばいいのに。」っていっつも思っていたっけ。
アキコがインスタグラムなどでどこかに書いていたかもしれませんが、今ショールームには食器棚が1台あります。普通に制作してもなあ・・なんて思って、いろいろな見せ方ができるように引き出しそれぞれ開け方が違ったり、ちぐはぐにならない程度に仕上げの見せ方を変えたりしています。
その中の一つのシンプルなテーブルを設けてみました。引き出しの奥の板を引っ張り出すと作業スペースができるというテーブルです。子供の時分の私は、あのごくごく狭い台所だからこういう使い勝手をしていたのだ、ということに気が付かないまま、祖母の煮込みハンバーグばかり食べていたなあ。
2026.04.28
朝ごはんをたべる、オケツ。
2026.04.28
目白山版画工房のハルコさんと知り合ってもう13年になりますね。ハルコさんと知り合ったのは、辻堂のKISSAKO labo&pantryのセイコさんがはじまり。いろいろな形で皆さんとつながっていられるのはうれしいこと。
その目白山版画工房さんのインスタグラムを見ていて、「目白山さんのそばですてきな個展が開かれているの。」ということで、本当はチアキと彼女でティーカップを見に行くそうだったのだけれど、チィも引っ張り出して3人でARTandCAFE湘南くじら館さんに拝見させて頂きに出かけたのでした。
しまった・・大船のモノレールはやはり酔うのだ。湘南町屋の駅ですでに頭がふわーとするのをどうにか落ち着けて無事到着。
「こんにちは。」とお邪魔させて頂くと、ちょうどモノレールで隣に座っていたご家族も同じ道程のようだったみたいで、小さなギャラリーが急に熱気が帯びるのでした。
「ここはね、以前診療所だったのですが、先生が高齢で医院を閉じてしまわれたので、その面影を残したギャラリーにしているのですよ。」とオーナーさんが教えてくださったその空間には、木でできた人、人、人。顔はないのにみんな表情が豊かだ。
作家の伊藤久也さんも在廊されていて、いろいろなお話を伺うことができました。「木の表情や木を割った時にできる流れに任せていると人が表れてくるのですよ。」とおっしゃっていました。なるほど、凛々しい様子もあれば首を傾げる人もいる。
八百万の神さまたちというわけではないのですが、そこかしこにそういう気配を感じながら心地よい緊張感をもって過ごしていくことは素晴らしいことだと思うのです。自分たちが作る家具もそうであってほしいなあ。
2026.04.27
内田雄介さん設計のDさんのキッチン。現在は海外での暮らす時間が長いそうで、Dさんのお父様が主に使ってくださっているのですが、ちょうどこちらに戻られるというタイミングでアキコと二人でご挨拶にお伺いしてきました。
途中でご主人が、「みんなを呼んでキッチンを囲んで食事ができる場所がありましてね。このキッチンもそういうワイワイと囲める場所にしたかったのですよ。」と楽しそうにみんなで食事をしている写真を見せてくださいました。「そういう場所をこうして実現してもらえたので、とてもうれしく思っています。」とうれしい言葉を頂けてひと安心。
そのあとに、写真を撮らせて頂いていると、ふと横で「やっぱり内田さんの作る空間は光の入り方がすてきですよね。」とアキコがDさんに伝えていたけれど、なるほど、そうか。だからこの場の空気が柔らかく感じられるのだ。今さらあらためて気が付いたのでした。
そういう性質というのかqualityというのか、そこに立つことで受け取ることができるものはやはりその場所でしか感じることができないで、それがいつの間にか自然に感じられているというのは、見事なことなのだと思うのです。それを実現されている空間にすっと馴染むような形作りを私たちはこれからも心掛けていかないといけないと柔らかさの中にある緊張感を感じながら思うのです。
2026.04.26
先日ゴミ箱のお掃除をしました。 その汚れ方を見て、表に出して使っていたらこういう汚れ方はしなかったのかもしれないと思うことがありました。
シンク下をオープンにしてゴミ箱を置くというスタイル。リビングやキッチンのゴミ箱をここに隠せるということで皆さんから好評いただいております。
今までキッチンメーカーさんのシステムキッチンではシンク下をオープンにした仕様がほとんどなかったことから、オーダーキッチンならではスタイルだったと思いますが、今ではそういうシステムキッチンも出てきましたので、あまり特別な仕様ではなくなってきました。
シンク下に置いてすぐ捨てられることで一番重宝するなと思うことは、シンクで出たごみがその場ですぐゴミ箱に入れられることだと思います。(ただ、キッチンは火の元、熱源があるため温度が高めなので、生ごみは玄関などフタ付きのゴミ箱を置いて回収日まで入れています。)
ただ、プラごみなど水を切って捨てたつもりでも、ちゃんと水切りできていなくて、フタの上や周りに汚れを含んだと思われる水分が乾いたシミ汚れがありました。 ノールックでフットペダルを踏んで中に入れたつもりでも、フタの上の乗ったままのこともありました・・。
シンク下のゴミ置き箱を選ばれない人の理由のひとつは、 シンクで作業をしている時に捨てられると、作業している人が移動しなくちゃいけないのが煩わしいというご意見が多い気がします。確かに洗い物をしている時に横にずれなきゃいけないのは、「面倒だなあ」と思ってしまいます。(多分洗い物があまり好きな家事ではないということもあるのでしょう。)
では、リビングなどから見える形になってしまっても良いから燃やせるごみ、プラスチックごみ、紙ごみが分別できるゴミ箱をキッチンの近くに置くだろうか・・と考えると、やはり見えることが個人的に好みではないのでシンク下に置くだろうなあとあらためて思うのです。(間取りなどにもよると思いますが。)
キッチンのお打ち合わせをしていても、ここは皆様の意見が分かれるところなので、興味深いです。私はどちらにもメリットデメリットを感じておりますので、そのあたりをきちんとお伝えできたら良いなと思っているのです。
2026.04.24
私たちの工房では、4月29日(水)〜5月6日(水)まで工房を閉める予定です。
(家具やキッチンの取り付けやお打ち合わせ等のお約束が入っているお客様は、予定してありますのでご安心くださいね。)
ただ、今家作りを計画され始めていて、この連休中に考えを深めたいと思われるお客様もいらっしゃると思います。
そのためにオーダーでできるキッチンや家具のことを詳しく見聞きしておきたいと思われる皆様には、1日1組限定とはなってしまいますが、工房と展示室をご覧頂けるように準備いたしますので、気軽にご予約のご連絡をいただければと思います。
なにぶん、打ち合わせは1人で行っておりまして、予約なしだと大変バタバタしてしまいますため、ご協力をよろしくお願い致します。
毎年必ず「近くまで行く予定があるので、空いていたらショールームの見学をしたいのですが。」と当日のご連絡をいただきます。大変ありがたいことなのですが、先にご予約のお客様を案内していたり、他の予定を入れていたりしますので、日時を改めていただくことになっております。
お打ち合わせ中ですと電話にも出られない場合もございます。申し訳ございません。希望日の2日前までの事前予約のご協力を、よろしくお願いいたします。
キッチンカタログのご請求のご請求については、郵便局のクリックポストを利用しておりまして、GW中でも発送いたします。ご希望の方はお申し込みフォームからお願いいたします。
木製雑貨の注文へ4月28日(火)までの受付対応分、それ以降は全て5月7日(木)から順次対応させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
皆様すてきなゴールデンウイークをお過ごしください。
今年のお知らせの写真は、我が家の庭に水を飲みに来るお外の黒猫ちゃんの写真にしました。
(本当は水鉢の方が猫ちゃん用なのですが、メダカ鉢用の汲み置きのバケツの水を飲まれているようです。)
黒猫ちゃん、うちの庭を通ってくれてありがとう。
2026.04.19
腰やモモの裏が痛くなってしまうと走り出すのが億劫になってしまって、もっと痛くなるのかなあ、どうなんだろうなあ、とあれこれ悩んでしまうのだけれど、おなかがきつく感じることが自分にとっては一番ストレスなので、思い切って走り出すことに。走っている間は腰は痛くないんだよね。
最近は週に30キロがぜんぜん達成できていないのに、お酒とお菓子に延ばす手は止まらないもので。
最近は夜でも南風が吹いたままになってきたので、帰りに冷えないように南下するほうが良いかもねと久しぶりに工房から銀河大橋まで。
途中で照明に照らされた工場を見つめる。スマートフォンというのはすごいね。こんなに暗くてもある程度きれいに写真が撮れるのだから。
私がアキコと交際を始めた30数年前によく出かけていたのは、東扇島。仕事が終わって19時頃から二人で待ち合わせて湾岸線を走るのだ。工場を見るのが好きで不当に車を停めて、初めて自分で買った一眼レフカメラ(ニコンのFM10だったかな)を持ってどうやったら工場がきれいに撮れるのだろうなんてやっていたなあ。「あの時間は楽しかったよ。」と言ってくれるけれどアキコも良くそれに付き合ってくれたよね。
時折用意してくれたお弁当は今でも覚えていて、ショウガ醤油に付け込んで焼いた鶏もも肉を詰めたお弁当が一番好きだったなあ。
なんて思って帰ってきたけれど、うーんやはり足腰痛いなあ。今日はお酒はやめようかしら。
2026.04.20
後藤組設計室さんと知り合うきっかけを作ってくださったSさんのところにご挨拶にお伺いしてきました。昨年の夏の見学会以来ですので、だいぶ使い込んでいる様子が見られるかな、と楽しみに出かけたのです。
美術館のキュレーターのお仕事をされているご主人とキッチンの奥に所狭しと並ぶミシンやトルソーなどに囲まれて服飾のお仕事をされる奥様とリビングダイニングをショベルカーに乗って所狭しと走り回るお兄ちゃんと保護ネコ姉妹が迎えてくれました。
程なくして後藤さんも到着して、部屋中がたいへん賑やかな様相。おおらかで可愛らしい空間を作る後藤さんの色とSさんの暮らしかたが相まって今日に居心地が良い。
後藤さんとお兄ちゃんを抱っこするSさんご夫妻がお話さされている間もなんだかのんびりとネコ姉妹を撫で続ける私とアキコでした。
うーん、やはり猫のおなかには夢がある。
2026.04.20
コンパクトな空間にSouq Designさん独特の素材の取り入れ方で表現されたセラミックとメラミンを使ったセパレートオーダーキッチンの制作例と、
技拓さんとはじめてお付き合いさせて頂けることになったチョークアートの作家さんの壁付けオーダーキッチンの制作例を掲載しました。
お時間ありましたらご覧いただけますとうれしく思います。
2026.04.17
少し、時間が開いてしまいましたね。
平成建設さんからのご依頼で、昨年12月にブラックチェリーのセパレートキッチンを納品させて頂いたKさんのところにアキコとご挨拶に伺ってきました。
普段instagramをまとめているのはアキコでして、彼女から「Kさんがいつも見てくださっていて、ダイちゃんが来るのを楽しみにしてくださっているよ。」と言われておりまして、早くご挨拶に行かねばと思っておりましたが、3月末でようやく自分の慌ただしさがひと段落したタイミングで伺わせて頂きました。
今回はチェリーのオイル塗装をKさんご家族で行なってくださったので、その仕上がりの様子も確認しておきたかったのですが、心配の必要がないくらいきれいな仕上がりになっていました。ざらつきもほとんどなくステンレスもきれいに使ってくださっています。あらためてそのあたりのお手入れ方法の再確認をした後にこうしてキッチンを眺めてみると、やはりチェリーの色の深みが出るのはほかの樹種に比べて早いですね。窓が近いせいもあるのか、だいぶ赤みが増してよい色です。ここにオイルや蜜蝋を時々擦り込んであげるとツヤも増すので、さらに良い表情になるはず。そういう楽しさを見つけながら使っていってもらえたらうれしいです。
と、ふと見上げると、キッチンのスケッチが丁寧に額装されている。なんだかちょっと照れくさい。
2026.04.17
後藤組設計室さんから続いてご相談頂いていたのがブラックチェリーのセパレートキッチンと洗面カウンター。
先日の国府津のSさんも海のそばの旧い家はとても心和むすてきな印象だったのですが、こちらのSさんも大岡越前で有名な茅ヶ崎北部の里山に建つ静かなところ。私たちがおが屑を持ち込ませてもらっている山羊の牧場もすぐそばにあったりしてとても緑が心地よいところであります。私も高校から二十歳になるくらいまではこのあたりで過ごした懐かしい町でもあります。
そのような立地に後藤さんの作る空間はやはり可愛らしいというか心地良い。細かくリズムよくレベルが分けられた空間にコンパクトなキッチンと洗面のスペースがあって、見える景色もその階高によっておもしろく違っている。そのぶん搬入は少し気を使いましたが、先に作業されていた塗装屋さんの配慮もあってスムーズに進めることができまして、今日明日の予定が今日1日で無事に完了。
またお引き渡しのタイミングで全容が見られるのを楽しみにしております。
2026.04.16
昨年の12月22日に打ち合わせにお伺いした「おすそわけ」のIさんの家具がおおよそ組みあがってきました。
蛇腹扉に折れ扉、格子扉に富士山取って。特徴的な形が盛りだくさんのIさんの家具ですが、ヒロセ君がきれいに仕上げてくれました。蛇腹扉や折れ扉の動きを調整して間もなく制作が完了する予定。
はたしてネコさんたちはここで優雅に遊んでくれるのだろうか、楽しみです。
2026.04.16
昨年の冬からおもむろにラジオを聴くようになりました。
工房では常に音が流れているほうが心地よく気がまぎれると思っていて、私が作業場に居りていた頃からラジオを流していたのですが、今はこうしてパソコンに向かうことが多くなって、図面を眺めながら気が張りつめているところに賑やかな曲が流れてくると少し気分が散り散りになったりするので、だいぶ前からデスクのそばではラジオの電源は切っていたのでした。
でもその冬に急にクリスマスソングを聞きたくなったのです、なぜかとてもね。
それで静かなクリスマスソングが流れているところを探していたら(今は過去の番組が聞けるなんてすばらしい)、J-WAVEの深夜番組をいつの間にか聞く習慣ができてしまった。
でもやはりなんだか静かな感じの番組が良いので、27時からやっている番組をよく聞いているのですが、その中でくるりの岸田さんが選んだ曲に耳が止まった。
うわぁ、懐かしい、どこかで聞いていた曲だ・・。出ている曲目を見てみたら(すぐに曲が分かるなんてすばらしい)COILの「BARDS」という曲だった。どこで聞いたのか忘れてしまったのだけれど、メロディを聞いていると20年以上前の自分の若い気持ちが思い出された。
音楽ってその当時の記憶やにおいも思い出すことができる不思議なものです。
いまだに不思議だなあと思っている曲に、米米CLUBの「浪漫飛行」という曲があって、この曲は当時私が高校1年の時によく街中で流れていた曲なのだけれど、この曲を聞いてすぐに浮かんだのは、まだ小学校にも上がらない時分に母に手を引かれてデパートの地下で何か誰かに贈るものをずっと足早に次から次のお店へと探しているシーンなのだ。なんだこれ。
今時分になって、学生時代当時の懐かしい邦楽が聞こえてくるのがうれしくてこうしてよく聞くようになりましたが、当時はジェームステイラーやボブディランやスティーブミラーバンドやCCRをよく聞いていたっけ。これは父の影響なのかしら。
今日は、子供の小学校のパパボランティアつながりで知り合うことができたお父さんになんだか痛みが出てきた腰の調子を見てもらいに行くのです。ありがたいご縁です。暖かくなりましたね。
2026.04.15
今日はカナリヤさんのご実家のお引き渡し。そのタイミングに合わせてアキコと二人でお手入れ方法のご説明にお伺いしてきました。
現地に到着すると、お姉さんが「みんな中に居ますのでー。」と言いながらどこかに出かけてしまわれた。相変わらずはつらつとした方だ。
ではだれに説明しようかな・・と思っていたら、実際にこのキッチンを使うことになるお母さんと息子さんがいらっしゃって、引っ越し前のこまごました準備をされていた。
「こんにちは。お世話になります。」とお声を掛けてさっそくひと通り説明させて頂く。私の両親と同じくらいの世代だと思うのですが、かくしゃくとしたご様子でお手入れの方法も楽しそうに聞いてくださいました。
「庭の工事はこれからですが、いよいよ来週からここで暮らすことになるのです。」とにこやかにお話される。コンパクトなリビングダイニングには大きな窓があってそこからたくさんの光が静かに入り込んでくる。たしかに庭ができたら心地よさそうです。
またそういう機会に尋ねることができたら気持ちがよさそうですね。そういう気持ちも含めて、「これほど近い距離ですから、何かあればいつでもどうぞ。」とお伝えして、アキコと私はにこやかに見送られながら戻ってきたのでした。