日記「自由な手たち」

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ブラックウォールナット柾目の壁面収納

Oさんとしてはガラスだけの扉でも良いと考えていたのですが、個人的にガラス用の蝶番で魅力的なものがあまり浮かばなくて、やっぱり框組した扉が良い印象になるって思えてしまったので、Oさんを説得して、「そうよね、私もそう思うわ。」とおっしゃって下さり、ご主人も説得してくださって、この扉にしたのは良いのですが、この細い框に合わせる蝶番も限られていて、今回はかなりシビアなセッティングとなる軸吊り蝶番を使いました。
カナイ君がかなり手間をかけた甲斐あって、とても美しい形になりました。
また、本来でしたら上下セパレートにするつもりだったのですが、設置場所は古いマンションのGLボンドで施工された壁ということもあって荷重をうまく逃がす形をきれいに整えるにはどうしたらよいかをOさんと頭をひねりながら考えたこの形はやはり美しくまとまりました。
GL壁の施工状態が少しよくなくて壁の歪みを調整しながらの取付ということで、ここでもカナイ君とても手間をかけながら、搬入から完了まで9時間ほど掛けてきれいに納まったのでした。
あとは、本日サイズを確認させて頂いた刀の鍔を置くための台を仕上げたら再びお持ち致します。
もう少しです。

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コーリアンとクルミの玄関収納

4年半ほど前にNさんの「ネコトンネルのあるキッチン」を作らせて頂いた時にお世話になった当時の監督さんであるタカシバさんが、いつものハイトーンボイスで、「イマイさん、お久しぶりです。今度こそはイマイさんに家具の製作をお願いしたいと思っているのです。」とご相談を頂いたのです。
あのNさんのキッチンの時に、私たちのことを気にかけてくださっていて、何度か家具のご相談を頂いていたのですが、時期や予算が合わなくて実現しなかったのですが、今回は、ということでIさんの玄関収納を作らせて頂けることになったのでした。
当初は真っ白な玄関収納を考えていたのですが、Iさんの奥様のお話を聞いたり、雑誌のピンナップを見せてもらうと、すこし色褪せて木目が強く表現された家具が載っていたりして、もしかしたらこういう感じが良いのでは・・、とお話を進めていくうちに、モダンな真っ白とは反対側にあるクルミと石目の印象が特徴的なコーリアンの「ラバロック」というシートを使って作りましょう、ということに。
今回はクルミの突板は思っていたよりも濃い色で仕上がり、突板もいろんな表情を出す見せ方があるのだなあとあらためて勉強になったのでした。
あとは、タカシバさんのほうで細かい壁の仕上げをして頂いて完了の予定。
お部屋全体の印象がどのようなまとまったのか見られるのが楽しみです。

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励み

「大きな機械の大きな音の中で、頭と体と感覚を駆使して作業をされているんですね。何度も定規をあててサイズを合わせたり、指先でわずかな段差を探して、整えていく、という繊細な過程には本当に驚きでした。」
「思った以上の出来上がりに感謝しています。娘も帰るなりミニデスクを使っていました。」
木工教室に参加されたHさんとTさんから製作されたものを使っている様子の写真と一緒にメールをいただきました。
参加された作家さん達からもイベントへの労いのメッセージをいただきました。
イラストレーターでもあるkamfavoのニシダさんから、「イマイさんのご家族を描いてみました。」とすてきなイラストをいただきました。
みなさん、やさしくて、あたたかい。
ありがたいご縁に恵まれていることにしみじみと感謝をしております。

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クレミル2018 無事終了しました。

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最終日は2回目の木工教室でした。午後からは、KAMfavo さんもこれからのマーケットの展示に向けて什器づくりに加わりました。
毎回思うことですが、皆様自分の思う理想の暮らし方に近づけるためにものづくりに励む姿はとてもすてきでかっこいいのでした。
「ここで1脚作ってみて、次は自分で作ってみようと最初は思いましたが無理そうですね、これは。」とお話しされたKさん。
「それでも、よかったら来年またもう1脚作りに来てくださいね!」と担当したノガミ君。
いいですね。そういう場所でありたいなと思うのです。
以前、「ここまで本格的に作業できるのなら木工教室としてじゃなくて、ちゃんとワークショップができるスペースとしてお代をいただいてもいいんじゃない。」と言われたことがありました。
仕事のあり方としてはそういう形を採ることもできるかもしれません。でもね、なんで続けていられるんだろう、自分たちが思うところって、そういうことではないって思っていて。じゃあ、なんだろうってうまく言葉では伝えにくいのですが・・。
でも今回、ショールームの手作り市にいらしてくださった方々の人数は、ちょっと残念ですが例年よりも少なかったのでした。クレミルにおいてこうしていろいろな作家さんに参加して頂いて開催して3回目の今回。
みんなで物を作ることの楽しさを表現し続けていくためには、いろいろな課題が見えてきたように思えます。これからもいろいろよい部分をもっと知って頂いて皆さんに参加して楽しいと思ってもらえるクレミルにしていきたいと思います。
この工房に足を運んでいただいた皆様、ご参加していただいた皆様、スタッフのみんな、ハル、チイ、今年も本当にありがとうございました。また来年、よろしくお願い致します!

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クレミル 木工教室2日目

2018120900320181209002クレミル2回目の木工教室です。
以前にキッチンを作らせて頂いたHさんが包丁差しと小箱、以前に椅子を作らせて頂いたKさんが踏み台、初めてご参加くださるTさんがミニデスク、Sさんがミニキッチン。にぎやかに始まりました。皆さんケガなく楽しく作りましょう。
今日はUKIさんとKAMFAVOさんもいらしてくださっています。作家さんの話も聞くことができる良い機会です。
少し寒いですが、もしお時間ございましたら遊びにいらして頂ければ幸いです。

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クレミル2018 8日目 リングノート作りと刻印ワークショップの日でした

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「好きな用紙を選んでね。これはコミック紙と言って、軽いんですよ。」
ものづくりを知る機会となる、ワークショップ。手づくり文具雑貨工房さんのワークショップはとても興味深いものでした。
紙の種類、リングを閉じる機械、目にする機会はないですものね。しかも自分でリングを閉じてノートを作れるなんて。
「今、流行っているみたいですね。レインボーペーパーシートも入れましょう。」
一度作って面白いと、また作りたくなります。
「もう1冊作る。もうすぐ友達のお誕生日だからプレゼントしたい。」そして、人にも伝えたくなる。

sora the magic hour jewelry さんの刻印ワークショップでは、真鍮とアルミの素材の違い、刻印を自分の望む位置・深さで刻む難しさ、そして、アルファベットを組み合わせて希望の形を作り出す面白さ。加工の難しさを知って、その作家さんの作品を知ると、加工技術の素晴らしさを知る。
勉強になりました。一つ一つのものを大切にしていこうと改めて気づくいい時間でした。
手づくり文具雑貨工房さん、sora the magichour jewelry さん、参加された皆様ありがとうございました。
「参加したかったのに、予定が合わず行けなかった~。」という方は、2作家さん共にそれぞれの場所でワークショップを開催(不定期)されているようですのでぜひチェックしてみてくださいね。
明日は、クレミル2018最終日の木工教室です!ショールームの手作り市も最終日です!この機会にぜひ遊びに来てくださいね!

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ネコ階段

「三匹の仔猫を迎えるにあたって収納も見直そうか。」というご夫婦で思い立って、電話をくださったHさんのネコ階段が完成。
収納というよりはネコが通る道ですね、これは。
一緒に暮らすことってとても難しいことでいろいろな苦労もあるけれど、たがいに寄り添っているんだなって思えるシーンはたくさんあって、同じくらいもらって同じくらい与えている関係なのですから、やっぱり一緒に暮らすということはすばらしいことです。
でもアイが何を言ってるのかはいまだによく分からなくて、なんでその場面でニャーというの。って感じ。
君と話せたらもっと気持ちが豊かになれるのだろうけれどね、見つめあうだけじゃ、ちょっと何言ってるかわかんない。(笑)
そばにいてくれるのはうれしいけれどね。

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ブラックウォールナット柾目を使った壁面収納

柾目の突板を久しぶりに使ったのです。
ものすごく落ち着いた印象になるのですが、扉の框の幅や家具全体の構成を、こうしてあらためて見ていると、とても整った形になったとひと安心。
ブラックウォールナットは、使い込んでいくと今よりも明るめになってくるので、それはまた大変良い表情になってくると思います。
楽しみなのです。

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クレミル2018 7日目 cocohanaflowerさんのスワッグレッスンの日でした

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昨年もクレミルでしめ縄づくり教室を開いてくださったcocohanaflowerさん。
今年は、クリスマスから長い間楽しめるようにとスワッグレッスンを開いてくださいました。
お花や植物の材料をテーブルに広げられると、ショールームいっぱいに、針葉樹の爽やかな香りが広がりました。
「飾りたいと思う場所を思い出しながら、長さやお花を選ぶといいと思いますよ。」
先生がお手本を見せながら、好きな材料を選んでまとめていきますが、思っている位置に植物を固定できない難しさを感じているようでしたが、先生にアドバイスをいただきながら、出来上がった時には、皆様「うん、かわいい。かわいい。」と満足そうな笑顔でした。
年の瀬を過ごすご家庭のおまもりになるといいですね。ご参加された皆様、カワサキ先生、すてきな時間をありがとうございました。