クルミのL型キッチン

2022.06.02

いよいよ引渡の前に塗装をするということで、Oさんのところに伺ってきました。梅雨入り前のつくばはなかなか良い風が吹いています。

「建具や棟梁が作ってくれた家具も一緒に塗ろうと思っているのです。」とお二人でにこやかにおっしゃいましたが、なかなか大変そうです。

Oさんの家は、大工さんが下駄箱から本棚や洗面台までかなり細かく家具まで造作されていて、キッチンも作ることができたのではないかというくらい。おかげさまで塗装しておかないとあとあと傷んじゃうといけない、という部分がいっぱいあるわけです。

クリーニングの水拭き後の状態なので、その造り付け家具たちは結構ざらつきが強いので、塗る前の研磨のコツをお伝えして、キッチンのほうも並行して、引出しや扉の外し方、取り付け方をお伝えしながら、塗装後の研磨のコツなどをお伝えして終了。

あとはお二人でどうにか頑張ってくださいね。次回お引越し後にお会いできるのを楽しみにしております。

と、このタイミングでお久しぶりにTさんのところにご挨拶に。

家具屋の休日

2022.05.30

写真はキッチンと食器棚の取り付け当時のもの。キッチンのタイルもまだ半分だけ貼られていて、ペンダントライトも付いていないし、リビング収納の扉も付く前の状態。

赤松の床も柱もはじめはこんなに白かったのだと、お家の建設当時の写真を見返すのも面白いですね。

暮らし始めて丸3年の我が家。

2人揃っての休日には、お家のちょっと気になるところをひとつずつ確認して、お手入れしていくようにしています。

その日々を重ねて、いつの間にか10年経っていたね、目立った不具合は無かったよね、という風に過ごしていけたらいいなと思っております。

興味のある方は動画をご覧になってみてください。

クルミの食器棚

2022.05.29

こんにちは、Kさん。

横浜の小高い丘を登ってKさんの食器棚に会いに行ってきました。

Kさんの家のそばには(歩いて10分くらいのそこかしこには)以前家具を作らせてもらった方々がいらっしゃる。

チェリーの本棚クルミの食器棚を作らせて頂いたKさん。

シーザーストーンとオークを使ったキッチンを作らせて頂いたIさん。

などなど。

ひたすら階段が続くこの町すごく魅力的で、階段から向こうの丘は見えるのにすぐ先の路地は曲がりくねっていて何かあるか先が見えなくって、それなのに生き生きと話声が聞こえたり、音楽が流れているのが聞こえたり。特に今日のように暑い日は音が滞っちゃうようでいろんなところで空気が滞っているようで、時間が止まっているよう。

そのようななかを汗を流しながら丘陵地に建つKさんのところに。

Kさんのリビングはとても良い風が抜けていて汗がスゥーと引いていきます。

納品まで生き生きと動き続けていた扉もこの場所でどうやら落ち着いたようで、反りも気にならないくらいに納まっておりました。

そして、もともと白かったキッチンとダイニングを仕切る小さなカウンターはやはりクルミに変えて正解でした。リビングからダイニング、そしてキッチンへと印象がこれほどよくまとまるとは思っていた以上でしたね、Kさん。

次は以前にお話しされていた玄関廻りもいつかクルミで印象が整うと良いですよね。

またお会いできる時を楽しみにしております。

クルミとステンレスバイブレーションのセパレートキッチン

2022.05.24

洗剤ポケットのあるシンクの印象
IHヒーターとスライドワイヤーシェルフ

先日から設置工事を行なってきたIさんの現場が明日引き渡しになります。

細かな作業が残っていたので、今日の午後に目黒のMさんの現地確認に出かける途中で立ち寄らせて頂いて、作業を終えてきました。

完了後に写真を撮らせて頂いていて、ふとバルコニーから外を見ると、緑がこんもりと繁っている様子がとても良く見えることにあらためて気づきました。

そういえば打ち合わせの時に駅からここに来るまでが結構な坂道続きで丘陵地に建つ古いマンションってすてきだなって思っていたのを思い出しました。

ふと下を見ると、人工池?プール?のようなものが。この時期ですから水は抜かれていて、たくましく日焼けしたお兄さんが黙々とその古くなった壁の補修をしているようでした。

へぇ、こういうコミュニティがまだあるのだなあ。

そういうふうに考えると、オートロックのないエントランスには、「ちょっと気難しい管理人さんで機嫌が良くない時には車が停められないかもしれません。」と言われていたちょっとおっかなそうなおじい様管理人さんが居て、(私たちの時はとても良くしてくれてありがたかったのでした)出掛ける住人の皆さんに声をかけていたり、現場の玄関の隣はなぜか上階の部屋番号が並んでいたり(メゾネットなのでしょうね。)、変化に富んで温かな古い住まいには温かなコミュニティがまだしっかり根付いているのだなあと思いました。

緑が見える南面とは別に北面には高校が近くにあるようでその大きな土のグラウンドがあって、この高さからはそこで授業している先生や生徒たちの声が良く響いてきます。

暮らしやすさは、その人それぞれの感覚でしょうけれど、きっとみんなに共通している懐かしさのようなものはあるんじゃないかな。

ここを出る時にふとそんなことを思ったのでした。

どくだみの灯り

2022.05.22

庭に出る通りにどくだみの灯りがつくと、どこからともなく猫たちがやってきては通り過ぎていくのです。

お久しぶりです、Yさん。

2022.05.22

キッチンを作らせて頂いて今年で10年。そして、もともとあった白い洗面カウンターの下にぴったり合うように収納を作らせて頂いて7年。最後は大きくなってきたお兄ちゃんたちの部屋を家具で仕切ろうということで白い間仕切り収納を作らせて頂いたのが6年前でしたね。

【完了@王禅寺のYさん】(昔のブログです。)

https://freehands.exblog.jp/17341120/

【ナラ柾目の洗面台下キャビネット】

https://www.freehandimai.com/?p=7490

そのYさんからお子さんの本棚に「棚ダボを追加したいのです。」というご相談を頂いて、ちょっとお邪魔してきました。

その前に、昨日のHさんの帰りにただいま制作中のSさんのキッチンのパックパネルとステンレスカウンターの寸法を決めるために、昨日の1日間だけ解体工事を進めてくださっていたkotiの伊藤さんに会いにそのSさんの現場に行って採寸したのですが、その修正した図面を見て、「イマイさん、もしかして・・、壁の厚みがちょっと違うかもしれません・・。」ということで、私の計測違いがあったので、今日のYさんの前にもう一度町田のSさんのところによらせてもらって再度確認。下地ベニヤが入っている分壁の厚みを読み間違えておりました・・。失礼しました。

これでSさんのほうは当初の予定通りに問題なく進められそうなことが分かり、Yさんのところを訪ねます。

前回の納品の時以来久しぶりにお会いするのですが、納品当時のままのようにきれいにお使いくださっていることに驚くとともにとてもうれしくなったのでした。

Yさん、ありがとうございます。

また準備が整ったらお伺いしますね。

飾り棚のあるクルミとステンレスバイブレーションのキッチン

2022.05.21

3月に取り付けたHさんのところにお伺いしてきました。

あのあと、Hさんご自身でオイル塗装をされたのでその様子を拝見させて頂くこととをステンレスのあたりが鋭いところをちょっと磨いたり、ガスコンロについてのご質問についてお伝えしたりと細かいところにお話に伺ってきました。

時々ご連絡頂くのが、プラスドゥのトッププレートの下にゴミが溜まってしまうということ。

そういえば昔のガスコンロって、トッププレートが簡単に取り外せて内部まで掃除ができましたよね。今のコンロはネジでしっかり止めるので、少し外しづらくなっているのですが、そのネジを外してピンで固定されているものはそのピンも持ち上げれば簡単に外せます。トッププレート自体はガス管に干渉しないので、外す際、取り付ける際にセンサー部分などに当てないように気を付けて行なえば外して掃除をしても良いのではないかと思えるのですが、説明書には外して清掃することは推奨されていないので、あくまで皆さんの判断で行なって頂くことになってしますのですが、私の自宅では汚れたら外して掃除することにしています。

そのようなお話をさせて頂いて、オイル塗布後の様子も確認して、とても具合よくHさんが使ってくださっている様子が見られてうれしかったです。

このHさんのご新居は少し変わった立地のの戸建て住宅をリノベーションしているのですが、静かで心地よいところです。屋根の勾配がキッチンに少しかかってくるこじんまりした様子も小柄なHさんご夫婦の温かな印象と相まって心地よい場所になっています。

「二人ともあまり背が高くないので、収納は上に作らないでコンパクトにしたかったのです。」という奥様の言葉が実現されたこの形。

ワークトップもガスコンロとシンクの高さを合わせるようにコンロ側を1段落として作ったり、リビング側はガラスの引き戸(コーワガラスさんの引手の印象がとても良いのです)のある戸棚ととても魅力的な場所になりました。

Hさん、ありがとうございました。

ナラのキッチンバックカウンターと吊棚

2022.05.21

今日は、ノガミ君とワタナベ君とで武蔵村山のSさんのところにキッチンのバックカウンターの設置に行ってもらっておりました。

少し前までは武蔵村山というとかなり遠く感じたのですが、このあたりの交通の便がとても整備されて驚くほど近い距離になりましたね。いろいろな場所が身近に感じられるのはうれしいことでもあります。

そのSさんのバックカウンター。当初はリノベーションをされる際に一緒に作って頂くことも考えていたのだそうですが、私たちの様子をとても気に入ってくださって、この部分だけわたしたちが担当させて頂くことになりました。

でもお話を伺うとご要望はとてもシンプル。しかし、そのご要望をこの形に辿り着くようにできた私たちの思いをSさんは気に入ってくださっていて、当初は壁から突き出る形で検討していた吊棚の印象や、キャビネットを浮かせる理由とその浮かせる見せ方、そして中央のステンレスパイプを用いた棚の用途など、やはりシンプルな形でもSさんらしさが良く表れた形になったと思っております。

手前のキッチンはトーヨーキッチンさんペニンシュラキッチン。

うまく調和してキッチンとリビングがひとつながりになったこの場所がとても良いリズムになったと思います。ここからSさんがどのようにこの家具を使っていってくださるか。

その家の色彩が入ることで暮らしが始まりますから、その様子を拝見させて頂ける次回を楽しみにしております。

おやすみ

2022.05.20

ハルが洗ったスンスンたちが早く乾くようにと寝かされている。

ナラ板目とステンレスバイブレーションのセパレートキッチン

2022.05.20

沼津のHさんのキッチンの設置工事が本日で完了しました。

学生たちの賑やかな声が響く、落ち着いた住宅街の一角に建つHさんのお宅は、どこからでも心地よく陽射しが入り込んできます。

今回はこのセパレートキッチンと突きあたりの壁沿いの大きな収納棚を作らせて頂きました。

この魅力的な空間をとりまとめてくださったのは、もうだいぶ長いお付き合いとなります平成建設のOさん。

この空間によく馴染んでとても明るいキッチンになりました。

コンロ側の右端部と突きあたりのダイニング収納がちょうど交わる部分の納まりは、設計のOさん、監督のHさん、そしてにこやかに見守る奥様と私とで頭を突き付けながら悩んだとおりのすっきりした納まりにできました。

ご主人も設置工事の初日に挨拶に来て下さって。

みんなで家を作っているって感じ。

Hさんご夫婦の表情がそのまま表れたような明るく温かい空間です。

またお引渡の時にお会いできるかな。

今日のキッチンのスケッチ

2022.05.20

今お話を進めているキッチン。

「イマイさんのことをね。今外壁の工事をお願いしている工務店さんからお聞きしたのよ。」と快活な声で始まったこのお話。

苦手とおっしゃっていたメールを駆使して、時には電話を織り交ぜながら、お話がまとまっていくと、とてもすてきなイメージを思い描いていることに気づかされて。

今ある景色の向こうをMさんと夢見ながら話は進むのでした。

今目の前にある景色は、年老いた子、賑やかな子、穏やかな子、物静かな子のチワワたちが賑やかに迎えてくれて、部屋の中を歩くごとに「なになに、遊ぶの?遊ぶの?」とうれしそうな顔して見つめてくるこれまたすてきな空間。

ここからどのようになるのだろう。

Mさんとの話はどんどん広がります。ああ、すてきだなあ、と思って話を進めておりましたが、「イマイさん、あとここがね、こっちがね・・、そうそうケーキ焼いたの。食べる?ほら、ここもこうだからね・・」と魅力的なイメージが膨らんでいくのですが、これは・・ちょっと私では手に余るかもしれない・・。

すてきにまとめてくれる人に声を掛けようかしら。

家具屋の自宅 オープンハウスで受けた質問⑦:ハニカムシェードを選ばれた理由は?

2022.05.20

我が家は大きい窓になりました。3410㎜×1570mmの腰高窓と3470mm×2360mmの掃出窓。

普通のカーテンになるとかなりのボリュームの布の束ができてしまいます。

一番すっきりみえるもの、あまり日当たりがよくないので、冬の時期に外気の断熱効果の高いもの、そして、窓枠から大きいあまり手前にメカが飛び出さない納まりのものとなるとかなり限定されてきました。

ニチベイのハニカムスクリーンのシースルーとシークレットのツインスタイルチェーン式。 本当はプリーツ幅が45mmのものが希望でしたが、プリーツ幅が大きくなるとメカももちろん大きくなります。

45mmのものはメカの奥行き86mm・25mmのものは67mm。我が家の窓枠は奥行きが77mmでしたので、25㎜のものにしました。

従来シースルー生地が上部分になるようでしたが、重々しく感じたので、シースルーが上・シークレットが下になるようにしてもらいました。 図面と建設中の現場の想像だけで悩みながら選んでいきましたが満足しています。

「お掃除ってどうされるのですか?」という質問も受けました。

外して洗濯はできませんので、先細ノズルの掃除機で埃を吸い取っています。

ハニカムの中に小さな虫が入ってしまうこともあるのですが、それも横からなぞって吸い取っています。気を付けなくてはいけないのは、掃除機のノズル先をきれいにしてから行うことです。汚れが移ってしまうからです。当たり前のことなのですが、急いでいたりするとついやってしまうことです。

今月で丸3年経過しましたが、今のところ目立った汚れと不具合はありません。

どなたかのご参考になればと思います。

節のあるオークのキッチンバックカウンター

2022.05.16

節アリのオークの突板を使ったキッチンの食器棚(バックカウンター)を作らせて頂きました。

こういう無骨な表情でもかなりすっきりとした印象にできたのは、天板を極力うすく仕上げたからかもしれませんね。板の厚みひとつで印象は大きく変わります。

そういうできあがるまで不明瞭になりやすい部分もなるべく皆さんに分かって頂けるように努めておりますが、そう感じてもらえたらうれしいなあ。

この食器棚に合わせて、隣のパントリーとなるオープン棚の棚柱や棚板も私たちのほうで用意させて頂きました。

あとはここにUさんの暮らしのものたちが置かれることでひとつの空間ができあがります、というか生まれます。そうなると一気に空気の温度が上がって温かくなるんですよね。

次回お伺いできる時が楽しみです。

Uさん、ありがとうございました。

家具屋の自宅 オープンハウスで受けた質問⑥:和室、作られたのですね。

2022.05.18

家の中を案内している時に、お客様にそうおっしゃられたのです。

30歳代くらいのご夫婦だったのですが、今の家づくりは和室を作らない人の方が多いことをその時初めて知ったのでした。ちょっとショックでした。(笑)

実家で過ごしていた時、私はベット生活だったのです。

結婚して、ダイスケさんが床に布団を敷いて寝るのを好んでいて、最初のアパートも、マンションも和室があったので、自然と畳の上に布団を敷いて寝る暮らしになりました。

自分たちの寝室を考える時にも、布団を敷いて寝て、脚が布団からはみ出たら畳が当たってほしい夫婦なので、福原さんに和室を作ってもらいました。

昔、義理の姉のご両親が畳屋さんで、マンション時代に畳の張替えをお願いしたのです。

張替えの様子も拝見させていただいて、新しい畳になった時の香りと畳の硬さというのでしょうか、気持ちよさは本当に心地がよかったです。

その部屋で、娘達の幼少期には家族4人川の字で寝ていました。お昼寝もその畳の上でしていました。

お陰様でこんなにのびのび大きくなりました。(笑)

今は高齢になられて引退されましたが、よい経験をさせていただいたこと、思い出になっています。

畳がある限りは、畳の上で眠りたいなと思っているのです。

散歩

2022.05.15

土曜日に比べてちょっと肌寒い日曜日でしたが、朝早くの仕事がひと段落したら、せっかくだからどこかに足を伸ばそうと、週の初め頃からアキコと話をしていたのですが、今考えているキッチンや家具の内容をまとめることがなかなか難しくて、このままの気持ちで出かけてはつまらないだろうと昨日あれこれ頑張ったおかげでどうにか今日のお昼前から外に出ることができました。

ただ、今から遠くへ行くこともなかなか大変ですので、以前に街道沿いに咲いていたヤグルマギクが見たい、というアキコのリクエストでそこまで散歩に。

むかしむかしまだハルもチィも生まれる前にアキコと軽井沢に出かけて、石の教会を見に行った時にふと路傍に咲いていた青紫の花を見て、「これコーンフラワーって言う花でとても良い香りがするの。ヤグルマギクとも言うのよ。」と教えてもらってから、私にとって少し特別な花で、たしかに彼女が使っているお化粧品の香りはどこか清々しくて良いのでした。

で、工房から5キロほど行ったところ、彼岸花で有名な藤沢の小出川沿いの一角にさり気なく咲いている場所があったはずです。

ということで、なるべく車が通らない静かな道をのんびりと歩いていたら、「あっ。」と大きな女性の声。

私の後ろを歩いていたアキコも「えっ。」と大きな声。

振り返ると、畑の中に私たちを見つめるキッサコさん。

辻堂に戻っていらして、たしかいま自宅の近くでお店を開いているはず。

Kissako labo&pantry

たまたま車どおりの少なかった初めて通る道で、辻堂のキッサコさんに会うなんて。キッサコさんとは、2011年にご自宅にL型のキッチンを作らせて以来のお付き合いです。少し前まで辻堂を離れて横浜で暮らしていらしたから、本当に久しぶり。4年前の年末のイベント「クレミル」の時にお弁当作りを担当してくださった時にあって以来だ!これはご縁ですね。

この場所で自分の野菜を作っていて、週末はこうして手入れに来ているのだそうです。すてきです。今度お店に行ってそのお野菜を頂かないと。

お互い忙しそうですが、楽しんでいきましょう!イマイさんならずっと大丈夫!と、変わらず強い目力で背中を押してもらって。

家具を作っていることで、こうしていろいろな場所でいろいろな人とつながっていられるというのは本当に素晴らしいことです。

おかげさまで元気を頂いてヤグルマギクたちに会うこともできたし、きちんと体の中に気持ち良い風を取り入れることができました。

さあ、明日からはまだ皆さんのところに家具を納品する日々が続きそうです。

頑張りましょう。

平塚へ

2022.05.10

このところ、日曜日がバタバタとしておりましたので、ちょっと平日に時間をもらって、アキコと出掛けてきたのです。

どこ行こうかフンフンとあれこれ考えて、南下して平塚へ行きましょうか。

まず、参道のど真ん中にアヒルが座り込んる八幡様を抜けて、いつか見てみたいと思っていた洋館へ。このあたりを仕事で通り過ぎる時に明るい桃色の瀟洒な建物が木々の間から見えていたのがいつも気になっていたのです。

通称「八幡山の洋館」と呼ばれているこの建物。バラ園を抜けて館内に上がらせてもらうと、そっとお姉さんが出てきて、「見学でしたらご案内いたしましょうか。」と声をかけてくださって、この建物の由来などを聞かせてくださいました。部材のひとつひとつがとても楽しそうに作られているように思えて、また、室内と外庭との距離が近いように感じられて、その土地で暮らしているのだなあ、という実感がより感じられるように思えるのは気のせいでしょうか。

そして、行こう行こうと思っていながらなかなか訪ねることができていなかった平塚美術館へ。前回訪れたのはアキコとまだ結婚する前だったかしら。

この美術館のダイナミックな階段が好きで、以前、専門学校の課題でこういう階段のある美術館のある町を考えたことがあったなあ。海老名の田園の中(ちょうど農業高校の向かいあたり)にこっそり地中に国分寺の配置を模したような美術館があったらいいなと考えていたことがあったのです。

今から20年以上も前ですが、当時から電車が行き交う町でしたので、そういう文化施設があってもよさそうなのに、なぜ海老名にはそういう施設がないのかなあと思っていたのです。

久しぶりの平塚美術館はやはり心地よくて、お気に入りの鳥海青児さんの作品も見ることができて、のんびり心地良く温かい一日でしたね。

夕方、工房に戻ると、みんなが慌ただしく作業をしていて、(今日はコバヤシ君も来ていて、5人で賑やかに仕事をしているのでした。)しばらくしてアイも戻ってきて、いつものように日が暮れていくのです。

家具屋の自宅 オープンハウスで受けた質問⑤:ゴミ箱収納、回収日までこれで足りていますか?

2022.05.11

皆様とキッチンのお話をしていると必ず出てくる「ゴミ箱をどこに置くか?どの大きさで足りるか?」のお話。お料理をすれば必ずゴミは出ますから、キッチンに必要ですよね。

大きさに関しては、家族構成によっても異なると思います。

みなさまそれぞれの暮らしかたとご意見をお持ちでおもしろいです。

「シンク下にゴミ箱が納まっているキッチンの写真を見て、ぜひそうしたいと思いまして。」とお問い合わせをいただく方もいれば、

「ゴミ箱を隠れたところに置くと捨てづらいし、まとめづらいのは嫌なので、みんなの見えるところ、動線上でいいのです。」という方もいらっしゃいます。皆様のお話を聞くたびにどのご意見もなるほど、と思えるので、正解の数は暮らしかたの数だけあるのだなぁと思っています。

そして、我が家は、ゴミ箱を隠したかったのでシンク下に置いています。

1枚目の写真左から、燃やせるゴミ・プラスチックゴミ・紙ゴミ、ビニール袋入れにしています。

使っているのはKEYUKAのアロッツ27Lを2つ、15.2Lを1つ、MUJIのポリプロピレンファイルボックスワイドを重ねています。右側にタオルハンガーがあり普段はタオルがかかっています。紙ゴミとビニール袋を取り出す時にまくらないといけませんが、それほど頻度がないので不便には感じていません。

燃やせるゴミは週2回、その他のゴミは週1回の回収です。シンク下の場所だけでは、プラゴミが回収日までに2回ほどあふれてしまいます。

ですので、シンク下のゴミ箱がいっぱいになってしまったら、玄関土間の棚下スペースにまとめて置いています。(2枚目の写真)

左から、燃やせるゴミを出す時のカラスのいたずら避けの折り畳みバスケットと重りの水が入ったペットボトル、生ゴミだけを入れておくMUJIの蓋つきバケツ7.5L、缶ごみとペットボトル入れにはMUJI 横開き20L 2つです。びんはあまり出ないので、ビニール袋に入れて床にそのまま置いています。

プラゴミが溢れたら、このバケツの場所に45L のビニール袋に入れ、1週間分ひとつの袋で出せるようにまとめています。

このように実際にお見せすると、「そうですよね、このふたつのスペースが家のどこかに必要になるってことですよね。」とか、

「回収日まで分別したゴミをまとめて置く場所を考えていなかったので、今気づけてよかったです。」という感想をいただいたこともあります。皆さんの気づく機会になってもらえたようでよかったです。

お家づくりの時に、細かくゴミ置き場の場所まで設計士さんとお話される機会がないという方もいらっしゃるようなので、こういう機会を活用してもらえたのはうれしいことです。

土間に置いている資源ゴミは外にケースを置いておく方もいらっしゃると思います。

我が家はプロパンガスで、交換の時の業者さんの動線上になってしまうので、家の中に置くことにしています。

土が露出しているお庭にしたので、生ゴミはコンポストでの処理も考えたのですが、我が家のような日陰の苔が生えやすい庭には不向きのようなので断念しました。

生ゴミだけ別に蓋付きバケツに入れている理由は、ゴミを捨てるたびに中のその臭いが外に漏れるからです。KEYUKAのゴミ箱は生ゴミを入れていても臭いが外に漏れることはなく、すごいなと思ったのですが、誰かがゴミを捨てて蓋を開け閉めすれば臭いは外に出ます。そうするとキッチンが臭くなってしまうので、ゴミ出しの日までまとめておけるようにこうして別の場所に置くことにしました。

どなたかがお家づくりや暮らしについて考えられる時に、我が家の様子が「こんな方法があるのだな。」と一つの例として、ご参考になればいいなと思っております。

陶板の表札イメージ

ひそかに考えているのです

2022.05.09

今月で自宅を建てて丸3年が経ちます。3年なんてあっという間ですが、それでもいろいろありました。

「建てて2年で、水没かぁ・・」と、本当にそう信じていたあの秋の台風もありましたし(ギリギリ大丈夫でしたね)、家族も増えましたし(メダカとタニシです)、お酒がおいしくなっておなかが少し出てきました。

そういう時間を経ながらもいつかやりたいねって思っていたことを、このタイミングで一つずつ数えていくことにしようとアキコといそいそと考えているのです。

まずはずっと作りたいなあと思っていたもっさりとした表情の陶板の表札。

もうだいぶ長いお付き合いの山本陶工房の山本芳子さんのアトリエにお邪魔させて頂いて、今度作らせて頂こうと思っているのです。これは楽しみです。

クルミの食器棚

クルミの食器棚とキッチン対面カウンターの取付

2022.05.07

クルミのキッチン対面カウンター

横浜駅から少しだけ離れた小高い丘の住宅地に住むKさんのキッチンにクルミの食器棚の取り付けにヒロセ君と助っ人コバヤシ君の二人で向かってもらいました。

Kさんといろいろとお話していく中で、当初ご相談頂いていたのは食器棚だけだったのですが、「ダイニングから見える風景が整って見えたらすてきです。」というお話になりまして、キッチンの対面カウンターも今までの真っ白なメラミンのカウンターから雰囲気を変えてクルミ材で制作することになったのでした。

対面カウンターを今から外すとなると、かなり大掛かりな工事になってしまうので、今までも時々施工させて頂いてた上から被せる方法で。水場の目の前ということもあって、ウレタン塗装で仕上げているので、木の動きはそれほど出ないだろうなあと思っているのですが、どうだろう、このまま落ち着いてくれると良いなあ。

-ちなみに今までの被せて作らせていただいた皆様-

はじまりは半円形」横浜 H様

色を呼ぶ暮らしのいろ」横浜 H様

かわる暮らし」横浜 W様

反対に食器棚は完成してから取付までに少しだけ時間があったので、その間は寝かせておいたのですが、やはり扉が動いていたようです・・。仕事の帰り際にちらっと覗いていくと、4枚の扉に変な動きが見られないから安心していたら、4枚とも同じように動いていたことにうっかり気が付かず。

それからは納品まで、片面を風通し良くしては反対面を良くして・・、と様子を見て、昨日反り止めを施し直してよい感じに納まりましたので、このまま落ち着いてくれたらよいなあ。

無垢材はね、その表情の良さがとても魅力的ですが、どうにも動いてしまうことは避けられないものですからそれを逃がせるかどうかがいつも悩むところですね。

この小高い丘なら気持ち良い風が吹くでしょうから、これで落ち着いてくれると良いなあ。

家具屋の自宅 オープンハウスで受けた質問④:洗面所と脱衣所分けなかったのですね。

2022.05.07

洗面所と脱衣所を分けるという選択もあるようですが、我が家は分けませんでした。30坪のお家ですし、費用も掛かりますし。その代り、朝姉妹2人並んで身支度しても狭くならないように、お風呂よりも洗面所を大きくしました。鏡の大きさ、高さ750ミリで幅2000ミリです。

ただ、お年頃の女子2人ですから、今考えると分けてもよかったのかなとも思います。

誰かがお風呂に入っている間に洗面所を使う時、家族でも長居をしないようにと気を遣います。

暮らしはじめてから感じたことですが、朝、キッチンで支度をしながら娘達の身支度をする様子が見られるのはよかったと思います。ハルチイは、キャピキャピというより、ガハガハという感じですけど、今日も元気だ、と安心します。

2人とも洗面台の引き出しを開けっぱなしで色々するので、中に髪の毛が溜ってしまいますけどね。

そして、時々こうしてドアを閉められてしまうこともあります。それでも、何か話している様子はわかるのでよいのです。

福原さんがガラスの欄間を考えてくれたので、ここで中の灯りを確認して、ドアを開けても大丈夫か確認しています。

洗面所の詳細を知りたい方は、制作例の「私のアトリエ、 まずは洗面所」もご参照ください。

ペニンシュラキッチンをリビングから見た様子

キッチンとの向き合いかた

2022.05.06

-HANA Shonanさんへの寄稿から-

3年前に小さいながらも友人と一緒にきちんと考えて家を建てることができまして、やはり自分の家に住んでみるといろいろな思いが得られるというのでしょうか、とてもお勉強になるものです。

それまではマンション暮らしでしたので、決まった空間でそこにあるものをうまく使って暮らす楽しさはあったのですが、いざ自分たちで考える家となると、やはり自分らしさを表せるようにしたいという思いも出てきます。

その中で一番気持ちが強かったのは、庭があるということ。緑が見られて、風が感じられること。

部屋の心地良さや家具の形はその次でしたね。(笑)

そんなわけで立地はあまり良くないながらも(旗竿地で、まわりは3階建てに囲まれていたりするのです)が風は抜けるし、陽射しもほどよく入ってくる心地良い場所にすることができました。

その風が抜けていくような感覚に似て、「キッチンの周りもくるくる回れるようにするとよいでしょう。」というのが友人と私が出した答えでした。

キッチンの動線のスケッチ
キッチンから玄関を見たところ

これは、今まで私もあまり実感が無くて、何となく「なるほどー。」くらいにしか思っていなかったのですが、これが実際に暮らしてみるとても良いと気づいたのです。

私も時々ですがキッチンに立つことがありまして、また二人の娘もキッチンに立つことがありますので、週末などはキッチンの周りがたいへん窮屈になる時があります。(うちはみんなでかいのです。)

一人が水場で仕事をしている時にちょっとパントリー代わりの奥の収納に物を取りに行きたかったり、誰かが火を使っている時に冷蔵庫に野菜を取りに行きたい時などぐるりと回り込むことなく、あるときなこちらから回って、ある時はあちらから回って、というように動線が重ならずにすむのです。

キッチンのレイアウトとしては、妻手側が壁に接するペニンシュラキッチンになるのですが、その壁の一部が引き戸になっていて、開けると玄関に抜けることができ、玄関からは別の開き戸1枚でリビングへとつながっているので、それらを開け放つとたちまちアイランドキッチンのように使えるのでした。

この快適さは暮らして初めて分かる心地良さだったのです。

オーダーキッチンというと、きっともっとほかにも重要なことがたくさんあるのだと思うのです。

例えば、

・調理道具を使いやすくレイアウトしてきれいに収納方法とか

・食洗機から引き出しにすぐに食器を移せるようにする工夫とか

・機能的な調理家電をうまく組み込む方法とか、

物が取り出しやすいキッチンとは

考えるときっと実際にキッチンに立つことの多い女性ならではの目線がたくさんあるのでしょうけれど、私としては、風のように心地良く動けること、庭の緑を見ながら調理ができること、そういう空気が持てることのほうがうれしかったのです。

だから、私が皆さんのキッチンを考える時は、それほど特別な形になることが少なかったりします。

その人にとってそこで過ごす時間が心地よくなるようにするには何を大切にしたら良いのかを一つずつ考えていくとあまり奇をてらう形になることはなく、むしろどこかで見たような形かもしれないけれど、その人にとっての特別な形になっていくのかもしれません。

その普段気のような形に心地よいと言ってもらえることがうれしいことなのです。

食材が並ぶステンレスバイブレーションのカウンター

設計してくれた友人の福原さんも、そういう気持ちをもうとっくに汲み取ってくれていたのですから、得意げにそしてうれしそうに「便利でしょ。」なんて、やはり照れ笑いしていましたね。

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ベッドのご相談

2022.05.05

暮らし始めて3ヶ月だったかな、Sさんのところにお邪魔してきました。

「キッチンはとても使い心地良いです」といううれしい言葉を頂いて、今度はベッドを考えているのだそうです。

見せて頂いた写真はCharlotte Perriandのデイベッド。このバランスのすてきな感じを再現したいのです。とSさん。Sさん写真を撮るお仕事をされているので、そのお目にかなうような形を表現できるか、気が引き締まりますね。

ということで、Sさんご夫婦と私の3人で、ああだこうだと悩みながら一つの原案を作れる方向でお話がまとまって。

「お邪魔しました、またまとめたらご連絡させて頂きますね。」

こどもの日にはとても良い陽気ですね。

私は京王線にひたすら揺られながら、最近車内で楽しみにしている「細雪」の四姉妹の一喜一憂を読みふけりながらもその陽気にうつらうつらして物静かな倉見まで戻ってまいりました。

アイは何しているかな・・。

斗拱

2022.05.04

ちょうど今ご相談を頂いている家具の中に「【斗拱】をモチーフにして形を考えて頂けますでしょうか。」というご相談を頂いておりました。

斗拱?って私、寒川神社の近くで工房を開いておりながら全く知りませんでしたので、調べてみると屋根を支える構造のひとつのことだそうで。

これを家具にどのように取り入れたものだろうか・・と思っていた折に目にすることができたものが、先日渋沢で参拝させて頂いた大きなスギが迎えてくれる白山神社の屋根でした。

傍らでひと休みしながら、いろいろと拝見させて頂きましたが、このようなすばらしい存在感をうまく出せるのかなあ・・と悩んでいるところです。